CAVEMANを見て来ました!
スタンダップ・コメディの、『DIFENDING THE CAVEMAN』を見て来ました。
出演者は、渡猛。
’06年のS-1グランプリで優勝した人だとか。
脚本・ロブ・ベッカー
監修・奈良橋陽子
もとは、’95年からブロードウェイで行われた一人芝居の『CAVEMAN』。
ロブ・ベッカーという“初代CAVEMAN”を演じたこの人、人類学、考古学、心理学、神話などの違いから、男女の違いを3年近く研究し、完成させた脚本だとか。
HPによると、全世界34ヶ国で各国言語に翻訳され、累計850万人の動員を誇る、とのこと。
実際、その内容が何となく、日本のお笑いや漫談とは、一味違ったテイストなんですよね。
イントロダクション・・・
体の仕組みも思考回路も行動パターンも、すべてにおいて異なる男と女――
だからこそ互いに引かれもするけど、ぶつかり合うことだって多い。最悪の場合、男は女にこう言われてしまう――「男なんて最低!」。
「最低!」と言われっぱなしの男が、その理由をつきつめて考えたら原始時代に行き着いた。かくして彼は、原始の男、CAVEMANからの啓示を受けつつ、男女の違いをとことん考察することになる。それが、このひとり芝居『CAVEMAN』なのだ。
男と女の違い。
原始人の頃、男は狩猟に出かけ、女は畑を耕し・・・
そんな風に、男と女の違いを考察していく形で、この物語が進む。
なぜ男が、TVやゲームにあんなにも熱中し、トイレで新聞を読むのか?
帰宅した男にとって、TVは「相棒」。彼と向かい合う時には、本気になる、とか。
女がなぜ疲れることなくデパートを物色し、服装を褒め合うのか・・
女が、女友達に会った時に、「それおニュー?カワイイーw」
とか、「髪型変えたよね?カワイー」とか、女同士であれば、出会って最初の会話の取り掛かりとして、まず相手を褒め合う。
同じことを男に求めるから、気づかない男にとっては悲劇が起こってしまう、などなど・・・。
初めは「本当かなー、ま、そりゃそうだけど、それって個人差があるでしょ」なんて聞いていた私も、初めはそれほど乗り気で無かった私も、
次から次へと男と女の違いを聞いていくに従って、だんだん「それって一理あるなあ」なんて、ツボに入っていくものがあったかな。
男は一日に使う言語の数は3千語で、女は8千語だとか。
だから、帰宅した男は、家で喋らないんだ、とかw。
だけど女はまだまだ使える言葉が余ってるから、男に話しかける。
男は、まず充電しなきゃいけないんだそうですw
で、充電するというのは、ボーッとするとか、あるいは“相棒”であるTVに“集中”する、
そうすることによって、まずは充電が必要なので、そのTVを見ている間に話しかけても聞こえない。。。だとか。
この「日本のCAVEMAN」に選ばれた渡猛さんは、公演の間、一人芝居なので当然、喋りっぱなし。
大体1時間30分くらいだったかな、結構長かったのだけれど、ほとんど噛む瞬間がなかったのは、さすがだなあ!と感激した。
結構面白かった。
2008/05/26 | 舞台・演劇
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きょうは続き出演したかった。