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ワイナピチュ登山と山頂。ついでにその後の大失敗

ワイナピチュ登山、ところどころ結構すごい。舐めてたらアキマセン。なかなかに凄いでしょ?

上の写真のように(↑)、途中手すりに掴まりながら登っていく。なので手袋がもしあればあった方がいいです。
手袋も泥だらけになります。
私は今後捨てるつもりだった、穴の開いた手袋を持って行きました。

左画像(←)は、こちら、ワイナピチュ山山頂付近の、最後の階段。
ここまで来ればこの長い石階段を登るだけ!
ワイナピチュは、石階段が結構たくさんあるので、スニーカーで充分です。
出来ればスニーカーも、滑らないような底のタイプのものの方がいいけれど。

山頂から見える、こちらの風景。マチュピチュの全貌が見える、あの有名な写真の角度は、このワイナピチュ山頂からの風景なのですね。
ここまで登るのに苦労しますが、登った時のご褒美が随分と大きすぎる!
山登りは以前は好きでしたが、また始めたくなりました(笑)

もういっちょ。こちらはズームしてます。天気が曇りだったので、くっきりクリアな画ではありませんが、朝の雨は止んで良かった。
前もって調べた時点では、前日の結婚式の日、もしくは翌日のこの日に、雨の予報が出ていたのです。
でも、雨に降られなくて良かった!

こちら山頂にて。このように乾杯を始める人達も(笑)。こんな苦労して登ったからか、ここからの眺めをもう少し堪能したい人たちで、埋め尽くされています。
ワイナピチュ山山頂の高さは2690m。
こんなところでワイン呑んでいいの? (笑)この人達、ドイツ国家を歌い始める。10人ぐらいで歌うドイツ国歌。

上から見た風景はこんな感じ。結構なスリルが味わえます。
皆さん気持よく飲んでますが、ペルー人に言わせれば、
「こうやって飲んでる人たちがいるから、普通に行けば安全な道なのに、転げ落ちて死ぬ人がいるんですよ。
毎年死者が出るので、ワイナピチュは危険な場所だという認識になってしまい、残念です」と言っていました。
たまに来る私達からしてみれば、ご機嫌で良いな〜と思いますが、危険なので真似しない方が良さそう。
この人達はワインボトルを開けてました。

こちら、山頂付近にある標識。これが運命の分かれ道・・・。で、ここからが大失敗。
今まで来た道を戻る「マチュピチュ」コースへは戻らず、別の道を行く「Gran Caverna」の方に行ってしまったのです。
たったの40分で行けるし、と。

ところがこの先、結構急な下りの石階段が延々続くのです。
左の画像のような感じの、とにかく山肌に沿って細い道幅の石階段を、
まだか、まだかというぐらい進んでゆく。

月の神殿に向かってしまっていました。ワイナピチュの登山だけでもかなりキツイ山道だったのに、こちらの「月の神殿」コースは、全体で4時間コース。ところがマップの見方が甘く、この時間の部分を見落としてたんですね。

ワイナピチュ山頂まで1時間+月の神殿まで40分+マチュピチュまで1時間半+マチュピチュの入り口まで往復約1時間。これをしっかり頭に入れずに、何となく山頂で「月の神殿まで40分」だけを見てたという・・。本当に我ながら調査不足による失敗でした。大失敗!

右画像が月の神殿。
苦労して辿り着いたが、まあ正直、あまりたいした場所ではありません・・。

ちなみに、この「月の神殿」コースに行く人はほとんど居なくて、途中に見かけたのはアメリカ人の3人家族、一組のみでした。

ここに来てしまった後、「マチュピチュまで1時間半」という表札を見て愕然。
この時点で1時だったのですが、私達のバスの最終時間は14:30。

バス乗り場まで行くことを考えると、2時間以上はかかるのです。すっかり間に合わない!ヤバい!!

サンクチュアリー・ロッジは、11時にチェックアウトした後も使える部屋があって、ジャグジーも入れれば、ランチも頼める。(無料)
ワイナピチュ登山は往復約2時間半ぐらい。充分時間が余り、戻って来て優雅にランチをするはずだったのです。ジャグジー風呂にゆったり浸かり、マチュピチュを眺めながら・・・。

それなのに「こっち行ってみよう」の一言で、まさかこんなにキツイコースに来てしまうとは!体力はとっくに限界です。ただでさえ、筋肉痛で足が棒のよう。それなのに何とか頑張ってこの急階段を登らなければならないのです。本気でキツかった〜・・。

最終のバスに間に合わない場合、当然ながらクスコ行きの列車にも間に合わず、もうクスコに今日中には戻れない。

泣きそうというより、体力的にキツくて吐きそうになりました。
階段をひたすら登るにも、一段一段が高さがあって本当にキツイのです。ただでさえこの高度ですから、心臓もバクバク。
それなのに急な上り階段を上ったと思ったら、場所によって今度は同程度の下り階段まである。もう余計腹が立ちます。 下り階段を行くと今度は折れ曲がってまた上り階段!いい加減にして〜!と、すっかり頭に来ました。インカの野郎め!などと言いそうになりました。でも、それをグッと堪えます。昨日、なんたってマチュピチュの山々に結婚を祝福してもらったばかりなのだから・・。

そんな呪詛の言葉を飲み込みながらも、ひたすら体力の限界を超えて頑張り、結果的に何とか間に合いました。偉いよ私たち!
本当、間に合って良かった・・。これで何とか無事に、クスコへ行けます。

 

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コメント(4件)

  1. ワイナピチュ登山すごい!と思ったら、更にそんなにきついコースに行っていたなんてー。すごい、すごい。
    無事に帰還できてよかった。ウェディングでそんな難関にいく女はそうそうはいないよね。すばらしいー。

  2. かえるさんへ

    こちらにもありがとうございます♪
    そうなんです〜!超大変でした!ワイナピチュだけでもう充分だったのに、欲張って大変な目に遭ってしまいました。本当、無事に生還出来て良かったです〜><。ウェディングの日はお腹パンパンになるまで食べて辛かったのですが、翌日は体力の限界まで山を歩き続け・・もー、全く普通のウェディングじゃありませんでした(泣)私らしいのかもしれないけれど・・。
    かえるさんもマチュピチュ行かれましたよね?かえるさんともっとペルー話がした〜い!

  3. 何と、山も登ってたとは!
    すごいねえ。しかも間に合ってるし(笑)
    私はもう無理だす。よかった代わりに登山してくれる人がいて。こうして読めます~

  4. rose_chocolatさんへ

    こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
    そうなんです。ワイナピチュは結構大変ではあります。
    でも、マチュピチュの方は、お年寄りから子供までみんな登ってますよ。実際それほどキツイ訳ではないし、いろいろな角度から見ても全く退屈しないので、いつか是非〜♪




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