『ムカデ人間3』 ムカデ最終章は500人
やっぱり2だけ飛び抜けた傑作
ムカデ最終章、とうとうやって来ました。
個人的な見解としては、
1→駄作but伝説の始まり
2→頭ひとつ飛び抜けた傑作
3→人数は増えているけれど、エロもグロも控えめ。
という評価です。
毎回同じことをやっているだけなのですが、今回は1の主人公のマッド医師ディーター・ラーザー、2のローレンス・R・ハーヴェイが主役・準主役で登場。
さらに、1の一人目の日本人、北村昭博も登場しているし、「ムカデオールスター」と言っても良さそう!?
極めつけに、トム・シックス監督自ら出演。
「これはさすがに調子に乗りすぎでは!?」
なんて思ってしまいましたけど。
ったく、自作自演なんだから、ンも〜
今回は、アメリカの刑務所を舞台にしたということで、真オレンジの「グアンタナモ」を思い出させるカラー。
アメリカの州知事が出てきたりと、アメリカに対して多少なりとも諷刺の意図はあるのか?
…と思ったけれど、これ普通にアメリカ製作だったのでした。
どうやら日本を舞台にしたムカデ人間が漫画化されるらしいし、場所を変えてどの国でも出来そう?
『ムカデ人間』がまさかの漫画化!日本を舞台にしたオリジナルストーリー – シネマトゥデイ
今回は人数こそ増えているものの、エロもグロも抑えめ。
囚人が刑期を終え、いざ釈放される時になったら、
1.膝の靭帯は切らず、一時的に麻痺させるだけ
2.口と尻の繋ぎ目の部分は簡易化された手術で、バンドでつなげているだけ
ということで、社会復帰も可能となるそうです。
囚人服を着せたままつなぐということで、見た目のえげつなさはだいぶ控えめ。
2でイギリスで上映禁止になったこと等踏まえて、もっと一般に広がるための苦肉の策だとは思いますが…。
ワンアイディアをゆっくり見せるための脚本に思えてしまうのも、1と同じ。
という訳で、やっぱりムカデは2だけ傑作!
3も3で、頑張っているんですけどね。
にしても、右の女子はケラケラ笑いながら見てるし、左の女子は映画を見ながら物を食べ始めるし(これ見ながら物食う!?)、
私が見た時は満席・立ち見。
ムカデの知名度はかなり広がっているのねー。
“グロさ控えめ”になるのも仕方のないことなのかな。
しかし私に限っては、そういうものを評価する訳ない人ですが。
懐かしの映像が飛び出すところで、ちょっと笑ってしまった。
渋谷駅… pic.twitter.com/tBVqHsHEj9
— とらねこ (@rezavoircats) August 19, 2015
2015/09/10 | :ホラー・スプラッタ アメリカ映画
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