22●バグズ・ライフ
この作品は、ピクサー・ディズニーの中ではいまいち・・・と言われているかも。確かに、他の作品よりは落ちるかもしれないけど。久しぶりにまた見てみたら、やっぱり楽しかった!
ストーリー・・・
アリたちの国をおびやかすバッタのホッパー(声・ケヴィン・スペイシー)たちから仲間を守るため、一人「用心棒」探しの旅に出たフリック。彼が連れて帰ったのは、男っぽい性格とキュートな外見にギャップのあるテントウ虫のフランシスや、くいしんぼうイモ虫のハイムリックたち。勇者だと思って歓迎した彼らが実はサーカスの団員だと知ったアリたちの結論は、「フリック追放」だった。・・・
’98年 アメリカ。ジョン・ラセター監督作品。
地道に食料を溜め込む、アリさんたちを脅かして、食料を奪うキリギリスたち。「アリとキリギリス」の世界から始まっているけれど、もっとこの世界は広がってゆく。
アリたちの世界から、今まで行ったことの一度もない外の世界に飛び出してゆくフリック。
サーカス団員たちは、一人ひとりの出来ることは少ないけれど、みんなが集まって、協力した時に出来ることの大きさ。
みんな、個性豊かな虫たちが、それぞれの個性を発揮してみせるところが楽しいし、何よりサーカス的エンターテイメントの楽しさもあって、ついつい大人も見入ってしまう。
虫の世界を描いた、というのが、今考えると、時代から考えて早すぎるアイディアだったんじゃないか、と思う。まだCGアニメの可能性というものにそれほど人々が期待を抱いていなかったこの時のこの話なんだもの。
何より、ドリームワークスの『アンツ』と比べても段違いに楽しい、想像力豊かな世界。こないだ、『ビー・ムービー』を見て、つまらなかったので、ああ、やっぱり私にはピクサーが見たいよ〜と、再見したのでした。そしたらやっぱり、今考えてもこちらの方が私は楽しい!
とってもわくわくして見入ってしまった。
・バグズ・ライフ@映画生活
2008/02/16 | :アニメ・CG等
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コメント(5件)
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とらねこさ〜ん、こんばんは!懐かしいです、この映画(^v^)!たしか、いつもメスと間違えられるテントウムシが出てくるんですよね(笑)そういった小ネタにウケた気がします。絵もカラフルでキャンディーみたいでかわいかった!
でも、同じアリものとしては「アンツ」のほうが印象に残ってるんです。その理由は大好きなウディ・アレンが声優を務めたから(笑)もうひとつ、こういう虫もの映画ありませんでしたっけ!?なんだかんだ言って、わたしも、CGアニメ系は大好きで、必ず観てしまいま〜す!
JOJOさんへ
こんばんは♪コメントありがとうございました!
あ、テントウムシは大活躍でしたよね^^
そうそう、「テントウムシ」が英語で「レディ・バグ」という名前なので、自分、めっちゃ男らしいにもかかわらず、女だと思われちゃうんだ!と
最初ふてくされてたのに、後で母性(?)本能が目覚めちゃうとこが良かったです^^
JOJOさんはアンツ派だったのですね〜
そうそう、一時期昆虫ブーム?って感じでした。
なんか他にも確かありましたよね。
バグズ・ライフ
【A BUG’S LIFE】1999年/アメリカ
監督:ジョン・ラセター、アンドリュー・スタントン
子供向けアニメだと思っていたのにいい年した大人の??..
虫って気持ち悪がられることが多いけれど
こんな愛嬌のあるキャラクターなら可愛くて
喜んで見ちゃいますよね。
私は吹き替えで見たのでケヴィン・スペイシーの声は
聞き損ねたんですけど、あのバッタの意地悪そうな顔と言ったら・・・
本当ににくたらしい奴でした(^^;;;
ジュンさんへ●○
こんにちは〜♪コメントありがとうございました!
本当、色とりどりな虫たちで、すっごくかわいいですよね!
虫の嫌いな子供も喜びそうです^^
ケヴィン・スペイシーは、バッタの意地悪そうな声をしていて、なんだか貫禄があって怖かったですよ。
単なる悪役というより、相手が自分たちの思い通りになって当然だと思い込んでいるんですよね。