ディケンズの家、大英博物館、世界の山岸凉子
今回泊まったホテルから、ディケンズの家と大英博物館は歩いていける距離。実は、この二つは最寄駅が同じ駅。
朝が早いので、ディケンズの家は、中を見ることが叶わなかったんだけど、『ヒアアフター』に出てくるディケンズの家を、散歩がてら近くまで行ってみることに。
『ヒアアフター』でも、マット・デイモンが地図を片手に場所を探しながら歩いていてたっけ。実際ここは分かりやすい場所ではなく、周りは閑静な住宅街だったので、地図を見ながらでないと行くのが少し大変な場所かも。
看板が小さくて、初めは気づかず通りすぎてしまった。映画では描かれてはなかったのだけれど、もしかしたらジョージもここで迷ったかもね。なんて。
ポストの小さい穴から、デジカメで撮影。入り口の部分だけちょこっと見える。入り口は映画に出てきましたっけ?書斎の辺りは使われてたよね。ポストの間からの撮影なので、影が半分だけかかってる。この写真、お気に入り。
次に向かったのは、大英博物館。ここは、入場料は無料なのでした。人が混む前にと、開店時間キッカリに中に入る。
場所があまりに広いので、見たいところをピックアップしないと、時間がどれだけあっても足りないという。
ロゼッタストーン。ここはさすがに朝から大混雑。でも今のうちだからこそ、こんなに綺麗な写真が取れたのかも。
作ろうとしてではなく、砂漠の中で生き絶え、自然に出来たミイラ。
大英博物館は、さすが世界各地のいろいろな場所から取り寄せられた、宝物でいっぱい。さすがにロゼッタ・ストーンは、早く返せ、と言われているとかいないとか?他には、特にすごいのがエジプト。古代ローマやなどの遺跡が数多く展示されていて、一度来た限りでは全部を見るのはなかなか大変なのでした。
日本のコーナーもやはり、気になる。一応、行っておこうかな、なんて覗いてみることに。日本のコーナーは、さすが博物館全体が混みだす時間になっても、ガラガラ。
すると、なんと!こんなところにナウシカが。さすが宮崎アニメは、世界の宝物として残しておくレベルなのね。なんて思いながら、隣を見ると・・
山岸凉子の『パエトーン』ではないですか!!!!!!!!
これは驚き!さすが大英博物館と言おうか。『パエトーン』は原発に関しての漫画。もちろん、今回の福島の事故を受けて、それから展示物として引っ張ってきたのだと思います。こうして日本人でも中には知らない人もいるような、だけどとても重要な知識を知っているなんて!驚くと同時に、感激もしてしまいました。
私も311の後に、山岸凉子の『パエトーン』がインターネットでダウンロード配信になっているのを知り、今読むべき漫画として、4/17に記事にしていました。そうそう、この間発行された、『思想地図β2』(東浩紀率いるコンテクチュアズが発行元)の編集のところにも、『パエトーン』がちょっとだけ出てきます。ちなみにこの本も、原発事故半年経った、今の日本のあり方を示す、読むべき価値のある本でしたよ。
『パエトーン』の説明。昔からの山岸凉子ファンとして、とても誇りに思う気持ちと、ずーっと以前から、今回の原発事故を山岸先生が予知するかのような、洞察力に満ちた漫画を描いていたこととを考えると、気持ちが入り混じり、なんだか複雑な心境に。
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