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赤ずきん #45

’11年、アメリカ
原題:Red Riding Hood
監督:キャサリン・ハードウィック
製作:ジェニファー・デイビソン・キローラン、レオナルド・ディカプリオ、ジュリー・ヨーン
脚本:デビッド・レスリー・ジョンソン
製作総指揮:キャサリン・ハードウィック、マイケル・アイルランド、ジム・ロウ
撮影:マンディ・ウォーカー
美術:トム・サンダース
編集:ナンシー・リチャードソン
編集:ジュリア・ウォン
音楽:ブライアン・レイツェル、アレックス・ヘッフェス
キャスト:アマンダ・セイフライド、ゲイリー・オールドマン、ビリー・バーク、シャイロー・フェルナンデス、マックス・アイアンズ、バージニア・マドセン、ルーカス・ハース、ジュリー・クリスティ

 

赤ずきん映画が好きだ。「赤ずきん映画」といきなり言われても、何のことか分からないかもしれないけれどw。何故かこれまでも、『ハードキャンディ』、『リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!?』など、赤ずきんをテーマにした映画にハマることが多くて。童話や昔話を現代風にアレンジしたもの、例えば太宰治の『お伽草子』もそうだけれど、結構好きだったり。

・・・そんな訳で、この作品も見に行ってみた。

結論から言うと、期待しなかった割にはそこそこ面白かったけれど、どこか不満が残る作り。まるで少女漫画のような展開なので、この手のタイプが好きな人には結構楽しめるかもしれない。嫌いではなかったですよ。少女漫画が好きだった私なので、全面否定している訳ではないんですよね。ただやっぱり、少女漫画チック。良くも悪くも。

現代風にアレンジしながらも、どこか確実に遮断された外の世界のよう。そんなファンタジー風味は決して嫌ではない。犯人も誰かは意外と分からず。なぜなら、どの人もこの人も怪しく見えるから(笑)。

人間に化けている人狼が誰かを突き止める、という疑問が、ストーリー後半を引っ張っていく。疑心暗鬼を助長するような演出がちゃんと出来ているので、最後まで見れる吸引力はそこそこあると思うのね。普通なら、村を助けるためにやって来た神父も、ゲイリー・オールドマンが演じているからか、もう初めから怪しい。助けるために来たはずの人が怪しいってのはどういうことなの?!w・・・なんて思いつつも、彼を筆頭に、ワイルドな割にどこか信用出来無そうな恋人も怪しければ、主人公に心を寄せる気の弱そうな男も怪しい。狼が化けているかもしれないお祖母ちゃんもちゃんと怪しいし・・・。

ただ個人的には、それほど楽しみは見出せなかったかも。パッとしたイケメンも出ていないし、アマンダ・セイフライドも個人的にそれほど好きでもないし、何を楽しみに見たらいいのか分からずw。やっぱり少女漫画テイストは卒業かも、な私なのでしたw。それほど悪くはないので、期待しなければまあまあ面白いかも。

 

 

※ストーリー・・・
両親から裕福なヘンリーとの結婚を強制されたバレリーは、恋人のピーターと駆け落ちを考える。一方、長らく動物の生贄を捧げられてきた狼男が人間の生贄を要求。月夜のたびに村人の命が奪われていく中、バレリーはピーターこそが狼男ではないかと疑いを持つ・・・

 

赤ずきん@ぴあ映画生活

 

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