ボリウッド 究極のラブストーリー #73
11年、インド
原題: Bollywood : the Greatest Love Story Ever Told
監督:ラーケーシュ・オームプラカーシュ・メーヘラー、ジェフ・ジンバリスト
出演:アイシュワリヤー・ラーイ・バッチャン、アミターブ・バッチャン、シャンミー・カプール、マードゥリー・ディークシト・ネーネー
サロージ・カーン、カトリーナ・カイフ、デーウ・アーナンド、シェーカル・カプール
「インド映画名場面集。ザッツ・インディアン・エンタテインメント!」という言葉通りの作品。今後はハリウッドより、ボリウッドだ!って時代がもうすぐそこまで来てるような気持ちになってしまった。なんと、乗せられやすい私。とにかく、ボリウッドがもっとみたいなあ!という気持ちにさせられてしまいます。まばゆいばかりのボリウッドの絢爛豪華さを、雰囲気だけ楽しむことが出来る作品。
今やBRICs(もしくはBRICS)と表記されるようになった、経済成長著しいインド。これと『トリシュナ』を見たら、もうすっかり気分はインドに旅をしたような気分になってしまった。歌があって、踊りがあって、お笑いがあって。絢爛豪華な馬鹿騒ぎがあって・・ボリウッドって、楽しいこと楽しいこと!「映画見ている間ぐらい、辛い現実を忘れさせるものがいい。そう思うからボリウッドでは、派手で豪華絢爛な夢を見させるんだ、辛い現実そのままの物語を、映画で表現しても、見ている方はウンザリだ」と言っていたけど、うーんそれもそうかも・・と思ってしまった。たとえば『サウダーヂ』を見たときに、何となくそう思っちゃったんですよね・・。「他の国のリアリティであれば知りたい!」そう思う一方で、日本で現実味溢れる重い話はなんだか窮屈に感じてしまうなんて・・。私は所詮こんな映画好きなんだなあ。
ただこの作品、もうちょっとだけ真面目にドキュメンタリーテイストにしてくれても良かった気も。いろんな人にインタビューをしているのだから、突っ込んだ内容を盛り込むことも出来たんじゃないかと。『ムトゥ 踊るマハラジャ』で初めてボリウッド映画を見て、『ミモラ』なんかも見たけれど、他にはよく知らない・・そんな自分ですら、これからもっとボリウッドを取り入れよう!いいなあ、インド!とワクワクしてしまったことには違いなし。そうそう、『スラムドッグ・ミリオネア』も、ラストの雰囲気ボリウッドに、ものすごくハマってしまったっけ。
この方のブログでは、この映画の中でコラージュされてる、様々な映画のタイトルが、実に詳しく載ってます。参考にしてみてね!
※ストーリー・・・
ボリウッド。それはインドをまとめる唯一の文化であるという人もいる。停滞することを拒むだけでなく、今も成長し続けている。そこにはもっとも愛される要素である、歌と踊りが取り入れられている。
2011/11/10 | :音楽・ミュージカル・ダンス TIFF, アミターブ・バッチャン, インド映画, ボリウッド
関連記事
-
-
『AMY エイミー』 今世紀一番ロックだったひと
エイミー・ワインハウスの名前は正直言って聞いたことがある程度で、特にフ...
記事を読む
-
-
『シング・ストリート 未来へのうた』 青春+音楽映画の大傑作!
青春+音楽映画はとにかく最高。 一見するとありがちと思われても仕方がな...
記事を読む
-
-
『偉大なるマルグリット』 アートの国フランスならではの辛辣なコメディ
こんな変てこな話が、フランスでは大ヒットするんだ…! 「やっぱりフラン...
記事を読む
-
-
『ストレイト・アウタ・コンプトン』 怒りをライムで叩きつけろ
これは痺れる…! 『8mile』がHIPHOP好き以外の人にも届いたよ...
記事を読む
-
-
【今月のブルー映画】『ブルーに生まれついて』 イーサン・ホーク演じるチェット・ベイカー映画
このカッコいいショットから始まるのは、イーサン・ホーク主演の最新作。T...
記事を読む
前の記事: サウダーヂ #72
次の記事: ランコム ヴィルトゥーズ・ドラマ
コメント