77●ダブルD・アベンジャー
うわーww、これまたZ級の作品。自信を持ってお届けする、最悪作!(爆)
ラス・メイヤーの没後1周年記念に作られたという、ラス・メイヤー監督の大ファンだというウィリアム・ウィンクラー監督・脚本・制作・出演。これが初監督作。
’01年アメリカ
ストーリー・・・
人気パブの女主人チャスティディー(キトゥン・ナティヴィダッド)は、奇跡の治癒力を持つ伝説の果実、クロクジラの実を食べ、乳癌を克服し、超人的な絶倫パワーを手に入れる。ところが、彼女を妬む悪徳クラブ・オーナーに恋人を殺され、絶倫パワーで復讐を開始した。・・・
これ実は当初、ぴあを見て、公開前から行くつもりでいたのだけれど、下馬評を見たら、あまりに危険そう。思わず見に行くのをやめてしまったのでした。
確か東京では、レイトショーオンリーだったはず。
今頃こうして見てしまったのだけれど、イヤー・・・
それにしても、この作品は本当にホントー・・・っっっに、ヒドいww
先日UPした『ウルトラ・ヴィクセン』で主演の、キトゥン・ナティヴィダッド。先日にも書いたけれど、彼女はラス・メイヤーの老後の良いパートナーだったのですって。
このおかしなラス・メイヤー追悼作(?)で、彼女がここで主役をやってる。
主演のヒロイン、メガパイ・レンジャーことダブルD・アベンジャーを演じているのだけれど、この時にすでに53歳なんですね・・・(((( ;゚д゚)))
もちろん、かつてのデカパイも、すっかり垂れてしまっているから、決してオッパイを出すこともなく、服の上から。常に服を着ている状態です。・・・
どうやら乳首も偽物がついてるようで、浮いてしまっていたりしていた。
そして、敵役は、『ファスター・プッシーキャット キル!キル!』や、『スーパー・ヴィクセン』、『ウルトラ・ヴィクセン』にも登場の、ハジ。彼女もやっぱり、この時55歳なんですね〜。
そして女医役が、レイヴン・デ・ラ・クロワ。彼女は、『UP!メガ・ヴィクセン』に出演。要するに、ラス・メイヤー作品の同窓会のようなものだったらしい。
この彼女達を出演させるということが、ラス・メイヤーファンであるこの監督にとって、夢だった、と言ってもいいのかもしれない。だけど、その年のままの彼女たちを出演させるというのがもう、危険なことこの上ない。
アゼンとするほどヤバすぎる!
主演のキトゥン・ナティヴィダッドを始めとして、もはや「巨乳」というより、「小太り」。しかもその「小太り」は「服着てる」。そして、かなりのオバサン。
元「巨乳」女優、なんて言われても、普通の人じゃ、ピンと来ないに決まっています・・・・・!!!!なんつー危険な作品なんでしょう!危険!危険!
そして、相手役も、彼女達だけ太っていてはマズイということになったのか、出てくる脇役の男性が、どの人もどの人もみんな、太めというか大きめというか、デッカイ人達ばっかり。
なので、画面は、人を二人も映してしまうと、すでに背景画面が見えなくなってしまいます。
どのシーンに画面が移り変わろうとも、画面の半分は人のデカイ体で埋まっている、という状態。もう、観てるコッチもUPUPです。
一番細かったのは、イトコのビリー役で登場の、ウィリアム・ウィンクラー監督本人。いきなり彼の登場の時だけ、普通サイズの人が出て来て、浮いています。
監督は、これが初監督作品とのことだけれど、普通の人が見たら、怒り出すような作品だと思いますwwwww・・・・・・・。
公開当時、Z級好きな訳でない私は(いや、今もです)、避けて通ってしまいました〜。
DVD化はいつされたのかなあと思っていたら、’06年にDVD化となっていたんですね。
レンタル版では、嬉々としてみうらじゅんが表に出て来ている。
字幕を担当したのもみうらじゅんなのだけれど、普通に再生しよう、と思うと、
本編をより先に、みうらじゅんと安斎肇によるオーディオ・コメンタリーの方を再生しそうになってしまう、トラップになっていた!(笑)
普通に本編を見ても、もう全ッ然面白くないから、オーディオコメンタリーの方を後から見たけれど。こ、これを二度も見るなんて、キツイっす〜。
まあでも、みうらじゅんがいう、
「オッパイをみているだけで幸せな気分になれるなら、男として、それに越したことはない」
というのは、さすがに名言の風格がw
私には、そこまでのオッパイ情熱はないので(トーゼン!)、途中でオーディオコメンタリーも飽きてしまったけど、「我こそ!」と言う、漢と書いて男と読む人は、頑張って見てタモレ〜。勇気があるなら(爆
とは言え、みうらじゅんは字幕にも携わっているんだけれど、これが酷すぎだよ・・・。「誰もそんなこと言ってねーだろ」的、シドニイ・シェルダン的超訳。あまりに下品なセリフ。しかもツッコミが()で括って入ってたりして、ちょっとそれはナイ〜。
画面の各所でツッコミを入れているんだけれど、五月蠅い。ツッコミぐらいは自分で入れたい。
セリフの長さをかなり無視した長い字幕、そしてツッコミ入りなんて、ちょっと冷めてしまうなあ。
まあでも、普段ちょっとありえないぐらいの超迷作。
頭が痛くなるほどの迷作を見てみたい人は是非。
cf.※ラス・メイヤー作品UPしました↓(こちらはオススメです)
・『ヴィクセン』
・『スーパー・ヴィクセン』
・『ウルトラ・ヴィクセン』
・『ファスター・プッシーキャット キル!キル!』
・『チェリー、ハリー&ラクエル』
2008/05/24 | 映画, :アクション, :カルト・アバンギャルド
関連記事
-
-
『沈黙』 日本人の沼的心性とは相容れないロジカルさ
結論から言うと、あまりのめり込める作品ではなかった。 『沈黙』をアメリ...
記事を読む
-
-
『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』 アメリカ亜流派のレイドバック主義
80年代の映画を見るなら、私は断然アメリカ映画派だ。 日本の80年代の...
記事を読む
-
-
『湯を沸かすほどの熱い愛』 生の精算と最後に残るもの
一言で言えば、宮沢りえの存在感があってこそ成立する作品かもしれない。こ...
記事を読む
-
-
『ジャクソン・ハイツ』 ワイズマン流“街と人”社会学研究
去年の東京国際映画祭でも評判の高かった、フレデリック・ワイズマンの3時...
記事を読む
-
-
『レッドタートル ある島の物語』 戻ってこないリアリティライン
心の繊細な部分にそっと触れるような、みずみずしさ。 この作品について語...
記事を読む
コメント(10件)
前の記事: 76●ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
次の記事: 78●最高の人生の見つけ方
こんにちは♪
53歳なんすか〜道理で…><
恐らく全うに観ても×だと思ったんで
日本語字幕を監修したみうらじゅんと
安西肇の対談形式の解説を聞きながら
観ました。
思った通り、オモシロかったです♪
「カイデ〜パイオツ大好っき」なガンヘッド♪
が来ましたよ〜☆ヾ(@^▽^@)ノオパーイ
男は幾つになってもマザコンで乳に壮大なロマン
を求めるものです。 それが巨大であればある
ほど限りない探究心が奮い立つ(ついでに他のも
立つ)ってものなのであります!(≧∇≦)ノ彡☆
「そこに山があるからさ!」って感じでしょうか。
みうらじゅんと安斎肇のコメンタリーってのも
また気になる所なんで、これはけっこう観てみた
い度が高いですぞ♪
風情さんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
風情♪さんもこれ、見たんですね!
またまた妙なヤツ観てるんですね〜!風情さんてば、結構私と趣味が合うんだナア・・
本当、意外性抜群ですね!!
でも、みうらじゅん&安斎肇のコメンタリーで面白かったんですね・・
確かに、バラエティノリだし、コントっぽいかもしれません★・・ダハハ。
確かに、普通に見るのってそれほど面白くないかも。
完全コントとしてオーディオコメンタリーだけ見る方がいいのかもしれませんね!
ガンヘッドさんへ」と明るい笑顔で言ってくれるんじゃないか、と思っていたのに・・・悲しい。
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
なんと〜!ガンヘッドさんが、おっぱい好きだったとは知らなんだ!
ガンヘッド♪さんぐらい、「オイラは胸なんか、Aカップで十分さ〜
男なんてみんな一緒なんだ!
嘘です・・ゴメンネ。
いいよいいよ、分かりましたよ!
「そこに山があるから」
それは使命なんですね!?
であれば旅立つしかなーい!!
あ、これ、「メガパイレンジャー」っていう、名前に惹かれたのでしょ★
見たら感想聞かせてね♪
ププッ!今回のキリ番はダブルラッキー7できましたか!
>自信を持ってお届けする最悪作
もうアベンジャーと言うよりもあじゃぱーとしか言いようがない珍作ですね
イメフォもレイトとはいえよくコレ劇場でかけたなぁと…喜んで観に行く方も行く方なんですが
ま、よっぽどユルグダ耐性が高い方じゃないとオススメはできないですな(笑)
「戦え!何と!重力と!」
敵は悪徳クラブオーナーでもおバカセクシー巨乳軍団でもない!先ずは重力と戦えよ!とツッコむことしきりなラス・メイヤー学園同窓会(笑)
チチサイズのストライクゾーンは人それぞれですけどいくらなんでもラスのは外れ過ぎだろ〜と(笑)
…岩鬼かッ!
>観てるコッチもUPUP
どっかで同じ様な感覚味わったよなぁ〜と思案してて思い出しました
デブ専キャバに行ったときのあの感じだ!
80kgきったらクビになるそうですから(笑)
珍しく2度目の登場です。ヾ(@^▽^@)ノ
殿方が巨乳に憧れるのはきっと、ご婦人が
「イケメンでなきゃ!」「身長は180cm以上!」
ってのと同様の感覚なのでしょうねぇ。(^-^)b
言わせとけ! 言わせとけ!(笑)
かく言うオイラもああは言ってますが・・・実際は、
凹凸とは悲しいほど無縁な中山忍を20年以上
ファン続けてたりしてます。(^^ゞ
人の心とはこんな風に矛盾があるから面白いの
かも知れませんぜ、ダンナぁ!ψ(`∇´)ψウケケ
みさまみさまはこれ、当時映画館で見てたんですね!
こんばんは〜♪コメントありがとうございます。
おおーっ
さすがだなあ。。。私は実は友達に嫌がられて劇場で見れなかったんですよ。
これ、当時イメフォだったんですね。今だったらシアターN辺りでしょうか?
>もうアベンジャーと言うよりもあじゃぱーとしか言いようがない珍作ですね
ブハー♪私ってばこういうノリつっこみ、やたらと笑い転げてしまうんですよね^^;
巨乳の敵は重力ですよね〜。
これだけは戦いたくないわ、私。
だって、やつらじわじわ持久戦に持ち込むんだもん。
そして決して勝てないバトル。
本当、ラスのはいくら大きいって言っても、やつらアメリカ人のスケールのでかさには、絶対かなわないんですよね。
へえ♪デブ専キャバ!
みんな80kg以上ってすごそ〜。
いいなあ私も企画キャバとか企画喫茶とか行きたいなあ〜。
ガンヘッドさんへ
おーなるほど!そうですよね★
確かに、「イケメンが好き」だの、「身長は高くないと」だの、「年収は高くないと」だの、
女子だって勝手なこと言いますもん・・・それと一緒なのですね!
反省してしまいました。
で、ガンヘッドさんは、中山忍がそんなに好きだったんですね〜。へえ〜★
時々、好きな芸能人を、「オカズにする気になれない」って言う人居ますよね。
性的対象というのとは違うレベルで、純粋に好きという感情が生まれるわけですよね。
自分のことを知らない「芸能人」なワケだから、相手にどう思われるか、そういう前提は存在していないのにも関わらず。。
そこが男心もカワイイところなのかもしれません。
いやでも待てよ、むしろ近しい関係だからこそ、劣情に釣られる、ということもあるのかも・・。
見ちゃいましたか。(笑)
劇場で見ました。シアター・イメージフォーラムの会員だから。(言い訳)
突っ込みどころにも欠ける、退屈なZ級映画でしたね。これを楽しめないと、尊敬するみうらじゅんに近づけないのか・・・
なんとその劇場に一人で観に来ている女性がいました。Z級マニアなのか巨乳フェチなのか?
バラサ☆バラサさんへ
こんばんは〜♪お久しぶりです!
そうですか!バラサ☆バラサさんは、劇場でご覧になったんですね!
アハ、そう言えばイメフォの会員だっておっしゃってましたよね!(爆)
本当、頭の中が真っ白になりそうな作品でしたよ。・・・