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修善寺温泉に行って来ました ヤマゴわさび店、五葉館、山正

わさび伊豆は修善寺に行って参りました。

実は、温泉に行ったのはついでであって、一番の目的はとあるランチに行くこと。ここのお店、何と一日一組限定!なのです。イメージで言えば、オーベルジュ。でも、宿泊の方は要相談。一日ゆっくりと伊豆を遊ぶのに、まさに最適な、心のこもった最上級のおもてなしをしてくれるお店なのです。今回は7人で行って来ました。

温泉宿に車を置き、女将さんが迎えに来てくれました。

わさび2何故かここで下車。見渡す限りのわさび田!女将のオススメ写真スポットなのだそうです。
レストランに着く前に、風光明媚なところを教えてくれるのかなあ〜…。
写真を撮って終わりかと思いきや、この地方の古いやり方で作る、わさびのアレコレについて教えてくれました。自分は旅行の添乗員をやっていたので、わさび田は何度も来ているし、こうしたことには本来はあまり感動はしない性質ではありました。でも、周りの空気の美味しさ、誰も居ない山村の雰囲気に気分が次第に晴れ晴れとして、女将さんの話を気持ち良く。気分が何より良いのです。
チョロチョロと水の流れる音。冷たい水にずっと冷やしたままのわさびを収穫する際に、いかに水が冷たいか。夏でも冬でも変わらずに作る収穫方法の厳しさ。1年物、1年半物と2種類あって、最高級なわさびになるそうです。ここに住む人達は、何年も前から変わらぬ昔からの暮らしを貫いているのだとか。

中伊豆温泉郷 ヤマゴわさび店

2014-01-13 15.07.05 次に連れて行ってくれたのがコチラのわさび漬けのお店。添加物・合成保存料を一切使わないお店。
お客さんは私達だけ。試食し、買って帰ります。
すりおろしのわさび茎。わさびの粕漬け、茎漬け、わさびの花漬(がごめ大根)。わさびみそ。結局全種類買ってしまいました。ここまで美味しいわさび漬けは初めて食べました。お店のHPでは取り寄せなんかもやっているようです。
羅漢1ようやくレストランに着きました。
ひっそりとした中伊豆の一軒家。文字通り、山の中にあります。
ここのレストラン、開店時間・閉店時間が無いそうです。お客さんの来た時間が開店時間。今回のように、お客さんの要望で「美味しいわさび漬けのお店に連れて行って下さい」などと言われたら、連れて行く。
好きな時間に来て、好きな時間に帰って下さい、というのです。
でも、大体普通のお客さんは夜遅くなるまでいらっしゃいますね。なんて言います。
ランチを食べに来たお客が、夜遅くまで居るなんて…。初めはそれを聞いて驚きました。

羅漢2お店の建物は、170年続いた古民家。和洋折衷の内装は、女将さんが手づから選んだ南米の絵が飾ってあったりと、個性が光る素敵な空間です。まるで人のお家に遊びに来たという親しみやすい感覚で、決してスノッブな高級店、といった雰囲気は微塵も無い。

まず裏庭にある、ひっくり返した味噌樽へと案内されます。人一人がようやく入れる小さな入口。私達7人が入るとぎっしり。
ここで先附をいただきます。可愛らしいお料理が、中に人数分用意されています。ここでまずは一杯。
サーヴする姿を見せず、先々の場所に置いてあるという感じなのでしょうか。

2014-01-13 14.29.48次の料理はまた別の場所に置いてありました。今度は入ってすぐの土間にあるテーブル。思わずわあっと驚いてしまうほど美しい。これ食べ物なんですよ。可愛らしいオードブルがたくさん並んでいます。目にも楽しい。

2014-01-13 13.36.36今回の7人のメンバーの中に、日本酒のマニアが数名居て、お酒を持ち込みました。私達のそんな無理を聞き入れてくれて、ありがたい…と思いきや、女将もかなりの日本酒大好きな方で、「少し私も飲ませて下さい」と、一緒に飲みます。女将と酌み交わす酒がまた楽しい!皆嬉しそうに日本酒の知識を女将に教えたりしていましたネ。「せっかくのこのお料理には、このお酒が合う」、なんて。中には、全国利酒コンテストで初参加、4位の方も居ました。家がお酒だらけで何百本所有って言ってたっけな?。究極の酒好きマニア。
羅漢3
そしてようやく、囲炉裏を囲みます。今度は、お刺身が置いてありました。お刺身は先程のわさびをみんなで擦りながら。時計回りと反対に、笑顔でゆっくり回すと辛くならないんだそうです。
「本当かな?」なんてあえて急いで逆向きに摺ってみたら、本当にものすっごく辛かったw。実は、私はわさび苦手なのです。
まあ、向きは本当かどうかは別として、急いで摺るかゆっくり摺るかで辛さの調節は本当にありそう。

羅漢4
次に、囲炉裏に火を炊いていきます。ここまでの時間、本当にゆ〜っくり進んでいくんですよ。その間、ずっとお酒を飲みながら。
本当に心づくしのおもてなし。素晴らしい時間でした。

この辺りで採れるというジビエの猪をリクエストしていたところ、鍋にして下さいました。うん、山の中ならでは!
連れて行ってくれた友人が、実はこの店を10年も前からご存知なのです。こんな店は他に本当に他には無い。なんだか、いろんなことが究極にすごい店。
クレソンの鍋もとっても美味しかったな。まさか、クレソンを鍋にするという発想自体に驚くのですが、これがサッパリして実に美味しい。
そうこうしている内に、いつしか夜は更けて、伊豆に着いたのは12時だったのに、気づいたら夜に。
私は酔っ払って、途中から囲炉裏の近くで寝てしまいました。
最適のタイミングでサッと枕を差し出してくれる女将。
本当に夜まで居ましたw。

五葉館

2014-01-13 11.28.56
ここも、なかなか綺麗で素敵な旅館でした。ここの建築物がとってもモダン。内装も和洋折衷で素敵なのです。
温泉は、貸切風呂の「龍の風呂」が、各組1時間まで無料貸切可。
男風呂の「奥の院」がすごくいい。ここから近くにあるという、弘法大師が修行した「奥の院」を真似て作ったデザインの風呂になっていて見事。飲用も出来ます。写真はコチラのHPをご参照あれ。
女風呂と男風呂は翌朝入れ替え制になっているので、女性は朝風呂に行かれるのをオススメします。
いやあ、大抵の温泉はいつも男風呂と女風呂を比べると、男風呂の方が贅沢に作られていて驚きますが、ここはあまりにも違いが大きすぎて、ズルい!と言いたくなるぐらいでした。女風呂の「檜風呂」は、入らなくてもいいぐらいです。貸し切りの龍風呂も素晴らしいし。

山正

yamasyou
だいぶ並ぶお店ということなので、開店前に到着、名前を書いて待ちます。待っている間、お店の前でからすみを干しているのを眺める。運が良ければ試食をいただけるらしいです。これ一つで卸価格が8千円!これはやけに黄色いんですが、一日目ってからすみはこんなに黄色いんですね。
ランチは「5色丼」を頂きました。お刺身が新鮮で、すっごく美味しい。そしてこのボリューム!これで1155円ですよ。

駐車場も有ります。この店の隣の八百屋さんも、こだわりの八百屋さんで気に入ってしまいました。もしこの店に来たら是非覗いて見るのも面白いかも。2014-01-14 11.41.04

 

2014/01/30 | グルメ, :日本国内

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コメント(2件)

  1. とらねこさん☆
    うわー、スキーから帰ったばかりと思ったら、今度は修善寺ですね。いいなー
    囲炉裏のある最初のお店は、以前いらしたジビエの店とはまた違うのですか?
    散らかしたようなお料理が、玉手箱をひっくりかえしたみたいで、とっても美しいですね~~
    お味も良かったのかしら?
    ものすごく高そう~~っ
    でもこんな素敵な演出してくれるお店はかけがえが無いですね☆

  2. ノルウェーまだ〜むさんへ

    こんばんは〜♪コメントありがとうございました。

    そうなんです、以前のジビエの店、あっちは食べログ日本一の店ですね。ランチ/夜で、3組/4組だったかな、岐阜です。
    今回行った店は、一日予約を一組限定しか取らないレストランだったんですよ。
    いやあもう、すごく美味しかったです。ただただ素晴らしい。
    ここ、心のおけない友人同士で、数名で来るのが一番良さそう。
    値段も、実はそこまで高くないんですよ。満足度に比べれば、ものすごく安いです。
    実は、コスパの概念が良く分からなくなってしまう店でした。
    いやあ、ここは凄い店です。




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