■24. ザ・コーヴ
’09年、アメリカ
原題:The Cove
監督:ルイ・ホシヨス
製作:フィッシャー・スティーブンス、ポーラ・デュプレ・ペスマン
脚本:マーク・モンロー
出演:リック・オバリー、ルイ・ホシヨス
正直、自分は捕鯨は賛成派だったし、C.W.ニコルの本など読んで、「捕鯨は日本の文化」と思っていたんですよ。
この作品、見てから判断しよう、というつもりで映画館に向かったけれど。
あの衝撃的な映像を見てしまうと、映画の是非を問う以前に、感情的になってしまうのも分かる気がした。
これがシー・シェパードによるものであろうとなかろうと、
あの真っ赤に変わる海の映像を見てしまうと、その残酷さに反吐が出るぐらい、目の前が真っ暗になり、どんよりした気分になってしまった。・・・というのがまずは第一の感想。
そうした不快感はもちろん、ある程度予想はできたとは言える。でもこの作品の場合、それ以前に「とりあえず見なくちゃ」、という気分にさせられたのは確か。
そんな気分の後押しになった理由は主に、
上映反対を唱える、「主権回復を目指す会」が行ったこと。これだった。
先月、公開に先立って、東京と大阪での上映が中止になったというニュースが入ってきた。予定していた、渋谷シアターNやシネマート六本木&心斎橋での上映がなくなった。
(実は『靖国 -YASUKUNI-』に続いて二度めとは言え、)
アカデミー賞の長編ドキュメンタリー作品賞、サンダンス映画祭で観客賞まで取った作品が、当事国の日本で見れないなんて??
たかが右翼の街宣活動のために、表現の自由が脅かされるなんて、冗談じゃなーいっ。
これ本当に日本という国なんだろうか?って正直、愕然とした気持ちになった。
もちろん、太地町のイルカ漁や捕鯨問題を扱った、ということで、自分にとっては関心の高い問題でもあったし、アカデミーで賞を取ったニュースを聞いたときは、驚くと同時に見なければ、なんて思っていたけれど、「何が何でも是非見なくちゃ!」という気分にさせられたのは、そんな反対運動のせい。
この情報社会に、そうまでして隠しておきたいことがあるなんて、それっていったい何なの!?って。
映画としては、面白く見れるものだった。
論点がどんどん大きくなっていくところもあるし、避難したくなる部分もある。
この映画は「編集の妙」、そう言われるのも仕方がないだろうと思う。
その編集の仕方によって、日本人バッシング、と受け取るのもある種、当然だ。
捕鯨についてといよりも、はじめからイルカ漁について扱っていて、イルカを私たちが食べている、などと初めて耳にするようなことがあって驚愕する。
見てから判断、などと言うけれど、正直、これを見て人は冷静に判断出来るんだろうか?という思いが、今では大きい。
あと、撮影方法の是非を問うなんて、全く論外でしょう。
撮影禁止、侵入禁止とされている部分に撮影クルーが踏み込んでいった、というところで、日本人が反対すればするほど、
ドキュメンタリーなんだから当然だし、むしろこのジャンルとしてはかくあるべき、という意見の人が多いだろう。
(禁止なんかされればされるほど、見たくなるのは人として当然ですよ!)
映画として面白いか?と訊かれたら、「もちろん、面白いですよ」と私だったら言いますね。
「プロパガンダ映画か?」と訊かれたら、「そうです」と答えます。
この映画のヒットによって、圧倒的に不利に回ったのは、日本と太地町であることは間違いない。
それにしても、調査捕鯨の広告担当の、「いつ、どこでこれは撮られたものですか?」
と質問で切り返すあの答え方、あの瞬間に、
「彼は知っている。分かっていながらやっていることなのだ」、というのが露見してしまうのだった。
そこで改めて、この問題の深さを感じてしまう。
「主権回復を目指す会」の西村修平のインタビューは、UPLINK社長、浅井隆の日記に今週末(7/6現在)、インタビューが載るとのこと。
ザ・コーヴ上映館はコチラです。
このリスト、ことによると、「信頼できる映画館」というものに、
そのままなった感が。
東京在住としては、「シアター・イメージフォーラムに今後も通うぞ!」という気持ちを、ますます強くするばかりなのでした。
2010/07/06 | 映画, :ドキュメンタリー・実在人物
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海外でもヒットしてないですよ。累計興行成績は1億円に満たないですから。話題だけは振り撒いてますが(シーシェパードとハリウッドの癒着のせいか)
それと、私には、映画館と街宣右翼の出来レースで、無料で広告打ったと見えてしょうがないです。
ある映画館主は、靖国と同じで、騒がれれば客が入るといっていたそうな。
こんばんは。この映画に関しては、あらかじめ色々予習して見たほうが、必要以上に感情的にならずに良いかな、なんて思いました。
とりあえず自分はまだなんで、見てみたいです。
「ザ・コーヴ」は一部の白人テロ集団が作った捏造映画である。
撮影手段も太地の漁民を隠し撮りをし、(プライベートの侵害)悪意の編集をして作り上げたものである。
クジラやイルカ漁を否定しながら白人は牛や豚、羊などを平気で殺して食べている。クジラ・イルカ漁を否定するなら、牛・豚・羊などの肉食をやめてからにすべきであろう。
「シーシェパード」は環境保護団体などではなく、明らかな「テロ集団」である。「環境保護団体」ならなぜ人に危害を加えるのか?
ドキュメンタリー映画好きとしては、観客の感情の波を
いかに誘導するかが
作品の優劣にも影響するフィクション・作り物である映画とは違って、
ドキュメンタリー映画は、あくまで冷静に事実を追うものであってほしい、
見る側はそれをどう受け止めるか・何を考えるか、だと思うのですが、
近年、結構感情論的なドキュメンタリーや、編集やCGで
手を加えられたりしてるものもあり、ドキュメンタリーのあり方を
色々と考えさせられます。。。
肖像権侵害、不法侵入、盗撮などの違法行為なんかよりも、
不正確なデータや事実と違う点を、平然と流している事や、
あまりに作為的に作られた作品で、はて?これをドキュメンタリーと
言ってよいのか…と思ってしまいますが、感情的にさせる目的で
作られている作品なので、その点では素晴らしく見事だと思います。
こうなると、真っ赤な海が本物かどうか、私にはもうわかりません。
ednakanoさんへ
おはようございます!コメントありがとうございました。
あー、世界ではヒットしてないですか。騒いでいるのは、日本だけなのかな。
なんかキナ臭いドキュメンタリーだな、って印象はありますね。外国人にとっては、その程度なのでしょうか?^^;
>私には、映画館と街宣右翼の出来レースで、無料で広告打ったと見えてしょうがないです。
ハハハ、それは実際はないでしょうけど、結果的にそうなっていて、それに全く気づいてないんですよね。
公開が始まったらおとなしくなりましたけど、今頃気づいたように見えます。
rumshackleさんへ
おはようございます!コメントありがとうございました。
予習が必要ですか、うーん、どうでしょう。
私の場合は、普段、「予習が必要な映画」という言い方は決して使わなかったりします。
映画に描かれていることがそれ自体で説明不十分なのであれば、
それは映画の責任が半分あると。
かつまた受け手の感受性の責任が半分、なんて思うんですよね。
いやもちろん、映画を見て後からいろいろ勉強したくなる、という気持ちは分かります
そうそう、感情的になりすぎないように、冷水をかけたくなりますヨw
見たら感想を聞かせてください!
ひろりんさんへ
おはようございます!コメントありがとうございました。
ああ、そこに書いてあることは、皆知ってますよ。
ところで映画はもう見ましたか?
ochiaiさんへ
おはようございます!コメントありがとうございました。
おお、ochiaiさんは随分、この映画に対して厳しい意見をお持ちですね。
確かに、想像上の一方的な決めつけや、あやふやな論旨で物語が進み、事実検証を行わない箇所が多々見受けられました。
イルカを愛するあまり、全体的に暴論に走っているし、今後この調子で魚の捕獲を続けているなら、海洋資源が40年後に消えてなくなるだろう、とか(苦笑)
この話の飛躍の仕方は日本に対し悪意があるとしか思えない・・・。
ただ、それより怖いのは、これを見た諸外国の人たち、日本の食文化について無知である人たち、偏見を抱いている人たちから見て、どう見えるんだろうか?って、
そう考えると、恐ろしいものがあります。
とはいえ、日本政府やIWCは今後もこのまま、捕鯨問題を食文化ということで押し切っていいのか?疑問に思ってしまいます。
少なくとも、この作品が問題提起として行っている部分があるのですから、日本の立場や今後のあり方についてもう少し考えるべき時であるように思えます。
この作品に対する評価として、単にドキュメンタリーとしての質が低い、そう言って切って捨ててしまうのは日本人だけなのではないか、と思いますね。
あの真っ赤な海の映像がもし事実でないのであれば、
日本はとても助かるんですけどね。
まあ、もしそうであるなら、少なくともアカデミーの“ドキュメンタリー”賞は受賞出来ないと思ってますが。
>あの真っ赤な海の映像がもし事実でないのであれば、
>日本はとても助かるんですけどね。
2年前からイルカは船に揚げて絞めているので
もう、海は赤くなってませんよ。
助かりましたね。
牛や豚を海で殺せば海は、さぞ赤く染まるでしょうね。
パイプをつたって下水道に流せば、あなた適には問題無くなるんでしょう。
ところで、あなた、肉をお食べになられますか?
>日本の立場や今後のあり方についてもう少し考えるべき時であるように思えます。
どう考えるんでしょうかね?
あなたのお考えをお聞かせ下さい。
>この作品に対する評価として、単にドキュメンタリーとしての質が低い、そう言って切って捨ててしまうのは日本人だけなのではないか、と思いますね。
あなたは日本人なのですか?
まぁあの真っ赤になった入り江の映像を撮ったことはこの映画における唯一の賞賛に値すべきことでしょうね。
でもそれ以外に関してはリック・オバリーという人物が不審人物であるが故に説得力に欠けてました。
ホントにプロパガンダ映画でしたね。
『ザ・コーヴ』
自分の間違いを一切認めない狂信者リック・オバリーのプロパガンダ映画です。
日本人の視点から見ると偏った情報だらけの非常にレベルの低いドキュメンタリー映画です。
ただ決して安易に上映を中止してはいけない、日本人としては見てから文句をつけるべき映画です。
….
その『入り江』についても、元々は浜辺で普通に解体していたのをシーシェパードに物理的、精神的攻撃をされたので入り江に移動したってのが真相。
自分らで追い込んで「隠れて何やってる!」って事なんだよ。
-----
また、太地町に滞在する東京新聞の吉岡氏によれば、もともと太地町の漁師は浜辺で隠さず捕獲したイルカの処理をしていたという。だが白人たちの反捕鯨活動家が妨害するため、やむを得ず入り江(立ち入り禁止区域)の海中ですますようになったのだ、と。
この映画はそうした経緯を一切しめさず、「悪辣な太地町漁師たちが、入り江の奥にこそこそ隠れて、いたいけなイルカを残虐に撲殺している」と、告発者気取りで騒いでいる。
バカをいっちゃあいけない。自分たちが違法な破壊活動、テロ行為を繰り返し、そうせざるを得ぬよう気の毒な漁師たちを追い詰めたのを忘れたか。
http://movie.maeda-y.com/movie/01477.htm
ナイアガラさんへ
こんにちは!コメントありがとうございました。
前田の『超映画評』のコピペまでご丁寧に貼っていただきましたね。
シーシェパードの妨害のせいであの入り江で隠れて行わざるを得なくなった、とは他のところでも言われてます。実際、あの「真っ赤な海の映像」は日本だけではないこと、これまでに外国で、アイルランドやノルウェーのイルカ漁の映像をこの映画を見た後に知りました。
http://www.youtube.com/verify_age?next_url=http%3A//www.youtube.com/watch%3Fv%3DN2-ioVqJYFc%26feature%3Dplayer_embedded
他の国においても実は、イルカ漁を行っている国はあるのに、日本の太地町がその標的になっている。太地町で逮捕された経験のあるリック・オバリーがここを標的に、今回の映画が出来上がっている、という意見もありますね。
右翼的思想でなくとも、日本人として、シーシェパードが太地町の漁民を一方的に陥れた映画である、というのは私も納得がいく考えだと思います。
一方でこんな映画もあります
http://www.youtube.com/watch?v=lsGrH7XMHIw&feature=player_embedded
http://www.youtube.com/watch?v=i11XZERkOuA&feature=player_embedded
http://www.youtube.com/watch?v=aMXyUkAwNvU&feature=player_embedded
『ザ・コーヴ』のアンチテーゼとしてのドキュメンタリー映画であり、実際に太地町の漁民や鯨の博物館で働く人にインタビューをし、日本の伝統文化としての捕鯨をきちんと扱ったものですが、
この映画が『ザ・コーヴ』と同時上映されていれば良かったのに、とも言われています。
ナイアガラさんへ
(つづき)
私の考えは、『ザ・コーヴ』の製作者側は、日本が鯨やイルカを捕る理由をまるで解そうとしないし、考えてみようともしない、ということです。
日本のこの映画に対する反応は、そのようなやり方をされた上での当然の帰結として、まるっきり無視するか、怒っていよいよ意地になるだけです。
この2つの接点がどうすれば歩み寄れるのか、答えが見つからないんですよ。
どうすれば日本の伝統文化と分かってもらえるのか?分かろうとする気のまるでない相手に対して?
日本が今まで捕鯨が文化であるといくら言っても、この映画で皮肉的に描かれたように、IWC(と日本)は孤立するばかり。実際、IWCが行っているカリブ諸国の国々に対する買収行為も、ますます世界から非難を浴びるキッカケにしかならないように見えるのです。
私が肉を食べるかですって?もちろん食べます。
何でも食べますよ、ゆうべも鯨を食べましたし(まだ食べられる今のうちに食べなければ!と余計食べる気になりましたね)、おとといは馬も食べましたし、ラムも好きだし、もちろん牛豚鶏も当然のごとく、鹿も昨日食べました。
ちなみに蛇も食べましたよ!
http://www.rezavoircats.com/archives/65269499.html
それが何か?ヒトラーはベジタリアンでしたよ!
でも、もし日本がこれまで以上に世界から孤立してまで、イルカや鯨を食べなければいけないのであれば、
そうまでしなければいけない必然性は何かを考える、ということです。
伝統文化であるというだけでは、理由が弱いように思えるので。
にゃむばななさんへ
こんにちは!コメントありがとうございました。
そうですね、あの真っ赤な海の映像、あれを撮った時には、さぞかし得意に思えたことでしょう。
映画秘宝の記事を昨日見たのですが、ドキュメンタリーというよりモンド映画として扱っていました。
確かにその方が正しいです。
勝手にレビュー(その15)〜THE COVE〜
今、「踊る大捜査線3」が巷での人気を評していますが、それとは別の意味で「話題を集めている」と言われてるのが、今回紹介する「THE COVE??.
こんばんは♪
これがもしトルネード配給だったら邦題は
『たんぱくフリッパー』でキマリ!でしょうね
もしくは観ててなぜか『ボラット』を思い出したので…
『オバリー〜栄光ナル国家イルカカワユスタンのための日本文化学習』とか
いやもー学習する気なんてサラサラないんですけどね(笑)
「日本の老人に見えるよう屈まなきゃ!」
「キャシーは僕の腕の中で静かに呼吸を止めたんだ…(遠い目)」
(逮捕は何度?と聞かれて)「今月?」
「人工衛星をハッキングして…」
ちょッw!
オバリー語録、香ばし過ぎてもうメロメロですヨ
うん、これは紛う事なきドキュメンタリー
でも面白人物図鑑カテだろーと(笑)
IWCに突撃して仁王立ちSEジャーーン!そしてドヤ顔!とかヨネスケの毒舌回かっつー(笑)
タヌキキターーー!もツボだったなぁ
く、くそぉ面白いじゃないか…
とらねこさん
私は、質が低いとは一言も言ってませんよぉ
こんなに感情論任せで、あやふやでドキュメンタリーとしてどうなのかな?
ってことで。
あ、もっと正確に言うなら、社会派の告発系ドキュメンタリーの体としてはどうなのかな?
ってことっす。
いっそ、『デート・ウィズ・ドリュー』みたいに、極私的な個人趣味の、
海豚に良くも悪くも取り付かれてしまったオヤジの姿、としてのドキュメンタリーとしてなら
かなりオモロイ作品なんじゃないかと思うんですが(えへへ)
というか、近年ドキュメンタリーのあり方を考えさせられることって
結構多くて。。。ね。。
ネイチャードキュメンタリーと銘打ってて、CG加工してるシーンがあったり
映画としては大した事無いけど、絶大なスターという最高の対象物が
映ってるだけで爆発ヒットとか(いや、面白かったけど)
そして、モキュメンタリー映画も手の込んだものが増えてるし
どんどん境目もあやふやで。より観客の目も試されるなぁ…とも思います。
(余談ですが、イルカって漢字で海豚ですもの。昔はもっと重要なたんぱく源だったのが伺えます。うふふ)
あ、そうそう、私が厳しめ?(笑)の意見なのは、
私にとって「食」というのは、かなり大事なものだからかもしれません。
以下は、この作品に限った事ではなく、私の個人的な
「食」に対する思いで、映画の感想とは切り離して読んで欲しいのですが
私は「生き物を食べるのは可哀想」とかいう理由でのベジタリアンは解せなくて
いや、感情論ではわかりますよ、もちろん。
でもそれくらいなら、美容の為とか単純な味の好みの好き嫌いの方が潔く思えちゃって。
可哀想とか言う人には、植物は生き物じゃないのかな?
それならいっそ、化学合成物質だけ食べればいいのになーとか、
知的なものは可哀想で、そうじゃないものならいい、と言うのはかえって
生き物に対しての差別じゃないのかな?蚊に食われても
叩き潰したりしないのかな、ゴキブリも退治しないのかなー?
とか、素朴にハテナがいっぱい(笑)
それに、自分が手を汚さずに済む立場から、生き物を捕獲したり捌く人や行為を
残酷だとか野蛮だとか言っちゃうのも失礼な話だな…と。。。
私は寧ろ大変な思いをして皆へと「食」を届けてくれて有難いと思うので。
食べるということは本来とてもグロテスクでもあり、
人も動物であること。命を頂いて生きていること。
生きるということはそれだけで、たくさんの死の上に成り立っていること。
それを常々感じながら、今日も私は美味しく「食」します。
みさまと噴きましたw
こんにちは〜♪コメントありがとうございました。
思わず、コメントの知らせを読んで、「み、みさんからザ・コーヴにコメントが!!」っつって、思わずブブーッ
読む前からフライング!と自分にもウケたり
>『たんぱくフリッパー』でキマリ!
ぷぷぷー!コレまたキッツいタイトルですね〜。でも、それぐらいの方が、この危険臭ふんぷんたる作品にはピッタリ!
つくづく、ヤバすぎるタイトルつけては怖い煽り方してたトルネードが懐かしい。なくなっちゃって本当残念ですよね
>『ボラット』
なるほどモキュメンタリー風!無駄に派手だったり
ただ、サシャたんほどかわいくはないんですよねーオバリー。
ふむ、イルカカワユスタンのための映画、納得。ただ、日本では否定的意見が大多数のようですが、町山曰く、アメリカ人は98%が賛成派だとか。まあアメリカではヒットは全然してないみたいですが・・「一億円に満たないんじゃないか」って言ってましたね。
そうそう、昨日ザ・コーヴの町山と映画秘宝の記者とのトークショーに、行って来ちゃいました!町山トーク楽しかった
おかげでこの映画、見たくもないのに、二度も見てしまった。他にも見たいのたくさんあるのに・・
>「日本の老人に見えるよう屈まなきゃ!」
アリガトゴザイマシターとか言ってましたネ
>(逮捕は何度?と聞かれて)「今月?」
ハハっ、ここ「今年?」でしたYo!
でもさすが!ツッコミ鋭いッスね
タヌキキター!は笑いましたね
もうちょっとで計画がおじゃんになるところだったいうまさにそのタイミングで膝カックン
いやーこの作品、あちこち危険な爆弾いっぱい用意してるんですもん!
これ、一体どうなのヨ!?って気になるんですが、みさんこういうの好きそう。危険すぎる匂いに釣られましたね!(当然、私もです!)
ochiaiさんへ
こんにちは〜♪コメントありがとうございました。
そうですね、前回コメントいただいた時は私、ちょっとピリピリしていたかも。
ochiaiさんが意図された以上に、神経質に受け取ってしまったかもしれません。
ドキュメンタリーとして、この作品がどうか。
イヤーそれは、まず評価出来ないでしょう(苦笑)
ご指摘なさった通りだと思います。確実なデータに基づいたものではなく、むしろスパイ映画とか『オーシャンズ11』風に、エンターテイメント作品のように作られていますよね。
ドキュメンタリーと言えば、信頼できるデータであることは当然のこと、確実な調査を重ねた上で、一つひとつの事実を、点と点とを結びつけるように、そこに違う視点やストーリーを汲み取っていく。そんなものだと思っていましたが。
例の某スーパースターのドキュメンタリーの時にもochiaiさんが指摘されていたけれど、むしろあの作品は彼の追悼行動として、あの映画がヒットした部分が多いですよね。
追悼だからこそ人が群がり、賛美した。全世界が彼の喪失を、ここまで重要に受け止めたのだなあ、と感じました。
しかしドキュメンタリーは、現実そのものを取り扱った、現実を映しだす鏡として存在していますから、そのテーマが「旬であること」「話題性」といった点が重要な部分になるのは否めません。
もしくは、どういった問題提起をし、描くことが出来るか、でしょうか。マイケル・ムーアのように、彼の名前だけで人が注目する、ということの方が珍しいのでは。
この作品は話題づくりとして、アカデミーのせいばかりでなく、一連の上映中止運動のおかげで、より注目度を上げることになりましたね。
ところでアメリカでは10月から、またオバリーが主演で、今度はドラマ『ドルフィン・ウォリアー』という番組が作られるそうです。太地町ばかりでなく、静岡の伊東でもロケが行われるらしいですよ。
ochiaiさんへ
(つづき)
ところで、イルカ肉は美味しいらしいですね。人によっては逆のことを言うらしいのですが。
こないだ一緒に飲んだ、還暦を過ぎた人が言うには、昔からイルカを食べるのは当然のこととして知っていた、と言われました。
また別の料理人にも聞いてみたところ、静岡や千葉では当然のように昔食べていた、と聞きました。
豚肉より柔らかい肉のようだけれど、豚肉のように繊維質ではないらしく。それこそ、海豚、と言われるゆえんなのでしょうか?
その人は、むしろ鯨は、給食のイメージでは美味しくなかったが、今食べてみるとうまい、なんて言ってましたね。
先日行ったバーなのですが、そこの店主は男気のある人で、
外国人が店に訪ねて来た時に、「日本に行っても鯨を出す店なんかなかったよ」と言われるのが嫌で、外国人用のメニューにも英語で誇らしげに、鯨肉と書いてあるそうです。
この店の自家製の鯨のジャーキー。これがまた美味かったなあ!
そうそう、彼の店に以前、オーストラリア人が訪ねて来て、彼の作った鯨のジャーキーを食べて言ったそうです。
「知ってるか?日本人は鯨を殺すが、オーストラリア人は、カンガルーをたくさん殺すんだよ!
同じように、アメリカ人は牛を殺すし、ニュージーランド人は羊を殺すし、韓国人は犬を殺す。
ところで俺は実は、オーストラリア人じゃあなく、本当はノルウェー人なんだ。今オーストラリアに住んでるだけなのさ。
だから、気をつけな!俺らは、全員殺すぜ!(バイキングだから)人間を含めてな!」
と言ったそうです。
面白い話ですね。
私も、食は大事ですね。
『命のたべかた』はochiaiさんもおそらくご覧になっていますよね。あちらの方が、ドキュメンタリーとしても描き方としても比べ物にならないぐらい素晴らしかったです。
わはははは!
そのバーのマスターも、オーストラリア人@ノルウェー人も最高
面白い話をありがとう♪
そうそう、日本で可愛い〜と言われたりもするカンガルーを、オーストラリアでは食材にしてて、
土産物としてカンガルージャーキーなどもガンガン売られてるし、国鳥のエミュも食べてるよね
ochiaiさんへ
フフフ本当、よく出来たお話ですよね^^
ここのバー、すごく面白い映画バーなんですよ。元配給会社の人が作ったバーなんです。こないだはバスター・キートンがスクリーンでかかっていて、音楽も全て映画音楽のみ。
良かったら今度ochiaiさんも一緒にいかがでしょう?
オーストラリアではカンガルーやエミュを食べてるんですね。
オーストラリアと言えば、日本の捕鯨に反対をしている国だけれど・・。
本当、食文化一つをとって見ても、一方向からの考察だけでは到底足りないんですよね。
ザ・コーヴ
『ザ・コーヴ』(The Cove)は、和歌山県太地町で行われているイルカ追い込み漁を批判的に描いた2009年に公開されたアメリカ合衆国のドキュメンギ..
『ザ・コーヴ』
客席数が50席程というの小さな映画館、名古屋シネマテークで観た。満員だった。
日本の沿岸小型捕鯨を取材したドキュンタリー『鯨捕りの海』も同時に上映されていて、これも観た。
捕鯨の現場仕事は、高い技術力、忍耐力、集中力、結束力などが要求され、職業意識のみなら…