『ミニオンズ』 夏休みにぴったりの大人気アニメシリーズ
パパパー♪パー♪パパパパパー♪
「ユニバーサル・スタジオ」のいつもの音楽部分をミニオン達が歌うところで、いきなり持って行かれた。
満員の映画館で起こる笑いのパワーって、本当にすごい。その他も、何かとくだらないシーンで、ケラケラと笑い声が起きていたよ。
『怪盗グルーの月泥棒』、1の時はアメリカでの人気は高かったけれど、日本ではそれほどでもなかった印象。今回の『ミニオンズ』が日本では1番人気が高い様子!?評価も結構高いような。いかにも夏休みに楽しむ呑気な映画として、好印象なのかな。
前作は『怪盗グルーのミニオン危機一髪』、こちらは続編だけれど、今回の『ミニオンズ』はミニオンのスピンオフ。日本で勝手につけた邦題なれど、分かりづらい。ミニオン人気にあやかろうというのがヒシヒシと感じられますネ。
ミニオンは宇宙人なのかと私は勝手に思っていたのだけれど、今作でとうとうミニオンの生態が明らかに!なんと恐竜全盛期の頃からミニオン達は地球に存在していた。何億年も昔から“ボス”に仕えてきたミニオン達。ミニオンがボスの足を引っ張りながら生きてきた歴史は長く、ティラノサウルスに吸血鬼、ナポレオンにヒットラーまで。さて今世紀のミニオン、更なる悪党に仕えようと、フロリダ州オーランドにて「悪党(ヴィラン)コンテスト」=略してヴィラコンの開催地へ向けて出発…!今をときめく女悪党のスカーレット・オーバーキルに会ってめでたく弟子になるも、イギリスのエリザベス女王の王冠を盗んでくるよう指示を受ける…。
今作はミニオンが主人公ということもあってか、普段の怪盗グルーシリーズより、さらに意味やテーマ性が気持ち良いほど無い、内容スッカラカン映画になってるところがミソ!?
なんたってミニオンが喋る言語は、1の時からずっとそうなのだけれど“ミニオン語”。ところどころスペイン語のような響きを持つので、何となく分かる部分も(「トマートマート!」)。もちろん字幕は一切無し。これって吹替のところはどうなっていたんでしょう?吹替でもミニオン語の部分はそのままなのかな?ちなみに、大好物の「バナナ」はそのまま(笑)。ただし、今回は英語を時々喋っていたりも。
ミニオンのボブが奇跡の剣を引き抜き、英国を支配する王になるトンデモ展開に。…とこの辺りで退屈し、当初の勢いに慣れきったところで寝落ち。気づいたらミニオンが巨大化していたのだけれど、何故あそこだけ『進撃の巨人』なのか分からなかった。あれってハーブ・オーバーキルの必殺グッズだった?
ちなみにハーブ・オーバーキルはルパンにそっくり。スカーレット・オーバーキルの方もそう言えば不二子に似てるかも!?
勢い一発のドタバタ映画と言っても、『ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』の方が勢いが良かったですね。ジョークも、個人的にはショーンの方が面白かった…。
ところで、これ怖い。
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ひつじのショーンとの比較なら断然ショーンの方が大人な演出でしたね(笑)
言われる通り、こちらは完全なるギャグの世界^^
夏休みに呑気に見る分には最高の1本かもしれませんね(笑)
疲れた時の1本ってことで栄養ドリンクのような効果があるかも(ないよ)^^;
そういや、9月5日から地元二番館(徒歩5分以内)で「野火」の公開決定しましたよ^^
itukaさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
ですね〜、こちらはとにかく内容が無い、徹底したスラップスティックさでした。
それを買う人も居るだろうし、私のように若干ただのドタバタに疲れる人も居る、かな?
おっ!野火公開ですか。やった!
え〜、9/5ってまだ一ヶ月も先ですよ〜
そんなに先まで待つんですかぁ(~_~;
昨年夏、「怪盗グルーの危機一髪」を観てからミニオンのファンになりました~
文句なく大人も子供も笑って楽しめる作品。
最近は世界的ヒットを狙ってか、舞台を世界各国にするハリウッド映画が多い?ミニオン語もスペイン語やイタリア語、日本語も時々・・・・。
それにちょい悪キャラが人気なのも全世界
共通。スカーレットが何と魅力的か・・・ウエストをきつく締めてもらうところなどは「風と共に去りぬ」のスカーレットと同じ!
それにしてもビートルズナンバーやジミー・ヘンドリックスのギターなど、懐かしい~
cinema_61さんへ
こんにちは〜♪コメントありがとうございました。
『怪盗グルーのミニオン危機一髪』、私は2作目はDVDで見たのですが、なかなか楽しかったですよね♪
思ったほどミニオンは活躍していなかったのですが(笑
確かに世界を舞台にすると、また印象変わりますよね〜
その方がヒットが見込めるのかな?
この作品では第一話の『怪盗グルーの月泥棒』から悪者が主人公だったので、こちらのシリーズではそっちの世界でずっと行くんでしょうね。
手下でありながら、足を引っ張るミニオンが可笑しかったな♪
ああ、なるほど!スカーレットがウエストをギュッと締めてもらって、「もっとキツく!」というシーン、そうか『風と共に去りぬ』のオマージュだったのか!
なるほどなるほど。
(顔があまり美しくなかったので、気づきませんでした…)
古い曲満載で楽しかったですね!
60年代終わり〜70年代の初頭の辺りは、私の好きなバンドがいっぱいで
懐かしくて嬉しかったです!
>ミニオンは宇宙人なのかと私は勝手に思っていたのだけれど
前の2作(怪盗グルーのシリーズ)では、マッドサイエンティストのネファリア博士が“バナナから作り出した生物”と言う設定だったはず。
大胆な設定変更ですね。
>意味やテーマ性が気持ち良いほど無い、内容スッカラカン映画
純粋に、ちっちゃい子が少し年上のガキ大将に憧れちゃってまとわりつく様な、強いボスを見つけると目を輝かせて跡をわらわらと着いて行くミニオンズの可愛らしさを満喫しました♪
哀生龍さんへ
こんにちは〜♪コメントありがとうございました。
そうか!博士が発明で作り出したバナナ生物という設定でしたっけか!みんな、騙されてます!笑
全編、ジョークのような映画でしたが、そこからして盛大なジョークになっていたとは…w
なるほど!ミニオン達、年上のいじめっ子を無邪気に慕う下級生っていう感じでしたネ♪
しかも稀代の悪人達の足を引っ張って、成敗しちゃうくだりは、爆笑でした!