50●デッド・サイレンス
うん、これは!なかなか楽しめるエンタメ系ホラー。
優にホラーの及第点に達する、って人も多いのではないかな?
ストーリー・・・
ある雨の夜、ジェイミー(ライアン・クワンテン)とリサ(ローラ・レーガン)の夫妻の元に送り主不明のトランクが届く。中には、ビリーと名付けられた腹話術人形が入っていた。その後ジェイミーが外出、帰宅するとリサが舌を切られて死んでいた。警察に容疑者扱いを受けたジェイミーは自ら事件の謎を解くべく、ビリーを持って故郷のレイブンズ・フェアへと向かった。・・・
腹話術ホラー♪
・・・なんていう、なかなかに独特な設定で、お化け屋敷要素・抜群!
『ソウ』の監督、ジェームズ・ワン監督と、脚本家のリー・ワネルが腕を振るった、『ソウ』に続け!とばかりのこの一作目。
しかも、これ、言っちゃっていいのかな?・・・『ソウ』で見たあのジグソウさんが、
・・・・・・・・・・・・・・
出てくるんですね〜!
これは、『ソウ』のファンへのサービスカットという感じ。これ、みんな喜びソウだあ〜。
腹話術師、メアリー・ショウ(ジュディス・ロバーツ)、死者の町、Raven’s Fair・・・
そんな単語に、ゾクゾク嬉しくなるハズ。
「メアリー・ショウにご用心。子のない彼女は人形が好き。
夢で彼女に会っても、叫んじゃダメ」
こんな不気味な歌も、ゾクゾクさせられる。
都市伝説を上手に使った、背筋の凍るあの感じ!
きゃー楽しいww
それから、あちらこちらで驚かされる、お化け屋敷系ドッキリにも、いちいちビビってしまったり。
この手のタイプの中で、特にこの作品が優れている、というほど抜きん出てはいないにしろ、
ホラーとしては定石を踏んだ、得点の高さ、というのは保証されていて、すごくイイ感じ。
ホラーテイストで進む物語、というより、サスペンスタッチで進むので、余計、見やすいし、退屈せずに見ることが出来る。
『ソウ』も同じなのだけれど、見るものを飽きさせない工夫が施されてあって、ところどころ、「おおおっ!」というような驚きがあったり。
怪しげな人形の目がギョロリと動いたり、シーツをかぶった姿でそれを外して・・・「ギャーーーーッッッ!!」というのも、視覚的にも、心理的にも、様々な工夫を凝らしているしね。
最近、ホラーがまた新しくて、面白い分野になりつつあって、勢いを感じてしまう思う私。
ラスト、ちょうどいい程度のドンデン返しもあって、「あちゃー騙された♪」というのも、用意されていて。
まるでディナーコースのように、質の高いニュー・ソリッド・ホラーの一式を、十分堪能できてしまう、そんな満足度の高い作品なのでした。
いかにも続編が作られソウでありながら、「チェッ、何だよ・・・」という終わり方ではなくて、「次も見たくなるぞー!」という期待煽り感がなかなか良いのでした。
くふふ・・・楽しいホラーに出会うと、嬉しくってウキウキ心が躍ってしまうよねえ
2008/04/01 | :ホラー・スプラッタ
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コメント(31件)
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コチラの作品は本当に脚本が丁寧に作られていましたよね〜
ホラーとしては定石はしっかりふみつつ、、オチに捻りがあり 素直に楽しめたという感じでしたよね〜。
あまり グロでもないところが コブタには嬉しかったです!
グロイ映像ではなく、空気で怖がらせるところがいい感じですよね(^^)
●デット・サイレンス(DEAD SILENCE)
私の母は人形作りが趣味でした。
最初は紙粘土の人形でしたが年々技術を上げ、最終的には精巧なビスクドールを作るまでになり娘の目からみて…
真・映画日記(2)『デッド・サイレンス』
JUGEMテーマ:映画
(1から)
映画館を出て、
西口にある「シネマロサ」へ。
この日が『デッド・サイレンス』の公開初日になるが、客が少ない。
これは明らかに宣伝不足とみた。何しろ予告編を見なかったし。
予告編やポスター、雑誌での宣伝がなかったら、どんな…
コブタさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
コブタさんも、この脚本に満足ですか★良かった、良かった^^
ですよね〜、私、『ソウ』の3の脚本なんかですと、「はあ〜!?」って思ってしまった箇所とかあるんですが、
こっちの方は、素直に楽しめました!
あれ、それほどグロくなかったですか??
私は結構グロいなあなんて思ったんですが、基本的に楽しめる感じでしたよね♪
ホラー好きにはなかなかオススメできそうですね^^
Sweet Rain 死神の精度
製作年度:2007年
製作国:日本
上映時間:113分
監督:筧昌也
原作:伊崎幸太郎
脚本:筧昌也/小林弘利
出演:金城武/小西真奈美/光石研/矮..
とらねこさん、こんにちは。
スワロは思わず満点をつけちゃいました!
ちょっと恥ずかしいっス(照)
でも、典型的ホラーとしてはすごくよくできていたと思うんですよね。
とらねこさんのおっしゃる通りお化け屋敷系で。
その中でも丁寧に観客を怖がらせる要素が盛り込まれていて
やっぱり『SAW』の監督の作品なんだなぁって思いました。
デッド・サイレンス/ライアン・クワンテン
あの「ソウ」を大ヒットさせたジェームズ・ワン監督と脚本のリー・ワネルのコンビが再び組んで作り上げた人形ホラー。そんな謳い文句だけであっさり乗せられてしまってる私なんだけど、それはやっぱり「ソウ」のその後のシリーズがイマイチ物足りなくてあの衝撃をもう一度味….
私もちょっと古典的な雰囲気が映画らしくて良かったなぁと思います。
そこにあったハズの人形が無くて別の場所に・・・と、何てことのない演出なのに恐怖を感じちゃうから不思議ですよね。
オチはある程度予想させといてそれを上回る衝撃度で堪能出来ちゃいました。
こんばんわ。
ジグソウ人形の登場には、やはりSAWファンと
しては嬉しいものがありましたよ。
しかも、SAW常連のドニー・ウォルバーグの
最期もSAWとリンクできるものがあって大笑い
してしまいましたー。
かなり正統派なホラーでしたわ。
ギリギリいいながら首を動かす人形とか、
メアリー・ショウの不気味さとか、
ドッキリ効果満載な感じとか。
おとぎ話とお化け屋敷が合体したみたいな
テイストがとっても楽しめました。
デッド・サイレンス
大好きなソウの監督・脚本家が新たなホラーを作った!という事でかなり楽しみにしていました。初日なのに劇場は空いてましたが(汗)
主人宮.
完全なる人形
76「デッド・サイレンス」(アメリカ)
ある雨の夜、ジェイミーとリサの夫妻の元に送り主不明のトランクが届く。中にはビリーという名の腹話術人形が入っていた。その後ジェイミーが外出、帰宅するとリサが舌を切られて死んでいた。リプトン刑事から容疑をかけられたジ…
とらねこさん、こんばんは。
TB、コメントありがとうございます。
う〜ん、どうも私だけが「ジグソウ人形」を見逃しているような気がする・・・(悲)
ジグソウ人形を思い出させるような雰囲気だったんですが、本人(形)も出演していたとは。
なかなか雰囲気も設定も話の展開も面白かったです。
どうせならしつこいくらいあの詩を引用しても良かったかもしれないですね。
ラストの真実も驚きではありました。
swallow tailさんへ
おはようございます〜♪コメントありがとうございました!
スワロさんは、満点をつけちゃったんですねw。
アハハっ、それはちょっと高すぎる気がしなくもないんですが、それだけ面白かった、という気持ちはすっごく分かりますよ〜。
お化け屋敷、私も大好きです!
でも今までデートした人は大概、私より相手の方が怖がっていました・・・(苦笑)
「ぎゃーーー」と私が叫ぶと、そのギャーが更に相手を怖がらせる、みたいな。
かのんさんへ
こちらにもコメントありがとうございました♪
そうですね、この古典的な感じが、ホラーファンには嬉しい感じがします!
ビックリさせ方をすごく研究している気がして、何がそうさせるんだろうって思いながら見てしまうんです。
オチは、「もしかして」と「そう来たか」の程よいバランスが効いてました♪
睦月さんへ
こんにちは☆コメントありがとうございました。
睦月さんは、ソウが大好きですもんね!ジグソウに喜ぶと思ってました。
私は、思わずこの映画を見た後、ソウシリーズを借りに走りましたよ。
でもまだ4を見てないんですけどね。
ドニー・ウォルバーグもおっしゃる通り、見た後『ソウ』2&3で出て来て、へえーと思ったんですよ。
なんたって、私には、ドニー・ウォルバーグと言えば、マーク・ウォルバーグの兄弟であること以上に、
New Kids on the Blockのメンバーだったから。
HIPHOPダンスの走りの頃なので、よく真似してましたよー、放課後とかに、友達と!
CINECHANさんへ★
こんばんは★コメントありがとうございました。
人形が出てくる時点で、ジグソウ先生が出るんじゃないかって期待してたんです(笑)
期待しがいがありましたよ〜。
「叫んじゃだめ」って言う詩、引用足りなかったですか?
cinechanさんはお化け屋敷で叫ばない方でしょうか〜。
私はお化け役の演技をチェックしてしまうタイプですよ。
デッド・サイレンス
【映画的カリスマ指数】★★★★☆ 叫ぶな、危険
こんばんわ
古典的な雰囲気ながら謎解きサスペンスやホラー的シーン等
うまいさじ加減で飽きさせないような作り&
テンポも良くてなかなか楽しめました
「ソウ」シリーズの反省からか続編は作らない!という意思が
あのラストに現れているように感じました
余談ですがボクは幼い頃のイメージからか人形が大嫌いなので
流し目するシーンを筆頭に人形がクローズアップされる度に
ビビって観てました
サイさんへと思わなくもないんですが(笑)、あのラストをそんな風に捉えるサイさんが斬新〜
こちらにもありがとうございます♪
そうですね〜!古典的なホラーの要素を上手に織り込みながらも、サスペンスタッチなテイストが見え隠れするところが、すごく新鮮でした。
>「ソウ」シリーズの反省からか続編は作らない!という意思があのラストに現れているように感じました
アハ♪「ソウシリーズの反省」という一文が気に入ってしまいました。
そもそも、「懲りない人達だなあ」、というイメージが自分にはあったんですよね。
反省していたら4つも作るかい
流し目のシーンは、怖かったですか☆
チャッキーみたく顔が変わっていないのに、恐ろしさを感じるところが楽しかったです!
人形って本当に怖いですよね。
一度、人形を捨てる寺に行ってみたいです。
とらねこさん、こんにちは☆
僕も観てきましたー。
うん。僕もこの作品は及第点って感じでクリアでした♪
『ソウ』と違って、クラシックな作りでしたが雰囲気は良かったです。
オチに関しては『ソウ』的にまんまとダマされて最高の気分を味わえました☆
残念ながら僕はジグゾウには気がつきませんでしたが…悔しい〜!笑
実は僕、人形よりも主演のライアン・クワンテンにクギづけだったんですよ〜。爆
とらねこさん、こんばんは〜♪
相変わらずTBの相性が悪いのでコメントで登場!
ここんとこハデなゾンビ系ホラーが多かったんで
地味目な今作はオイラには物足りなくて・・・。(^^ゞ
でも「発想はいいな♪」って一本でした☆
そだ! こういうゴシック系ホラーは雰囲気を楽
しむ映画ですもんね。
オイラは中盤から「この刑事さん、もしかして
すでに死んるんぢゃ?」とか思ったのですが・・・。
まぁ、考えすぎでした。(^^ゞ
願わくば『エルム街の悪夢』みたいに、メアリー
がお笑いキャラに染まる様な続編が出来ない様に
願っております。(笑)
Elijahさんへ」と喜んでしまいました。
こんにちは〜♪コメントありがとうございます!
期待が大きかったですかー★
Elijahさんはソウシリーズが好きだ、と以前教えてくださいましたもんね♪
このシリーズの好きなElijahさんだったら、『ソウ4』もお好きなんでしょうか?
正直私はまだ見てないんですが、先日UPした『ザ・フィースト』が、4の脚本家チームなんですって!別の方のブログで知りました★
で、私も、オチにまんまと騙されて、「あーーー
ジグソウは人形がいっぱい居たシーンで、怖がってないで、目をシッカリ開けて探さないと、いけなかったんですよ♪
ガンヘッドさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございます。
ガンヘッド♪さんは、ちょいいまいちでしたかー★
確かに、ハデで、しかも出来が良くてイキのいい、ゾンビ映画が最近たくさん公開になっていましたもんネ。
あー、だからこれ「クラシックなテイストの」って形容されてしまうんですね。
>この刑事さん、もしかしてすでに死んるんぢゃ?
ギャハハ!!そういうこと考えちゃうの、分かりますw
あの湖のお化け屋敷は、そういう雰囲気がありましたしねw
私もいつも、余計な想像力を働かせながら見てしまいます〜
>メアリーがお笑いキャラの続編
おおー、ガンヘッド♪さんてば、結構面白いんですよね〜!結構甘系な人でカワイらしいイメージがあるんですが、時々ソリッドなんですよね♪
デッド・サイレンス
4月12日(土) 22:00?? TOHOシネマズ川崎8 料金:1200円(レイトショー料金) パンフレット:500円 『デッド・サイレンス』公式サイト ソウのスタッフが作ったこと、腹話術人形が出てくることしか知らなかった。 しかも、何故か「デッド・サイエンス」だと勘違いして…
デッド・サイレンス
SAWの監督と脚本家による腹話術人形をモチーフにしたホラー作品。DVD版では対にすることが前提と思われるオープニングとエンディングが2種類ずつ用意されています。ある日、ジェイミーとリサの夫婦のもとに、送り主不明の腹話術人形が届く。その気味の悪い人形を置き、買…
デッド・サイレンス
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デッド・サイレンス
コチラの「デッド・サイレンス」は、「ソウ」のオリジナル・クリエイターであるジェームズ・ワン&リー・ワネルの映画おたくコンビが久しぶりに純粋にクリエイターとして作り上げたドールズ・ホラーです。
何度でも繰り返しますが、あたしはホラー映画が苦手です。そ….
ホステル2
繰り返し、3回くらい観たんですが、見えにくかったり、なんて言っているのかわかりづらかったりで、何となくこういうことだったのかなあとの..
映画『デッド・サイレンス』(お薦め度★★)
監督、ジェームズ=ワン。脚本、リー=ワネル。2007年米。ホラー映画。出演、ライ
『デッド・サイレンス』を観たぞ〜!
『デッド・サイレンス』を観ました斬新なスリラー『ソウ』を生んだ監督ジェームズ・ワンと脚本家リー・ワネルが再び組んだ、謎の腹話術人形に翻弄(ほんろう)される一家の宿命を描いた人形サスペンス・ホラーです>>『デッド・サイレンス』関連原題: DEADSILENCEジャン…
デッド・サイレンス
DEAD SILENCE
2007年:アメリカ
監督:ジェームズ・ワン
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ある日、帰宅したジェイミー・アーシェンは、寝室で舌を切られ絶命した妻の死体を発見す….