とらねこのオレアカデミー賞2015
新年の抱負は年明け前に言うと、鬼に笑われるんでしたっけ。んじゃ、やめとこう。
さて、年末のアレがやって来ましたね。今年一年の包括!
これを入れたいあれも入れなきゃ、と毎年散々悩んでいるんです。たったの10本しか選べないので。
だから大好きな作品がベストからこぼれてしまったりしちゃうんですけれど、それもまた、苦しく楽しい作業。
今年の総本数は、劇場鑑賞220本・自宅鑑賞306本の、計526本。
まだまだ未見の旧作がとてもたくさんあるので、劇場鑑賞は200本程度にして出来るだけ自宅で見よう!と計画していたのです。
来年もそんな風に見ようと思ってます。新作は、ハリウッド作品や邦画だったら、すぐにソフト化される訳だし、もしかしたら好みに合わないかもしれないものを、急いで見たって仕方がないもの。
ベスト選出するポイントとしては、
その時楽しい作品であるだけじゃなく、後のち残るものをここに並べたいんですよね。
見終わったすぐ後と少し経って冷静になった後では、評価って変わってくる。
好きでやってるだけなんだけど、よくよく考えると評価ってむずかしいですね。
という訳で早速、今年のベスト10を投下。
「みんなと同じものを選んでも仕方がないから」という理由で、いつも違うものを選んでしまう傾向のあるベスト。でもこの圧倒的な作品を選ばずして、今年は終われない。
2. 野火
塚本晋也の孤高。“娯楽”であり“商業作品”である映画において、いかに自分らしくあり続けるか。映画業界では誰もが考えていることだが、日本でそれを貫くのがいかに難しいことだろうか。今の日本映画に重要なのは誰か、改めて分かった今年。
3. イマジン
眼の前に広がる映像を見ながら、同時に“想像“させる豊かさ。視覚情報だけではない五感に訴えかける。幾重にも拡がる世界観。こんなものを初めて見ました。これをベストに選びたかった気もする。
4. アクトレス 女たちの舞台
原題である、「シルスマリアの蛇」が何を表していたか。これは怖いですよ。女性の誰もがいつか対峙する、老いという問題。認めた瞬間に自意識が崩れ去るような、そんな危険性を孕んだ恐ろしい問題なのです。
5. 名もなき塀の中の王
父-息子関係というのは、1人の男がこの世に生まれ、先ず最初に意識するものであり、この形こそアイデンティティに大きく影響するもの。だからこそ自分は、このテーマに大きなものを見出したのです。自分にとって重要な作品。
抱腹絶倒の大騒ぎドタバタコメディ。大晦日に毎年これを見たいぐらいかも笑。もうしっちゃかめっちゃかなのに、最後あり得ない大団円。スペイン人の激しさには呆れるばかりなのに、癖になりそう…。
7. タクシー
「自分にしか見つけられないものを撮れ」。パナヒには思いきり鼓舞される。現実と虚構を侵食する面白さ。今年自分にとって一番印象に残ったのは、この二者間で曖昧に揺り動き、その裏側から立ち昇るものだったのです。この問題については、是非他の方と意見を交わしたい。
「これ以上生きていけない」と思うほどに傷ついたり、生きるために軌道修正が必要だと感じたことはあるだろうか?この作品は、そういう人にしか響かない。
9. おみおくりの作法
これは素晴らしい余韻映画。ラストのクライマックスで全ての符号を得て、いきいきと映画が輝き出す。この瞬間はまるで奇跡のよう。一度もスポットの当たらない人生に光を当てた映画。私はどうやら、こういうものに弱いらしい。
10. 君が生きた証
被害者と加害者が居る。被害者にも加害者にも親が居る。この方達に責任はないのに、世間は何かと彼らの責任を問いたがる。一番救われないのは誰だろうか?誰も描かない問題を描いた、ウィリアム・H・メイシーに拍手を送りたい。しかもこれが初監督とは!
次点
『プリデスティネーション』『Mommy』
旧作ベスト(今年の初見)
- 炎628
- エボラシンドローム 悪魔の殺人ウィルス
- 妻たちの性体験 夫の目の前で、今…
- ショア
- サラゴサの写本
- 天使
- アバウト・タイム 愛おしい時間について
- ライト・スタッフ
- 僕の伯父さん
- ネクロマンティック
次点
これまで一度もやったことなかったけれど、今年は初めて旧作ベストを作ってみた。
うーん、新作にも増して、順位なんて付けられないですね。
全部一位でもおかしくないし、リアルタイムで見たら、その年の一位になりそうなものばかり。
などと言いつつ、来年もはりきっていろいろ旧作を見たいなあ。
2015/12/30 | とらねこのオレアカデミー賞
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コメント(38件)
前の記事: 『独裁者と小さな孫』 悪政と血の革命の行き着く先
とらねこさんほど沢山の作品をご覧になっていれば、
10本選ぶのはさぞや大変でしょうね^^;
>好きでやってるだけなんだけど
>よくよく考えると評価ってむずかしいですね
仰る通り!
だから毎年皆さんのベスト記事を読んでは
ただただ感心するばかりです。
今年は思い切ってコメントさせていただき
こうしてとらねこさんとお話することが出来て
本当に嬉しかったです。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
お~!ワタシが選んだベストワンと同じ『マッドマックス』だ!
ワタシはこれを観た6月に、すでに今年の1位になる予感がしてたんです。
敢えてアナログにこだわった監督さんやプロのスタントマンたちの競演など
そして必要最低限だけCGを使う妙技に唸りましたよ。
劇場と自宅鑑賞で500本オーバーですか。凄い!!!
旧作ベストに『炎628』も嬉しいです!
ここ最近ロシア映画に興味津々なんですけど、シネコンじゃ掛からないのが辛いところです。
今年もお世話になりました。
また来年もよろしくお願いしましね^^
こんにちは。
今年もとらねこさんのところを参考に映画を観ることが多かったです。
「アクトレス」や「おみおくりの作法」などは私もベストテンに入れます!
来年も同じ映画を観て語りたいのでどうぞ宜しく!
P.S
「ディーン」を観ようと思たけど、ディーン役があまりにも本人とかけ離れているので・・イメージ崩れそうでやめました~
amiさんへ
amiさん、今年は初めて話しかけてくださり、本当に嬉しかったです。
今年一年、大変お世話になりました!
10本選ぶの本当に難しいんですよね。
なので、amiさんの5作だけ選ぶという姿勢に驚いてしまいました…。
ホラーのお嫌いなはずのamiさんが、まさかまさか、八仙飯店之人肉饅頭に反応してくださったり…!amiさんにはいつもビックリさせてもらってすごく楽しかったです!
来年もどうぞゆるゆると宜しくお願いします。
とらねこさん、いよいよ明日から2016年なのね。
今年のベスト、いつもながらだけど、まだ見てない映画が一杯です。
トコトコと後ろから追いかけて行きますね^^
9位のお見送り・・だけが一緒です。
あと次点のmommyも。
来年もまたよろしくです(^^)/
年末年始は帰省なのでスマホからしか読み書きできず、多少不自由。
10本のうちでは『マッドマックス』しか観ていません。私は何位にするかな〜?
見た総本数にビックリです。私は155本でした。
来年もよろしくお願いします。よいお年を〜。
おお、「野火」より上なんだ。
確かに「マッドマックスは」今年最大の事件でしたもんね。
「イマジン」は見逃して損したかなあ。
来年もよろしくお願いします。
こんばんは
個人的に今年の映画事件は皆様が絶賛する「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を理解できなかった事と戦後70周年にも関わらず、とらねこさんの思いの入った「野火」を観なかった事。
大岡昇平の原作を読むか、市川昆の方を先に観てからと申し上げておきましたが、正月に渋谷で「見逃した映画特集」にかかるんですね。角川の市川昆特集の方が後になってしまいますが正月休みに渋谷で観る事にします。(気が変わらなければ、ね)
あそこはスクリーン小さいけれど一応劇場鑑賞って事で・・・
とらねこさん☆
あけおめ!!
ああ、ついに明けてしまった~~っ
昨年はお世話になりました。美味しいフレンチまた行こうね♪
さて、とらねこさんのベスト10は何より楽しみだったの。
1位がマッドマックスで私と一緒~~!!
観てない作品も多いけど、さすがとらねこさんチョイスね☆
今年も素敵な映画にいっぱい出会えますように!!
itukaさんへ
あけましておめでとうございます〜!
今年は例年以上に交流が深まって、仲良くさせていただき
とても楽しかったです〜!
マッドマックスは私も初見から、これが今年のベストになっちゃうなーと思っていました。
炎628を見たことあるのはさすがです!これにはぶっ飛びましたよ。
どうやら、DVDが安く売ってるようですよ。でもブルーレイが欲しいなあ、どうせなら。
その内販売が決定したり、しないのでしょうか?
昨年中は、たくさんのお褒めの言葉もありがとうございました。。
正直、itukaさんの妄想が私の実像よりずっと勝っているようで、時々めっちゃ冷や汗かいてます(笑)
これじゃあ、itukaさんにお会い出来ないよ…(泣
どうぞ今年も宜しくお願いします!
cinema_61さんへ
あけましておめでとうございます〜!
今年も大変お世話になりました。
アクトレスが入ると聞き、とても嬉しいです!
この作品の本当の凄さを、男性の中にはよく分からない人が居るようで残念なんです。
『ディーン』は、良質の映画を嗅ぎ分けるなかなかセンスのいい方がこれを勧めていたので、私は結構楽しみにしています。
新作が減り気味で、変わった映画を喜んでチョイスしてしまっていたりして、時々申しわけないなあ…と思っています。
cinema_61さんがミニシアター系の映画を好まれているのは、私にとってとてもうれしいことで、
cinema_61さんからコメントは毎回とても励みになります。
どうぞ今年も宜しくお願いします!
latifaさんへ
あけましておめでとうございます〜!
例年以上に、今年も大変お世話になりました!
いやいや、latifaさんは私のお気に入り作品を翌年、お家鑑賞で選ばれたりしているので
嬉しくて、ついつい遊びに行かせていただいてます。
『おみおくりの作法』は一緒で嬉しいなあ〜
私はこれを見た後、広島の町をスーツケース引きずりながら、泣きながら走った思い出がw
どうぞ今年も宜しくお願いしますね!
ボーさんへ
あけましておめでとうございます〜!
スマホからありがとうございます。
私も昨日実は、帰省しながらとある方のブログを、スマホでコメントしようとしたのですが、いろいろトラップがあって3度も失敗してブチ切れそうになってました。。
今年は自宅鑑賞が結構多かったです。でも、未見作ってどんどん増えていくんですよねぇ…
ボーさんのように昔の作品をちゃんと見ている人なら、旧作ばかりを追いかけなくても済むと思うんですけど。
実際、シネフィルの人はあんまり映画見ないもんね。
昨年中は大変お世話になりました。
今年も、どうぞ宜しくお願いします!
ノラネコさんへ
あけましておめでとうございます〜!
そうなんです。本当は野火を一番上にしたいのはやまやまなんですけど、マッドマックスを上にせざるを得ませんでした。
まあ、しょうがないですね。
イマジンは見て欲しかったなあ…。これをベストに入れている人、twitterで時々目にしますよ。
多分退屈な映画だと思っているでしょう。
全然違うのにー。
昨年中は大変お世話になりました。
今年もどうぞ宜しくお願いします!
imaponさんへ
あけましておめでとうございます〜!
imaponさんがマッドマックスをハマれなかったの、私には全く気持ちが分からなくて…
ほとんど居ませんよねえ。でも、確かに私もTOHOで二度目に見た時はそれほど最高とは思わなかったので
極爆で見たのが大きいかなあ、と思ったりします。
そして、やったあ!野火をUPLINKで見て下さるとのこと、とても嬉しいです!
この間まで下高井戸でやっていたんですよね、あそこならスクリーンもすごく大きかったのですけどね…。
UPLINKは私も先日見逃し映画で見に行きました。
ファクトリーの方も2Fの方も、座席を改良したようで
昔より見やすくなってますよ!
昨年中は、大変お世話になりました。
どうぞ今年も宜しくお願いします!
昨年もお世話になりましたー。こうやって年末年始のあいさつをかわすようになってもう7,8年経ちますかね? 感慨深い…
マッドマックスと野火はわたしも思い出に残る二本となりました。観終わるとお水とお肉がことさらおいしく感じられる映画。あたりまえにご飯が食べられるということは本当にありがたいですね
炎628は他からもいろいろ絶賛の評を聞き、いつか観てみたい作品です。それでは来年もどうぞよろしく~
とらねこさん、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いしますね。
私は劇場鑑賞はまだ正確には数えていないけど、例年通り150本前後だと思います。
自宅鑑賞は30本程度かな。
とらねこさんの鑑賞本数凄い☆
私も観た直後よりも後になっても余韻が残る作品がベストに入りやすいです。
『グラン・ノーチェ 最高の大晦日』は評判良かったので観たかったけど、
大阪会場では上映がなくて観られなかったんですよね。
一般公開決まると良いな。
P.S.
『ぼんち』って市川崑監督で市川雷蔵主演の日本映画ですか?
10年ぐらい前に市川雷蔵の出演映画にハマっていた時に観た記憶があります。
ノルウェーまだ〜むさんへ
あけましておめでとうございます〜!
今年もこの季節がやって来ましたね。
ノルさんも今年、映画ベスト記事をUPされたんですね。
“思いついた3本”というのも面白いベストです!
でも、ノルさんは今年結構たくさん見ていたし、10本選んでしまってもいいのにー、なんてちょっぴり思ったり。
美味しいフレンチ、またよろしくお願いします〜!
もちろん映画でもいいし。
今年もどうぞよろしくお願いしまっす!
とらねこ姉さん、あけましておめでとうございます☆
もはや年に一度しか登場しないレアキャラなオイラで
あります。(^^ゞ
自分のブログが書き終わったんで来てみたら、おお!
マッドマックスが入ってるぢゃねぃですかぁ!!!
それだけでもう「やっぱ姉さんだ♪(* ̄▽ ̄*)」って
感じでなんか嬉しいッス!
つか、ここにコメントに来たみなさんもマッドマックス
が高評価なのが感激!パラダイスか?!(笑)
なんだか世の中はどんどん騒がしい方向に向かってる
感じで落ち着かないけど、やっぱり今年もお互いに
ゆるゆるまいりましょうね~♪
頑張らないことに頑張る!
ではでは、また。忘れたころに登場します☆
SGA屋伍一さんへ
あけましておめでとうございます!
本当ですね。SGAさんはブログ開設の翌年位からの付き合いですから、それぐらいになるんですよね。
案外長い付き合いになったものだなー。
ブログは辞めた人もSNSに移行して行った人も多いことだし、こうして年末に挨拶をする方だけでも随分と減ったものですよねー。
見終わった後、お肉とご飯がことさら美味しくなる映画ですか…マッドマックスは母乳が飲みたくなる映画ってことですかね?
ではー、『グリーン・インフェルノ』も良いかもです。
『炎628』の方は、安く販売し始めたらしく、twitterでも噂になってますよね。
でもこれほど、劇場で見て欲しいものは無いかも。
という訳で今年もよろしくお願いします。
あけましておめでとうございます。
毎年、膨大な鑑賞本数から良質な作品を選定していらして、圧倒されるとともに、私はそれほど観れてないので、反省することしきりです。
ベストに選ばれてる作品の中でも、未見のものがいくつもあるので(とくにパナヒの『タクシー』!)、ヴィデオ・フォローなどの際に参考にさせていただきます。
まあでも、やはり今年はなんといっても、マッドマックスFRでしたね…。
とらねこさんのセレクションは、もちろん多角的な観点から判断されているでしょうけど、たぶん社会性に深く関係していて、とりわけ日本の閉塞していく現状への不満を反映している面も大きいという感じがしています。私もそういうところありますので、なんとなく分かります。
また、そのように不満や疑問に思ってることを、どんどん表現していくところも素晴らしいと思っています。
最近は市川雷蔵作品をご覧になってたとのこと、私も以前よく観てましたので嬉しいです。とくに『ぼんち』は雷蔵が企画して主導した作品らしく、女性の板挟みになる屈折した役を演じているあたり、イーストウッドにも近いかもしれません。私は『ぼんち』みたいな、あまりシリアスにならない雷蔵が好みで、濡れ髪シリーズや、『雪之丞変化』、プレイボーイの『切られ与三郎』なんかの作品が好きでした。
普段の記事では、自分が鑑賞したものはだいたい読んでいます。引き続き、更新楽しみにしています。
2015年500本overですか!
Filmarks読んでて相当数とは思ってましたがw
マッドマックスは、いい映画だし好きなんだけど、
何というか好みかって訊かれるとちょっと違うかなって。
もっと語れるくらいじゃないとたぶん上位にはいかないだろうし、誰かが選ぶからいいやって外しちゃいました。
それよりも『イマジン』『バードマン』のカタルシスの方が好きだったもんで。
『おみおくり』『1600キロ』も素敵でした。
『アクトレス』は迷ったんだけどね・・・。 15本くらいなら入りましたが。
今年もよろしくね~
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
未見の作品が多いので、凄く興味深い10本ですよ。
自分が見た作品も数本入っている中では『野火』の素晴らしさは、改めて塚本晋也監督が日本映画の宝であると感じましたよ。
そしてウィリアム・H・メイシーの初監督作品も地味でしたけど、いい作品だったのは確か。
次はどんな作品を撮ってくれることやら、楽しみですね。
BCさんへ
あけましておめでとうございます〜!
BCさんは見た本数を付けてはいないんですね。
私は2011年からEvernoteにメモするようになり、13年からはGoogleスプレッドシートに保存している、というクラウド頼りですよ。
そうなんです、『グラン・ノーチェ 最高の大晦日』は東京以外の会場ではやっていなかった作品なんですよね。
せっかく注目してくださったのに見る機会が無かったとは、寂しいです。
ただし、これをベストに入れている人は、私が知る限りでは自分しか居ないようですが…。
BCさんも8代目市川雷蔵にハマっていた時期があるんですね!
私は初めに見たのは『陸軍中野学校』だったのですが、こちらは現代劇なので、さほど彼の良さが引き立ちませんでした。
『ぼんち』では一気に心惹かれましたよー。
あの作品も彼の演技も素晴らしいものでしたよね。
こちらこそ、今年もどうぞ宜しくお願いします!
ガンヘッド♪さんへ
あけましておめでとうございます〜♪
本当ですよぉー!ガンちゃん、全然顔出してくれなくて寂しい…。
マッドマックスFRについては、大好きだった人が多いけど、「あえて自分のベストからは外す」的な人が多いですよねー。
「1位はこれじゃなくて違うものにしよう」的な。
先日会った若い映画監督さんが「野火を一位にしたい!だけど今年は、どうしてもマッドマックスかなー」と言ってて、
「おお〜、私と一緒や!」と思いました。
ちなみにこの2つをチョイスしたのって、大根仁監督と映画評論家の柳下毅一郎で、この二人は今後も信用していこう…と思った私でしたw
タランティーノもマッドマックスFRが一位でしたね!
そうそう、がんちゃんにご報告しなくっちゃ。今年『ガンヘッド』見ました。
私は原田眞人監督とあんまり肌が合わないのか、ちょっと置いて行かれる部分がありました。。
「頑張らないことに頑張る」、本当にその通りですよね。
私もゆるゆる行きたい。なんだか、2015年は結構汲々とした気持ちになっちゃった。
はぁ〜、自分らしく行きたい。
ガンちゃん、素敵な言葉をどうもありがとう!!
k.onoderaさんへ
あけましておめでとうございます〜!
小野寺さんは2015年は大変忙しく活動されていましたから、映画の鑑賞本数が減ってしまったのは仕方がないことですよね。
もともと持っていらした知識を磨き、ブラッシュアップする時間の方が大切ですもの!
私の方は、映画を楽しく見てダラダラした感想を相変わらず書いているだけですから^^;
映画に描かれた社会性に目が向いていた、というのはおっしゃる通りだと思います。2015年という年だったからこそ、そうした面が多分にあったのかもしれません。
ただ、そう思っていた自分に衝撃だったのは、『サラゴサの写本』との出会いでした。やはり自分は、「夜の夢こそまこと」という人種であったと(苦笑)
ああ、この作品きっとonoderaさんもお好きだと思います!
市川雷蔵のお勧め作品もありがとうございます!なにせ厖大で、どれから見ればいいかと途方にくれていたところだったので。
『ぼんち』にはそうした背景があったなんて、ますます雷蔵を好きになってしまいそうです。短い人生で映画に没頭した、才能の人だったんですね。
雷蔵作品は、onoderaさんのお勧めから真っ先に見たいと思います。
更新、こちらこそ楽しみにしております。今年も宜しくお願いします!
rose_chocolatさんへ
あけましておめでとうございます!
例年、自分のベストは他人と3本被ったことが一度も無かったんですが、今年はえいさん、roseさん、ノルウェーまだ〜むさんと3人と被りました。嬉しいですね。
でも、roseさんと被ったのはroseさんが今年例年より少なかったせいもあるかもしれませんね。
『アクトレス』は、あの恐ろしさがたまらなく好きですね。これ、同じ題材で描いたら誰もアサイヤスのように上品には描けないと思いますよ。これは通年であれば、一位でもいいぐらい私は好きです。
これは同じテーマで、いろいろな監督のものが見たいですね。ハネケとか面白そうだなあ。
今年も変わらずよろしくお願いします!
にゃむばななさんへ
あけましておめでとうございます〜!
『君が生きた証』は、今年新作だったものを年末に拾い上げる作戦で見て、とても驚いてしまいました。
二度見て、しばらく時間が経って、「やはりこれはベストに入れるべき作品だ」なんて。
俳優が撮った映画は1作目はやはりDVDスルーしよう、と『ロスト・リバー』を見てつくづく思っていたところだったので(苦笑)
これは、巨匠が撮ったら誰もが絶賛するような作品だったと思いますよ。
ウィリアム・H・メイシーの今後の作品が、本当に楽しみになりましたね。
自分を映したショットはもう少しサイズ小さめか、少なめでもいいんじゃないの?とは思いましたけどw
こんにちは。
『イマジン』は刺激的な映画でしたよね。
あのラストをどう解釈すべきか、
そこが大きなポイントのような気がします。
『名もなき塀の中の王』。
これでいよいよおススメしたくなりました。
『サウルの息子』は、
いままで観たことがない映画。
もし、昨年公開されていたら
キネ旬のベストワンもありえた、
そんな問題中の問題作です。
ぜひ!
えいさんへ
あけましておめでとうございます!
『イマジン』は、私は感想を書いたのですが
http://www.rezavoircats.com/2015/05/17764
ラスト間近の船のショットは、「見えていなかった者が見える瞬間」と解釈しました。
普段から当たり前のように見えている者にとっては、当然のように「景色を」見ているつもりで、でも建物の向こうのあそこへ船が通ったことに、まったく注意を払いません。だから、「船なんて通らないよ」ということになったのでは、と。
つまり、「健常者には決して見えない景色」なのでしょう。本当は注意してみれば当然見えるはずの景色であるのに、それにほとんどの者が気づかない。
だから、目の見えない者にしか「聞こえなかった」音であり、「見えていた」風景なのだ、と解釈しました。
『名もなき塀の中の王』、本当に面白かったです!これ、twitterでもとても評判が高かったですね。
『サウルの息子』はカンヌのグランプリなので、初めから行くつもりでしたが、フランスで映画を学んだ友人がとても面白かったとメールがありましたし。
えいさんもお勧めなんですね。より楽しみになりました。
これまた楽しみにしています!
とらねこさん、あけましておめでとうございます。
旧年中はありがとうございました。
ベスト拝見しました。
『わたしに会うまでの1600キロ』のコメントに激しく共感します。
この映画、響かない人にはむしろ反感買いそうな作品ですよね。
私もベストに入れました。今年も弱くてヘタレな自分なりに、生きて行こうと思っています。
とらねこさんのバイタリティには、いつも励まされています。
今年もいろいろ教えてくださいね。^^
とらねこさん
遅ればせながらあけましておめでとうございます。
先に訪問していただいてありがとうございました。
「野火」は劇場で見逃してしまって・・・・
DVDになったらぜひチェックしたいです。
「おみおくりの作法」が入っていて嬉しいです。
そうそう,まさに「余韻映画」の傑作ですね。
>一度もスポットの当たらない人生に光を当てた映画
↑「言い得て妙」な表現だと思います。
主役の俳優さんは名脇役というポジションの方だと思いますが
この方を主役に持ってきたところもいいですね。
今年も鑑賞数はとらねこさんに遠く及ばないと思いますが
作品が被ったらまたいろいろお話できたらと思います。
真紅さんへ
今年も宜しくお願いします!
真紅さんも『わたしに会うまでの1600キロ』が一年の最後に残るほど沁みたと聞いて、とても嬉しいです。
なるほどそうですか。この作品は、反感を買うこともあるかもしれないんですね。それは気づかなかったです。
ジャン・マルク=ヴァレの描く人物って、自分にはとても強く共感を呼び起こすことが多いのですが、
でも自分が多数派である、と感じるいわゆる“普通の”人々には、分かってもらえない感覚があるかもしれませんねえ。
この人の作風って割とその手のマイノリティ感覚に満ち溢れてますもんね。
>弱くてヘタレな自分なりに、生きて行こうと思います
私も本当にその通りです…。
出来ないことは出来ないなりに、何とか上手くすり抜けていきたいなあ〜。
ななさんへ
今年も宜しくお願いします!
はい、『野火』の感想、楽しみにしてますね。
『おみおくりの作法』、なんとキネ旬のベストにも入りましたね!
自分は、ブロガーさんのベストにこの作品が並んでいるのを見て、実は驚いていたんです。
だって、twitterではあまり見なかったんですよ。
でもキネ旬のベストに入ったから、見ていなかった人も今後注目してくれそうですね。
そうそう、エディ・マーサンが主人公だ、という事自体この作品の珍しさでもありましたね。
地味ながら、忘れられない傑作だと思います。
今年も、またよろしくお願いします!
とらねこさん、遅くなってしまいましたが、明けましておめでとうございます。
ご無沙汰しております。
年間の鑑賞本数、ものすごいですね!
私は最近はかなり減ってきてしまいました・・・。
「マッドマックス」は良かったですよねー。
CG満載のアクション映画が多い中、ガチで肉体を感じる映画でした。
オリジナルのエッセンスを正しい方向にグレードアップしている感じがしますね。
「スター・ウォーズ」もそういう感じがしました。
今年もよろしくお願いします。
はらやんさんへ
あけましておめでとうございます!
はらやんさん、お久しぶりです。
お元気にしていらっしゃいましたか?
最近お会いしていないので、また久しぶりにご一緒したいです。
マッドマックスFR、なるほどはらやんさんから見れば、EP7も正しい方向性ということで”等価”でしたか。
奴隷商人呼ばわりはちょっとね…言い過ぎですよ。
何にせよ、自分で売ってしまったのが悪いんやん!
こちらこそ、今年もよろしくおねがいします。
書きました!
さあ、マッドなマックスは何位でしょう!?
http://bojingles.blog3.fc2.com/blog-entry-3020.html
ボーさんへ
あ、もう書いたんですね!
今年は案外早かった?
遊びに行きまーす。