寝台列車ナイルエクスプレス
2日目の夜は、寝台列車ナイルエクスプレスでの列車泊。
夜の8時(予定)にギザから乗り、朝の9時に到着(予定)。
・・・予定・予定とシツコく書いてるのは、エジプトでは国内線同様、列車もしょっちゅう遅れて何時に到着するかが分からないから。
でも今回は、出発もちゃんと20時だったし、到着も9時30分にアスワン着。
たったの30分しか遅れませんでした。なんとラッキーな!
ナイルエクスプレス、結構揺れます。ほとんど眠れず、辛かった。
トイレの匂いも漂ってきてその臭気で気持ちが悪くなるぐらい。一向に眠れず、ようやくウトウトし出した頃、私のすぐ隣の外国人の老婦人たちが、朝の4時に目覚ましをかけ、おかげで叩き起されてしまいました
何とはなしに様子を見て挨拶をしたところ、タンクトップ姿の二人はカーテンを全開にして、部屋のドアも開けっばなし。二人して無言で窓の外を眺めている様子。その姿がすごくリラックスしていて、ヨーロッパ的でいいんですよね。
一方私は、トイレがすぐ隣だったため、匂いが少しでも入るのがイヤで、ドアを閉めきりにし、グッスリ眠れるようカーテンの窓も閉めたまま。
ゆうべは夜乗り込んだので、窓の向うの風景を見たのはその時初めて。二人がボーっと無言で外を眺め、列車の揺れるのに任せる姿を見ていたら、なんだか途端にこの列車の楽しみ方が分かった気がしたのでした。
そうよ、窓を開けないでどうする!ってな感じで、途端に元気が出てきて、目が覚めてしまいました。
私もカーテンを開け、列車の揺れに体を任せ、じっくり外の景色を堪能することに。
エジプトの田舎の景色を見ていたら、「そう言えば『メーヌ・オセアン』でも夜行列車に乗っていたっけ。」
・・・なんて考えて、なんだか初めて嬉しくなってきたのでした。
列車内の夕食も、朝食もとても不味くて食べれたものではないけれど。
これで窓が開けられたら、言うことなかったのにナー。
目ざめの後は、食堂車両でモーニングコーヒータイム。車両のカフェコーナーのおじさんと、朝からなんだかんだと冗談を言い合っていたら、ようしっ、今日も頑張るゾ!なんて気分になってきたのでした。
2010/11/02 | :エジプト
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