軽井沢 ニューアートミュージアム に行って来た
2013年10月3日(木)〜2014年9月23日(火・祝)現在、「6つの個展 二人の絆」を開催中。
オープニング作家は、草間彌生、サイトウマコト、千住博、奈良美智、舟越桂、井上有一 以上の6人。
草間彌生は現在のニュ−ア−トミュ−ジアムの外観の柱を、彌生ちゃんドットで飾っている。やはり目を引く、草間ドット。直島に行って、あのカボチャに出迎えられると、いつの間にか彌生ちゃんワ−ルドへ踏み込んでしまったも同然。さらに、六本木ア−トナイトでの草間彌生ドットの席巻ぶりを目にするだに、草間ドットに惹かれてやまない自分を認識。やはり私は好きなのだな、と今回とうとう草間彌生のTシャツ、ポストカ−ド等を買ってしまった。もういいっ!私は好きなんだ!購入して手に入れることって、ア−トの本質から外れるよなあ…と思いながらも、ついつい買う手を止められなかった。
それからサイトウマコト。映画好きらしく、ゴダ−ルやフェリ−ニ監督にかなり影響を受けたらしい。確かに、この人の作品は、デジタルペインティングでありながら、どこか映像っぽい。きっと映画好きの人も、見て面白いんじゃないかな。
次に、千住博。私の軽井沢メモは、この人についてのことばかりビッシリになってしまった。
自然をどこかそのまま取り入れる形で自らのア−トに活かすスタイルが多いようだ。山で山を描き、流れる墨の動きでは滝を表現していく。揉み紙、紙だからこそ出来るシワをそのまま取り入れたりする。こうした彼のスタイルは、紀貫之の「自然の側に身を置きなさい」という考え方に影響を受けたものだそうだ。
芸術作品は見る各人の心を映し出す鏡だと言う。滝は日本的なモチ−フではない、と。ヨ−ロッパの人は皆、自分の国の文化の影響ではないか、と感じるそうだ。各人の歴史観、記憶を映し出すものがア−トだと言う。
鹿の絵の幻想的な雰囲気が良かった。鹿は夜行性で、鹿が居る風景は平和的な光景を表わすのだそうだ。私は、レハ・エルデム監督の『JIN』や『歌う女たち』を見て以来ずっと、鹿のモチ−フは何かについて探していたのです。エルデム監督のモチ−フで鹿は心の美しいだけが出会えるものとして表現されていたのだけれど、それは合っているのか?と。アイルランドで自分が鹿に出会ったこともあったし。
「開けない夜はない」ということを感じさせるものであるのだとか。青がすごく効いていて、幽玄的な美しさを感じる。
他作家は、奈良美智、舟越桂、井上有一など。
しかし、13年10月3日から14年9月23日までなんて、ほぼ一年間同じのやってるんですね。オ−プンしたばかりだからかもしれないけれど。こういうのはよくある展示の仕方なのかな?
2014/05/17 | アート・美術関連
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