ギレルモ・デル・トロpresentsホラー最新作 『Mama(原題まんま)』
「ギレルモ・デル・トロpresents」のホラー。意外とこの人、細かくいろんな仕事をしているんですよね。ホラーの製作&クリーチャーデザインに携わった作品は意外や数多くある。全て彼らしさがあったり、ヒットするという訳ではないのだけど、何となく見てしまいます。これも、日本公開されるカナ?日本公開は今のところ未定。
母親を殺した後、二人娘もまた道連れにし、無理心中を図った男が居た。まさに娘達に手をかけようとしたその瞬間、何者かに阻まれて即死。残された娘たちは、5年間という長い間行方不明となっていたが、ある日見つかる。mamaという存在がどうやら彼女達を見守っていたようだ…。
残された二人の娘の叔父である、ルーカス(ニコライ・コスター=ワルドー)が二人の娘を引き取り、育てることに。同棲していたガールフレンドのアナベル(ジェシカ・チャステイン)が子育てを手伝うのだが…。
これまた、Jホラーを良く研究したタイプの、昨今の流行りを踏襲したホラー。最近多いですね、とにかくJホラーの影響を受けた作品が。私はすっかりこの手には飽きてしまったのだけど、意外と良く出来ているのもまた、この手のJホラー・フォロイング作品。私はもっと、スペインの雰囲気のあるホラーの方が好きなんだけどなあ。ストーリー的には、同じくギレルモ・デル・トロの製作した『ダーク・フェアリー』に似てるかも。
ジェシカ・チャステインが、まるで別人のよう!彼女はいつもどこでも、まるで違う人間として登場してくるので、初めは全く気づかなかった。今回は、ガールズバンドのベースを担当する、ロックンローラー役ということで、『Nana』のような、タトゥーだらけで目の周りを黒く塗ったアイメイクなどのデスメタル的風貌なんですね。まさかそれがジェシカ・チャステインだとは。そう言えば、『ヘルプ!心をつなぐストーリー』といい、『ゼロ・ダーク・サーティ』といい、『ツリー・オブ・ライフ』といい、全く同一人物とは思えないものね。彼女のいつも大変身する姿が凄くて、どんどん彼女が好きになってしまった。演技は上手いし。
mamaは意外と早い時期から顔を見せます。もう少し隠すかな、と思いきや、結構出しまくり。走る姿とかまたも『遊星からの物体X』…。最近、多いですね、とにかくthe thing…。
’13年、スペイン、カナダ
原題:Mama
監督:アンドレ・ムシェッティ
脚本:アンドレ・ムシェッティ、バーバラ・ムシェッティ
製作:ギレルモ・デル・トロ、J・マイルス・デイル、バーバラ・ムシェッティ
撮影:アントニオ・リエストラ
キャスト:ジェシカ・チャステイン(アナベル)、ニコライ・コスター=ワルドー(ルーカス/ジェフリー)、ミーガン・シャルパンティエ(ヴィクトリア)、イザベル・ネリッセ(リリー)、ダニエル・カッシュ(ドレイファス医師)、ハビエル・ボテット(mama)
2013/08/27 | :ホラー・スプラッタ ギレルモ・デル・トロ, ジェシカ・チャステイン, ニコライ・コスター=ワルドー
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コメント(2件)
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この、おばちゃん顔みたいな叫び顔、妹だったんですねー。しかも、それほど大事でもないシーン。
MAMAの動き、この画像のストップモーションで初めてよくわかりました。(笑) なんだか、よくある!
ボーさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
ボーさん、こちらご覧になったんですね。
このキャプチャ、よく見つけたでしょ(笑
ああそうか、よく見えませんでしたか。もうね、ホラー好きには「はいはい」という感じではあります。