アルビン 歌うシマリス3兄弟 ▲64
’07年、アメリカ
原題:Alvin and the Chipmunks
監督:ティム・ヒル
出演:
ジェイソン・リー デイブ
デヴィッド・クロス イアン
キャメロン・リチャードソン クレア

間違って都会にやってきたシマリス3兄弟のアルビン、サイモン、セオドアは、売れない作曲家のデイブの家に転がり込む。まるで家族のような新しい生活が始まり、やがてアルビンたちがデイブの曲を歌うと大ヒットする。3兄弟はたちまち大スターになるが、レコード会社の企みでデイブと引き離されてしまい・・・
なんともノンキな子供映画。動物モノ、CG+実写映画、音楽がいっぱい出てくる、と言えば、子供が喜ぶ要素をたくさん兼ね備えていると言えるカモ。
で、私はと言えば、そういうのがどーにもこーにも好きなんですよね。
ストーリーは本当に単純で、少しばかばかしいと言えなくもない(笑)のだけれど、ヘラヘラ笑いながら、家でくつろいで、ボケーっと見るには最適な映画、と言えるよね!
特に私は、ちょっぴり難しいような、文芸派テイストな映画を好むことが多いので。時々こういう、思いっきり頭をカラッポにしてくれる作品を見ると、バランスが良くっていいみたい。そんな訳で、いつしかこういう映画を特に好んで見るようになってしまった。
何より、デイブ役のジェイソン・リーが、なんてイイヤツなんだろう・・・と好感触で。
カンカンに怒っても、リスにドタバタ騒がれても、なんだかコメディテイストになってしまうのは、この基本的に人の良さを感じさせる、彼の顔だからこそ。
この人ったら、本当、リスに好かれそう・・・。(いや、シマリスはリスじゃない、って台詞があったっけ。)
しまッピーズたちが言われたとおり、家中の片付け物をするシーンがあるの。よくよく見れば、冷蔵庫にたくさん物がブチこまれているんだけどね。
で、そういうことをいちいち怒ることなく、「よくやったな、ありがとう」、って褒めてくれるんですよ、このデイブって男は。
その時、「これだー!」って思った。一緒に住む人に、私が求めるのはこれですよ。いちいち細かいことを言わず、人を許せる温かい心の持ち主。
どんなにカッコ良かろうが、仕事が出来ようが、決めるべきポイントはそこじゃない。私は思うの。長い間一緒にいられるのは、こういう優しさを持った男だよなあ、ってね。(神経質な男は絶対嫌だ!)
ちなみに、『ディザスター・ムービー!おバカは地球を救う』で出て来たパロディを思い出すと、余計可笑しくってw。
アルビンたちが、おどろおどろしいメタルチックな歌を、血だらけで歌ってたの!グハハハハ、思い出してもまだ可笑しいw
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コメント(9件)
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>いつしかこういう映画を特に好んで見るようになってしまった。
>いちいち細かいことを言わず、人を許せる温かい心の持ち主。
昨年初めて得点をつけた“映画館で鑑賞した作品”において、堂々の第4位(「テネイシャスD 運命のピックをさがせ!」も同点4位)でした。
元々コメディ好き&ジェイソン・リー好きなのも要因の1つですが、知らず知らず“癒し”を求めていたのも要因じゃないかと思いました。
今度のクリスマスも、彼らの歌が流れると良いなぁ〜♪♪
>アルビンたちが、おどろおどろしいメタルチックな歌を、血だらけで歌ってたの!
癒しキャラが血だらけでメタル?
それは非常に興味深い(爆)
哀生龍さんへなんつって!
こんばんは〜♪コメントありがとうございました!
>堂々の第4位
知ってますよーん
でも、哀生龍さんが気に入る作品て、意外性があってそこが面白くって!
テネイシャスDもすっごく楽しかったです!特に悪魔の音楽がカッコ良くてツボでした!
クリスマスソングで元々あった曲だったんですね〜これ。
ヘリウムガスを吸い込んだみたいな、リスの高音が面白いですよね〜♪
>癒しキャラ血だらけメタル
めーっちゃ可笑しかったです!!哀生龍さんが下品なエロネタも大丈夫な人だったら、是非とも!
この映画は見ていないのですが、
「ディザスタームービー」を見て、元ネタを知らないのが悔しかったです。
何も考えずにボケーっと出来るモノとして一番最初に思い出すのは
「ぼのぼの」です。
ところで、私も神経質な人は苦手です。
でも、他人に言わせると、
私自身が相当に神経質なんだそうです。(がっくし)
Alvin and the Chipmunks (2007)
邦題:アルビン/歌うシマリス3兄弟
監督:ティム・ヒル
出演:ジェイソン・リー、デヴィッド・クロス、キャメロン・リチャードソン
ロス行きと帰りの飛行機で合計2回半くらい観ました。
最初は期待なんてないでしょ、子供映画だし。
で一回目観終わって、しょうもな….
こんばんは。楽しめたようですね!何か可愛い。笑
このアルビンたちはすごーく古いアニメなんですが、最初に映画化の話を聞いた時は呆れました、、、。でも、とらねこさんの言うとおりボケーっとにや〜っと観れる愉快な作品で、いいものだと思います!今の世代の子供達にも愛されるといいなぁ、、、アルビンたちよ、、、。
ジェイソン・リー、私も好きです。そして、神経質な男は絶対嫌っていうコメントも爆笑!とらねこさん、ナイスです。完全に同感!シマリスに耐えられるくらいな根性は必要ですよね!笑
こんにちは〜♪コメントありがとうございました!
そうそう、元ネタ知らなくて悔しかったのって、私もこの作品だけだったんですよ。
『ハイスクール・ムービー』なんかは、まんまだったので、“元ネタ知らないから面白さが伝わらない”というほどではなく。『セックス・アンド・ザ・シティ』は、元ネタの映画はとても見る気になれず(笑)あ、でもドラマは一度だけ見たことありました。
>神経質
うーん、仕事をする上では、ある程度神経質にならざるを得ないところがありますよネ。
だから、職場の人に神経質呼ばわりをされるのは、そんなに悪いことではないのでは!?
アヤさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました!
おお、アヤさんはアルビンたちを、子供の頃からご存知だったんですね!
chipmunksたちを、日本語では「しまッピーズ」と訳してたんですよ、私のブログに書いてあるように(笑)
どうです、これ?くすくすくす・・
でも確かに、英語まんまの「チップマンクス」じゃー意味分からないですもんね!
今の子供にもかわいがってもらえるかな♪
自分の子供の頃よく親しんだアニメが映画化されるって聞くと、一瞬ビックリするし、ちょっと呆れますよね!私もドラゴンボールは、「エエエーーッ」て感じでしたし(結局見てないけど)
でもこれは、ちゃんとかわいらしく出来上がってましたよね★
そうそう、シマリスに耐えられるぐらいの忍耐力!
これ男の人に欲しいですよね!!うん。
アヤさん!私たち、すごくいいところに気付いた、って思いません??
しまぴーず、、、まぁ、、、よしとしましょう!笑
ドラゴンボールは、、、スルーしましょう!
とらねこさん、とてもいいところに気づいたと思います!しかーし、理想の男のハードルをあげすぎてしまったのでは!?ヤバイです!
アヤさんへそうだったのか・・・、威勢はいいな、と思ってました(笑)
しまッピーズ・・OK出ましたか
なんだかんだ言いながら、何度も見ちゃったアヤさんがムショーにかわいいんですけど(笑)
そっか・・アヤさんはそんなに若かったのか。ううーん
理想の男のハードル、高いですか?あれれ?
分かった!じゃあ、「忍耐力のある人」以外の部分を、ググーンと下げたらいいのでは!?(笑)バランスをよくするために!
この点でいくと、アメリカ人の方が、日本人の男より優しい人が見つかりやすい、って気がします!