マイケル・ジャクソン THIS IS IT ▲166
’09年、アメリカ
原題:This is It
監督:ケニー・オルテガ
プロデューサー:ランディ・フィリップス
音楽:マイケル・ビアーデン
振り付け:トラビス・ペイン
マイケルが急逝して以来の、手の平を返したようなマスコミと大衆の気持ちの変動っぷり。これを見て、心底ショウビジネスは恐ろしいな、と思った次第。
映画は、幻となったロンドン公演のリハーサル風景を収めた映像と、別テイクで撮ったミュージカルクリップで構成されている。
何より、真摯なアーティストとしてのマイケルの姿、今まで見たことのない風景を映した映像。これを見て、心が揺れる気持ちは分かる。妥協なく、しかし相手の気持ちを硬くさせないように気遣いながら、正確でテキパキとしたリハーサルが行われていく。
生き生きと、しかし抑えたダンスと歌で「仕事」をするマイケルの姿。これまで長年ずっと、「完璧なモノ」をクリエイトしてきた天才が、そうではなく未熟のモノを世に出さざるを得なくなった哀しみ。それらは、今見ている映像が、未熟であるが故に感じる等身大の人間性と、不意の死によっておそらく、彼の意志に背く結果となった、このことにより喪失感を感じさせるのだ。
ミュジージック・クリップでは、ハンフリー・ボガードが出て煙草をくゆらし、マイケルがまるでムービー・スターのように動く・・・。誰にも追いつけないように逃げるマイケル。
映画のラスト近くで、マイケルの「Heal the Earth」という“メッセージ”を謳った姿が流されていく。映画の構成としては、少々鼻につくような、余計なものに感じさせるようにも思い、思わずハッとした。
マイケル・ジャクソン、音楽の殉教者、孤高のアーティスト。そして、彼の純粋な人間性・・・とこうだ。綺麗にまとめようとするが故に、それまでの「不意の感動」に水をかけられたように思うのは、何故か。この映画の恣意性、それもあるだろう。ロンドン公演の穴埋めのための音楽ビジネス。この映画の出る、余りに早いタイミング。その不意の死にすら、ドラマティックに仰々しく飾られ、それを食い物にされてしまう人生。
そして、子供のような「地球を癒そう」というメッセージ、これだ。
マイケルの作った晩年の音楽には、あまりにシンプルで分かりやすいメッセージが含まれる。こうしたメッセージを音楽に乗せることで、それを聴く者たちの心に届くと、真剣に彼は考えているのだ。まるで新興宗教の教祖のように見えてくる。
マイケル・ジャクソン、というこの天才は、その人生の途中から、民衆の心とかけ離れていることに気づくことが、おそらくなかったのかもしれない。普通の人間の意識からすると、少々狂っているかのように思えるのも、この天才さ故。そして、自らがどう見えるであろうこと、大衆の視点で自分を振り返ることがおそらく、とても下手だ。
音楽クリエイターとしてはあれほど天才であるにも関わらず、この民衆の意識とのズレ。マスコミによって餌食にされた裁判と、子供のように純粋な彼の姿がオーバーラップする。
ジャクソン5の時のマイケルの音楽は、どれほど素晴らしかったか!
かん高い声で正確なキーを歌う、あどけない子供。
商業ビジネスの恐ろしさを、マイケル・ジャクソンによってつくづく感じさせられた。
ショウビジネスの恐ろしさにゲッソリ、大衆の気持ちの変わりやすさにはゲンナリ。
マイケル・ジャクソン、ショウビジネスの世界で食い尽くされた、一人の男。
2009/11/26 | 映画, :ドキュメンタリー・実在人物, :音楽・ミュージカル・ダンス アメリカ映画, マイケル・ジャクソン
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コメント(34件)
前の記事: エスター ▲165
とらねこさ〜ん、こんばんは、!最近、時間に追われる日々が続き、なかなかコメできずにすみません!”This is it”感想記事、楽しみにしておりました(^^)この作品はドキュメンタリーですし、生前・死後さまざまな経緯があり、その他もろもろを考慮すると、観る者によって受ける印象・感想は大きく変動すると思います。
とらねこさんのおっしゃることもよくわかります。ただ・・・純粋に今回のことでマイケルの曲を知ってファンになったり、または考えさせられることがあり、再びファンになったという方も多いと思います。
内容も多少の美化は否めませんが(笑)、心のこもったものだと思いました。マイケルは確かに変人ではありますが、地球についてのメッセージは若い頃から言い続けてるので、それを伝えようとしたラストもわたしは好きです。それより、未だにやまないマスコミの流すゴシップには辟易してます・・・。
はじめまして、偶然ブログを読ませて頂きました。
今回の映画ですがマイケルのライブの通りの曲順で映画は進んでいたと思いますよ。
とってつけたように思えるアースソングやヒールザワールドも実際にマイケルのライブのエンディングで常に歌われてきた歌です、マンインザミラーも。
そのエンディングの数曲がマイケルのメッセージなのでしょう。20数年前から変わっていません。若い頃から本気で歌で地球が世界が救えると思っていたというのは、言われるように天才ゆえの狂気なのかもしれません。
マイケルジャクソンは食い尽くされたのかもしれませんが、常に戦っていた人だと思います。白人マスコミとの戦い、人種差別との戦い等、そして過去の自分との戦い。
亡くなってから手の平を返されるのは普通のことで、亡くなって初めて真実がわかる場合も多いのではと思います。
死んでからの評価が正しい場合が多いということです。
私はこの映画に監督たちのマイケル・ジャクソンへの多大なる愛を感じました。
多分もし私がこの監督と同じく大好きなアーティストのドキュメンタリーを作るなら、少しでもそのアーティストの「マスコミに作られていない顔」を出したいと思いますね。
この映画にはそんな「これが本当のマイケル・ジャクソンだ!」と言わんばかりの愛をひしひしを感じました。
マイケル・ジャクソン THIS IS IT
マイケル・ジャクソン。世界で唯一無二のスーパースターであり、最高のライヴに世界で一番心血を注いだ偉大なるエンターイテイナー。そして世界で一番愛された人であり、世界で一番愛に溢れた人。
2009年6月25日に旅立たれてからわずか4ヶ月で公開に至ったこの映画には世….
とらねこさん。こんにちは。
この映画、私のレビューの反応も上々で他にないくらいのTB・コメントをもらってます。
その大半が賞賛の内容。
私自身も「マイケル復活!だけれどもその死…残念。」そういった感想を持っていました。
ジャクソン5からずっとこの世界にいて、ヒットを飛ばしつづけていた。
そしてスキャンダル。
そこからの復活を狙っていたロンドン好演。
そして訃報。
正に、マイケルを食い物のようにしていた感はあるかもしれないですね。
彼は、道化だったのか。
より一層寂しくなってしまいます。
だからこそ、楽しまなければ気の毒なようにも感じてしまいました。
マイケル・ジャクソン THIS IS IT
「I Love You」
この言葉は、信頼の証。
自分達を身にきてくれるファンの為に、自分のみならず、全員の力を最大限に引き出させる。夢の世界を創り出すために。
MJのネバー・ランドを。
【STORY】(シネマ・トゥデイ様より引用させていただきました。)
2009年6月に急…
おひさしぶりです。
マイケルの歌は聴いたことありますが、
マイケルの人間性までは見たことはありませんでした。
この映画でマイケルの人間性を垣間見る事が出来そうですね。
週末観にいこうかな!
JoJoさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
JoJoさん、ずっと前に見たのに、TIFF作品のUPなどで手間取ってしまい、なかなか書く暇がなくって、遅くなってしまいました。すいません・・・。
それにしても、素早いタイミングでしたね、この作品の作られ、完成されるまでにかかった時間は・・・。全世界同時公開、どれほど多くの人びとが衝撃を受けたのか、どれほど大きく測りしれない事件だったのかが、ひしひしと痛感できるようでしたね。
>再びファンになった
なるほど、確かにこうした人々も居るのでしょうね!JoJoさんのおっしゃるとおり、それが一番の功績なのではないか、と思います。
たとえば、最近外食する際に、よくレストランでマイケルの曲がかかっていることがあります。
実はゆうべも、新宿の讃岐うどん屋さんでマイケルがかかっていましたよ。そして、座ったテーブルのお客さんがマイケル・ジャクソンの話をしていました。
これが、冗談じゃなくて本当に多いんですよね。しばしば人々の口にのぼり、頭に強烈に残った結果なのではないか、なんて思います。
momoさんへ
初めまして、こんにちは。コメントありがとうございました。
この作品は、本当に多くのところで絶賛されていますね!まさに、今見るべき作品である、と思いましたし、見ても確かにそうだと思います。
>とってつけたように思えるアースソングやヒールザワールドも実際にマイケルのライブのエンディングで常に歌われてきた歌です、マンインザミラーも。
彼自身、本気でそう信じ、その音楽の与える影響力でもって人々を変えることが出来る、と信じていたのですね。
彼がその歌に与えたメッセージの影響力は、はかりしれないものだと思います。
>亡くなってから手の平を返されるのは普通のことで、亡くなって初めて真実がわかる場合も多いのではと思います。
>死んでからの評価が正しい場合が多いということです。
なるほどおっしゃるとおりだと思います。
死直前の約10年間のイメージや、それまでの数々のゴシップネタも、全てが吹き飛ぶような映像でした。
天才だからこそ、大衆の気持ちが理解できない、と私は言いたかったのです。また、彼の純粋さもそのままの姿で、我々に理解が出来たわけでもない、と。ゴシップに曇った目の我々には。決してそのメッセージがとってつけたようだ、と言っているわけではないのですが。
にゃむばななさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
市販用のDVDのコンサート映像の特典なんかにはよく見られる、リハーサル風景とは言え、マイケル・ジャクソンというと別です。彼のこうした姿は、私たちには全く見たことがなかったものでしたね!とても新鮮でした。
冒頭に付け足された、マイケルのショウでのダンサーたちのインタビューは、ダンサーのオーディションが決まった直後のものと、マイケルの死を彼らが知った後に撮られたものでしたね。
この二つが、何の説明もなく並べられているところが、上手い構成だなあ、と思いました。
そして、ダンサーたちの姿は後からはそれほど多く出て来ず、マイケルの姿に絞る辺りも、なるほどと唸るものがありましたね。
de-noryさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
本当に、絶賛の声を多く聞きますね!2週間限定だったはずの公開も延長され、さらに多くの人が見に行き、そして絶賛するのでしょうね!
>だからこそ、楽しまなければ気の毒
なるほど!いつもde-noryさんの言葉は、出来た人だなあ、なんて尊敬してしまうのですが、今回もまたそうでした。
私はひねくれすぎですかね、なんだか死んでから生前と全く違うことを、皆がよってたかって言い始めるので、寒々しい気持ちになってしまいました。
確かに、おっしゃる通りですね。「だからこそ、楽しまなければ、気の毒」。
それがマイケル自身が望んだ完璧な姿ではないのが残念ではありますが、そういう人間的な姿が心を打ったのも事実ですもんね。
toshiさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました!
そうですね、この作品は、本当に今見るべき作品だと思いますよ〜。
そうなんです、マイケルの人間性。全く死ぬ直前とは思わないフットワークの軽さも見所でした!
とらねこさんの感想みて、行こうかなと思ってたら、実家の母から電話があって「これを観ないと後悔するよ。わかちあいたいから観て」と言われたのが昨日。で、昨日で上映終わってしまってみれませんでしたーザンネン。人気あったみたいだし上映期間短すぎですよね。
マイケルには「変人」の烙印をあれほど生前押しておきながら、死後はひたすらもちあげっていうのが興ざめだったんですが映画はよかったみたいですね。
ボク、まったくマイケル興味ないのでスルー決定なのですが、、、
西寺郷太さん(ノーナリーヴス)が今年の上半期、ラジオでウィー・アー・ザ・ワールドの呪いっていう説を唱えてて、ウィー・アー・ザ・ワールドで目立ってた歌手はその後ヒットに恵まれてないという。。。
そんでね、あの曲、マイケルがほとんどひとりで作ったんだって、それでもライオネル・リッチーとかクインシー・ジョーンズとか、年上だから立てざるを得ず、いまいちおいしい思いができなかったんだって。
そんで自分が年長者になって、今度はリッチーやクインシーの立場で、ウィー・アー・ザ・ワールドをもう一回やりたい。ってのがマイケルの人生目標のひとつだったんじゃ、ないのかな? じっさいジャニーズつかってやってたでしょ。
いまこそハーモニー・コリンさんの『ミスター・ロンリー』を見るときですよ。。。誰もしらないもうひとりのマイケルが、そこにいるから。。。
マイケル・ジャクソン THIS IS IT・・・・・評価額1600円
“KING OF POP”の置き土産。
今年の6月に急逝したマイケル・ジャクソンが、その最後のステージとして準備していた7月のロンドン公演「THIS IS IT??.
ブルーレイでの購入決定です。
昨日の最終日はどこの劇場も早々にソールドアウトだったようですね。
このもの凄く面白そうなステージが永遠に観られないという、なんとも切ない物作りドキュメントの傑作でした。
これは劇場で必見でしたね★
オススメした人がみんな行ってくれて
やっぱり皆に評判でした、
マイケルの姿勢があらためて理解できた気がして
、映画というよりライブそのもの★
結局2回みちゃいました、、、、。
マイケル・ジャクソン THIS IS IT / This Is It
これは映画じゃない{/atten/}マイケルのLove&soul{/m_0163/}そのもの{/atten/}
世界同時公開な上、たったの2週間だけの上映!!ってことで激混みが予想される土日を避けて行ってきました〜。
このドキュメンタリーフィルムは7月に行われる予定だったマイケルのロンドン…
シリキさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
>とらねこさんの感想みて、行こうかなと思ってたら〜(中略)〜昨日で上映終わってしまってみれませんでしたーザンネン
おおっ!せっかくシリキさんが見ようと思ってくださったのに上映終了、、、
しかし、シリキさんのお母さんもずいぶんと感動されたご様子ですね。
そう言えば、DVD&ブルーレイが1月27日に出るようで。その時にシリキさんのご意見を聞かせていただけるかなあ、と楽しみにしていますね!お母さんともお話ができますね♪
>マイケルには「変人」の烙印をあれほど生前押しておきながら、死後はひたすらもちあげっていうのが興ざめだったんですが映画はよかったみたいですね
そうなんです、、、まさにその通りで。生きている間も死んだ後も、結局多くのお金が動くという。それを目的に、ゴシップも飛び交えば、死後すぐに映画が作られ、DVDが売られることもあると。。。ひたすら醜いマネーゲームを見せられた気になってウンザリしちゃったんですよネ。
シリキさんとは価値観が似ているような気がします♪
噂のウラヤマさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
あれー、ウラヤマちんはスルー決定なんですね!
うーん、ウラヤマちんがこれを見てどういう意見を言うのか、聞きたかったんですが、もう今となってはDVDまで待つしかないかあー。
>ウィー・アー・ザ・ワールドの呪いっていう説を唱えてて、ウィー・アー・ザ・ワールドで目立ってた歌手はその後ヒットに恵まれてないという。。。
アハハ、そんなこと言ってたんですねw。
We Are the World、懐かしい!これって、それぞれみんな、がいかに短く割り当てられたパートにおいて、個性を出して歌うか、ってことに従事していて、見ていてとても面白かった印象なんだけど、そんな呪いがあったらウケますねw
確かに、その後あまり目立った動きをしない人がいますしねw
>ミスター・ロンリー
あー!確かに、今こそマイケルのそっくりさんが活躍すべきその時、、、かもしれない?
いや、そういう意味じゃないですよね、、、
ノラネコさんへ
こちらにもコメントありがとうございます〜♪
>昨日の最終日はどこの劇場も早々にソールドアウト
そうなんですか。最後の駆け込みをした人がたくさん居たのでしょうね!
>このもの凄く面白そうなステージが永遠に観られないという、なんとも切ない物作りドキュメントの傑作
ああ、そうなんですよね。おっしゃる通り、その点が一番、人々の心を動かしたポイントと言えそうです。
普通であればやらないところを、逆転の発想で、大きな感動となったと言えそうですね。
あぁ、何か分かるなぁ、ともやもやしていた点がこれではっきりしました。
あのメッセージで、何かひっかかって、日記を書くのが遅くなったのですよ。
最近、早逝してしまったアーティストのその後、みたいな本を読んで、音楽ビジネスのいやらしさに嫌気が差していたので、この違和感を書くのを忘れていたなぁ、って改めて反省しました。
ジャクソン5時代のマイケルが、私は一番好きでした。
ダンスは素晴らしかったし、この映画でのマイケルの天才さ、生の姿は良いので観て良かったですが、もやもやが残るのはこういう訳だったのか、と腑に落ちました。ありがとうございます。
あまりに純粋すぎると、汚れた俺たちには奇異に映って
しまいますもんね(笑)
凡人には、天才の考えることなんて計り知れないし(笑)
でも、私は特別ファンでも何でもないけど
そんな野次馬根性含め、その存在はなんとなく好きでした。
この映画の取り巻く状況に対し、ひねくれ目線なら、
とらねこさんに負けてないオイラは、同じように居心地の悪さを感じましたよん。
でも、それを含め、いろいろ考えさせられた。
最終日は、シネコン系は朝から全回が早々に完売してました。
それを見越して、ワタクシは新宿ミラノのオールナイトで鑑賞でしたY
マイケル・ジャクソン THIS IS IT(アメリカ)
ファンではない。けど、世界中の人がどうして彼に熱狂するのだろう? が知りたくて「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」を観ました。
( → 公式サイト
)
出演:マイケル・ジャクソン
上映時間:111分
突然この世を去ったマイケル・ジャクソン。
…
migさんへ
こちらにもコメントありがとうございます〜♪
とにかく評判がすごかったですよね。
ホント、普段映画を見ない人やら、マイケルのファンですらない人、とにかくこぞってこの映画を見に行った、ということに驚きました。
今年の一番の話題作がこれだった、と言っても過言ではないのでは?なんて思います。
ふみかさんへ
こんにちは〜♪コメントありがとうございました!
へー、ふみかさんの読まれた本、「早逝してしまったアーティストのその後」ですか。面白そう、どんなことが書いてあったのでしょう。
マイケルのことは、なんだかいろいろと考えてしまうところがありましたよね。
なかなか思いがまとまらない気持ち、よく分かります。
ふみかさん、私もジャクソン5、すごく好きでした。と言ってももちろん、リアルタイムで聞いていたわけではなくて、マイケル・ジャクソンの方を先に知ったのですが。ジャクソン5を見ると、子供の頃であるというのに、突出した才能と驚くべきパフォーマンス能力、というのを目にすることが出来るんですよね。
http://www.youtube.com/watch?v=to73Ge4CFes&feature=related
アメリカのTV番組をビデオ録画したもので、画質も音質も全く良くないんですが、何より当時の生演奏ですからね、ホント貴重ですよね。ついでながらこっちも挙げときます。
http://www.youtube.com/watch?v=MYx3BR2aJA4&feature=related
ochiaiさんへ
こんにちは〜♪コメントありがとうございました!
ochiaiさんは、最終日は新宿ミラノにての鑑賞だったんですね!うん確かに、ここだったらめったなことじゃ、満席になることはありませんからね(笑
さすがの読みですw。
>でも、私は特別ファンでも何でもないけどそんな野次馬根性含め、その存在はなんとなく好きでした
ochiaiさん、私、15年前になるんですが、マイケルが音楽制作をする際の映像を、確かwowwowだったと思うんですが、見たことがありました。で、その時にとてもびっくりしてしまったんですよ。インスピレーションが湧く様や、音楽を紡いでいく様子を見て、桁外れの才能というものがこの世には存在するんだ、と思いましたね。
また、ダンスを習っている時なんですが、どの先生も皆、振りの中にスライド(ムーンウォーク)が入っているんですよね。そしてダンサーはみなマイケルを尊敬しているんですよ。邪念ももちろんなく。
この作品でも、冒頭でダンサーの人たちが皆一様にマイケルを伝説扱いしていましたが、私は当然のことだと思って見ていました。
私の感想は、この作品に素直に感動できなかったところで、ちょっと人とズレてしまったところもありますが、マイケルの天才性については当然のように思っていたから、というのもあります。
>同じように居心地の悪さを感じましたよん。でも、それを含め、いろいろ考えさせられた。
本当にそうですね。まさに、いろんなことを考えさせられました。
今年一番の大きなニュースというと、マイケルの死だった、と、年末のTV辺りでやりそうな気がします。
映画 『THIS IS IT』
{/m_0058/}映画 『THIS IS IT』@109シネマズ川崎IMAX
今年の夏、ロンドンで開催されるはずだったコンサート『THIS IS IT』
この映画は2009年4月から6月まで100時間にも及ぶマイケル・ジャクソンの
リハーサルと舞台裏の映像から構成される。
幻となったロンドン公演の監…
私はこの映画を109シネマズ川崎のIMAXシアター前の方の席で見ました、
チラシの宣伝のとおりまさにライブ公演の最前列で見る感覚でした。
IMAXの大画面と迫力のあるリズムセクションの重低音が腹の底からガンガン響き
伸びのあるマイケルのハイトーンが心に響いてきました。
席に座って見ているより、立ち上がってコンサート会場の様に踊りながら
見たかった、と思いました。
昨年末の映画「ザ・ローリング・ストーンズ」もとてもカッコ良く良かったですが、
「THIS IS IT」・もうライブで見られないのが残念ですが映画で見られて良かったです。
ふふふ、ミラノは都内最大の1000席越えですからね〜w
きっとブームに乗った方々は、シネコン族だろうとも
思いましたし
>マイケルの天才性については当然のように思っていたから
ああ、私もそう思ったんです。あれを見て「凄かったんだね」
とか言われると「ええ?!何だと思ってたの?」と。
「改めて見てもやはり素晴らしかった」とかならわかるのですけども。
あれだけの世界のスーパースターなら、才能も一級ならその努力も並大抵ではないことは
想像に難くないのに。なので映し出される姿に驚きはなかったのです。
でもまぁ、多くの人にはそれだけ近年のスキャンダルの
影響が肥大してしまったからかもしれませんね。
tatsuさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
ちょっぴりご無沙汰しております!tatsuさん、お元気でいらっしゃいますでしょうか?
tatsuさんはこちらを、川崎のIMAXシアターでご覧になったのですね!
いやー、実は私もこないだ、川崎のIMAXシアターに、わざわざ出かけてって見て来たんですよ!
この作品ではないんですが。
音楽も映像も、満足行きましたか〜!
そうですね、やっぱり、映画館で見るからこそ、感動できる、っていうのはあるんですよね。
後からDVDで見ても、いまいち感動できなくなってしまう、旬のモノ。。。
皆さん、そう分かっていたからこそ、大勢の人がこの作品に詰め掛けて行ったんでしょうね!
ストーンズのシャイン・ア・ライトを思い出しましたか!
実は私もです。
特に、シャイン・ア・ライトは、映像と音楽の音質の良さに、こだわって作られていましたでしょう?
そして、あれだけのストーンズのパフォーマンス。「この年で、これだけ動ける!」という辺りに本気で感動し、なんだか思わず泣けてしまいました。
ただその点で言うと、マイケルの場合は逆なんですよね。マイケルの本気の動きを、見てみたかった、と思ってしまいましたね。
ochiaiさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました!
そうですね、新宿歌舞伎町にある、ミラノ1は収容人数1000人以上。現在、最大になるんですね、渋谷とプラザが無くなった今となっては。
この日の入り具合はさすがに夜中だから、そこまで多くはいかないですよね。
ちなみに、私がミラノ座がほぼ満員になったのは、『少林サッカー』の時ぐらいしか、記憶にないですね。と言っても、私の場合、平日にしか行かないので、余計満員になることはほとんどないんですけど・・。
そうなんですよね、この作品での感想を見ると、ほとんどの人は再評価をして驚いている、ということが多いのかな、と。
おっしゃる通り、ここ10年ほどに報道された、マイケルのスキャンダルの影響が、きっと大きすぎたんですよね・・・。
マイケル・ジャクソン THIS IS IT
Michael Jackson’s THIS IS IT2009年6月、1か月後に迫ったロンドンでのコンサートを控え、突然この世を去ったマイケル・ジャクソン。照明、美術、ステージ上で流れるビデオ映像に
までこだわり、唯一無二のアーティストとしての才能を復帰ステージに賭けながら、歌やダンス…