175●ファニーゲームU.S.A.
出た!『ファニーゲームU.S.A.』。
ミヒャエル・ハネケ監督の、自身の作品『ファニーゲーム』(’97年)の、10年後のセルフ・リメイク。
ストーリー・・・
夏のバカンスを楽しむために湖畔の別荘にやってきた三人家族。夫のジョージ(ティム・ロス)は早速息子とヨットのマストを組み立て始め、妻のアン(ナオミ・ワッツ)は夕食の準備を始めていた。その時、玄関先に一人の青年が現れる。彼はピーター(ブラディ・コーベット)と名乗り、卵を分けてほしいとアンに頼む。最初は快く応じたアンだったが、ただならぬ雰囲気を感じ、ピーターを家から追い出した。すると彼は、もう一人の青年・ポール(マイケル・ピット)を連れて戻ってきた・・・
’07年、アメリカ、フランス、イギリス
ミヒャエル・ハネケ監督。
これ、オリジナルの『ファニー・ゲーム』は、「こんなに気分が悪くなる映画はない」と言われる事で有名な(?)作品。
でも自分には、実はオリジナルも楽しめて見れてしまった。その理由は、後で書くとして。
むしろ私には、“見ている間、どんどん気持ち悪くなってくる作品を作る人”、の筆頭角と言ったら、ギャスパー・ノエだったりする。
オリジナルも含めて語るが(ほとんど同じなので)、カポーティの『冷血』をハネケ流にアレンジした作品だ。
物語の中心となる部分のストーリーはまさに『冷血』と瓜二つだ。
『冷血』では“ドキュメンタリー”である“現実”を小説に取り入れた作品として、評価された作品だった(当時小説の新たな試み、“ドキュメンタリーの始祖”と言われている)。
ハネケのこちらは、映画というジャンルが“創造された箱の中の世界”である安心感から、飛び出してくることを狙っているかのように思える。観客の生の感情を引き出し、その境界線を無くそうとしているのだ。
見ている観客に、感情の中でももっとも強い“激怒”という感情を引き出すことによって。
オリジナルでは、様々な手法を用いて、“人が嫌がる様々な手腕”とでも言うようなものを、片っ端から発揮していて、逆に関心してしまったのね。
で、そのオリジナルと、全く同じような調子で進むこの作品。「あ、ここが同じ、あそこも同じ」と、ついつい思いながら見てしまう自分が。
冒頭からやってくれるんですよ。
家族が車を運転しながら、BGMでユッタリしたクラシックを聴きながら、いかにも幸せそうにドライブする、その途中で、BGMがイキナリ切り替わり、大音量でかかるハードコア・ノイズ!
この瞬間が、一番奮えてしまった。
サイコー!ヤバイ、この映画超自分好みかも!
と、オリジナルで思ってしまったのだけれど、実は私は、元々クラシックが大の苦手で、エクストリーム系ハードコア・ノイズなんて、昔は大好きだったんですよ。若さゆえ〜♪の話だけどね。
しかも、この使われ方・・・!
これ間違いなく、人の神経を逆撫でるために、使われているとしか思えない。
で、コチラのリメイクでも、同じ曲が使われていたという。
でもダメな人は、もうこの時点で「これはダメかも・・」と思ってしまう人も居そう。
で、オリジナルで、一番腹が立ったのは、実は卵を落とすシーンだった。
家にやって来て、「卵を分けてくれないか?」とお願いをするその来訪者が、
せっかく分けた卵を、割ってしまう。
「自分は左手が二つあるぐらい不器用なんだ」という男(ピーター)が、二度目に卵をもらい、それも割ってしまったその瞬間ほど、自分はカチーンと殺意を覚えてしまった。
でも、物語がだんだん違う方に、嫌な方へ、嫌な方へと流れていくの。
これは、ムカつく・・・。もう、本当にムカつく物語なんですよ。
なのに、見るのを止められなくなってしまった。
オリジナルで、一番ビックリしたのは、その“カメラ目線”だったな。
一瞬なんだけれど、観客に向かって話しかけるんですよ。
「そんなの、アリかああああ?!」と、自分は本当に驚いてしまった。
これによって、より“意地悪な監督の目線”というものを、ハッキリと感じることが出来た。カメラの向こうから、こちらをせせら笑うかのようで、“現実と非現実の境界線”というものを越えてやって来るのを、感じてしまった。
で、そうなってくると、逆に自分は冷静になってしまったのね。
だからこそ、「その手に乗るか」なんて感じで、「よーぉし」、と、燃えるものがありましたね。
さらに、逃げる子供が成功したかと思いきや、そしてヒロインもまた、逃げるのが成功したかと思いきや・・・。
このタイミング、もう、計算ずくとしか思えなくて、逆に心の中で拍手をしたくなりながら、見た。
オリジナルの話ばかり語ってしまったのだけれど、こちらのリメイクの方は、カメラ目線がよりキツくなり、もっと主人公に寄って、UPで撮られていたため、見逃す人は少ないだろうと思う。
ただ、二度目に見たということもあるし、こちらの方がより作為的になっていて、「ああ、またやるのね」なんて。リメイクでは何度もやるし。
オリジナルの方は、目線が流れるのが一瞬であるため、あれには驚いたんだけどなあ!
それから、リモコン。
オリジナルでも本当に驚いたのが、このリモコンだった。
「リワインド・ムービーいかなるものぞ?」ってぐらい、「それをやるかああ!!!!」と、本当に絶望的な気分に。
この瞬間こそ、この作品が自分にとって、忘れられないものになった一瞬だったなあ〜。
もう笑うしかない、って感じ。
自分にとっては、『レザボア・ドッグズ』で物語の間中、腹を打たれ血を流していたティム・ロスが、こちらでは足を痛めつけられ、
何より、『レザボア〜』とは違って、単なる腰抜け。この辺りに、神経を逆撫でされる気分ではあったんだけれど(なぜこんないい俳優を使うのだ?)、それもまたヤツの手法だった!「危ない、危ない、その手には乗らんゾ」なんて思っちゃったりして。深読みしすぎ?(笑)。
わざわざセルフ・リメイクした点については、
「英語の映画でないと、アメリカ人は見ないから」
じゃないか、なんて思ってしまった。
全く同じことをやっているのだし。
これでもっと見る人が増えるだろうことは確実なのは確か。
「『ファニーゲーム』かあ〜。面白いゲームかな?しかもUSAまでついてる!(原作はU.S.だけど)」
なんてうっかりアメリカ人がコレを見ることを、期待しているのではなか
2008/12/26 | 映画, :とらねこ’s favorite, :サスペンス・ミステリ
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コメント(29件)
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苦手なサイコ・ホラー系だろうと決め付けて身構えながら見たせいか、予想に反してサラッと見ることが出来てしまいました。
一番恐怖を感じたのは、この手の精神的ストレスに慣れている自分再発見してしまったことかもしれません。
苛立ち等のストレスを感じないと言う意味ではなく、身の回りに哀生龍を苛立たせる存在・事柄が多くて、映画の中の出来事が突出していると感じられなかったことです。
>これ間違いなく、人の神経を逆撫でるために、使われているとしか思えない。
作為的な使われ方と分かっていても、とらねこさんと同様に好きなタイプの曲なのでワーイ♪となりました(笑)
>英語の映画でないと、アメリカ人は見ないから
インタビューの中で、そのような事が述べられてました。
リモコンの事も。
映画を作ることを楽しむだけでなく、観客からどの様な反応を引き出すかもキッチリ計算している監督さんですね。
アメリカ公開、かなり前ですよね。予告編を観て興味が湧いたの覚えてます。でも、進んでこういう作品を観に行く事ができず、、、。でもとらねこさんのレビューでまた観る気になってしまいました!
マイケル・ピットが苦手何ですよね。薄気味悪い役者さんですよね。ぴったりだけど、、、。
神経を逆撫でする作品好きなんですか?マゾヒストですねぇ!笑
もっちろん、リメイクされたのはアメリカ人のためですよね。
だから、本来、オリジナルを観た私たちは観なくてもいいはずなのに、やっぱり観ちゃったー。
オリジナルよりもカメラ目線なシーンが早かった印象ー。
オリジナルって、善き人のためのソナタの人だったんですよね・・・。ああ。
哀生龍さんへ
こんにちは〜♪コメントありがとうございました。
>一番恐怖を感じたのは、この手の精神的ストレスに慣れている自分再発見してしまったことかもしれません
なるほど、哀生龍さんはそのように感じられたのですね。
私は、精神的ストレスを観客が感じるだろう、これを見て怒りに駆られるだろう、と考えると、嬉しくなって興奮し、快感になりました。
そんな自分が超怖いです。
>作為的な使われ方と分かっていても、とらねこさんと同様に好きなタイプの曲なのでワーイ♪となりました(笑)
おお、そうですか!それは嬉しいです。私は昔からこの手の音楽が大好きでして。私の専門分野でした。
>インタビューの中で、そのような事が述べられてました
なるほど、やはりそうですか。私はハネケに対して言いたいです。
「オメエのインタビューなんか、誰が読むか!言わなくたって分かるっての!」
アヤさんへと思います^^
こんにちは〜♪コメントありがとうございました。
おお、見る気が湧きましたか♪それを聞いてとっても嬉しいです!
アヤさんの感じ方って、私にはとても面白いんですよ。
なので出来れば見て欲しいなあ〜
マイケル・ピット、薄気味悪いですか?・・笑
私は、彼の作品で言うと『ラスト・デイズ』は、NIRVANAが好きすぎて、見ることが出来ません・・・。
>マゾヒストですねぇ
アハハ、そうですねえ、どっちかと言うと、監督の目線に自分と同類の何かを見出して、サド的快感を覚え、そしてそんな自分に嫌気が差しました・・
かえるさんへ
こちらにもコメントありがとうございます〜♪
>本来、オリジナルを観た私たちは観なくてもいいはずなのに、やっぱり観ちゃったー
思わずオリジナルとどう違うのか、確認してしまいたくなりました。
>オリジナルよりもカメラ目線なシーンが早かった印象ー
おっしゃる通り、オリジナルより早かったし、多かったし、もっとUPも近かったですね。
>オリジナルって、善き人のためのソナタの人だったんですよね・・・。
私は、『善き人〜』の後に見ちゃいました♪
『わが教え子、ヒトラー』の方は、DVDになってしまうかもしれませんが、見たいなあと思っています。
>リメイクされたのはアメリカ人のためですよね
アメリカ人がこれをたくさん見るといいなと思います。
とらねこさん、こんばんは♪
>家族が車を運転しながら、BGMでユッタリ
>したクラシックを聴きながら、いかにも
>幸せそうにドライブする、その途中で、
>BGMがイキナリ切り替わり、大音量で
>かかるハードコア・ノイズ!
ここ! 最高のつかみでしたね。私はとらねこさんとは違ってクラシックばかり聴いているような人間ですが、この映画の冒頭で「完璧な家族の象徴のひとつ」のようにクラシックが使われていた点に、爽快感のようなものを覚えてしまいました。
言わば、「お育ちがよくて恵まれている」という家族の例としてクラシックがあって、その安穏を打ち破るようにハードコア・ノイズが響いてくるっていうのは、その後の展開への予告・予兆でもあるから、クラシック好きとしては、「この手の音楽が、こういう皮肉な使われかたをするのは、ちょっと悔しいなぁ」という思いもあったんですけど、それ以上に爽快感のほうが勝っちゃいました。
今までアンテナになぜかひっかからなかったマイケル・ピットの美しさに気づけたのも個人的には収穫でした♪
誘う人を選んじゃう映画ですよね(笑)
そこで起きていることは、非常にブラックで、
不条理で、恐ろしくて、とても、嫌気がさすんだけど
表現の仕方は、かなり計算高く丁寧でレベル高くて。
実は決定的な部分は、何も映さないででおきながら、
ハッキリと観客に感じ取らせてしまう、この表現力!
紳士ぶった態度はあながち嘘じゃなく、よくよく考えれば
もっとエゲツなく もっと残酷な描写や惨劇は、
こんにちの映画の中ではいくらでもある世の中。
なのに、この作品の衝撃度ったら(笑)
知能犯ですね〜、ホント。
米国を舞台に、アメリカ映画としてよりわかりやすく
セルフリメイクしたファニーゲーム“U.S.A.”。
原題はよくみると“U.S.”。USは勿論、
ユナイテッドステイツ=アメリカの事だけれども、
同時に他の意味も感じさせて、ニヤリ。
本当は、ゲームは誰と行っていたのか?と、ね。
香ん乃さんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございます。
>「お育ちがよくて恵まれている」という家族の例としてクラシックがあって、その安穏を打ち破るようにハードコア・ノイズが響いてくるっていうのは、その後の展開への予告・予兆でもある
そうなんですよね。幸せそうで完璧な家族のドライブの風景、これにクラシック音楽が流れて、なんだか退屈な冒頭だなあ、なんて思っていると、イキナリハードコア・ノイズが流れて、もうその後はギッタンギッタンのメチャクチャに!
そんなことを予感させるタイトルバックに、心躍ってしまうんですよね(笑)
クラシックの良いところは、全然分からないわけではないんですよ実は、
聴いてて崇高な気分になれるし、精神的に高揚感を感じます。
香ん乃さんのところにコメントが書けないのでこちらに書かせていただくのですが、この作品のレビューで「普通の人が絶対言わないこと」を香ん乃さんは言っていて、面白いなと思いました。
“「幸せな家族の肖像」をブチ壊す辺りに快感を覚えた”、なんてホントのこと、私だったら口が裂けても言えません(爆)
マイケル・ピットでオススメはやっぱり『ヘドウィグ〜』です〜!ここでのマイケル・ピットはすごく良かったですよ。
ochiaiさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
そして、誘ってくださりどうもありがとうございます(爆)♪
本当、不快この上なくて嫌気が差すし、そのブラックさに辟易するんですが・・。
「映画って娯楽であって、それ以外の何物でもない」、という考えは自分は違うと思っていまして、
楽しかったり観客が感動したり、共感出来たり、そういうことの全てに唾を吐くようなこの作品が、
なぜかとても気に入ってしまったのでした。
これまでも自分は『ドッグヴィル』が本気で好きだったりするのですが、このオリジナルもとても面白く見てしまったのでした。
血がドバドバ流れたり、人が殺されたりするシーンを見て喜んでいるくせに、この作品ばかり「不快だ」なんて、理不尽ですよ。
ハネケのSっぷりにはムカムカしながらも、そのSっぷりにほんの少しの同調を覚えます。そんな自分が嫌でたまらないのですが、でも作品自体はとても気に入ってしまいました。
>原題はよくみると“U.S.”。USは勿論、ユナイテッドステイツ=アメリカの事だけれども、同時に他の意味も感じさせて、ニヤリ。
>本当は、ゲームは誰と行っていたのか?と、ね。
うんうん!そうですよね〜♪終わった後にochiaiさんと話していて、この話をしていたので、私は自分の記事に書くのはやめてしまったのですが。
本当、真のゲームの相手は・・・(笑)
真のゲームの相手は“私たち”かな。
先程観て来ました。
コレにしてもギャスパー・ノエにしても、
やっぱりイヤですよ、こんなの(笑)
【現実に】他人からの理不尽で不条理な仕打ちを受けて
ボロボロのアタシには耐えられないのっ!
つまりは【現実】を映し出しているワケで、
だからこそ不愉快なんだと思うんです。
私はクラシック音楽大好きです。
ノイズ系は殆どわからないけど、メタル等では
美しいストリングスのイントロでいきなり大絶叫!
みたいなオープニングはよくあったりします。
決して嫌いじゃなくってよ。
あけましておめでとうございます!
(・・・あれ、挨拶はナシ。。。ですね
自分にとっては、ギャスパー・ノエの生理的にどんどん気持ち悪くなってくるのに比べれば、まだ面白く見れるカナ、って思うんですよね
(とか言いつつ、5つ★にしている私ですけど)
そうそう、現実に不愉快になりますね。
HMっつっても、正統派HMでなく、ブラック・メタルやデス・メタルなんかだと、デスボイスで絶叫してますものね。
絶叫女優ナオミ・ワッツは、やっぱ被虐意識をソソるんでしょうか。
この映画ではそれほど絶叫してなかったけど、本当はもっと絶叫して欲しかった気もします。
さすがに最後助かれ!ナオミワッツ!って思っちゃいましたよね。
こちらにも。。。
ここに以前コメントしていた気でいました、、、、(笑)
リメイクした理由について
>「英語の映画でないと、アメリカ人は見ないから」
わたしもそう思いますよ〜、
ハネケのメッセージ、ほんとスゴい強烈です。
リメイクもハネケだから許せましたよ
(ってエラそうだけど)
ナオミワッツもティムロスも良かった♪
オリジナルの方が犯人の男にはムカ付き度は高めだったんですケドね☆
ファニーゲーム U.S.A./FUNNY GAMES US
ミヒャエル・ハネケ、自ら1997年の『ファニーゲーム』をリメイク{/ee_1/}
というのを知ってからずっと楽しみにしてた1本。
全米公開決定後に記事書いたほど。{/arrow_r/}☆ココ☆
ちょっとだけ早く試写にて観てきました〜。
原題でUSと付いたアメリカ版では、
ハネケ監督…
migさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
あれ?migさん、★4つになってますけど?
5つですよね、本当は!(ベスト10の次点に来るぐらいだし?♪)
本当、これなかなか強烈でした。オリジナルそのまんま、自分でセルフリメイクってのは本当可笑しいですねw
そんなに何度も世界に嫌がらせがしたいのかと(爆)
アハハ、エラそうでいーんです!ハネケなんか!ハネケなんか!
そうそう、ムカつき度はオリジナルの方が上でしたね、マイケル・ピットはちょっとお坊ちゃまっぽくて。
ナオミワッツは体当たり演技が良かったですね!
こんにちは!
昨日はお疲れさまでした!
二日酔いとかになってないでしょうか?
お店であまり話せなかっただけに、帰りご一緒できたの嬉しかったです!
でも、、この映画のお話の途中で別れてしまったので、ついつい私もコチラの記事にコメントしにきていました!
この映画、監督インタビューにるよオリジナルの時に伝えたかった事が、言語の関係で世界に発信されなかったということもあり、満を持してハリウッドで英語で作り直し再度問いかけるつもりで作ったそうです。
あえてそっくりそのまま作ったのは作品自体には自身があったからなのでしょうね!
ハネケ監督、作品はいつも完璧に計算して作り上げていますからね〜
凄い方です(><)
そうそう、明後日『永遠のこどもたち』観に行ってくるのでコチラも楽しみです!
コブタさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
昨日はお疲れさまでした〜!
ですね、席が離れててあんまり話が出来ませんでしたね。
次回またゆっくりお話したいな!今度は是非よろしくお願いします。
オオブタさんも初めて会えて、嬉しかったです!
そうそう、まあこれは言語の関係でしょうね。
あえて何度も世界に嫌がらせしたくてたまらないハネケが、英語で作ったことにより、見る人はきっともっと増えるでしょう。
おー、あさって水曜日は、『永遠のこどもたち』ですか!レディースデイでしょうか、それとも男性も千円のところかな?
またコブタさんの忌憚のない感想を、是非とも聞かせてくださいね!
ファニーゲーム U.S.A.
家族でバカンスを過ごすため、湖の別荘へとやって来たアン(ナオミ・ワッツ)とジョージ(ティム・ロス)。
卵を分けて欲しいと、ポール(??.
【ファニーゲーム U.S.A】
監督:ミヒャエル・ハネケ
出演:ナオミ・ワッツ、ティム・ロス、マイケル・ピット
「湖畔の別荘地にやってきた、白の手袋白のポロシャツの2人の青年。
隣家の遣いと言い現れた彼らは、最初は礼儀正しいのだが、徐々に本性を現す。
彼らが始めたのは理不尽な殺人
「ファニーゲームU.S.A.」
マゾヒストのつくりかた。オリジナルは未見。「隠された記憶」はおもしろかった。たいがい後味爽快な映画であるわけがないことは覚悟していたが、まあよくやるもんだと思った。観てる側の淡い期待を裏切る・・・というより、もてあそんで小馬鹿にしてると言った方が正しいか….
卵を分けて下さいませんか?
これまで見てきた映画で最も怖い1本を聞…
こんばんは♪
>大音量でかかるハードコア・ノイズ!
ジョン・ゾーン率いるグラインドコアユニットNaked Cityですネ
なんてったってアルバムタイトルが「拷問天国(TORTURE GARDEN)」ですから…
PVもイイ湯加減で気が狂ってます(笑)
http://jp.youtube.com/watch?v=o4iHBY9UagM
やかまし村の住民としては、こんなん流されたら「惚れてまうやろーッ!」と無駄にテンション上がるに決まってるじゃないですか(笑)
>“人が嫌がる様々な手腕”
わりと冒頭の方で「さぁコレ伏線ですヨ」と言わんばかりに、ヨットに転がるナイフをすごく意味深に撮っておいて、与太話なんぞしながらあっさりドボン!
コレが一番ツボでしたね
梯子の外しっぷり、イラッとくる会話ネタのチョイス、そしてあまりのあっさり感にウヒョー!てなりましたから(笑)
みさま★
おはようございます〜♪コメントありがとうございました。
おお!さすがの検索能力。私はしきりに探したんですが、見つかりませんでした‥
ネイキッド・シティですね、了解!
『拷問天国』ですかあ、良い邦題だ!(笑)
gardenを天国と訳すところがちゃんとキリスト教圏の文化に即していて。
>あまりのあっさり感
でしたね〜♪ナオミワッツどぼーン!
ナイフを見せておいて、つまり“助かる可能性を仄めかしておいた上で”サクっと意味なくしてしまう、この意地悪さ(笑)
>梯子の外し方
分かっていながら何度も嫌な思いをさせられましたよね(笑)
携帯を地味にドライヤーで乾かすとかね、すごい虚しくって(笑)
ファニーゲームU・S・A
卵を分けて欲しいと訪ねてきても、むやみに家に入れてはいけません!!何が起こるか予測がつきません。慎重に・・・・・。とにかく慎重に・・・・!
ということでミヒャエル・ハネケ監督が97年に発表した傑作「ファニーゲーム」オリジナル版が場所をアメリカに移し、英語…
ファニーゲームU.S.A.
『禁じられた遊び。』
コチラの「ファニーゲームU.S.A.」は、1997年に製作されたミヒャエル・ハネケ監督の伝説の傑作「ファニーゲーム」を、10年後の2007年に自身の手によってハリウッド・リメイクしたPG-12指定のSSS<トリプルエス>(サディスティック・ショッキン…
ファニーゲームU.S.A / 70点 / FUNNY GAMES U.S.
全く一緒やのにオリジナル版よりかなり観易いのはなんでなんやろ!?
『 ファニーゲームU.S.A / 70点 / FUNNY GAMES U.S. 』 2007年 アメリカ 111分
監督 : ミヒャエル・ハネケ
脚本 : ミヒャエル・ハネケ
出演 : ナオミ・ワッツ、ティム・ロス、
mini review 09381「ファニーゲーム U.S.A. 」★★★★★★☆☆☆☆
『ピアニスト』『隠された記憶』のミヒャエル・ハネケ監督が、1997年公開の衝撃作『ファニーゲーム』をハリウッドでセルフリメイクしたバイオレンス・スリラー。裕福な一家の休日が一転、不条理な暴力にさらされるストーリー。主人公の夫婦にナオミ・ワッツとティム・ロスの…
ファニーゲーム
皆様から「不快」と評判のファニーゲーム やっと観ました
「わらの犬」みたいな仕返しはありません
不穏のリアリティとゆーんですか虚構も含めたリアリティとゆーんですか
でも これ以上のイタブリやヒトゴロシは日本国においても日常茶飯事なので
これを「不快」…
ファニーゲーム U.S.A.
FUNNY GAMES US
2007年:アメリカ・イギリス・フランス・オーストリア・ドイツ
監督:ミヒャエル・ハネケ
出演:ナオミ・ワッツ、ティム・ロス、マイケル・ピット、ブラディ・コーベット、デヴォン・ギアハート
ファーバー一家は、夫ジョージと妻アン、そして一人息…