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全米で売れ行き大好評!のお化け屋敷ホラー 『死霊館』

130808shiryoukanposter楽しみにしていた大人気ホラー。『死霊館』の開店だよ~!

どうなんでしょう、日本でも入ってるんでしょうか?個人的にジェームズ・ワンのホラーとあれば、楽しみに駆けつけるのだけれど、公開前にアメリカでも大人気!との噂を聞きつけて、よりいっそう楽しみにしていたのでっす。ちなみにジェームズ・ワンは、ソウシリーズでの監督は1のみ、あとは製作総指揮等に携わっていたお方。で、驚くのは、この監督のこの『死霊館』と、『インシディアス2』が同時期に公開され、その2本が同時に大ヒット!しているのだそうです。すごいすごい、この監督、ホラーのヒットメーカーとして今後より一層要注目!ですね♪。いいねいいね。てことは、日本でもこの『死霊館』の売れ行き次第で、『インシディアス2』の公開が決まるのかな!?楽しみ。

ちなみに、ソウシリーズの合間に撮った『デッド・サイレンス』、こちらではソウシリーズのジグソウ人形が出てくる上に、『インシディアス』でもジグソウの落書きが出てくるシーンがあるんですよね。どれも面白いホラーばっかりでホックホクなの~!で、今回もどこかにジグソウ人形が出てくるのかな?と思いきや、ジグソウ先生はようやくお役御免。過去の栄光を引っ張ることなく、今度は本当に心霊現象があったという「アナベル人形」の登場なのでした!この作品、大好評ということで続編が作られる可能性も高いらしく、今後はジグソウ先生に取って代わって、アナベルさんがちょくちょく顔を出すことになるのかもね♪ちなみに、本物のアナベル人形はこちらの写真。これは有名な人形なので、見たことある方も多いかも。o065004371052764_650

ああ、死霊館。楽しかった~!“脅かし系絶叫ホラー”、と聞くと思わず「そういうの好きじゃないんで…」と思ってしまう人も居るのかな?でも、Jホラー的要素のある作品てば、最近多すぎ!という実感は、ホラー好きならおそらく誰もがここ最近の流行りとして感じているところだと思うので。ここはひとつ、アメリカらしく楽しく騒がしい霊で、気持よく絶叫することにしませうよ~♪

なんかもう、ラーメンで言えば「全部のせ」って感じでした。定型ホラーとどう違うかというと大した違いはなく、あえて言うなら実際に居たという心霊研究家のロレイン夫婦の物語と、被害者の屋敷に住むペロン一家の物語を、二本立てとしてメインのあらすじに持ってきていることぐらい。やっていること自体で言えば、他のホラーと大きく違う訳ではないのです。今年で言えば『ポゼッション』や『フッテージ』と似て感じる。この作品が面白く、退屈をさせないのは、見せ方が違うということぐらいなんですよね。ホラーって意外と、「次の展開は、おそらくきっとこうなるだろう」という大方予想がついてしまうし、むしろ、うまく次を予感させながら、恐怖を丁寧に煽る方が良いホラーだったりする。でもこの作品は、観客に予想させる前に事を起こす、一つのシーンの終わりに次のアクション繋ぎへと見事に紡いで行くのです。感動シーンで安心させながら、全く別の予想だにしない出来事が起こる、この作品は全てこの連続。この「予想だにしない出来事が起こる」というテンポの良さ、これが意外と定型パターンが限定されるホラーという分野には至難の技なのだなあ、とつくづく思ったりしました。だって、「そんなに盛り込まないで、次に取っておこうよ」って貧乏根性が働きそうだったもん。ホラー好きとしての貧乏根性。ここに使われたアイディアの要素をもう少し出し惜しみするだけで、あと数本のホラーが出来てしまいそうだった。これをやっちゃうんだよなあ、大丈夫なんだろうか、この人のキャリア…持つのかな?と思いそうになる。でもこの人、『狼の死刑宣告』みたいな、全く違うジャンルの良作も撮れてしまう人なので、だからこそ私のようなファンは憧れもするし、この人の今後の動向から目を離すことが出来ない。次はあの長く続いたシリーズ、『ワイルド・スピード』の最終話を監督するんですってサ。うーん、ユーロ・ミッションの盛り込みっぷりを考えると、この人には意外と合ってるのかもしれない。

’13年、アメリカ 原題:the Conjuring
監督:ジェームズ・ワン
製作:トニー・デローザ=グランド、ピーター・サフラン、ロブ・コーワン
製作総指揮:ウォルター・ハマダ、デイブ・ノイスタッター
脚本:チャド・ヘイズ、ケイリー・W・ヘイズ
撮影:ジョン・R・レオネッティ
音楽:ジョセフ・ビシャラ キャスト:ヴェラ・ファーミガ(ロレイン・ウォーレン)、パトリック・ウィルソン(エド・ウォーレン)、ロン・リビングストン(ロジャー・ペロン)、リリ・テイラー(キャロリン・ペロン)

 

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コメント(10件)

  1. とらねこさん☆
    うわーホラーもお好きなのね?
    私はキライじゃないけど、こういう「家」ものはロンドンに住んだときからゼッタイ観ない!って決めていて・・・
    いや、実際居たからね、家に。
    よく1年も同居してたものだわ・・・

  2. ノルウェーまだ〜むさんへ

    こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
    今日、先ほどブログのサーバーが落ちてました。ご心配をおかけしました。

    はーい、ホラーよく見ますよー。
    え、ロンドンで実際にホラー屋敷にお住まいだった!?…そう言えば、チラっとロンドンの日記のところで読んだのだけれど…ゴクッ。
    ノルまださんてば、波瀾万丈すぎ!!面白すぎ!!きゃーww。
    頑張って探しにいきまーすっ

  3. クラシカルな作りが、逆に新鮮でした。まさにオカルト映画ってやつで。
    上映回数が少ないからかもしれませんが、結構、客が入っていましたよ。団体の女子中学生が喧しかった。
    「ポゼッション」も割とクラシカルでした。

  4. 死霊館

    2013年10月19日(土) 19:00~ 109シネマズ川崎6 料金:1000円(ポイントカード会員感謝の日) パンフレット:未確認 古臭いが故に目新しい。正統派オカルト映画。 『死霊館』公…

  5. バラサ☆バラサさんへ

    こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
    うんうん、オカルト映画の面白さが上手に効いてましたよねー。まさにお化け屋敷映画。シンプルですけど、ビックリさせられて楽しかった〜♪もうニッコニコです。
    お客さん、結構入ってましたよね!新宿ピカデリーは個人的にはあんまり好きな映画館じゃないんですが、やっぱり動員数多いなあ、さすが新宿だなあと思ったりします。
    川崎も結構入ってたようで♪

  6. 死霊館・・・・・評価額1650円

    その恐怖は、実在する。

    現代ハリウッド随一のホラーマイスター、ジェームズ・ワン監督が、1971年にロードアイランド州で実際に起こった事件を基に映画化したオカルト・ホラー。

  7. >全部のせ
    うまい!正にそんな感じ。
    ジェームズ・ワンはホラー卒業を宣言してるらしいから、最後にやりたい事全部突っ込んだのかも。
    とはいえこれだけ上手く作られて、しかもヒットしちゃえば続編期待したくなりますねえ。

  8. ノラネコさんへ

    こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
    えっ、ジェームズ・ワンがホラー卒業宣言…。
    ググって知りました。なるほど、確かに最後に全部乗っけてきた感じかもしれませんね。
    彼としてはホラーはやり尽くした感はあるのかな。彼の才能からいっても、おそらく他のジャンルでも充分上手なのはもうわかってますもんね。
    あと、正直これを見てしまうと、彼が描くホラーの形がもう見えてしまう感はありますもんね。だからやめたくなる気持ちも分かります。賢いチョイスだなあと思いつつ、ホラーファンとしては残念な気持ちも…。

  9. ども、お久しぶりでございます
    最近忙しくて映画もそんな観れてなくてちょいと疎遠になってました
    申し訳ない…
    語りたき与太話はいっぱいあるんすけどねーwww

    ダブルオーメンカウント達成おめでとうございます!
    そして踏んだの多分わたくし
    どこにカキコしようかったらココしかねぇなぁと
    いやー全然ビースト感ない紳士なひとなんですけどねぇwww

    作品については、とらねこさまの一言で
    わたくしの感想は言い表わされ尽くしてるんすけどね

    >ラーメンで言えば「全部のせ」

    もう、どんぶりからはみ出るくらいの盛りっぷりwww
    でも意外と胃もたれはしないの!
    味付けオーソドックスなのが良かったのかな~
    ひねりの枝葉が無限増殖したホラージャンルでは三周まわって心地良いっつーwww

    >ワイルド・スピード』の最終話を監督
    えー!そうなんですか!
    もうあれ以上は盛れないんじゃ…てところにぶち込んでくるのか、サイドメニューに凝りまくるのか、はたまた素材の良さをいかす方向に逆ぶれするのか!?
    いずれにしても楽しみスグルwww

    では、また

  10. みさま

    こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
    超〜久しぶりじゃないですかー!
    で、ええっ!ダブルオーメン踏んでくれたんですね!?出来れば証拠が見たいところだけど…w
    今度、お礼を考えておかねばなるまい〜♪どうしよっかなー。熟考してみま〜っす。
    やっぱ、私の(昔の)水着写真…とかで騙されてくれる人ではないだろうなあ〜(爆)ケケケっ

    で、この作品ですが
    >オーソドックスさが、三周回って心地よい
    て、本当にそうですよね!調度良い当たりをクリーンヒット!クリーンヒット!て、気づくとあっそこ気持ちいい〜♪ツボ〜!てなってる。綺麗にまとめて美しい話に持って行きすぎたかなあ…という気もしなくもないけど、まあアナベル人形のリアルな怖さは手触りとして残るし、これ以上後味を悪くする必要はないのかな、って。

    ワイスピ最終話も、最後ならではのブッ込み方、平気でやって来そうですよね!
    私としては、気持ちの良いチープさがいい方向にグルーブを出すこの監督なんで、変にバジェット多くしすぎない方がいいんでね…?な意見の人なんですけどね♪




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