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ソヴィエト・エレジー #55

『ソヴィエト・エレジー』
’89年、ソビエト
脚本・監督:アレクサンドル・ソクーロフ
撮影:アレクサンドル・ブーロフ
録音:ウラジーミル・ペルソフ
編集:レーダ・セミョーノワ

 

ユーロスペースでのソクーロフの特集、まだ見てないものや、前回寝てしまったものなど、片っ端から通うぞ!と思っていたのに、いつの間にか始まっていて、やる気失速中・・・。ユーロは好きな映画館なので、出来ればここで見たいのに、うう。

ソクーロフのレンフィルム時代での、ドキュメンタリー。実在の人物を追った“エレジー”シリーズ。この作品では、エリツィンを追ったドキュメンタリー。子供の頃の写真から、当時のエリツィンが沈思する姿など、静かにカメラは追い続ける。

中盤からラストにかけて、様々な政治家のポートレイトがズラーっと続くのに驚く。全部で何人居たのだろう?エリツィン、トロツキー、レーニン、ゴルバチョフ・・・。とにかく終わらないかと思うぐらい長く。ナレーションはソクーロフ自身によるもの。冒頭ではポートレイトだったものが、途中から写真に変わっていたようだった。ロシア名を聴いていると、胸アツになっちゃうのは私だけでしょうか?何かこう、パッションがこみ上げて来る。なんとかスキーとかなんとかロフとか、とにかくキュンとしてしまうのです。ソクーロフが挙げた政治家のポートレイトも、上手く描けているのか、顔もすごくかっこ良く見える。

 

ソヴィエト・エレジー@ぴあ映画生活

 

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