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右傾エンタメ 『永遠の0』 【文科省特別選定映画】

20130926040252

言いたいことが巧妙に隠された物語

泣いた泣いたと世間では大絶賛のこの映画。私は全く楽しめなかったので記事を書くことにしました。
東宝のドでかい資本で作られた映画で、主演ジャニーズ。配給アミューズ、CGはROBOT。400万部の大ヒットの原作に、興行成績もV6達成!…ところが原作者が相当アレな人で、かなり右寄りの発言をする人。さらにNHK経営委員と来た上に、この作品はなんと、文科省推薦だと言うんですね。メッセージは分かりやすく「戦没者の慰霊」で、靖国問題が浮上したちょうどその時期に合わせた、業界最大手シネコン公開。これだけで話が通じる人には、この作品を見ていない人が多いんですよね(苦笑)。

かなり長い文を書いてしまったので、面倒臭い人のために、ここで簡単にまとめますね。私はまず、この映画を出来が悪い!と思いました。でも個人の好みもあるでしょうし、好き嫌いは仕方がないでしょう。
でも、原作者の周辺がここまで右寄りな発言をしていて、しかもこれが文科省の推薦映画にまでなっているというのに、感動物語だと言う人の何と多いことか。思想的にはニュートラルと見せかけているのです。

この作品のバランスの悪さは、言いたいことを飲み込んで巧妙に隠し、逆に分かりやすく“日本人の美しい心”のみを強調する、この点です。先祖への慰霊、畏敬の念、日本人の美しい心を説く。このメッセージが何に似ているか、すぐ分かりますよね…?それなのに、戦争を描いていないからと言って、「これは戦争映画ではない、“ヒューマンドラマ”だ」なんて正々堂々としているのです。「生きて、帰ってくることが大事だ」という台詞が、何度も繰り返し語られます。この時代の日本人は戦争に行くのに、「お国のために死んでこい!」なんて言われて出て行ったのにね。今の人から見た、「こうであって欲しかった」姿なのかもしれません。

見やすい戦争映画にするために、戦争のシーンは零戦の飛行シーンのみに絞り(CGが見事!)、むしろ零戦の性能の良さ、唯一無二感をより際立たせる。ここが見どころと言うわけです。ここはまさに、山崎貴監督の真骨頂。VFXの名手で名を馳せた人ですから。戦争賛美の映画とは言いません。でも、特攻隊賛美の映画だと思いました。これについては後ほど語ります。

 

※この先、ネタバレで語ります※

 

この祖父・宮部久蔵がどんな人物であったか、それを人々に聞いて回るというシンプルなプロットが繰り返されます。初めこそ誰に聞いても「あんな卑怯者は居ない!」との台詞。理由は、「飛行機の操縦の腕前が天才的だったにもかかわらず、死ぬのを酷く怖がっていたから」、と言うんですね。宮部がどんな人物であったか、という質問に対し皆が口を揃えて、臆病者だ、臆病者だ、と言います。…えっ?でも、特攻隊で死んだのでしょう?いくら生前怖がっていたとしても、そんな死に方をした人を、死後そんな風に言うもの??設定に無理があるので、まずここで、これから先が思いやられてしまうんですね。要するに話の流れ上、いかにも「いつか分かる本当の姿」というものを演出したいのだろうなと、バレバレなのです。「“臆病者”と言われた人であったが、本当は特攻隊で死んだ。」「しかも主人公との血の繋がりは無かった」。これだけでもう、ほぼ全ての物語が説明ついてしまう。冒頭わずか15,20分の時点で、基本的な話の流れに加えてラストまで大体見えます。144分は正直長く、中だるみを感じます。
 

分かりやすい泣かせ演出

ここぞというシーンで、出演者が泣くんですよ。泣いている人物を見ると、観客も泣くと思っているのでしょう。正直、こうした安易な手を見ると、「志が低いんですねえ」と思ってしまう。本当はプロットで感動を仕立てていくべきですよね。ただ、日本ではTVドラマで、こうした手法が良く使われてます。“登場人物の激白”と一緒に。
感動の押し売りモードがあまりに過剰演出なのです。
感動させたい箇所では、必ず出演者が泣き出す→「はい、ここ感動してね」と言わんばかりの大仰なオーケストラ(音が大きすぎる!)→そこで他の出演者がもらい泣き。このコンボが得意のようで、見ている時は思わず「またか〜」と大きなため息をついてしまいました。しかも、これだけじゃまだ足りないのか、最後の最後で、夏八木さん(これが遺作!)がテーマをペラペラ喋る。「大事なことはちゃんと言わないと伝わらないからね!」とでも思っているんでしょうか。でも、一番言いたいテーマを、すでに伝わっているというのに駄目押ししてしまう。大きなため息をつく私の耳に聞こえてきたのは、劇場内で大きな鼻水をすする音…。あー、ここで泣いちゃったんだ。映画を普段観ない人なら仕方ないかな、とは思います。でも映画好きでたくさん本数を見ている人であれば正直、この臭い泣かせ演出には気づいて欲しいところ。

 

合コンシーンでの議論

ここまではこの物語、“戦争反対”を描いているのかと思って観ていたんですよ、私も。「生きて帰ってくるんだ!」なんて何度も繰り返しますからね。ところが、孫の佐伯健太郎が合コンで、特攻隊について云々と議論するシーンがあります。ここでようやく本音が出始める。必死に特攻隊について調べていた主人公は、何も知らない仲間に対して、激昂します。この物語の核心にいよいよ触れ始めて来ます。上層部の批判もします。決して生きては戻れない特攻隊、“軍の命令が悪かった”と。ただこれ、実は巧妙に「戦争が悪い」とは言ってないんですよね。この違い分かります?さらに、しつこく繰り返される「生きて帰って来い」という台詞、これも、戦争を反対もしていませんよね…?当時の帝国主義の日本に逆らうことが出来なかったから、しょうがない?そこは描かないことに決めたということでしょうか。でも、ここではまだ言いたいことは出し切ってはいない。これより先に物語が描こうとしているのは、特攻隊の姿がどんなものであったか。ここからいよいよ、この物語の本当に語りたかったことが本音が出るのだろうなと、ひとまず最後まで見ることに腹を決めました。

 

役者の演技が過剰

結局、特攻隊に飛行を教える教官だった宮部は心を病んで、自ら特攻隊に志願します。この宮部の心を病んで…の演出が稚拙そのもので思わず苦笑しちゃいました。部屋の端っこに体育座りをし、口をダラっと開けた宮部を斜め45度に映し、目の下はクマができている…という画。この後も度々、宮部の“心を病んだ”表現を見せるシーンがあるのですが、必ず角度まで同じ。工夫が無いんですよね。演技も下手なので、思わず苦笑いが漏れてしまいました。でも、精神を病んだ表現、て役者にとってみても難しいかもしれませんね。ましてや岡田君は、他のシーンで終始キリッとしているので、ここの下手さ加減は微笑ましくて、思わず笑ってしまいました。岡田君の演技が酷いというより、演出が酷いと言うべきでしょうね。でも、他の役者も全体的にオーバーアクティング。染谷将太と新井浩文はいつも通り素晴らしいです。

ラスボス夏八木さん

「生きて帰ってくるのが大切!」と何度も言っていた宮部は、心を病んで結局特攻隊、死を選びます。戦争の是非は問うてないんです。そこは綺麗に避けているのです。何故なら、そんな大きな物語ではなく、一人の“美しい心を持った”人の物語であるから。それが彼の本当の姿であった、と言うのです。美しい犠牲の心を語ります。戦没者を悼むべきだ、自分の祖先達の慰霊をすべきだ。…。こうしたことを語り継いで行こうと。しかしこれこそが、この夏八木さんという故人(繰り返しますが、これが遺作!)に放たれたこの一言こそが、一番最後に特攻隊を美化してしまった。戦争礼賛映画とまでは言わないが、「特攻隊賛美」だと私は言うのです。
日本全国をそうした戦争に巻き込んだ日本政府に対しては、もしくは自らそうしたものへと愚かにも突き進んでいった私達、自らが招き入れてしまった結果の地獄であることについては、決して語らずに巧妙に避ける。日本人が聞きたくない愚かさや間違いについては、口をつぐんでいる。その代わり、ただ「日本人の美しい心」を語る。これは断じて、“美しい”と言うべきではないだろう。これを許すわけにはいかないのです。そして、犠牲の精神を尊いものと言い、先祖の慰霊が大切であると締めくくる。

嫌な予感は的中しました。分かっていたけれど。最後まで戦争の是非については巧妙に避けながら、最後に特攻隊の心を美しいものであると賛美してしまった。上層部の批判は先ほどしたつもりらしいです。あ、“作戦の批判”は確かにしていました。で、これ、本当にニュートラルな立場を取っていると思います?犠牲の精神を尊ぶとか、美しいとか、先祖の慰霊とか。この台詞って、まるで靖国参拝の安倍首相の言い訳と一緒ですネ。で、ここでまた先程の“泣かせ”にかかるのです。感動のラストの一丁上がり。そして、駄目押しに臭いフラッシュバック!あ、これ『アルマゲドン』にそっくり。

ヒューマニズムと涙にくるんで、どうやら結局美談に落としこんでいるつもりらしい。こうした皮をかぶっているからこそ余計に危険で、気持ち悪い物語だと私は言いたいのです。死者を悼む気持ちは日本人には誰しもあるものであり、慰霊の気持ち、先祖に対する家族個々人の思いというものは皆が持っている。「ここは誰も否定しないできないだろう」と、物語中において上手にウルトラCを決めたつもりでいる。

ココ最近は、いよいよ日本が右傾化してきましたねえ。安倍首相初めNHK会長籾井に好き勝手な発言をされ、結果どんどん日本が海外の中で孤立していく。これについて思うと、本気でゾッとするし怖いんですよ。

『火垂るの墓』(高畑勲)を思い出させる、エンディング曲サザンの『ほたる』の白々しいこと!

’13年、日本
監督:山崎貴
原作:百田尚樹
脚本:山崎貴、林民夫
音楽:佐藤直紀
主題歌:サザンオールスターズ『蛍』
キャスト:岡田准一(宮部久蔵)、三浦春馬(佐伯健太郎)、井上真央(松乃)、濱田岳(井崎)、新井浩文(景浦)、染谷将太(大石)、三浦貴大(武田)、上田竜也(小山)、吹石一恵(佐伯慶子)、田中泯(景浦)、夏八木勲(賢一郎)

 

2014/01/30 | :戦争

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コメント(35件)

  1. お書きになりましたか。とらねこさんにしては意外とあっさりめのタッチでしたね。私が書いた方がたぶん過激です。気が向いたらブログ向けに書こうかしら(笑)

    >反吐が出そうになった
    はい、全く。
    本作、内容や演技がどうこうという前段階で、映画としてダメな部分があります。そこに言及している人がほぼいない。
    将来こんな作品しか作ることが許されなくなったら一体どうするのでしょうか。
    何も考えないで涙を流す層に関してはもう何を言っても無理でしょう。しかしながら作り手と言われる層の人たちが、それすらも気がつかない状態であるとは私は思いたくないんですけどね。

  2. Rose_chocolatさんへ

    こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
    あら、あっさりでしたか。結構自分としては言いたい事全部言ったつもりではあるんですが、確かにまだ言及してないところはありそう。Twitterでこの記事の一番言いたい部分を呟いてしまった感じはあるかも。

    この映画のことを考えると、義母と義妹の事を思い出します。大晦日に一緒に紅白を見たのですが、綾瀬はるかが泣いたところで、釣られて二人して泣いてました。いつも彼女たちは、ドラマで人が泣くシーンで毎回、泣いてしまうんだそうです。私もよく映画を見て泣くけれど、全然そんな理由じゃない。
    この作品は、そうした作り手の極めて安易な考え方、人を泣かせてやろう、そんな意図があけすけに見えて、ウンザリしてしまいました。主人公が泣けばそれで何かを表したつもりなのか。葛藤や悔しさやその他いろいろな事も全て表現したつもりなのか。感情が溢れるシーンだからホラ感動するでしょうと。安易すぎるし下手すぎる。でもそれで騙される観客はいる。最初から観客のレベルを舐めているようにしか思えません。

  3. こんちは。

    おらぁ、細かい事はあまり気にせず、ザックリ映画を見る庶民だから、まんまと騙されただなあ。気にならなかったのは映画を1本の通した話として見ているより、気持ちいいシーンの積み重ねとして見ているからかもしれない。それは何と言われるとTV的な見方という事だな、きっと。

  4. ふじき78さんへ

    こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
    気持ちいいシーンの積み重ね、ですか。なるほど、確かにテレビ的かもしれませんね。個人的にはこれが気持ちいいという気持ちがわからないけど。

    そうそうふじきさん、「イデオロギーや思想は置いておいて」とおっしゃってたけど、この内容だとそれを置いておくわけにはいかないと思いますよ。

  5. 『永遠の0』を新宿バルト9シアター9で観て、イビツだとしても好きよふじき★★★★(ネタバレあり)

    五つ星評価で【★★★★おそらくイビツな映画】

    ラストについてのネタバレがあります。

    原作未読。
    これには泣かされる。
    でも、私はひねくれ者だから、
    映画としては変な作 …

  6. さすがとらねこさん、私が感じた違和感ともやもやを、ソフトになおかつ的確に書いていらっしゃいますね。

    これ、ユナイテッドシネマで開催された試写会で見られたのですが、お金を掛けた宣伝や周りの人の意見と違って、憂鬱になりました。政治的プロパガンタかな、って。

    mixiでうっかり書いたら、炎上しそうで面倒だったのと、ドライアイであまりネットで着なくなったのも大きいのですが、無駄に長い右傾映画でした。

    おまけに、某SNSでうっかり同行しかけた顔見知りは、ネット右翼で意見が極端なのが予測できたため、フラットな頭で見たかったし、日記にからんできそうなので面倒だから断りました。

    これなら、地元の1年に一度の歳の市に行けば良かった、と心底後悔するくらい、消化不良な時間でした。地元の友人とお祭りに行った方が、どれだけ楽しかったのだろうと。

    泣かせようとする演出に泣いている人が多かったので、違和感ありました。

    私は祖母と母の親戚が東北なので、紅白の綾瀬はるかのところでは、うっかり泣きそうになりましたが、この映画では誰にもつられませんでした。

    諸事情あってほめブログをやっていましたが、本音モードに戻して、せめて他のところでは正直にあろうかな、と思いました。

    戦争を描くなら、人の心情や感性など、時代に左右されない普遍的なところを描いて欲しいので、2013年第二次世界大戦を時代背景とした映画なら、「少年H」の方がましでした。

  7. 『永遠の0』

    寄りによって昨年最後の鑑賞がこれだったとはねえ・・・。

    思いっきりネタばれします。観賞予定の方あしからず。自己責任でお読みください。

    あと、この作品のファンはここでお帰…

  8. ふみかさんへ

    こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
    やっぱりソフトに感じられましたか。自分としては結構言いたいことを言ったつもりではありました。あんまり長々と書いてもどうせ読まない人が多いので、適度な長さを心がけたいなって、本当はもっと短く書きたいぐらいです。

    不満を感じたけれど、mixi日記で書くと炎上しそうで怖い…なるほど。私の場合も、交流のある友人やブログのお友達がこれを褒めている人もいました。が、自分の場合は言いたいことを言うべき場としてブログやSNSがあるというか、むしろそのためにやっているので、そこで発言を控えると本末転倒になってしまうんです。
    この作品の感想は本当に絶賛の声ばかり聞こえてくるんですよね。これだけ泣いた、泣いたの大合唱ですし、それに反撥する小さな声は、大きな声に掻き消されてしまいそう。でもだからこそ自分の意見は言うべきだなあーと。と言っても残念なのは、この映画の内容について言及しようと思っても、あまりに映画の出来が悪すぎ・退屈すぎて、内容以前の問題になっちゃうところが問題ですよね…。

    『少年H』は未見なんですが、似た内容なんですね。ちなみに今日『小さいおうち』の予告見たんですが、こちらも『永遠の0』に近そうな内容でしたよ。

  9. さすがとらねこさん、的確なことばでずばずばっと。(笑)
    そーですよね、日本の観客って相当バカだと思われてますね。

    私香港でチャン・イーモウのひそれはどい反日映画をうっかり見てしまって(クリスチャンベールが出てたので)、もう何日も気胸くそ悪くて悪くて。。。ということがありました。
    でも中国人はこのバカな映画に涙し。反日気分を高揚させちゃうんですよ。映画としては最悪な出来なのにその判断ができない、日本人憎し!って。映画って実に怖いです。
    この作品にも似た匂いがします。これって全然反戦映画でもなく、結局みんなそれぞれ大切な人生があったけど、愛する人のために死んでいったんだよ、偉いよね〜ってことですよね。
    これを阿部首相が絶賛している図式がすべてを語ってる。

    もう原作からしてアウトなので逆に映画はこんなもんかなと思っちゃいました。
    ほんとに観客が馬鹿にされていおるのか、それとも作り手のレベルが低いのか。こんなのばかりじゃないはずなのに。。。。

  10. くりりんさんへ

    こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
    うわ、チャン・イーモウの反日映画は『フラワーズ・オブ・ウォー』でしょうか?これ、中国でかなり大ヒットしたみたいですね。それも、反日感情がものすごく掻き立てられる映画だったとか。
    せっかく見に行かれたのに、何日も気分悪い思いだった、って、さぞかし辛い経験だったでしょうね…。うわあ、私もきっと同じだろうな。見る気がせず、今まで見ずに来てしまいました。今後も見ないかも…。

    安倍チャンの絶賛、「さもありなん」て感じですよね。この作品、百田に言わせれば軍の上層部を批判したつもりらしいです。この人のtwitterがまた酷いですよ〜。
    「こういうポーズをつければ、観客に受け入れられやすいだろう」「先祖を悼むと言えば、誰しもそれに反対意見を言う人は居ないだろう」、と、主義主張を押し隠して何かを言おうとしているので、どうもバランスが悪く、おかしな作品になってしまってるんですよね。

    観客は完全に馬鹿にされてるし、作り手の意識も相当に低いんだと思います。実際、こんなのが絶賛の嵐だなんて…。
    twitterでとある人が言っていたのですが、「『パール・ハーバー』を見てとんでもない作品だと憤慨していたら、とある高校生が“日本は酷いことをしたのだと思いました”と言っている人がいた。『永遠の0』に感動して泣いてる人は、それと似たタイプの人なんだろう」なんて言っている人が居たんですが、言い得て妙!と膝を打ちました。

  11. 書いてみました。結構賛同者はいるもんですね。
    というか、褒めてるような方が実は否だったってこともあったりで、そこまで自分の意見を言うのが怖いのかなとも思ったり。
    個人的に皆が絶賛している作品って眉唾で考える方針だし、褒めてる人の顔触れを見て判断もしますしね。だめなもんはだめです。

    荒らし対策でコメント閉じてますが、書ける所が実はあります。うまく見つけられたら感想お聞きしたいですね。

  12. まず。前回の投稿、誤字脱字だらけですみませんっでした!

    そして本作品から離れてしまい申し訳ないですが
    『フラワーズ・オブ・ウォー』って日本公開されてませんよね?いやこれはできないだろうし、そんな価値もないと思いますが、でもある意味(そういった機会があれば)見ていただきたい作品でもあります。
    この作品を「中国を聡明で可憐でか弱い女性として描き、そんな中国を愛し、正しい道へ進めと、アメリカ人に訴える映画」と称されたブログがあります。
    http://meinesache.seesaa.net/article/245792575.html

    反日映画というよりこちらの方が的を得ているなと思います。
    そうすればイーモウ監督の、この映画を見たからと言って日本人を憎まないで欲しいってなあきれた談話も納得できるというものです。(でも偽善的で大嫌い)

    結局、人種や国籍に限らずどこでも似たり寄ったりかと。
    客観的な立場で見られれば正しい判断が出来ても、自国の事だったり自分に近かったりすると冷静な目で判断する事は難しいのでしょうね。どちらの映画も他国のものだったら「くだらない」って言えますもん。

  13. rose_chocolatさんへ

    こんばんはアゲイン♪
    これ、元々興味ない人は踏まない地雷ですし、この作品について賛同者を見つけるのって本当難しそうですよね。ここで少数で同意していても、他のサイトではそれこそ絶賛に注ぐ絶賛ですからね。

    >褒めてる人の顔触れを見て判断もしますしね。
    いやいや、こうやって周りの顔色を伺うと、「仲の良い人が絶賛派だから否定的意見はやめておこう」なんてなってしまう人が多いと思いますよ。roseさんはそんなことないかもしれないけれど。

    そうそう、roseさんコメント欄閉じてらっしゃいましたね。書けるところとはmixiですね?w。ではマイミクになりますか?良ければ探し方を教えてください。

    twitterで、「映画は見る前から、人の感想や予告で分かるはず」という意見が最近あったんですがご存知でしたか?これ、この映画みたいなどうしようもない映画を見てしまった私への、遠回しな当てこすりに思えました…。シネフィルの人からしてみたら、こんな糞映画を見る私の方が悪いと言いたいのだろうと。その気持ちも分かるし、私も普段はそういう考えをする方なんですが、いやいや、今回に関しては、普通にワースト映画とは一味違う、それ以上のものがあったと感じてます。『ハンナ・アーレント』みたいな映画を見たすぐ後だから余計そう思うのかも。それこそ自分達のような考え方の人間とは全く違う、マスの一致団結する姿に、ゾッとするところがありましたね。

  14. 書ける所をさっきDMしましたー。探してみて下さい。mixiはブログとは全く切り離してるのでご容赦を・・・。

    >今回に関しては、普通にワースト映画とは一味違う、それ以上のものがあったと
    そうですね。何も見ようとしない多数の声というものはこのように作られるのかと。薄ら寒くなりました。

  15. くりりんさんへ

    こんばんはアゲイン♪
    『フラワーズ・オブ・ウォー』が反日映画だ、というのはネットで見て当時うわあ…なんて思ってました。韓紅という中国の女性歌手がこの映画を見て「日本人、くそったれ!中国人はお前らを永遠に敵とする」とtwitterで言い、さらにそれに賛同する中国人がすごく多かったとか。チャン・イーモウは、『初恋のきた道』が大好きだったので、ショックが大きいです。なんだか予告だけでも日本人が見たら憤慨してしまいそうな内容ですよね。そうですよね、日本で公開なんてされる訳ないか…。私もそれ以来くりりんさんに話を聞くまで、この映画の存在をすっかり忘れ、『サンザシの樹の下で』なんかを見て感動していたぐらいですもん…。
    くりりんさんや教えてくださったブロガーさんの意見だと、なるほど反日映画というよりは、日本人をダシにしてアメリカに擦り寄る、という内容なんですね。

    教えてくださった同じブロガーさんの他の記事で、こうした捏造された戦争映画を「架空戦記」と読んでいたのですが、
    http://meinesache.seesaa.net/article/321224314.html
    やはりこんなふうに、それを作った自国にしか訴えかけない戦争映画というものが、時々存在するんですねえ…。この『永遠の0』も、似たような部類のものと捉えることが出来るかも。この作品はプロパガンダというほどの力は無いと思いますが、こうした気持ちに同調しよう、“したい”という空気を感じます。
    ところで、「架空戦記」に関する記事の中で、やはりフラワーズ・オブ・ウォーと同じように、やはり第二次世界大戦中の日本兵が喜んでレイプし、殺人を行うという描写があるらしいのですが、こうしたものが日本兵のステレオタイプであるというんですね。『フラワーズ・オブ・ウォー』も、いくらアメリカで酷評されたとは言え、同じようにこうしたイメージで日本兵を見るというのは、今後も起こりうることなのかもしれないと、すっかり暗い気持ちになりました。それが本当であるかどうかはさておき、これが日本兵のイメージであると、中国ばかりかアメリカまでも、いや、世界に刷り込まれてしまっている部分があるのかも…。『永遠の0』で書かれたような、日本人が自国の兵に対する気持ちとは、当然ながら全く違う…。

  16. rose_chocolatさんへ

    あー、mixi日記じゃないんですね。実はむしろ、mixiの方が読みたかったり…
    記事だけじゃなくて、人々の反応とか、それに対する反応とか、そういうものが正直読みたいんですよね。

    私の場合は、記事を書いて終わりとは思ってないんです。
    人の反応をもらって考えていくうちに、自分の考えがまとまっていったり、さらに深まったり、考えを改めたりする。これがブログの面白いところだなと。コメント欄は閉じない主義なんです。
    もちろん、各自のやり方はそれぞれで、各の思いにもとづいてやってると思いますし、好き好きだと思いますよ。
    該当記事にコメントをしに行くのは億劫とは感じないけれど、コメント欄をせっかく閉じられているのに、そこで書かずに別のところで蒸し返す趣味はないなあ〜。他の人から観て、しつこい人だとしか思えませんからね。

  17. 永遠の0〜脱力低空飛行

    太平洋戦争版黒田官兵衛?
    公式サイト。百田尚樹原作、山崎貴監督。岡田准一、三浦春馬、井上真央、濱田岳、新井浩文、染谷将太、三浦貴大、上田竜也、吹石一恵、田中泯、山本學、 …

  18. やっと同志に巡り合えた(涙)

  19. 佐藤秀さんへ

    こんばんは〜♪お久しぶりです!何年ぶりかな?コメントありがとうございました。
    同志…本当に少ないですよね><。
    本当これ絶賛されてますもんね。

  20. 永遠の0

    絶対に生きて帰ると妻子に言い残して戦いに出て行った祖父は、臆病者と罵られても明日の日本を心配し死んで未来へ向かう日本人に大きなメッセージを残してくれた。戦争映画として邦…

  21. こんばんは。
    私はこの映画を観てとらねこさんの言う「特攻隊賛美」という感想を全く持ちませんでした。
    受け取ったのは十把一絡げで顔の見えない「特攻隊員」ではなく、ひとりの人間としての彼らの歴史や想いを考えようという事だけ。
    ついでに宮部が偉いとか偉くないとかのメッセージも全く受け取っていません。
    昔、こういう人もいたかもしれないというだけです。
    もしも私が特攻隊を賛美する映画と考えた上で評価してると思ってるとしたら全くの間違いです。
    おそらくこの映画に感動したといってる多くの人も同じでしょう。
    夏八木さんの台詞も特攻隊賛美ではなく、一個の人間としての話で、なんでそれを再び十把一絡げに戻して考えるのか正直わかりません。
    だから同じ映画から全く違ったメッセージを受け取ってると言ったのです。

  22. ノラネコさんへ

    こんばんは。コメントありがとうございました。
    感じ方が違うと言えばそれまでですが。
    “文科省推薦”のこの物語に描かれていることにメッセージ性があるかといえば、それこそ台詞以上の意味にしか取れない、どんな莫迦にも分かるようなメッセージであり、何の解釈も必要の無いことではありますが、
    原作者がどこに所属し、どんな経歴の持ち主なのか
    https://twitter.com/hyakutanaoki
    それを考えたら、何を描こうとして“いない”のか
    ノラネコさんがそんなに鈍い人な訳がないでしょう?
    >おそらくこの映画に感動したといってる多くの人も同じでしょう
    顔の見えない“多くの人”の話はどうだって良く。

    >大林宣彦監督は「この空の花-長岡花火物語」の中で、「まだ戦争には間に合う」と説いたが、その時は急速に去ろうとしているのだ。

    大林宣彦が、平和への祈り、最後の願いのような切実な思いを、「そんな時は急速に去ろうとしている」なんて恰好良く言っていられる気持ちが分からないです。
    「戦争にまだ間に合う」は、「みんなで力を合わせて間に合わせよう」じゃないんですか?

  23. 永遠の0

    この空に願う、未来――壮大な愛の物語。
    製作年度 2013年
    上映時間 144分
    原作 百田尚樹
    脚本 山崎貴/林民夫
    監督 山崎貴
    出演 岡田准一/三浦春馬/井上真央/濱田岳/染谷将太/新井浩文/三浦…

  24. うーん、文脈から言ってもとらねこさんのおっしゃる様な意味には捉えられないセリフでした。
    まあDVDが出たらもう一回確認してみますが。
    Twitterでも言いましたが作品と作者はリンクさせない主義です。
    特に映画と原作者では間接的ですし。
    百田氏は大嫌いですが、ぶっちゃけどうでもいい。
    私の観たこの映画はみんなで力を合わせて間に合わせようとしてる作品です。
    それにもしとらねこさんが特攻隊賛美というメッセージを見たとしても、他人まで同じメッセージを見てないと許せないというのはおかしな話です。
    私は人が映画からどんなメッセージを受け取ってもそれを尊重します。
    だからとらねこさんが特攻隊賛美と受け取っても、そういう受け取り方もあるのかと思うだけです。
    風立ちぬだって、人によっては軍国主義賛美映画に見えるようですよ。

  25. 本当にご無沙汰していましたのに、
    奥歯にモノが挟まったような記事に(笑)コメント、有難うございました♪

    「オーバーな演技」同意。
    「しつこいセリフ」同感。
    「60分ほどの内容」全く!
    そもそもこの監督作品、「りターナー」以降、好きな作品がナイんですよ~。
    なので予感があったんです(苦笑)
    あ、「パール・ハーバー」を観て云々の話、言いえて妙だわ、同感。

  26. 永遠の0

    命を生む零。
     

  27. ノラネコさんへ

    >Twitterでも言いましたが作品と作者はリンクさせない主義です
    ところが、この作品に関しては関係は大有りで。
    東宝のでかい資本で、主演ジャニーズで、配給アミューズで、CGはROBOTがやってて。ところが原作者が相当アレな人で、NHK経営員と来た上に、これが文科省推薦。メッセージは分かりやすく「戦没者の慰霊」で、靖国問題が浮上したちょうどその時期に合わせたシネコン公開な訳ですから。「力を合わせて一つになろう」としている姿をこの映画から感じるのでしょう。で、どちらの方向へ?
    ノラネコさんは、映画製作会社に所属しているという立場上、言えないこともあるでしょう。それで食べてるんですから。会社関係の人もブログをご存知なのでしたっけ?そうした事を考慮せず、「ここからどんなメッセージを感じてもいいじゃないか」とニュートラルな立場を貫くからと言って、「ガッカリしました」と投げかけてしまってすみませんでした。
    でも、だからこそ私が言うべきだし、言いたいなと思ったんです。

    出来が悪い映画とすら気づかないのは、個人の好みもあるから仕方がないでしょう。
    でも、原作者の周辺がここまで右寄りな発言をしていて、しかもこれが政府の推薦映画にまでなっているというのに、
    そうした事に気づきもしないで、ただ単に感動物語だと言って無批判でいる人が、私には鈍い人に思えて仕方がない。

    ノラネコさんが本当は私と同じように感じているであろう、というのは、この発言
    >大林宣彦監督は「この空の花-長岡花火物語」の中で、「まだ戦争には間に合う」と説いたが、その時は急速に去ろうとしているのだ。
    を見れば明らかだと思ったんですよ。

  28. kiraさんへ

    おはようございます、コメントありがとうございました。
    本当、お久しぶりになっちゃいました…こちらこそ、すみません!!
    kiraさんもこの作品、胡散臭いと思われたのですね〜。確かに、なんだかモヤモヤしてしまう作品ですよねえ。
    私なんか、何度も何度も書き直してしまいました。また懲りずに書き直しちゃいましたよ。

    『リターナー』以降って、随分前ですね(笑)。私、それ見てませんが…。
    本当、『パール・ハーバー』感動するタイプと同じですよね(笑)

  29. そんなに酷いんですか?

    右だろうが左だろうが、テーマ云々は別として、単に「映画として」出来が悪いのでは?

    戦後日本は左に傾いているので、戻すのは大いに結構ですが、手法が稚拙なのは頂けませんね。

  30. 健太郎さんへ

    こちらにもコメントありがとうございます。

    私も初めは、あまりにも映画として出来が悪い、という方向性で記事を書いていました。が、自分がこの作品に感じるモヤモヤ感、気持ち悪さは、ただの出来の悪さからくるものじゃない。この作品で描かれた「修正主義」である点、これが故です。そう感じ、何度か書き直しました。
    時に、「駄目映画を見たなら、自分の見識こそ反省すべきだ」なんて言う人が居ます。しかし、私はそんな単純なことを書きたくて、この長々しい記事を書いた訳じゃないのです。
    この映画を見たほとんどの人が、絶賛しています。ものすごく感動したとか、泣いたとか。興行収入もおそらく、今年の上位に食い込むぐらいになるでしょう。この作品に対する批評はほとんど見当たりません。
    だからこそ、ハッキリ意見を表明したいと思いました。

  31. やあ。今日、見てきたよ、雪の中。けっこうおもしろかったよ(ウソ)。3つくらい爆笑するシーンもあったし。泣くとこはひとつもなかったけど。スノーピアサーにすればよかった。。。

    ラスボスうざかったね。『希望の国』でもうざかったのを思い出したよ。

    ところでキミ、こんなところで言うのもなんだが、『ゆきゆきて神軍』は見たかね? まだなら見て見て。チョー狂ってるから。 

  32. ウラヤマさんへ

    こんばんは〜♪コメントありがとうございました!
    なんだね、君は、バレンタインにコメントくれちゃって
    チョコ欲しいの?アポロぐらいならあげてもいいよ〜
    13号じゃないよ。

    これ見たの褒めてあげないですよ。見なくていいって言ったのに。
    スノーピアサーも駄目駄目。でもこっちよりは全然マトモだと思いますね…
    ラスボスうざいっしょ?
    『ゆきゆきて神軍』は持ってますよ!DVD。あれ、この話前もしませんでしたっけ。

  33. 今ならまだイ○ンシネマのパスポ有効なんで、
    もう1回タダで観ようかしらとも思ったり。
    一体どこがダメか、更に掘り下げて詳細に観たい気もするのよね。DVD借りる気がないので(笑)
    でも時間あるかなー。イ○ンシネマのレイトでも、何だか知らないけどよーく客が入ってるんですよねえこれ。
    先日、仕事で顧客がこれを絶賛していて、もう何と返事してよいやら困ってしまいました。テキトーに相槌返しといたけどw

  34. rose_chocolatさんへ

    こんばんはアゲイン♪コメントありがとうございました。
    イ◯ンシネマのパスポ、すっかり有効利用してて逆に忙しそうですね。更に掘り下げて詳細に見る、ですか。私の場合は、あんまり正直やりたくはないし、これ以上個人的に言いたいこともないのですが、もしやられるなら、「『小さいおうち』と『永遠の0』の比較論』」というテーマだと、面白そうですよね。何やら、この作品へのアンサー映画として山田洋次監督が意識して作ったらしいですから。

    あー、嫌ですよねえ、この映画絶賛してる人。
    でも、これを「反戦」だと思っている人が多くいるので、それは違うんじゃないかと、一言ぐらいは言ってもおかしくないんじゃないでしょうか。いくら仕事上の関係でも。簡潔に語れればそれでいいのでは。

  35. 【映評】永遠の0[監督:山崎貴]

    55点(100点満点)

    この映画は2013年の年末に鑑賞しました。結果的に松本で観た最後の映画になりました。
    たいした期待はせず、特撮を楽しんで、ちょっといい話に涙腺が緩めばヨシとし…




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