タランティーノが選んだ、史上最高の戦争映画 『炎628』
これまたおそロシア!
最高過ぎて鼻血が吹き出そうな瞬間が何度も訪れた。
これはオールタイム・ベスト レベルの映画。今後も事ある毎に再見するだろうな。
途中何度も鼻血が出そうになりました。
ロシア映画に本気で震え上がる一本。
映画にはこれぐらい長回しをして欲しい。私にはこのテンポが合うのかもしれません。
「映像だけで人を狂わせるような作品を作ってみろ」と言われたら、こんな作品になるのかもしれない。
それにしても、少年(アレクセイ・クラフチェンコ)の演技は神がかっている。特に森の大アップシーン辺りで、緊張と緩和を長回しのワンショットで見せるのですが、「泣きながら笑う」という難しいシーンで少年と少女(オルガ・ミロノヴァ)の出会いを描きます。
少年は映画が進むにつれ、まるで年を取っていくように思えたのだけれど、終わった後私は「これは本当に1人の人間だったんだろうか?」と調べてしまいました。
まるで少年が急激に年を取っていくのを、このたった136分の間に観客は遭遇する。
映像と、役者の演技。
もう「これが映画の全て」なのだと思い知らされましたよ。
まさしくこれこそ、「死ぬまでに観るべき傑作」。
英語タイトルは「Come and See」。なんて気楽なタイトルなんだろうw。
『野火』も影響受けてそうです。
ナチス軍曹の肩に乗った動物が可愛い
2015/11/15 | :とらねこ’s favorite ロシア映画
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コメント(2件)
前の記事: ホセ・ルイス・ゲリン 『ミューズ・アカデミー』
今から20年以上前にレンタルビデオで観ましたが
リアルすぎる映像と役者の演技にドキュメンタリー観てるようでした。
少年が恐怖のあまり急激に老けていくのはキャッチコピーで
知ってます(笑)
少女が犯されて森から現れるところや家屋の裏の死体の山に
ワタシも思わず震えが来て老けました(爆)
印象的なシーンは未だにしっかり記憶してます(笑)
itukaさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
おー!!すでにもうご覧になってましたか!さすがですっ!
いや、本当凄かった…半端無いですよね。
正直、ちょうど同時期に東京国際映画祭だったんですが、他の映画が全て吹き飛んでしまいました。
わざわざ何本も押さえたのに…悔しいッス
少年が老けていくのは、キャッチコピーにあったんですか〜
それを知らなかった…
少女が犯されてボロボロになって帰ってくるシーン、もう半狂乱というか、本気でゾッとしました。
死体の山のシーンも、ほらほら…って見せるんじゃなくて、ぱっと一瞬映るだけなんですよね、少女の目に。そんで切り返して
やー!本当に恐ろしい映画でした。
また機会があったら見てみたいです!