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蟲師、BIG RIVER、叫

蟲師『蟲師』
’06年、大友克洋監督。
オダギリジョー、大森南朋、蒼井優、江角マキコ
漆原友紀の原作コミックの映画化。


ストーリー・・・
100年前の日本では、ある日突然、耳が聞こえなくなったり、角が生えたりする奇妙な現象が起きる事があった。人々はそれを、目には見えない“蟲”の仕業と噂した。そして、その蟲の姿が見え、封じることが出来る者を蟲師と呼んだ。蟲師・ギンコは、筆で書いた文字で蟲を封じる足の悪い美しい娘、淡幽に会うため長い旅を続けていた。しかし、ある事件に巻き込まれ、ギンコ自身が蟲に冒されてしまい。・・・


【感想】
不思議な世界観で、堪能出来た。映画の評判自体はとても悪かったけれど、私は好き。
特に、蟲たちが気持ちが悪くて好印象。ミョーンミョーンと変な音の音楽もいい。オーストラリアのアボリジニの楽器、ディジュリドゥーを用いて表現していて、世界が渦を巻く感じが好きだ。
世界構築そのものはすごく面白い。だけど少し説明不十分にも感じるけれど・・・
オダギリジョーの透明感も良かったし、蒼井優は何やってもカワイイねw


BIG RIVER『BIG RIVER』
’05年 船橋淳監督
オダギリジョー、カヴィ・ラズ、クロエ・スナイダー


ストーリー・・・
オダギリ ジョー初の海外進出作品であるロードムービー。日本人バックパッカーの哲平は、アリゾナ州の砂漠でパキスタン人のアリと、アメリカ人女性・サラに出会う。自分の居場所が見つからない3人の間には、やがて友情が生まれ。・・・


【感想】
ロードムービーってやはり難しい分野だねーと実感。
空気感を大事にして、流れるようにたゆたう人々を描きたい、その気持ちはすごく分かる。
だけどここでは、本当にただ映像をダダ流しているだけのように思えてしまうのだった。残念。
でもオダジョーは素敵。英語も上手かったよ。



sakebi『叫』
’06年、黒沢清
役所広司、小西真奈美、伊原剛志、葉月里緒菜、オダギリジョー


ストーリー・・・
連続殺人事件の捜査を進めるうちに、自分が犯人なのではないかと思い始めた刑事・吉岡。そんな中、赤い服を着た女が突然出現し、それをきっかけに過去と未来が交錯する謎の世界に巻き込まれていく。・・・


【感想】
意味が分からない?イヤイヤ、それほど難しいわけではなく。
もしや、「ボタンのカケ違い」?と、最初の5分でピンと来る。そのまんまな話。
不条理感というところを楽しむべきなのかぁ・・・ε=(;´Д`)
なんでオバケに実体感がアリアリなのか、全く検討もつかず。
ただ、いつも現実からズレまくった世界観を構築する黒沢清の魅力は、もしかしたらスゴイのかもしれない。私に理解できないだけで。

 

2008/02/28 | 鑑賞DVDメモ

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コメント(8件)

  1. 蟲師

     『蟲を感じたら お知らせください。』
     コチラの「蟲師」は、漆原友紀さんの同名コミックを大友克洋監督がオダギリジョー主演で実写映画化した3/24公開になったVFXファンタジー巨編なのですが、早速観て来ちゃいましたぁ〜♪
     (○ ̄ 〜  ̄○;)ウーン・・・とっても….

  2. 映画 【蟲師】

    試写会にて「蟲師」
    漆原友紀の人気コミックを、『AKIRA』の大友克洋監督が実写映画化。
    原作は一話完結の形を取っているけれど、映画は4つの話・・・ギンコが蟲師として活躍する「やわらかい角」「筆の海」「雨がくる虹がたつ」と、ギンコ誕生のエピソード「眇の魚」・・…

  3. 映画 【ビッグ・リバー】

    映画館にて「ビッグ・リバー」 (地元ミニシアター“日本映画特集”その5)
    オダギリジョーが単身渡米し全編英語のセリフに挑んだ初海外進出作品。監督は舩橋淳。
    アリゾナ州の砂漠で、日本人バックパッカーの哲平(オダギリジョー)、パキスタン人のアリ(ラヴィ・カズ…

  4. 映画 【叫】

    映画館にて「叫」
    『LOFT ロフト』などの黒沢清監督と『呪怨』シリーズの一瀬隆重プロデューサーが初めて手を組んだ本格派ミステリー。
    連続殺人犯を追う刑事の吉岡(役所広司)は、捜査を続けるうちに自分が犯人ではないかという疑問が浮かんでくる。被害者の周辺に残る偶…

  5. こんにちは♪
    オダジョー祭り開催と受け止めてもよろしいのでしょうか〜?(笑)
    彼のファンとしてはかなり微妙な3作品なのですが、「ビッグリバー」では哲平がGSを探してただ道を歩いているシーンとかが好きでした。
    飄々としたギンコみたいな役も似合っているとは思うのですが、原作のギンコは絶対に言わないようなセリフ(淡幽が好きなんだ、みたいなセリフ)があったのでガックリでした。
    言葉で言わなくても雰囲気でわかるっちゅうに。
    「叫」は加瀬君と共に黒沢監督に出てって言われたから出ました、みたいなどーでもいい役でしたね〜(暴言!)

  6. ミチさんへ
    こんばんは☆コメントありがとうございました。
    >オダジョー祭り開催
    ハハ☆実はですね、キム・ギドクがオダジョーをキャスティングと聞いて、去年、即オダジョー祭り開催を決定したのですが、なんだかんだUPが遅くなってしまいました〜。
    で、ファンとしては微妙な3作品でしたか!ありゃりゃ。
    しかし、今後もまたいつかやりますよぅ〜^^
    ビッグリバーがミチさんとしては結構お好きなんでしょうか?
    『蟲師』ですが、漫画の映画化なんかは、ファンにイメージと違うだの結構言われてしまうから、大変ですよね。
    『叫』は確かに、重要な役ではなかったですねw
    というか、「精神科医なのに、そんなこと言うんだ〜」みたいな役ではありました^^;

  7. とらねこさん、こんばんは〜♪ヾ(@^▽^@)ノ
    オイラは『蟲師』と『叫』を以前観ました。
    どっちもレポに困る様な内容で悩んだあげく・・・
    『叫』についてはレポ放棄した屈辱の一本だった
    りします。(^^ゞ(や、単にオイラの表現力が低い
    だけなのですが)
    『蟲師』は環境ビデオ観てるごとく睡魔との戦い
    でしたが、映像の美しさはなかなかって気がしま
    すね♪ そう、音楽も秀逸!
    淡幽の唯一の活躍シーンが特にお気にぃです☆
    「ホラーは理屈や理由が解からないから怖い」と
    思うオイラですが、『叫』は不条理を狙いすぎた
    感じがちと痛いって気がします。( ̄- ̄;
    葉月里緒菜のシーンが全てコメディに見えてしま
    ったオイラに問題があるのかも?(^^ゞ

  8. ガンヘッドさんへ
    こんばんは〜♪コメントありがとうございました!
    ガンヘッドさんも、『叫』には困ってしまったんですね!アハ。
    これは、本当、何を言っていいものやら、さっぱり思いつきませんよね!(爆)
    私も、目が点になっちゃいました。
    私もね、この映画は不条理系だったと思うし、葉月里緒菜はお笑いだったと思いますよ〜!
    『Loft』でも、安達祐美がやっぱりお笑いだったんですよーw。
    で、『蟲師』は、ナニゲに堪能できちゃいました!
    私は、意外にこういうの好きかもです。不思議っぽくて。
    淡幽の活躍シーンて、文字を壁から巻物に戻す作業のアレですよね♪
    私も、あそこカッコ良かったと思います!




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