ミルク ▲62
’08年のアカデミー賞、主演男優賞をショーン・ペン、
脚本賞をジャスティン・ランス・ブラックが受賞。
おめでとう〜!

1972年のニューヨーク。保険業界で働いていたハーヴィー・ミルク(ショーン・ペン)は、20歳年下のスコット(ジェームズ・フランコ)と出会い、恋に落ちる。二人は新天地を求めてサンフランシスコに移り住み、小さなカメラ店を開店。そこはたちまち同性愛者やヒッピーたちのよりどころとなり、ミルクは彼らを快く思わない保守派に対抗した新しい商工会を結成する事になる。社交的でユーモアにあふれたミルクは、近隣住民の抱える問題に、政治的により関わりを深めていく・・・
’08年、アメリカ
ガス・ヴァン・サント監督
ガス・ヴァン・サントが15年の構想を経てようやく完成まで漕ぎ付けた作品。
これぞまさしく長年の思いが集結した、そんな作品なのかもしれない。
全体的にパワフルで、何よりハーヴィー・ミルクその人の等身大の魅力が伝わってくる作品。
「40歳になってなお、何も成し遂げていない」と、出会ったばかりのスコット(ジェームズ・フランコ)に言うとすぐ、ゲイの人々が生き易い新天地を求め、サンフランシスコに移住するため飛び立っていく。
話はここから、ここがスタート地点。
TIMES誌の’90年代の偉大な100人に選ばれたハーヴィー・ミルク、最後の8年間を描いた作品。
ドキュメンタリータッチで半分進むこの作品は、映画的魅力と、事実をありのままに語ろうとする姿とが、無理なく交差される。差し挟まれたフラッシュバックも、導入程度の嫌味のないもので、すぐに観客はハーヴィーの世界へと、違和感なく入っていくことができる。
ハーヴィー・ミルク自身が、暗殺された時のために、とレコーダーに自分の最後の告白を録音する、そんな姿で語られる物語は、一人の半生を描く物語として、単に“回想”や、“本人によるナレーション”、以上の意味を持っていて、
戦い続ける物語であるそこへ、不安の暗い影と、センセーショナルな最後の悲しい事件とを昇華させている。そして私達は、素直に、彼のその熱意ある真摯な姿勢を微塵も疑うことを可能にはしないのだ。私たち観客は、すでに“勧誘”されている。
ハーヴィー・ミルクが、どんな風にこの世界を変えていったのだろう、・・・そう思いながら見ることが出来た。
「0からのスタート」なんて生易しいものではなく、マイナスからのスタート・・・。
彼の時代である’70年代に同性愛者であることを隠さずに居るということは、いつ投獄され、職を失うかもしれない・・・そんな危険な時代だったんだ。
「命をかけた戦い」。恋人のスコットが少し寂しく思い、彼の身を気遣うが故に、次第に疎外感を感じていても、もはや立ち止まることや、引き返すことの出来ない戦い。
何より自分が涙が止まらなってしまったのは、希望を持って堂々と戦う勇気、
これを目の当たりにしたから。
三度のサンフランシスコ市政執行者の選挙に落ちながら、ようやくその地位を得たハーヴィー・ミルク。
むしろここからが戦いなのだ。戦うための本陣をようやく組んだ・・・。
初めにガス・ヴァン・サントの頭にこのプロジェクトが頭に浮かんだのは、’90年代だという。『マイ・プライベート・アイダホ』が終わったばかりのリバー・フェニックスに、スコット役を依頼したとか・・・!もしかしたら、この作品でジェームズ・フランコが演じているこの役も、リバーが演じていたのかな・・・そう考えると、余計泣けてきてしまった。
とは言え、この役のジェームズ・フランコは最高!
彼の出る全てのシーンに、もう目が釘づけだったんですけど、私。
ちょっとヒース・レジャーを思わせる、甘めのマスクに、優しそうな目、ハーヴィーを気遣う表情・・・
もう、ジェームズ・フランコには夢中になった。
私は、彼の作品は『容疑者』であまりに演技が素晴らしくて、ここから注目していた俳優。
ちなみに私、『スパイダーマン』は、彼が楽しみで見たのでした!
左の写真は、アカデミーの時の模様。こうして笑顔を見ていると、あれれ?ちょっと頼りなさげ?(笑)
それから、ジャック役のディエゴ・ルナも、もーどーしよーもない程キュートでした!さすがのディエゴ!ちょっと頭の足りない、美しい青年役がハマってました。
『ダンシング・ハバナ』以来のセクシーさ!
ところで、ディエゴが胸につけている、「プロポジション No.8」へ反対のこの赤いバッチ。
カリフォルニアで同性婚を禁じる住民投票イニシアティブに反対の意を表するもので、アカデミーではガス・ヴァン・サント監督と、ディエゴ・ルナがつけていたもの。
ちなみに、オバマ戦では、アン・ハサウェイも同性愛を賛同の意を示す“白いリボン”をつけていたとか。白いリボンは、グラミー賞でもデイブ・グロールがつけていたらしい。
それから、撮影で使われていたハーヴィーのアパートは、実際に住んでいた場所だったとか。
また、最後に回想で実際の彼らの写真が映されるのだけれど、映画の中で最後に写真家として紹介される、ダニー・ニコレッタによるもの。
ダニー・ニコレッタ本人もカメオ出演していて、暗殺される直前のミルクのオフィスに居たとか。
あと、エミール・ハーシュが好演していたクリーヴ・ジョーンズも、本物がカメオ出演。Don Amadorの役・・・ってどこだったかしら?
いくつかトリビアがあって、自分が忘れないようにメモっているのですが・・・メモ代わりのブログ(笑)
ジョン・ブリッグス議員役のデニス・オヘア、彼はカムアウトしたゲイの人だそうです。
そして、この映画のために、何千人もがタダでエキストラとして参加したらしい。
2009/04/27 | 映画, :とらねこ’s favorite, :ドキュメンタリー・実在人物
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コメント(30件)
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こんにちは。
これ、確かにドキュメンタリー調でありながらも、見せるところは見せるという作品でしたね。
ショーン・ペンはもちろんのことですが、とらねこさんもおっしゃってるように、私はこの作品ではジェームズ・フランコに魅せられました。
なんか妙な憂い具合がセクシーでした。
ミルクといえば、アカデミー賞でのショーン・ペンの受賞時のスピーチも印象的でした。
P.S.
3周年、おめでとうございます!
>『容疑者』であまりに演技が素晴らしくて
残念(涙)
「容疑者」「スパイダーマン(シリーズ)」は見てませんでした。
哀生龍にとってのジェームズ・フランコは、コメディでの葉っぱでグダグダだらだらの駄目キャラが似合う奴(笑)
若い頃で言うとTVドラマの「フリークス学園」とか、最近で言うと「スモーキング・ハイ」とか・・・
もちろんシリアス系のキャラも、愁いを帯びた暗めの表情が良く似合いますよね。
この作品では、本当に素晴らしい笑顔が見られたと思います。
ミルクとの時間が本当に心安らぐ幸せなひと時なんだと、口に出さなくても彼の笑顔を見るだけで感じ取れました。
ミルクが選挙に熱が入れば入るほど、笑顔が消えて行くスコット。
哀生龍は、スコットを通してミルクを見ていたのかもしれません。
ミルク
『1970年代のアメリカ。マイノリティのために戦った政治家 ハーヴィー・ミルク…人生最後の8年間 「ミルク」は、 希望のはじまりだった。』
コチラの「ミルク」は、アメリカ史上初のゲイと公表した公職者ハーヴィー・ミルクの48年間の生涯の最後の8年間をガス・ヴ….
ショーン・ペンのイタコ芸再び「ミルク」
MILK ミルク
http://milk-movie.jp/enter.html
いやほんま ショーン・ペンは何やらしても憑依しますよねー イタコっすよねー
今回はゲイの政治家が憑依してます
自分は政治にもホモ野郎たちにも全く興味はないのでっすが、
ショー・ペン×ガス・ヴァン・サント…
『ミルク』 MILK
ガス・ヴァン・サントがこんなに温かいストレートにいい映画を撮るのは久しぶりだよね。
米国史上初のゲイを公言した政治家ハーヴィー・ミルクの半生。人を飲み物に例えるとしたら、男ショーン・ペンはおよそミルクなタイプじゃないよね。そうね、バーボンかなぁ。それが…
『ミルク』
先日、九段下の九段会館に『ミルク』の試写会に行ってきました。
仕事がちょっと押しちゃって、開映の5分前くらいについたら、3階席くらいしか空いてないってことで、かなり見下ろすような感じで映画を観ました。
ちょっと急な階段が怖かったw。
********************
とらねこさん、こんにちはん。
そうか、構想していたばかりじゃなく、既にリバーにオファー済みだったのですね。
90年代だったらまた違った感じになっていたかもしれないけど、21世紀に作られたショーン・ペン、ジェームス・フランコらによるミルクもこれ以上のタッグはないというくらい素晴らしいものでしたね。
自身の命の危険を感じても皆のために闘うその心意気、勇敢な行動力にゃとにかく感動〜。
アンド恋人たちにもえ〜。
「ミルク」
我々は学ばなければいけない。小さいころに聞いた覚えがある。「サンフランシスコには同性愛者が人口の10%もいるんだって」まさにこの映画の舞台であった時代と一致する。異国の子供にまでそんな情報が届いたくらいだから、米国社会の一大関心事であったことは想像に難く…
あすかさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございます!
うん、本当!見せてくれましたねえ!自分はゲイ・コミュニティに特に詳しいわけではなかったんですが、自分の信念をかけて、戦い抜く!という真摯な姿勢が伝わって来て、すっかり感動してしまいました!
本当、セクシーでキュートでしたよね、ジェームズ・フランコが。
アカデミーのショーン・ペンのスピーチ、私まだ見てないんですよぅ(泣)
途中まで見たんですけどね、友達の家で・・・
また友達の家に押しかけてって、続きを見せてもらわなくっちゃ!
PS・・はーい♪ありがとうございます!
哀生龍さんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました!
おおっ、哀生龍さんはジェームズ・フランコを、TVドラマの頃からご存知だったのですねー。さすがです!
ジェームズ・フランコ、憂いを帯びた表情が魅力的、というのは分かるのですが、コメディの人だったなんて!オドロキです。
自分はどうもTVドラマはちゃんと最後まで見れないんですよね。今まで全部見れた海外のTVドラマは、3つだけなんです・・。
>ミルクが選挙に熱が入れば入るほど、笑顔が消えて行くスコット
そうですよね!でも、スコットの場合、自分を顧みてくれないというワガママのために、ミルクの前で笑顔が出なくなっていくのではなくて、
ミルクの身を案じて彼の身が心配であるが故に、その心配が昂じてスコットは彼と一緒に居るのが辛くなってしまったんですよね。
ミルクが最後に見た、あのオペラの芝居の垂れ幕・・。思い出すと泣けてしまいます・・・。
かえるさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
そうですね、監督とリバーは仲が良かったみたいなので、もしかしたら“オファーした”なんていう堅苦しいものではなくて、「ヘイ、リバー、やってみないかい?」みたいな感じだったのではないかなー。なんて勝手に想像しております♪
本当、これ以上考えられないぐらい、素晴らしいコラボレーションの作品でした。
ショーン・ペンが演じると、見ているこちらが本気になってしまうんですよね。
自分は、正直ショーン・ペンなんていう男らしさを全面に出した俳優さんが、ゲイの役だなんて、と思いながら見たはずだったのに、途中ですっかりそういう邪念が消えていきました。ブラボー!
Milk (2008)
監督:ガス・ヴァン・サント
出演:ショーン・ペン、エミール・ハーシュ、ジョシュ・ブローリン、ジェームズ・フランコ、ディエゴ・ルナ、アリソン・ピル、ルーカス・グラビール、ヴィクター・ガーバー、デニス・オヘア、ジョセフ・クロス、ハワード・ローゼンマン、ブラン….
「ミルク」:信濃町駅南口バス停付近の会話
{/kaeru_en4/}絵画館の建物って、サンフランシスコ市庁舎に似ていないか。
{/hiyo_en2/}そうかなあ。
{/kaeru_en4/}威風堂々としたシルエットは似ているだろ?
{/hiyo_en2/}真ん中がふくれているところぐらいじゃない?
{/kaeru_en4/}でも、実物のサンフランシスコ市政委員…
こんばんは!こういう作品って、地味にインパクトが強いと思いません?キャー面白い!って思う瞬間があるっていうより、とらねこさんがいう「ドキュメンタリー仕立て」の落ち着いた興味深い作品ですよね。
私もジェームズ・フランコ、好きです!!この作品での彼はとても素晴らしかった!あの目!あの笑顔!卑怯です!笑
ディエゴさんもとてもあってましたね。
でもショーンペンの演技にはもう、白旗!ジェームズ・ブローリンも中々でしたね。
こんばんはー。
私はこの作品、常に目的を見失わず、そのために手段を講じていくハーヴィの姿に、「こういうヴァイタリティのある人(ある意味では合理的でない人)が、大事をなしとげるんだなぁ」と改めて感じましたね。ただ、「すごく頑張った、才能もあった」ことは理解できつつも、そうするに至った動機付けをどこでどのように獲得したのか、また彼に人々がついていったその理由は何だったのかが、(観る力の不足からか)私にはよく分からず、「もうちょっとで分かるのにー!」という感覚が残ってしまいました。まぁ、良い映画であった故にの「高望み」なのですが。(^^;
アヤさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました!
いやーこれはすっごく良かったですね!他の派手な作品と比べるといまいち、という人も中にはいるのかもしれませんが。
もうめちゃめちゃ引き込まれましたよ、私!
で、ジェームズ・フランコ!彼の笑顔はヤバかったですよね!ズルい、って!wwでも、言いたくなる気持ち分かります。アハハ★
ディエゴはもしやロッカー?てなぐらいの色気でした!
ジョシュ・ブローリンは、前髪がちょっとだけ『ノーカントリー』のハビエルしてましたねw
マサルさんへ
こちらにもコメントありがとうございます〜♪
うん、本当に!一回や二回で諦めたり、「世界は変わらないよ」なんて放り出したり・・
そうやって諦める方が簡単だから、ついつい我々は“合理的”という言葉を用いて楽な方に流れてしまうんですよね。
彼の動機づけ、ということですが、その時代のゲイの人に対する世間の様々な扱い、そうしたことを考えてみれば自然と自分には合点がいくように思えたのですが、こういうのは、ご自分が“マイノリティ”である、と感じる環境にない人には難しいのでしょうか・・・。
例えば、外国で暮らしてみたり、そういう経験のある人には、たとえゲイでなくても分かる類の感情なのではないかな?なんて思います。
こんにちは。
>もう、ジェームズ・フランコには夢中になった。
私は、彼の作品は『容疑者』であまりに演技が素晴らしくて、ここから注目していた俳優。
どこかで観た俳優だなあと思っていたら「容疑者」に出ていたんですね。
遅まきながら注目していきたい役者です。
ショーン・ペンも素晴らしいけれど、
周りの役者も素晴らしい映画でしたね。
戦って勝利することも大切ですが、まずは声を上げることの大切さ。
ムーヴメントを起こすからこそ、希望が生まれるその本当の意味を教えてもらったような映画でした。
『ミルク』
とても優しい映画。それが見終わった後の素直な感想でした。
ショーン・ペンが2度目のオスカーを受賞したことで注目されているこの映画ですが、個人的にはゲイでもあるガス・ヴァン・サント監督の、まるで本当に好きな人を優しく見守るかのような演出力に心底驚かされた作….
こんにちは〜♪コメントありがとうございました!
ジェームズ・フランコは、これから売れていきそうな俳優さんですよね★
できれば、若手実力派、というスタンスで行って欲しい役者さんですよね。
周りのそれぞれの俳優たちも素晴らしかったですネ。
にゃむばななさんへ
こんにちは〜♪コメントありがとうございました!
いや本当に、この作品のポイントを押さえたコメントですね!
最初の一声を上げることが、どんなに大変か・・。
真正面から突破していこう、という勇気も本当に素晴らしくて。
ミルク
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ミルク-★★★★-
(C) 2008 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED
英題: MILK
製作年: 2008年
製作国: アメリカ
日本公開: 2009年4月18日
(シネマライズ ほか)
上映時間: 2時間8分
配給: ピックス
カラー/ビスタサイズ/ドルビーSR
公式サイト
監督: ガス・ヴァ…
ミルク を観ました。
先輩から面白いよ…と言われようやく鑑賞できました。
ミルク
ミルク
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やはり実在の人物を描いた作品って、とても興味深く見ることが出来ますね〜