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レスラー ▲90

レスラー’08年、アメリカ・フランス
原題:The Wrestler
監督:ダーレン・アロノフスキー
製作:スコット・フランクリン
製作総指揮:バンサン・マラバル、アニエス・メントル、ジェニファー・ロス
脚本:ロバート・シーゲル
美術:ティム・グライムス
撮影:マリス・アルベルチ
音楽:クリント・マンセル

ミッキー・ローク  ランディ・“ザ・ラム”・ロビンソン
マリサ・トメイ  キャシディ
エヴァン・レイチェル・ウッド  ステファニー
マーク・マーゴリス  レニー
アーネスト・ミラー  アヤトッラー
ディラン・サマーズ  ネクロ・ブッチャー

『π』、『レクイエム・フォー・ドリーム』、『ファウンテン』のダーレン・アロノフスキー監督が、こんなベタそうなプロレスラーの映画を作るなんて。正直、どう期待していいのやら・・・と、期待と不安の入り混じった気持ちで公開を待っていた作品。

蓋を開けてみれば・・・最高の出来!!

アカデミー主演男優賞こそ逃したけれど、ゴールデングローブ賞の主演男優賞を取ったミッキー・ロークの、魂をこめた渾身の演技!!
彼を見ているだけで、嫌というほど心が震えてしまった。

私はかなりのショーン・ペンファンなので、「ショーン・ペンより彼に主演男優賞をあげたかった」とはあまり言いたくないのだけれど・・・。心の奥底では、ミッキー・ロークにあげても良かったのでは、と思ってしまいました。
でも、アカデミー授賞式で、ショーン・ペンが「尊敬する俳優、ミッキー・ロークが復活してくれた」と言ったそうで・・。そんな一言にもグッときてしまう。

実際に、俳優を離れていた’90年代に、プロボクサーをやっていた、ミッキー・ローク。実際の試合では本当のレスリング風景を撮るため、プロレスも3ヶ月かけて仕込まれたらしい。
さらに、ミッキー・ロークが出演することを、監督が頑として曲げず、そのために制作費が大幅にカットされることも厭わなかった、なんて・・・。この映画にまつわるいくつものエピソードは、本当に映画ファンとして、知って嬉しくなるばかり。映画に感動しただけでなく、こんな周辺情報も集めては涙したり喜んだり。

何より、映画そのものが、ストレートに心を打つ最高な出来。
ランディ・ザ・ラムの日常を映し出す時には、その背中から映し出すショットが多用され、ドキュメンタリー風と言えるような、素朴なカメラワーク。
試合の風景は、熱気と狂気を感じるような異様なテンションに、心底興奮してくる。
肉体の限界まで痛みを感じさせるような試合風景と合わせて、ランディの今現在を映す時には、「全盛期の自分とのギャップ」、悲哀と孤独が漂っている。
そこには、肉体の痛みではなく、心の痛みをギリギリ感じて、見ていてこちらまでたまらなくなってしまう。シンプルでストレートな物語が進む中、だんだんとランディの心の風景に、自分自身の気持ちが重ね合わされてしまった。

ランディは、「’80年代のアメリカン・ヒーロー」なだけあって、使う音楽がまた見事に古いハードロックで固めてる。RATT、Scorpions、CINDERELLA、Quiet Riot、SLAUGHTER、FIREHOUSE! ランディ登場のテーマソングにGN’Rの『Sweet Child O’ Mine』と来た日には、思わず「おわっ」とのけぞった。言及されるMotley Crueは、かかってなかったよね?(私は再結成後のアルバムは聞いてないんだけど)だけど正直、モトリーが一番ミッキー・ロークに合うんだけどな。なんたって、ヴィンス・ニールは、一時脱退し、レースの世界でプロを目指し、またオリジナルメンバーで再結成、ヴォーカリストとして復活した人だから。というのは余談で。

ランディは、自分のやりたいことだけを貫いて生きた、「勝手な人」なのかと想像していた。でも、彼はそうするより他に、生きる実感を感じることが出来なかったのだ、と私は思う。
「外の世界の現実の方が自分には寒いんだ」と言って、リングに上る覚悟をするランディ。
「私がいるわよ」って・・・キャシディ、このタイミングじゃ遅いんだよ、って言いたくなった。もう、男が覚悟してしまった後ですよ。遅いよ!!なんの足しにもならない。

それにしても、ダーレン・アロノフスキーってヤツぁ・・・本当に面白い人だ。今までの監督作品、全て違うタイプの映画なのに、その全てが面白いなんて。私の中では、完全に殿堂入りしましたよ。
ちなみに自分の好きな順番は、『ファウンテン』>『レクイエム・フォー・ドリーム』>この作品>『π』です。

P.S.・・・公開初日は奇しくも、二代目ダイガーマスク・三沢光晴氏がリング中に死亡という日・・・。ご冥福をお祈りします。

ストーリー・・
“ザ・ラム”のニックネームで知られ、かつては人気を極めたものの今では落ち目でドサ廻りの興業に出場しているレスラー、ランディは、ある日、ステロイドの副作用のために心臓発作を起こし、医者から引退を勧告されてしまう。馴染みのストリッパー・キャシディに打ち明けると、家族に連絡するように勧められる。長らく会ってない娘・ステファニーに会いにいくが、案の定、冷たくあしらわれてしまって・・・

レスラー@映画生活

 

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4,908

コメント(49件)

  1. レスラー

     『人生は過酷である、ゆえに美しい。』
     コチラの「レスラー」は、80年代に人気を博したスター時代から人生のどん底をなめた主演のミッキー・ロークが、自身の人生とオーバーラップするような老レスラーを演じ話題となり、全世界の映画賞54冠に輝いた6/13公開のR-15指….

  2. 私もショーン・ペンと同じくミッキー・ロークの復活を心から喜んだ一人だったので、この映画は心にきましたね〜。
    とにかくランディの生き様。これに男の涙を流したことは今年忘れられない出来事でした。

  3. 『レスラー』

    背中で語る人生ほど過酷なものはない。けれど背中で語る人生ほど美しいものもない。これこそまさに魂を大いに揺さぶってくれる、哀愁の漂う男のドラマ。そして永遠に語り継がれるべき映画史に残る作品だと思いました。
    ミッキー・ロークという俳優をよく知らない若い方には….

  4. エメラルドグリーンの男

    2009年6月13日。日付が変わる間際、テレビ番組を見ていたら画面上部をニューステロップが流れた。そ…

  5. にゃむばななさんへ
    こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
    男泣きの一作でしたよね!
    「女子供に分かるか」テイストがかっちょ良かったです。

  6. ごぶさたしてま〜す。。。なかなかいいダジャレが思いつかなくて、コメント参入できないつらい日々がつづいておりました、、、
    じゃ、さっそくザ・レスラー・クイズです。ミッキー・ロークの得意なプロレス技はな〜んだ? ねこパンチじゃないよ!!
    どうせわかんないだろうから、答えを言っちゃうよ。キー・ロックだよ!!
    ミッキー・ロークだけにキー・ロック!!
    、、、でも、ボクはニコラス・ケイジ版『ザ・レスラー』も見てみたかったよ。

  7. レスラー

    レスラー [IMDb]
     80年代。「ザ・ラム」の愛称を持ち実力人気ともにノリに乗っていたレスラー、ランディ。彼は多くのタイトルを取り、人気投票でも一位を取っていた。しかし2

  8. とらねこさん、こんにちは。
    ごらんになったんですね。
    なんだか私はダメだったのですが、
    私が見た視点が、まぁこの映画の骨の部分から明らかにかけ離れたところから見てしまったのがダメだったのかなぁ、と。
    男のロマン、というか、生き様の映画は別に嫌いなジャンルではないのですが、なんでダメだったんでしょう…。ふーむ。
    でもミッキー・ロークの体当たりの演技には私も拍手でした。
    ちなみに私は主演男優賞は、「扉をひらく人」のリチャード・ジェンキンスにいってほしかった派です(笑)

  9. とらねこさん、こんにちは。
    ダーレン・アロノフスキーって本当に面白い人だっていうのに大いに共感。
    まったく違うタイプの映画をこんなに感動的に完璧につくっちゃうんだからすごいですよねー。

  10. 『レスラー』 The Wrestler

    燃える闘魂に萌える。生きるってこういうことだ。ヴェネチア国際映画祭のコンペにダーレン・アロノフスキー監督がプロレスラーを主人公にした映画を出品したと知った時はその意外さに驚いたものだ。『π』、『レクイエム・フォー・ドリーム』、『ファウンテン』という独特の…

  11. 三冠王者ダジャレ番長さんへ
    こんばんは〜♪コメントありがとうございました!
    この作品、もう見ました?それともまだかな。
    何にせよ、ダジャレは無理しなくっていいんですよ(爆)
    >キー・ロック
    ははは。。。でもねえ、この映画では関節技は、一個も出てこないのでした。アメリカンプロレスって見た目派手だよねえ。ラリアットかまされたら、垂直にバーンと倒れたりするの。
    猫パンチは、ボクシングの時のミッキー・ロークの技なんだってねえ。。猫騙しとか、猫がつくとやけに女々しいよねナンカヤダ。
    >ボクはニコラス・ケイジ版『ザ・レスラー』も見てみたかったよ
    えー?ニコケイは、モト冬樹の伝記映画にでも出たらいいよ!

  12. あすかさんへ
    こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
    イヤイヤ、私の映画好きのON友さんでも、この映画「全然ダメだった。全く共感できなかった」って言ってたんですよ。あすかさんだけじゃないの(笑)
    それで、この映画が全然ダメだった友人は、とっても女の子らしくて可愛い人なので、いいんです許しちゃうんです(笑)きっとあすかさんも可愛い人なんだろうな♪
    私はですね、この映画、結構忘れられないほど気に入ってしまったんですが、途中で自分がランディになったとしか思えないほどだったからなのでした(笑)
    『扉を叩く人』も面白かったんですね。私も予告見たら、面白そうだなって思いました。期待してますー★

  13. かえるさんへ
    こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
    ダーレン・アロノフスキー、『ファウンテン』で完全にお気に入り監督に入ってしまったのですが、この作品には本気で驚かされました。こうまでストレートに撮るなんて思わなかったものですから。リンクレイターが、どこか知性とか器用さを感じさせるのとはまた違うんですよね。でもこの作品には、このやり方が一番効果的だったんですよね。

  14. とらねこさん、心配してたのに観たんですね!気に入った様で良かったです!なんだか、今考えみたら、「レスラー」と「マン・オン・ワイヤー」って凄く似ている部分があると思いませんか?ランディーとプティは人間としては全く真逆ですが、生きている実感とか世界観とかは自分の手で生み出すという部分が。アロノフスキーは本当に不思議な監督ですね。ちょっとPTアンダーソンに似てるかも?

  15. The Wrestler (2008)

    監督:ダーレン・アロノフスキー
    出演:ミッキー・ローク、マリサ・トメイ、エヴァン・レイチェル・ウッド
    ミッキー・ロークの復活作品と騒がれてますね。彼は「シン・シティー」でしか観た事無いのですが、あれではイマイチ彼の良さがわかり辛い作品だと思います。で….

  16. レスラー・・・・・評価額1600円

    「レスラー」は優れた人間ドラマであると同時に、ある種のドキュメンタリーの様でもある。
    それは自然光の下で手持ちカメラを多用した映像の…

  17. 良い映画でした。
    一見悲惨にも見えるランディですが、私は幸せ者だと思います。
    50代になって、たとえそれが虚構の世界だとしても、他に何も無い自分を受け入れてくれる場所がある、そんな男はそうそういません。
    最後は現実世界から逃げたともとれますが、逃げられる場所があるランディをうらやましく感じました。

  18. アヤさんへ
    こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
    ハーイ!なんだかんだ言って、真っ先に見に行くリストにありました(笑)
    『レスラー』と『マン・オン・ワイヤー』の共通点ですか、フム。。
    うん、自分の信じた道をあくまでも貫くところが、それぞれの主人公は同じですよね。
    なんか思わず羨ましくなりますよね!
    アロノフスキー監督のエピソードも本当に良かったですよね。意外に「こう」と信じてそれを曲げないところがイイですよね!
    PTアンダーソンも確かに、何を次に作るかちょっと思いつかない人ですよね。

  19. ノラネコさんへ
    こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
    そうですよね!私もランディは、幸せ者だった、と思います!
    ランディのような中高年のプロレスラーたちは、引退して別の事業を、中にはやっている人もいましたね。でも、どうしてもリングが好きで、それにこだわり続けたランディ・・。
    同じことをずっと好きで居続ける、ずっと変わらない生き方を続けるのは、不器用なのかもしれませんが、すごく愛おしくもありました。
    そうですね、おっしゃるとおり、何もない自分を受け入れてくれ、一時輝くことの出来る虚構の場でした。
    >逃げられる場を持っていたランディが羨ましい
    うん、・・・なるほど。この苦さ、心の痛み、それらが十分伝わって来るんですよね〜。。。もう胸をえぐられるような思いでした。

  20. 「レスラー」祝!ミッキー・ローク完全復活!!

    [ミッキー・ローク] ブログ村キーワード
     ミッキー・ローク完全復活!“第66回ゴールデン・グローブ賞主演男優賞受賞”“第65回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞”ほか世界の映画祭で受賞多数の感動作「レスラー」(日活)。何で、アカデミーはノミネート止まりだったのか?…

  21. THE WRESTLER 《レスラー》

    ミッキー・ローク、復活!
    人生は過酷である、ゆえに美しい。
    6月19日、京都シネマにて鑑賞。ミッキー・ロークの久々の主演作品「レスラー」です。アメリカ本国での配給さえ決まっていなかった無名の低予算映画だったそうで。それが、2008年のヴェネチア国際映画祭…

  22. [映画『レスラー』を観た]

    ☆ミッキー・ロークは、私にとって、非常に思い入れのある役者であった。
     若い多感な頃に、『ランブル・フィッシュ』や『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』を見せられたら、誰でも憧れるはずだ。
     私は、ミッキー特有の、あの口を狭めて、その両端をクィッと上げる表情を格…

  23. レスラー

    かつて人気を極めたものの、今では落ち目のレスラーになったランディ(ミッキー・ローク)は、スーパーでアルバイトをしながらなんとかプロ…

  24. レスラー

     2008年のアメリカ映画、レスラー(監督:ダーレン・アロノフスキー)です。渋谷シネマライズで観賞しました。
     もう、ホントに最っ高でした。後半なんて、まともに画面を観ること…

  25. ようやく観てきましたー。
     私も「マン・オン・ワイヤー」と似た部分を感じ、まさにそこにシビレました。あえて「カシコイ道」ではなく「愚かな道」ばかりを選んで突き進む主人公には、ある種のうらやましささえ感じてしまった次第です。それは本当の意味での「自由」であることなのかと。もちろん、その代償はあまりに大きく哀しい結末を呼ぶわけですが。
     この映画、若いころに観たら今ほどは感動できなかったんじゃないかなーとか思います。ってことは、さらに10年後とかに観たら…ちょっと考えたくない気もします。(感動を通り越して本当に哀しみに暮れてしまいそう)

  26. マサルさんへ
    おはようございます〜♪コメントありがとうございます。
    自分の好きなことをそのまま邁進していった主人公でしたね。愚かな道ばかりを突き進んでいったのか・・・確かに、羨ましさは感じます。
    おっしゃるとおり、若い頃にこれを見たらそれほど感動できなかったのではないか、という気持ちは分かります。私も、若い頃だったら、“年寄りの冷や水”は特に興味がない、なんてバッサリ冷たく切り捨ててしまっていたかも。肉体も最高に出来上がった年齢・状態で、“最高のプレイ”が見たい、というのが、スポーツ選手にのぞむことだったりしましたから。
    でも今だと、「いつまでが現役か」「まだ自分はやれるのではないか」と悩む気持ちで、「やはり好きだから続けたい」と自分の居場所にこだわる気持ちが分かります。

  27. 映画「レスラー」

    原題:THE WRESTLER
    プロレス好きで、落ちぶれて体はボロボロでもリンングに上がり続け、生活は苦しくスーパーでアルバイトをしながらも部屋代さえ払えない、そんな男の物語・・・
    つい最近の衝撃的なニュース、それは2009年6月13日のこと、既に満身創痍の体調不良…

  28. 加齢なるミッキー・ロークの勝利「レスラー」 THE WRESTLER

    みなさんは1992年6月23日のダリル・ミラーとミッキー・ロークのボクシング試合はご覧になられましたか? 
    透け透けトランクスに猫パンチのミッキー・ローク 
    格闘競技であのやうなカッコ悪い試合は後にも先にも初めて見たもんで「このミッキー・ロークとゆー世界一カッ…

  29. 【映画】レスラー

    ▼動機
    予告編を見て名作だと確信した
    ▼感想
    凄い!
    ▼満足度
    ★★★★★★★ まんぞく
    ▼あらすじ
    かつては人気を極めたものの今では落ち目のレスラー、ランディ(ミッキー・ローク)。ある日、ステロイドの副作用のために心臓発作を起こし、レスラー生命を絶たれ…

  30. 『レスラー』

    惜しくもアカデミー主演男優賞受賞は逃したとはいえ、久々に主演作が話題になったミッキー・ロークの主演最新作『レスラー』を観ました。
    ********************
    ミッキー・ロークが、かつて栄光のスポットライトを浴びた人気プロレスラーの孤独な後半生を、自らの波瀾…

  31. レスラー

    映画館でチラシはよくもらってくる。
    映画の印象をつける大切な宣伝GOODSだと思う。
    映画を観終わった後も、チラシの印象を上手く残している作品は少ないように感じる。
    しかし、この作品は非常にチラシで受けた印象と観終わった後の印象が近く、いい作品だったと思うと…

  32. こんにちは。
    いい映画でした。ミッキ-ローク自身のイメージとなんだかダブって、心にしみました。
    音楽の使い方はよかったですよ。
    ハード・ロックはほとんど聴いてないので、曲名などはあまり分からずでしたが、車でかかっているBGM的な扱い。実際の生活にある音のような使い方は、あまり音楽を使って舞い印象を与え、作品の雰囲気を高めていたように思いますね。

  33. de-noryさんへ
    こんばんは〜♪二度目まして!w
    コメントありがとうございました。
    de-noryさんも気に入られましたか!?私もこの作品、すごく好きだったのでとてもうれしいです。
    そうですね、ミッキー・ロークが演じたことによって、何倍もリアリティを感じることが出来たように思います。
    音楽の使い方、de-noryさんがおっしゃるように、ランディというキャラクターを描くために、使われたという印象を受けますね。
    実は、そのチョイスも絶妙だったんですね。
    たとえば、今考えているのが、「そう言えばボン・ジョヴィは使われていないどころか、名前すら挙がっていない」んですね。
    ボン・ジョヴィはメジャーの中でも王道すぎ、超ド級の巨大バンドだったものですから、おそらくこの映画のランディにふさわしいと思わなかったのでしょうね。そんな風に、計算されていると思います。

  34. 「レスラー」

    「レスラー」、観てました。
    中年さえ超えようとしていた、かつての有名レスラー・ランディ。ランディは悲鳴を上げる体を引きづり、今もリ??.

  35. 「レスラー」 エンジンが燃え尽きるそのときまで

    80年代に活躍したレスラー、ランディ。 彼の生き様は曲がることのできない車をひた

  36. 「レスラー」

    華やかなスポットライトの先に待ち受ける世界。プロレスラーは年齢を相当に重ねてもできてしまう商売である。だから大概は、本作の主人公ランディのようにリングに上り続ける。老いの恐怖と焦りはおそらく誰もが感じていることだろう。子供のころ見ていた全日本プロレス中…

  37. 映画 「レスラー」を見てきました。

    {/m_0058/}映画 「レスラー」@TOHOシネマズ シャンテ
    ヴェネチア国際映画祭・金獅子賞受賞
    監督:ダーレン・アロノフスキー
    出演:ミッキー・ローク(ゴールデン・グローブ主演男優賞受賞)
       マリサ・トメイ(アカデミー助演女優賞ノミネート)
    主題歌:ブルース・…

  38. とらねこさん今晩は
    またまた忘れた頃になってトラックバック載せさせてもらいました。
    家族も娘も恋人もプロレス以外の仕事も、俺には向かなかった。
    心臓バイパスの手術を受けても帰る場所はリングの上しかない
    ファンの声援が有るなら決め技を見せてやるぜ
    トップロープの上からのダイブを・・・。
    切ないです、ミッキー・ロークの実人生をも彷彿させます。
    ボクシング映画だとリアルすぎて見れなかったかも、、。

  39. tatsuさんへ
    こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
    ミッキーロークその人の実人生があるからこそここまでリアリティを持ってましたよね。

  40. 「レスラー」

    男の生き様と哀愁がひしひしと・・

  41. mini review 10443「レスラー」★★★★★★★☆☆☆

    自らの生き様を貫き通す中年プロレスラー役がミッキー・ロークのはまり役となり、数々の映画賞に輝いたエネルギッシュで感動的な人間ドラマ。監督は『π』『ファウンテン 永遠つづく愛』のダーレン・アロノフスキー。主人公の一人娘には『アクロス・ザ・ユニバース』のエヴァ…

  42. レスラー/The Wrestler(映画/DVD)

    [レスラー] ブログ村キーワードレスラー(原題:The Wrestler)キャッチコピー:人生は過酷である、ゆえに美しい。製作国:アメリカ製作年:2008年配給:日活ジャンル:ドラマ/スポーツ上映殮.

  43.  こんばんは。
     本当に本当にご無沙汰しておりました。何の前触れもなくブログを放置してからしばらく経って復活してしまいました。まるでゾンビのような心持ですが、以後よろしくお願いします。
     この映画は映画館で観ることはできませんでしたが、良かったですね。そうですか、この映画の公開日に三沢が無くなったのですが。三沢が最後にリングで食らったバックドロップを観ましたけど、こんなことを言っていいのかどうかは分かりませんがリング上で死ねたというのはある意味本望だったのではないかななんて思ったりもします。プロレスラーというのはどこか最期の最後までリングに上がりたいという気持ちがあるんじゃないかなんてこの映画を観て思いました。
     この映画のモデルになったレスラーはランディ・サベージというレスラーだったはずですが、やっぱ今再動画で再見すると必殺技のダイビングエルボーに入るまでのモーションなんかがこの映画とよく似ていますね。意外とアロノフスキーってプロレス好きじゃないかな?
     因みにアロちゃんの作品ではレクイエムが一番好きだったりします。では、これからもよろしくお願いします!

  44. 『レスラー』

     あれはおそらく全日本プロレスから三沢らが離脱してNOAHを立ち上げ、全日に残った渕や太陽ケアらが新日本プロレスと抗争を始めた頃だったと思う。愛知県体育館へ全日本プロレスの興行を観に出かけたことがあります。
     その時に驚いたことが二つあります。一つは初めて観….

  45. 蔵六さんへ
    おはようございます〜♪本当!本当にお久しぶりです。二年ぶりのコメントありがとうございました!
    いやあ、密かに復活していたなんて。どうせだったら教えてくれれば良かったのに、水くさいなーもう。
    いやいや、こちらこそ今後もよろしくお願いします!
    久しぶりの割に、コメント返信遅れてしまってすいません。
    いやー3日連続で飲み倒してました。2日連続朝までオールで飲んで、3日目の昨日は、今日仕事だから12時過ぎで帰りました。楽しかったなあ!
    最近、ウコンを飲むことを覚えてしまって、ダメですね。酒の弱い私でも、翌日すっきり起きられるので、ついつい飲みライフが充実してしまいます。
    蔵六さんだったら、許してくれそうだし、こんな話喜んで聞いてくれそうだなあ。
    ゆうべは新宿で飲んだんですが、今度機会があったら、蔵六さんを是非連れて行きたいような、本当に素晴らしい場所でした。
    いつかまた、東京で飲みたいですね。
    プロレス好きな蔵六さんならではの、深い理解ですね。
    私にもなんだか気持ちが分かるようです!どうせ死ぬのだったら、好きな場所で死にたい、そう思うのは当然のことなのかも。
    畳の上で死にたい人も居れば、性行為中に腹上死するのが最高に幸せ、という人も居るでしょう。
    ランディの場合は、それがリングの上なのでしょうね。
    ちなみに私の父親は、スキーが好きで、雪山で死にたい、などと言って母を困らせました・・・。
    ランディ・サベージのモーションがこの映画と似ていたのですか!それは面白い。
    いやー、この映画のことは、もっともっと語りたいですね。
    そうですね、レクイエムも凄過ぎる作品ですよね!
    この作品も大好きなんですけど、他の作品も好きで選べません
    そういえば蔵六さんは、以前私の好きな『ファウンテン』をトンデモ映画扱いして、ちょっぴり恨んだことがありましたっけ(爆)

  46. 『レスラー』’08・米

    あらすじかつて人気を集めたレスラーのランディは心臓発作のため、医者から引退を勧告される。それをきっかけに、長らく会っていなかった娘のステファニーのもとに向かうが・・・。…

  47. 映画『レスラー』を観て

    9-39.レスラー■原題:TheWrestler■製作年・国:2008年、アメリカ・フランス■字幕:太田直子■上映時間:109分■鑑賞日:6月14日、シネマライズ(渋谷)スタッフ・キャスト…

  48. こんにちは とらねこ様。

    レスラー人生もそろそろ終わりに近づき、娘とは絶縁状態、ステロイドの影響で心臓は弱っているありさまの中年レスラー ランディー。唯一の心の支えが マリサ・トメイ演じるストリップ・ダンサー キャシディーだけ

     自分には「この場所しかない」不器用な生き方しかできないランディーは やはり 悲しい男です。

     あ、そうそう とらねこ様は 同じミッキー・ロークの主演の「ホーム・ボーイ」という’88年の映画 知っていますか?

     こちらは、ロークが アメリカ各地を渡り歩く流れ者ボクサーのジョニー役です。元妻のデボラ・フューアーと共演しています

     これ以上説明するとネタバレになりますので 省略しますが レスラーのランディーとはまた違った男の不器用さを「ホーム・ボーイ」のジョニーは持っています。

     「レスラー」と「ホーム・ボーイ」 ともにミッキー・ロークの主演で、ふたりの不器用な男が主人公 ランディーとジョニー

     ふたつの作品を比べながら見るのも 悪くないですよ

  49. zebraさんへ

    こんにちは〜♪コメントありがとうございました!
    お返事が随分遅くなってしまいまして、申し訳ありません。
    被災地ボランティアをやっておりまして、しばらく出かけておりました。
    忙しくて自分のブログを全く見る暇もなく・・本当にすみません、せっかくコメントくださったのに。

    >自分には「この場所しかない」不器用な生き方しかできないランディーは やはり 悲しい男です。

    んー、そうですか。いやー、私はですね、全く同じ理由で、幸せな人だったと思うんです。
    不器用だと思います。人生において大事なことは、一つのことだけではない。
    でも、小さいいくつもの幸せを全て捨て去って「自分にはこの場所しかない」と思えたのでしょうね。
    そんな生き方は、男として羨ましく思えます。
    もちろん、生き方の選択という問題になってくるので、「自分はこうするか」か「こうしないか」と言う事で言えば、後者を選ぶかもしれない。こんな風に生きるのは、きっとごく一部の人間だけじゃないかと思うんですよね。
    もちろん、それがプロレスじゃなくても、何でもいいと思うんです。
    自分であればそうしない、と思う人の中には、そんなランディーのように生きてみたい、とふと思う瞬間のある人がいます。
    そんな人にはランディーが羨ましいし、あんな風に何かに夢中になって生きたら、自分はどんな風になっていただろう、と「選ばなかった自分の姿」を思い浮かべます。
    だからこの映画って、すごいんですよ。

    あ、『ホームボーイ』は見たことありませんでした。
    ミッキー・ロークの昔の映画をあまり見てないんですよね。見なくちゃ。
    オススメ、ありがとうございます!




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  • ピエル(P)・パオロ(P)・パゾリーニ(P)ってどんだけPやねん

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