台湾旅行記: 台北
1.民主紀念館(中正紀念堂)
参観自由。営業時間は、9:00-18:30。
メモリアルホール1Fは総統府にあったオフィスを再現した記念室、遺品や中国近代史の記録を展示した資料館。
2Fは左右を衛兵に守られ、鎮座する蒋介石の巨大な坐像。
高さ6.3m。
「中正」とは蒋介石の意味である。
衛兵交代は9時〜5時まで、1時間毎。
こちらの衛兵交替は10分程度で終わる。
上の階は展望台。
中の門に掲げられた「大中至正」は、「何事も中庸が正しい」という意味の、蒋介石自身の肉筆によるもの。
公園南側に面する愛国東路には婚礼写真館が集まっている。
中正紀念公園内にて結婚写真の撮影も多いとのこと。
2.国立故宮博物院
世界一の中国美術工芸コレクションとして名高い、故宮博物館。
フランスのルーブル、アメリカのメトロポリタン、ロシアのエルミタージュと並んで、世界4大美術館の一つに数えられる。
故宮博物院は、70万点もの収蔵品がある。
国宝級の絵画は、一年で3ヶ月ほどしか展示してはいけないため、3〜6ヶ月おきに、展示品を入れ替える作業を行っている。そのため、70万点全部を見るには、10年以上はかかる、と言われている。
中国3千年の歴史の集大成がここ、故宮博物院。
台北に来たらとりあえず訪れたいのがここだ。
上記写真は、一番人気の翠玉白菜(すいぎょくはくさい)。
翠玉美術の最高傑作と呼ばれている。
右写写真は、肉形石。
営業時間は、9時〜5時。
無休。
料金は、NT$160、団券はNT$120。
ガイディングレシーバー、音声ガイド使用可。
内部撮影は禁止。
1F外には、建物前で写真を撮れるスペース有。
B1Fは、物品を販売する箇所あり。
3.忠烈祠 / 衛兵交代式
正門の大門牌楼と大殿正面に、各二名づつ立ち、微動だにしない衛兵。
毎時00分になると衛兵の交代式が行われ、これを見るために観光客が大勢訪れる。
隊長を先頭にした5人の息はピッタリ。交代式は、30分近くかけて行われる。白い制服は空軍、紺は海軍、カーキは陸軍。
衛兵は、陸・海・空軍から選び抜かれたエリートで、180cm以上の長身、容姿端麗、頭が小さいというのが絶対条件だそうだ。それぞれ3ヶ月交代で任務に就く。
一旦立ったら微動だにしない、まばたきもしない、という厳しい規則を守る、衛兵の集中力の高さを見るのは見事だ。
写真撮影は自由だが、衛兵に触れてはいけない、また行進の妨げにならないように注意が必要。
大殿の建物より向こうは、脱帽必要。
悪ふざけや大声は厳禁。乱れた服装や、飲酒しての拝観は、注意されることも。
4.台北101
508m、101階建ての、世界一を誇るビル。
台北国際金融大楼。
通称「台北101」として、新たな台北のランドマークになっている。
地下1F〜地上5Fはブランドショップやレストランが160軒入ったショッピングモール。
89Fから屋内展望台、91Fより屋外展望台も設置。
営業時間 10:00〜22:00。無休。NT$350。
屋内展望ルームには、ガイディングレシーバーで日本語(英語・中国語他もあり)にて、眼下の景色や101ビルの説明等を聞くことが出来る。
展望室から見た夜景。
101タワーは大きすぎて、近くで天井を見上げるとクラクラするぐらい。
「世界一高いビル建築」の名を他に譲らないため、これ以上高いビルが出来たら、上に再建することがすぐできるような、建築上の作りになっているらしい。
5.行天宮
文廟である孔子廟と対を成す武廟として創建された。主神は、「三国志」の名将・関羽。他、民族的英雄・岳飛や、かまどの神・司命火土君なども祭られている。
また、ソロバンを発案したと言われている関羽は商売の神様としても崇められ、商売繁盛を祝う参拝者で引きも切らない。
境内にいる青い法衣をまとったおばさんたちは、無料で収鷲というお払いをしてくれる効老生。3本の長い線香で体の悪い部分を清め、気を静めてくれる。列に並んだら、自分の名前を告げるか、名前を漢字で紙に書いて渡す。
6.占い横町
行天宮を出て、バス乗降場のすぐ近くにある階段を下ったところにある地下道を行くと、占い横町がある。
「顔のうぶげ取り」なんかもある。糸を使って取るらしい。台湾の昔ながらのやり方だそうだ。
占いの店は、「日本語可」と書いてある店も見受けられる。
2009/09/29 | :台湾
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コメント(8件)
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こんばんは^^
白菜と肉というのがスゴいインパクトですよ〜
さすが中国。
とらねこさん。こんにちは。
これこれ!
私の印象に残る台湾は、今回のこの記事にいっぱい入ってます。
翡翠の白菜もあるし。
これに脚踏みマッサージが加わると、もっとそうなります。
「国立故宮博物院」といえば、この白菜ですよね〜!!昔、TVで見てさえ「すげーなー!!」と思いましたもん、それを、ご自身の目でご覧になれただなんて、とらねこさん、しあわせもの〜!!ですね。
しかし、その下の「肉形石」っていうのもこれまた、すごいものですね!!
旅行記、楽しい〜♪
manimaniさんへ
オヴァ!manimaniさん(ちが〜う)
コメントありがとうございました。
そうなんですよ、わざわざ翡翠なんていう、超高価なものを使って、表現したのは白菜かよ〜!おーい!と思ったのですが、
これがなかなか有名なんですよね。
むしろ、これは信仰に属さない何か、を逆説的に表しているのでしょうか?なんちってw
de-noryさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました!
おお、記憶蘇りましたでしょうか☆
新しいスポットの台北101にも行かれましたか〜?
足踏みマッサージ、いいですね〜。台北で行かれたんですね
台北だと、お店に行かなくちゃいけないんですね。それが、高尾ですと、同じ値段で、出張でホテルの部屋に来てくれるんですよ。
次回行ったらやってみたいな、なんて思ってます!
rubiconeさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました!
いやー・・・台湾旅行の記事も、ようやく終わりましたよ。
タイ、香港とエラク長〜い旅記事を書いてしまった私なのですが、今回は3回目ともあって、旅行記を書くこと自体に、慣れて来たかな〜・・・なんて♪
故宮博物館というと、この白菜が有名みたいです〜☆
本物は、キラキラしていて、とっても綺麗でしたよ。
白菜、なんていうと、鍋の中とか、キムチとか、漬物とか・・・それ以外にあんまり思いつかない私だったりするのですが、めちゃチープな印象です
中華圏では、食に欠かせない存在というか、身近な存在なんでしょうか・・・
そんな高価な石を使って、食べ物ってトコがなんか可笑しくってw
肉はもうちょっとは高いかもしれないけど・・いや、そういう問題じゃ・・
とらねこさん☆
わー、台北101は展望台へ登られたのですね。(そりゃ世界一の時なら登らないとねー)
夜景もいいなぁ。
こんなすごいヒスイで白菜かよー?と思いますよねぇ。
でも白菜は純白、日本で言う白無垢の意味だそうで、内の娘は純潔ですと言う意味をこめて嫁入りに持たせるのだとか。
それにしても白菜~
ノルウェーまだ〜むさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
きゃー、古い記事でスイマセーン^^;
そうなんです、台北101はその頃世界一の高さでした。で、ドバイが高くした時のために対抗策として、もっと高くするための準備まで用意出来てる、とのことでした。でも、2011年にはとうとう抜かされたんですねえ。やっぱ、経済力か〜。
そうそう、翡翠で白菜とか笑いましたw。
でも、そうそう、ちゃんと意味があったんですってね^^;
日本だと、「白菜」自体の音がね〜。「くさい」が使われちゃってるし(爆)