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金沢うまいもんづくし Vol.2

小松弥助

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前回もレポートして、こちら二度目の来訪。
小松弥助さん、御年82歳。とても若々しく、キビキビした手つきで毎度、見事な小松弥助ショー。キビキビと働いてはいらっしゃるけれど、でも…不吉なことを言うようだけれど、こんな元気な人がいつ倒れるか分からないもの。興味のある方は今のうちに、是非是非行っておくべし!
前回のレポートは夏で、今回は冬の季節。冬こそ日本海の海の幸がますます美味しい季節。金沢に来るなら、来るっきゃない!このお寿司屋さん。それがここ、小松弥助さん。

前回はテーブル席だったけれど、今回はカウンター席。お寿司だとカウンターの方が、出来てすぐ出てくるので、印象も違いますね。台の上に乗るそばから、あっという間に食べてしまうんだけれど。
イカ、バイ貝、甘エビ、マグロ、蟹。
この蟹料理の名前が、「雪紅葉」というんだそうです。素敵な名前だけれど、なんでもお客さんが付けてくれた名前とのこと。いい名前ですよね。冬の季節に真っ赤に咲く、雪紅葉。蟹の鮮明な朱を詩的に表現してるんですね。蟹味噌が乗っててここがまた美味しい軍艦巻き。

komatu2マグロの山かけ、ヅケ、ブリ。二段目はアワビ、ウニとイカ。
こちらのイカを頼んだ後、弥助さんのイカの三枚おろしを見ることが出来ました。イカの三枚おろし、これが何ともお見事な腕前、匠の技。薄〜く横に包丁を二度入れるんですね。

2013-12-01 21_Fotor_Collage

京祇園ネギ焼き 粉

こちらもまた、前回もレポートしたところと同じ場所。食べログお好み焼き部門で全国一位を奪取したことのあるお店。

ここのお店はお好み焼きとはいえ、アッサリと食感が軽いところがお気に入り。お好み焼きよりむしろ、鉄板焼きを目当てに来る常連客の方が多い。どこか飲みに行って、帰りにフラっとシメに行きたくなるタイプのお店。

写真は上左から右へ→卵焼き、トロロ焼き。二段目、広島風お好み焼き、ネギ焼きスジ。
ここの卵焼きはふんわりして優しい風味で、まさに京風の出で立ち。トロロ焼きも青のりがほんのり香る程度の優しいお味。毎回食べたくなってしまう。というか、この店を思い出す度に思わずジュルリと舌鼓が…。

風味店主の朗らかなお人柄が好きだし、ここに集っているお客さんたちは仲良くなったりして、それもまた楽しみ。
今回は、フレンチ料理のシェフ兼オーナーという方や、胡桃料理の店主という方がいらっしゃって、
しかも彼らがオススメしてくれる店やら食べ物やらは、どれも美味しかったなー。

2013-12-01 20_Fotor_Collage

源左衛門 げんざえもん

石川県金沢市木倉町5-3
076-232-7110

日本酒が飲みたくて訪ねたお店。写真は、上左から下、右から下へ→香箱ガニ、ブリ刺し、バイ貝の刺し身、牛すじ煮込みの塩味。この塩味の牛すじがメチャ美味しかった〜。
呑んだ日本酒は、生原酒の寿喜娘。こちらは蔵元直送の樽のみ。福井のお酒です。
あとは、山廃仕込の天狗舞。車多酒造。

ここもなかなか美味しかったけれど、他のお店があまりに圧倒的で少し印象が薄くなってしまったかな。

IMG_2804_Fotor_Collage

泉鏡花記念館

〒920-0910 石川県金沢市下新町2−3
076-222-1025

金沢にある、泉鏡花の生家にある記念館。ファンは是非ここへ足を運ぶべし。
いかにも神経質そうな、鏡花の普段の持ち物(アルコールを含んだ布で、いつでも消毒出来るよう持ち歩いていたようだ)や、まるで芸術品とすら思えるような、美しい手書き文字の原稿なども見ることが出来ます。
bar

Bar 一葉(ヒトハ)

〒920-0908 石川県金沢市主計町1−5
076-222-1108

こちらもまた、「お好み焼き 粉」で聞いてやって来たお店。
和モダンの印象が何とも我々の心にしっくりくる。ゴージャスというよりはどこか懐かしいような。歴史を感じさせる作りが何ともあったか〜い、印象で良いのです。
ここのバーの店長さんは、古い家を改築して作った話を気軽に話してくれて、いかにも金沢の良店という感じ。場所も、ひがし茶屋街の近くでありながら、古くのまま残っていてモダン化されていない、主計町にあるんですよ。主計町は雰囲気が昔のままだ、なんて言います。そのおかげか、ずっと気楽に楽しめる感じ。
きっと東京だったら通いつめるんだろうな〜。

seinenkouryu

金沢学生のまち市民交流館

〒920-0981 石川県金沢市片町2丁目5−17
076-255-0162

ここについては、「いかにも金沢ならでは!」と感激してしまったので、ついでにレポート。
ここは、金沢が市ぐるみで古い家を買い取り、そこへ学生のための寄り集まりの場所として、無料で開放している場。
建物自体にいかにも価値がありそうな、古くからの、おそらくは金持ちの家だったのでしょう。
「一の間」「二の間」などと名前がついていて、ミーティングが出来る場所になってるのですが、床の間や神坐もそのままだったりして、本当に美しい昔の日本住居。

ただ「見て楽しむ」、という建築物ではなく、金沢という町に根づく人々の役に立つ場として、つまり「本当の意味で市民のためになる」場所として生まれ変わらせたのだなあ、と実感します。市のこういう姿勢こそが金沢ならではの遺産。文化遺産をポンと投げ出すことのできる懐の深さ、金沢市が当然のように持つ志の高さ。そんなことを思いました。芸術が昔から栄えた町ならではだなあと。

 

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コメント(2件)

  1. とらねこさん☆
    うっわー、これまたどこもめっちゃ美味しそうですね!
    私は小松弥助のマグロとホタテ(?あわびみたいね)が食べたい~~~

    こんなおしゃれなお店ばかりあるなんて、ほんと、一度行ってみたいものだわ。

    粉ものもおいしそう!!
    やっぱりお好み焼きは広島風よねー?

  2. ノルウェーまだ〜むさんへ

    こんばんは〜♪コメントありがとうございました。

    めちゃめちゃ美味しいですよ。本当、是非是非行ってみてください〜★ 金沢は本当にイイっ!
    一年に二度も行っちゃいました〜。

    あ、そうそうそれごめんなさい、アワビだった。間違えちゃった。
    ここのお好み焼き屋さんは、本当に絶品なんですよ。
    味付けもあっさり、ふんわり優しい風味がこんなに美味しいなんて〜。




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