宿敵の男同士二人って美味しいバランス〜! 『ラッシュ プライドと友情』
「F1」が「Formula 1」の略だ、ということすら知らなかった私が通りますよ。
燃えた~!こういうストレートなヒューマンドラマ、かつ無双な男達の物語が好きでたまらない私には、ドンピシャツボ。ビックリするほど気に入ってしまった。
特にこの二人の、才能があるが故に偏った人間の面白さがイイ。極端な奴らほど遠目に見て面白いものはないよね。冒頭では二人のどちらも、一般的に好感を抱くようなタイプには描かれてない。ジェームズ・ハントはイケメン過ぎ・女好き過ぎ・酒飲みすぎ。何かと悪ガキっぽく、いかにも車の運転しか脳がない、というボンクラを誇張する冒頭。だけどとても魅力的な馬鹿野郎なんですよね。で、コホン、ここで残念なお知らせが。はい、ワタクシ、めっちゃ好みでしたー。ああいう馬鹿っぽいイケメンが好きじゃ~!胸筋を剥き出しにしてニヤっと笑う画なんてさいこう!クリス・ヘムズワースはソーでも頭の悪そうなトンカチ王子(神様だっつー)が似合っていたけれど、うーん、目下イケメンの脳タリンを演じさせたら、彼の右に出る人は居ないかも。この先、ネタバレで語ります*******
で、ハントを充分描いた後に、さて今度はニキ・ラウダの番。ラウダの英語はいかにもヨーロッパ訛りでぶっきらぼうそのもの。ハッキリと感じ悪い(ダニエル・ブリュールと分からないほど、不細工に見せるメイクが見事!)。ラウダは最初ハントに運転でも敵わない。その後持参金でF1に入所した彼が、ハントの元カノと付き合いそうになる。これを周りが止める下りが笑える。ハントの絶倫ぶりを知った女と次に付き合うのは嫌だろう、と。うわ、こういうのって男から見ても確かに嫌そうだな。とてもゲスい話だけど、二人の違いがモロに出る、このエピソードが上手い!そして不思議なことに、ニキ・ラウダの非モテっぷり、イケてないダサダサぶりから描かれると余計、翻って彼の天才性を確信させてしまう。彼の空気を決して読まない自信満々な態度こそ、余計彼の天才性が増してしまうエピソードの羅列が続く。これまたニクいね、どーも!
ライバル同士の二人を、何かと対照的に描くところがたまらないんですよね。実際にはF3時代に一緒のアパートに住んでたこともあったらしいし、本当はもっと最初から“友情”な部分があっただろうに、そこはあえて抑えて描く。二人にわざと距離を作ってる。だからこそラストのエピソード、お互いへの感情が氷解し歩み寄るくだりや、ニキのモノローグが効いてくるのだろう、と。
私が好きだったのは、ハントが女にモテるのと対照に、ニキ・ラウダがちゃんと男にモテるシーンを描いているところ。ラウダがパーティーに呼ばれるが、ドアに入りもせず帰ろうとする。後の奥さんとなるマルレーヌ(アレクサンドラ・マリア・ララ)に声をかけて一緒に帰る。車が故障するが、マルレーヌがここはイタリア風にやるのよ、なんつって艶めかしくヒッチハイクするんだが、彼女が親指を上げると途端に車が3秒で止まる。ところが降りてきた二人の男達は、ニキ・ラウダのファン。彼女に目もくれず、彼の方へまっしぐら。「ニキ・ラウダが俺の車を運転してくれてるよ~!」なんてイタリア語で喜ぶ男達。で、女がここで初めてニキ・ラウダが有名なF1レーサーだと知るんだけれど、「嘘でしょ?老人みたいに安全運転しちゃって、とてもF1レーサーには見えないわ」「賭けてもいないのに全力で走る訳ないだろう、急いでもいないのに」…などというやり取りの後、女が挑発し、だったらスピード出してみろと。「男はみんな、お前の言いなりなのか?」なんてやる気なさげに答えたニキ、ところがワンクッション置いてエンジン全開・全力疾走!ここで喜ぶ後部座席のボンクラ男二人「ヒャッホー♪」このシーン良かったですよね。ちゃんとニキは男にモテるんですよ。その上彼女までゲットしちゃう。
ニュルブルクリンクでの事故も、史実を知らなかったので私は、どちらが事故るか分からなかったんですよ。雨の降るニュルブルクリンク<通称・墓場>で、選手の話し合いの末レースは決行される。ハントが映った後一瞬、雨滴のついたシートベルトのショット。で、ここで嫌な予感がするんです、これは事故が起きるなと。ハントか?と思ったら、カメラは切替しニキ・ラウダを映す。あれ、どっちが事故るのかな、と思いながらハラハラしながら見てしまった。
ラウダの『オペラ座の怪人』もかくや(もしくはスケキヨ、あるいは『オープン・ユア・アイズ』)と思われる姿が哀れ。ハントのイケメンぷりから、一万光年ぐらい離れてしまったニキ・ラウダ。だからこそ、ラウダに失礼な質問をした記者(「そんな姿で結婚生活が続けられると思いますか?」)をボコるハントの姿が最高過ぎて泣けてくる。これアレですよ、ガラかめで言えば亜弓さんが熊本の天才少女・乙部のりえに復讐するシーン(『吸血鬼カーミラ』)で溜飲を下げるのと一緒。ライバルの友情こそ一番熱くなるって奴じゃないかぁ…!
雨の中フロントガラスの向こうに、奥さんの姿が頭を掠め、棄権する富士でのシーンが泣ける。「幸せは自分を弱くする」と言って考えこむ、怖いものなしだったはずのラウダだから。弱点の出来た天才に、思わず人間味を見てしまう私達。あんな事故の後、痛々しい傷も残るその顔で。当然観客の気持ちは今や彼の方にある。ニキ・ラウダの現在の姿が出るシーンにはおおっ!こんなにもソックリだったのか!(事故後の特殊メイクまでソックリ似せてる)という嬉しい驚き。流れるはあのラストのモノローグ。分かっちゃいたけど、上手に持って行かれたよ…。
’13年、アメリカ、ドイツ、イギリス
原題:Rush
監督:ロン・ハワード
製作:アンドリュー・イートン、エリック・フェルナー他
製作総指揮:ガイ・イースト、ナイジェル・シンクレア他
脚本:ピーター・モーガン
撮影:アンソニー・ドッド・マントル
音楽:ハンス・ジマー
キャスト:クリス・ヘムズワース(ジェームス・ハント)、ダニエル・ブリュール(ニキ・ラウダ)、オリビア・ワイルド(スージー・ミラー)、アレクサンドラ・マリア・ララ(マルレーヌ)、ピエルフランチェスコ・ファビーノ(クレイ・レガッツォーニ)、クリスチャン・マッケイ(ヘスケス卿)、アリスター・ペトリ、スティーブン・マンガン他
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ラッシュ/プライドと友情 そしてお詫びなど。
目にも止まらぬ速さで疾走するレーシングカーのその向こう
映画ではニキ・ラウダの奥様の両手あげてのガッツポーズ見えます?
私も本日シネコン➈番スクリーンほぼ中央の座 …
全くジャンルちがうけれど「ザ・イースト」も本作も
宣伝がまんず行き届いてないというか地味だったような。
特に本作などレースもの友情ものとすれば売りやすいはず。
ロン・ハワード作品だってことだって直前に知ったし。
そうですか~とらねこさんはイケメン好き。(笑)
短命で5千人オナゴといたした男でも、ですね。(笑)
このパッパラパーさは何だべと思いながら、後半ニキ側
どんどん肩入れする展開経てあの豪雨富士SWでしょ。
ボロボロになったあのタイヤ見て、私、一挙に覚醒。^^
彼はホントの天才ドライヴァーだったのね、と。
近頃めずらしい感動が直球で飛んできた良作でしたね。
ロン・ハワードのお仕事は誠実で確かです!
私もF1のこと全然知らないけれど、この映画には引き込まれましたー。
最後に「実話?」ってビックリしたんだから!
だってあんな事故後数週間で復帰って。。。お話だと思っちゃった。
とらねこさんが好きなシーン、私も好きです。
行くときの同乗者に「イヤなヤツだな」って言われちゃうじゃないですか。
それまでにもハントに「ねずみ」って意地悪言われて。
誤解されやすタイプだけど、「ヒャッホー♪」のシーンでみせる笑顔で、私、ホッとしました。
主演の2人もニキの奥さんもご本人とそっくりでしたね。
>イケメンの脳タリンを演じさせたら、彼の右に出る人は居ないかも。
ブハ!!!!
vivajijiさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
>全くジャンルちがうけれど「ザ・イースト」も本作も
宣伝がまんず行き届いてないというか地味だったような。
あーやっぱりそうですよね。洋画は宣伝費にさほどお金を割けなくなっているのかも…うう、せっかくの良作なのに、可哀想。
この2つどっちも良作ですよね〜。あれ、『ザ・イースト』の方もご覧になってたんですね!
>そうですか~とらねこさんはイケメン好き。(笑)
短命で5千人オナゴといたした男でも、ですね。(笑)
はい(笑)!楽しかった!セクシーで私好みでございました。
だって、いつ死んじゃうか分からない人なんですよ?それほど危険な戦いを日々やってるっていう、それだけで女はヤレちゃうんだろうなあ。ホイホイどころの騒ぎじゃないんでしょうねー。
>ボロボロになったあのタイヤ見て、私、一挙に覚醒。^^
彼はホントの天才ドライヴァーだったのね、と。
うんうん、あそこのタイヤの映し方いいですよねえ。で、あれあれ
姐さんはハントの実力を疑っていらっしゃったんですね!w
ニュルブリンクリンクも富士のレースも、雨の状態だろうがなんだろうが勝ち続けることを、彼は目指していたんですよね。「事故の可能性の%なんてことを言い出したら、それこそいつでも死ぬ可能性はあるんだ」って。それだけの実力も豪胆な資質も充分に持ち合わせているタイプなんですよね。彼も天才なんですよね。
でも、彼の場合ここで満足しちゃったんですよね。ハントはこの2年後にあっさり解説者になってしまいますが、ラウダはその後の長い年月を生き残る天才で、だからこそ凄いなあと。ラストのラウダのモノローグ最高でした!
AnneMarieさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
アンマリーさんも気に入られましたか!
あのエピソード、本当良かったですよね。大好き!
そうそう、ネズミネズミ言われてましたね。なんか時々映画観てると、ネズミ顔って揶揄されることありますよね。ハムスターとか(笑)
これ、実際どこからどこまで史実に忠実であるかはさておき、映画として見せることを考えたら、ものすごく完成度が高いと思います。
ただニキ・ラウダのインタビューを読んでみたら、「ちゃんと女にモテたから安心しろ」って言ってたらしいですよ(笑)良かった!
>主演の2人もニキの奥さんもご本人とそっくりでしたね。
ソックリでしたよねー!私も見ました。
http://fromlettersofgf.tumblr.com/post/77104525802
本当、奥さんなんかもメイクだと思いますがソックリで。
クリス・ヘムズワースの脳天気なイケメンぷり良かったですよね♪
個人的には、「ソーの頭の悪そうなトンカチ王子(神様だっつー)」という台詞が自分的には気に入ってるんですが、どうでしょう?w
映画:ラッシュ/プライドと友情 Rush あまりにドキュメンタリー的な、ド迫力で一本勝負ムービー!
F1レーサー史上最高のライバル対決。
マクラーレン(写真:左)=ジェームス・ハントと、フェラーリ(写真:右)=ニキ・ラウダ。
1976年のことだから、フジテレビが常時中継してい…
とらねこさん、こんにちは!
実はこちらの記事を拝読したときは「マイティ・ソー」観てなかったんですよ。
ただレンタル中だったので速攻鑑賞しましたよ。
(今公開中のソーを観たくてレンタルしてたのです)
鑑賞した今「ソーの頭の悪そうなトンカチ王子(神様だっつー)」にプププーーー。
AnneMarieさんへ
こんにちはアゲイン♪コメントありがとうございました。
おっ、マイティ・ソー見ましたか^^ トンカチ王子が素敵だったでしょ〜!
マイティー・ソーとアベンジャーズ、あと最新作の3作で彼のトンカチ王子が見れますね♪
私まだ最新作の方は見てないんですが。
こんにちは。
この映画、良かったですよね。同じくF1は詳しくなくて、二人の事を全く知らないで観に行きましたが、ハマりました。好敵手であり、対照的なキャラクターって傍から見たら興味を惹かれる関係性で、うまく映画にまとめてくれたなぁ、と感心しました。
とらねこさんも、クリス・ヘムズワースが演じたジェームス・ハントは好みでしたか。実は私もなんです。あれだけ命を賭けた戦いを経て、本当に破天荒に生きている男性のエネルギーにどうも惹かれます。クリスはあぁいう役が似合いますよね。マイティ・ソーはこの映画を観た後、旧作を観ちゃいました。
あの時代の命がけのレース、はらはらしながら見守る気持ちを追体験させてくれるくらいに、車やレースの描写も臨場感があって、引き込まれました。
ニキ・ラウダとジェームス・ハントは一時期同居していたくらい仲が良かった、というのがニキの事故後、いやらしい質問をした記者をボコボコに殴るシーンで納得出来るほど、実際の二人の強い結びつきにしびれました。あぁいう友情、ベタだと分かっているけど大好きです。
最後が富士SWというのが日本人として嬉しかったです。ニキ・ラウダの復帰は圧倒されたし、奥様に初めて会うシーンも大好きです。大切な存在があるからこそ、棄権したニキと、1%でも可能性があれば、荒天でもレースを諦めないジェームス・ハント。さすが天才、カッコ良かったです!ニキもあのヤケドから復活して、エンドロールに出てきた時は凝視し、観賞後は二人の事をすぐに調べました。
とらねこさんのレビュー、とても良かったです。iPhoneからだからか、ちゃんとした文章に纏まらなかったけど、とても共感したのでコメント残します。久しぶりにストレートで熱い、良い映画でしたよね。
ふみかさんへ
おはようございます〜♪コメントありがとうございました。
ごめんなさい!ちょうどスパムがたくさん来ている時期だからか、何故かスパムのところにふみかさんのコメントが一緒にぶちこまれていました…。こんなことがあるから、時々スパムは覗いてみることにしているのですが、風邪引いて38.7度の熱が出てしまい、ここのところ3日ほど寝込んでいました。おかげで気づくのがだいぶ遅くなってしまいました…。実は今さっき気づいてしまったんですよ。本当にすみません!
ふみかさんもジェームズ・ハントが気に入ってしまいましたか?アハハ!マイティ・ソー、見てみましたか。クリヘムが良いですよね〜。と言っても、今公開されてる続編の方はDVDで見るつもりですが。
そうそう、二人のライバル関係が本当にこの映画をより面白くしてましたよね。ニキ・ラウダを演じたダニエル・ブリュールもすごく良かったんですけど、ニキが輝き出すのはやはりラスト間際ですよね。映画の作りからいっても、ラストに「ニキ〜!!」と盛り上げるようになっていましたネ。
富士のニキの棄権は、ニキが人生に何を選ぶか、命知らずなレーサー人生から降りたことでもあったと思いますが、だからこそ「本当の幸せって何だろう」と思えるような作りになっていたと思います。この映画、本当に良かったなあ…^^* うふふ
そうそう、レースの臨場感ですよね!私もこれについてもう少し掛けば良かったなあと思います。ついついドラマ部分についてばかりの言及になってしまいました。あのF1の走りを感じる映像感覚がすごいですよね!そういった意味でもこの映画素晴らしかったなー。
気に入った映画の時にこうやってお話に来てもらえて、すごく嬉しいです!映画ブログやっててよかったなーと思いますよ。
あ、もちろん、気に入らなかった時もすごく嬉しいですけど!例の0とか(爆笑)
とらねこさんも、この映画が凄くお好きなんだなーっていうのが、ビシバシ伝わってきました。
私も全然期待していなかったのに、見てびっくり!
最高に面白い映画でした。
私は両方好きかなー。
ニキとは真面目に付き合いたいけど、ジェームスとは遊びのつもりが、こっちの方だけ本気になって、痛い目にあいそうな予感がするから、近づかないでおこう・・って感じです(^^ゞ
そうそう、男にモテるシーンは凄く良かった。どうせ女子の魅力でヒッチハイク止まるんだろーな、と思っていたら、全く予想もしない展開☆
PS 世界のビールの記事、とても面白かったです。
私も以前ベルギービールを何種類か飲み比べしたことがあります。あの赤い色のやつ、飲んだ記憶が・・。
latifaさんへ
こちらにもありがとうございます♪
本当!予想外に面白かったですよね〜!私はこの作品は、DVDになったらまた見たいなあ〜と思うぐらい好きでした。
>ニキとは真面目に付き合いたいけど、ジェームスとは遊びのつもりが、こっちの方だけ本気になって、痛い目にあいそうな予感がするから、近づかないでおこう
アハハ♪ですよね!星の数ほどの女を知ってる男なんて、こちらが星になるだけですもんね〜。私もそういうのやだな。
でも有名人相手ということで、ホイホイ相手が引っかかってしまうんだろうな〜。
それとも、結構こういうプレイボーイタイプの人って、すぐヤラせる女だと面白くないと思っていたりして。こちらが固そうだと逆に口説く気になったりして、余計困り者なんですよね。
ニキファンのイタリアボンクラ男たち、すごく良かったですよね!女にモテモテなジェームズ・ハントが鼻についた男の観客たち、こぞってニキ側につきそう!(笑
赤い色のやつってギロチンビールですね。ベルギービールは本当美味しいですよね!
でも、レストランで呑むと1000円は軽くしちゃう。