【シリーズ秘湯】高峰温泉 ランプの宿に行ってきた
温泉から帰ってきたら、東京の冬の寒さが身にしみました。
近年冬にはいつも着る毛布と湯たんぽを使ってるんですが、あまりの寒さに今年も解禁。
いや〜、しみじみあったかい。
着る毛布は2年まるまる使ったので一つを新調しましたが、また同じの買っちゃいました
ちなみに、以前書いた着る毛布の記事はコチラです。
真似していいよ!
高峰温泉 ランプの宿
子供の頃、実は毎年スキーをしに、高峰温泉まで行ってました。
しかしこちらの“ランプの宿”は、高峰温泉ホテルよりさらに山を登ったところ。
標高2000mの厳しい寒さの場所にありますが、古くからの伝統を頑なに守った、これまた“秘湯”の温泉地でした。
いやはや、満足度高し。
源泉掛け流し100%、標高2000mの雲上の野天風呂
チェックインは昼の1時からOKなので、早めの2時位にはすでに宿入りしたのですが、
早めに着いておいて正解。
野天風呂は夕方18時までしか入れず、朝は7時から、と時間が限られているのです。
野天風呂と言えど夜間入れる温泉宿は多いのですが、この時期すでに夜は零度と冷え込むので、こうした時間設定も仕方のないものかと。
定員は男女各4人までの早い者勝ち。
宿のスリッパをそこにあるクロックスのサンダルに履き替えて、山道を20m程歩きます。
山道の中に徐に現れる野天風呂なのですが、これが実に風情豊か。
覆いもありますが腰までしか隠さず、山の木々で隠しているだけ。
目を凝らしてよーく見ようとすると、これ男子風呂から見えてしまいそうなワイルドな作り^^;
何より眺望が凄い!
この野天風呂、温泉に浸かりながら、悠々雲海が遥か下に見える高さ。
一日目は霧が多くて雲海までは見えなかったのですが、翌日朝見たらモクモクの雲が。
思わず、『アクトレス 女たちの舞台』を思い出すような、山々の合間を縫って分厚く棚引く雲の姿。
ただ、そこで驚くべき情報が。
定員4人のところ先に女性風呂に3人が入っていたのですが、彼女たちが言うには、ここのお風呂はシャンプー・石鹸が使えないというのです。
彼女たち曰く、「ここの宿の素晴らしさは気に入ってしまい、2泊したい位だったけれど、少し厳しいよね」なんて言うのです。
他にも、宿のお客さんで2泊した人と話したのですが、二日目だとすでに頭が痒い…などと言っていたそうです。
山に汚水を流さないように、シャンプー・石鹸を使わないように徹底しているのは、宿の方針なのだとか。
詳しくは、宿にこんな掛け紙がありました。
何故この宿でシャンプー・石鹸が使わないことにしたかの理由が、ここに書いてあります。
ちなみに、洗い場で使われている“創生水”についてはこちらに詳しくありました。
まあ…。
普通のお客さんだったら結構驚くかと思います。が、実を言うと私はこんな記事を書いたことがあるのです。
実はすでに私は、5年ほど前からシャンプー・石鹸をやめてしまっていたのでした。
ちなみに今でも続けています。
シャンプーを使わずとも、髪の油分は水だけで十分落ちます。
シャンプーが頭皮にある油脂を必要以上に落としてしまうので、シャンプーを使っている人は、それを補うために頭からよりたくさんの油脂が出るのです。
だから、毎日頭を洗わないと痒くなる。
ところが私はお湯だけで洗ってすでに5年も経つのですが、一日・二日頭を洗わずともそれほど頭は痒くなりませんし、フケも出ません。
いや、毎日洗っていますが、たとえ一日位洗わなくても痒くはなりません。
もうこの状態に身体・頭が慣れてしまっているせいかと思います。
ただ、髪を染めたり美容院に行ったりすることが一ヶ月に一度程度あるので、その時だけ前日にシャンプーを使ったりします。
…と、話が随分逸れましたが。
ちなみにご紹介ついでに、この宿の方針と思われる他の文言もありましたので、こちらも載せておこうかな。
高い山の上で宿を営むのは、想像以上に大変なことであるというのが良く分かる、いい文ですよね。
人気が高く、リピーターが大勢居るのが分かる野趣・そして人間味溢れる宿でした。
フロントの近くにある休憩所に、野鳥のための餌小屋が見えるのですが、
朝食の前にここで、宿の人によるちょっとした野鳥講座が開かれていました。
柄杓で汲む熊笹茶を頂きながら、野鳥についてのお話も楽しい。
夜には、星座講座もありました。
普通のサイズとはとても思えない大きな天体望遠鏡も使いながら、星たちの説明。
零度という気温の中なのですが、プラネタリウム好きとしてはすごく面白くて、思わず夢中になってしまいました。
星ばかりか、月もこんなに綺麗に見えましたよ。
月のクレーターがそのまま見える位でした。
寒さのために上がった人のために、そこに用意していたのが五平餅と蕎麦茶。
暖炉で自分たちで焼いて、味噌をつけて食べます。
長野と言えばどこも五平餅なのですが、自分で焼いた、そして長時間寒い中外に居た後での、囲炉裏焼き五平餅は格別でした。
ちなみに、翌日はチェックイン後荷物を預け、昼からトレッキング講座もあったそうです。
チェックインが済んだお客さん、山を歩いたお客さんも、お風呂に夕方まで入っても大丈夫とのことでした。すごい太っ腹サービス。
次回は、山の準備をして来てみたいなあ、と思いました。
ちなみに、野天風呂は18時までと早いのですが、宿には他に1階と2階の2箇所にお風呂があり、24時間入れました。
温泉の泉質もとても良いので、思わず一泊で5,6回お風呂に入ってしまいました。
「秘湯を守る会」に入っている宿なので、もちろん源泉掛け流し100%。
泉質は、単純硫黄重曹系でした。
妙義山 中之嶽神社
温泉に行く前には妙義山に寄りました。
ここからは温泉の前後に行った観光地・お店について。
中之嶽神社の大黒様は、日本一の大きさを誇るとのことです。高さ20m、重さ8t。
山門から入って、参道は100段位?(数え忘れた)階段を登ります。途中に大黒様がすぐそこに見える。さすがにデカイ。
さらにここから山道を少し登ると、右に660mで見晴台。
左に200mで轟岩があるとのことで、行ってみようとしました。
しかし、この「200m」、実は上に真っ直ぐ200mだから案外大変。
この轟岩、かなり本格的な鎖場だったのです。
想像以上にキツかった。
私は女性用の肩がけバッグを持ってきてしまったのですが、これは大きな失敗でした。
今回は諦めましたが、次回行ってみようかな。
鎖場を登るにはバッグは下の駐車場に置いて、手袋が必要でした。
ちょっと普通にないような崖が楽しめそうですよ。
また、妙義神社へのトレッキングもここから出来るようになっていて、妙義神社へは10kmの山道でした。
ヴィラデスト・ガーデンファーム・アンド・ワイナリー
ワイナリーを兼ねた、カジュアルフレンチレストランでした。
庭にはヤギも居たり、ハーブ園のお庭がすごく可愛い。
この近辺では大人気のレストランのようで、あっという間に満席になっていました。
特に、窓際の席は人気が高そう。
まあ、ランチの内容としてはまあまあかな。
お土産にオーガニックワインを買いましたが、これがなかなか美味しかったですね。
職人館
こちらは翌日のランチ。
佐久インターからかなり遠い蕎麦屋さんでしたが、ここも結構人気のお店のようでした。
開店と同時に行ったのに、東京からの車がずらり並んでいました。
頼んだのは「蕎麦と他になにか欲しい」コース。
豆腐、サラダ、十割蕎麦で2600円。二人分には少し少ない量。
野菜とチーズのリゾットも頼みましたが、これはまあフツウ。
ちゃたまや
平飼いの養鶏場兼卵製品のお店。
シュークリームはダブルクリームと、プリンがまるごと入ったプリンシュー。
ホンジャマカの石塚も番組で来たそうです。
ちなみに、長野にはホンッットにポケストップが少なかった。
山の中に入る前からぜーんぜん無し。
でもおかげで、置いたポケモンはまだ戻ってきてません。
目指せ2週間防衛!(現在、5日間防衛中)
(山の向こうに見えるのが私のカビゴンです。)
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とらねこさん☆
またまたディープな秘境温泉に行っていたのね!
月も大きいし、ほんと見事な景色で素晴らしいわ~
ところで20mの山道は浴衣で歩くの?裸で歩くの??(笑)
あと内湯のほうもシャンプー使えないのね?徹底して環境を守っているのも、とらねこさん好みかも!
ノルウェーまだ〜むさんへ
こんにちはっ♪
そうなの!内湯もシャンプーもリンスも石鹸も、洗顔フォームの類も全て使用禁止。
その代わり、上に書いた“創生水”とやらで汚れを落とすことが出来るそうで。
「洗濯はどうしてるんですか?」って温泉宿の主人に聞いてしまいました。
そしたら、重曹とクエン酸、創生水で洗濯をしているそうです。
私はちなみに、海を汚さない洗剤「All things in Nature」を使っています。
この洗剤だとすぐに生成分解されるので、海を汚すことなく、排水口の汚れも落とすんですよ。
山道は、浴衣を着て行きます。
簡単ですが、脱衣所と下駄箱もあるの。