#194.サーフズ・アップ
爽快感がすごくあって、やっぱりこういう映画って、とっても楽しい!
サーフィン好きには、たまらない映画だと思うし、サーフィンなんか、やったことのない私にも、波乗りがすっごく楽しそうに見えたよ。
ストーリー・・・
イワトビペンギンのコディ(声・シャイア・ラブーフ/小栗旬)は、子供の頃に見た伝説のサーファー、“ビッグZ”(声・ジェフ・ブリッジズ/マイク真木)に憧れ、サーフィンに情熱を注いでいた。ある日プロモーター・マイキー(声・マリオ・カントーン/真殿光昭)の目に留まり、新人サーファーとしてワールドカップに出場することに。しかし、戦いの舞台ペングー・アイランドには、コディにとって最大の試練が待っていた。・・・
監督・脚本、アッシュ・ブラノン、クリス・バック
ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント
『サーフズ・アップ』っていう言葉は、「サーフィンしようぜ!」と言う意味らしい。
うーん、すごく楽しかったなあ〜。文句なく、嫌味なく楽しめる感じ
物語は、主人公のコディを、ドキュメンタリー形式にカメラが追って行く形で進んでいく。その辺り、今年のドキュメンタリーブームをCGアニメの世界で、使ってしまっている。ここら辺がちょっと新鮮なのね。
コディは、ちょっと変わり者、とみんなに思われていて、家族にすらちゃんと理解してもらえてないような、イワトビペンギン。背なんかみんなより小さいのに頑張って、サーフィン馬鹿な毎日。とは言えボードも本物は持っていなくって、氷で作った「なんちゃってボード」(BORED board)なんだけどね。
念願のサーフィン大会の選手に、何とかギリギリ選ばれ、ペングーアイランドに到着するコディ達一行。
ペングー・アイランドに到着すると同時に、GREEN DAYの『Welcome to Paradise』がかかるのだから、ものすごく嬉しくなってしまった!この映画、音楽の選曲がすっごくいいの!思わず、久しぶりにサントラが欲しくなってしまった。海に行くに最適のタイプの音楽。・・・しばらく、その予定はないけどね。聴いてるだけで、涼しくなれそう。
美人ペンギン?ラニ(声・ズーイー・デシャネル/山田優)との出会いは、なんだか嬉しい予感。ペンギンなのに、すごくいい女、っていう雰囲気出してる!
コディもそうだけど、このペンギンたちの、言葉がいかにもイマ風とでも言おうか、私は字幕版で見たのだけど、若者特有の会話の仕方でしゃべってるの。
身振り手振りも、英語にピッタリ合ってるから、日本語の吹替え版だと、どうなっちゃうのか不思議。
ちなみに私は、小栗君の吹替えで見る予定だったんだけど、主人公がシャイア・ラブーフ(『ディスタービア』)と知って、字幕版が急に見たくなりました。やっぱ、字幕版にして、自分的には正解だな!
まあ、物語自体は、17歳の男の子の成長物語。こうなってこうなって、と予想するストーリーラインが、それほど外れることもない代わりに、特に意外性もなく進む、普通の青春物語。
ただ、そういえば、この人の活躍が眩しかったな。チキン・ジョー(声・ジョン・ヘダー/佐藤せつじ)。
やっぱり、持つべき者は友、だよね。
いつだって自分を信じてくれる、ノンビリタイプの、底抜けにイイ奴が親友に居ると、人生は楽しい。
そんなものも含めつつ、大団円に終わる、ってトコ。
物語よりも何よりも、みんなが期待しているのはサーフィン場面の迫力だろうと思うんだけど。それだけは、もう、期待してOK!バッチリグレイト!な感じ。特に波に転覆する最初のシーンなんか、本当、いかにも波に飲まれた感じの映像。これは幸先がいいぞ、と思わず嬉しくなってしまった。その後も、全て、波が出てくるシーンは、文句が一つも出ないね。
そして、ラストのチューブサーフィンのシーンは、最後のダメ押し!
すっごく爽快感タップリ、楽しくって一緒に波乗りしているみたい。
いいなあ〜、海に近い人は、いつだって夏にこれがやれるんだよね。羨ましいよ。そんな訳で、堪能出来る一品。
『皇帝ペンギン』から始まった、ペンギンブーム?と言えるのかな?
今年の、『ハッピーフィート』、『童貞ペンギン』、そしてこの作品。
今年のペンギン3大映画は、これにてウマくキマった感じ。
・サーフズ・アップ@映画生活「サーフズ・アップ(字幕版)」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
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コメント(31件)
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サーフズ・アップ
ピクサーでもドリームワークスでもないSPEアニメ。
サーフズ・アップ
南極で暮らすコディの夢は、伝説のサーファー・ビッグZのようになる事。ある時、サーファースカウトの一団が南極を訪れ、コディはなんとかその一団に滑り込む。そしてたどり着いたサーファーの聖地で、コディはチャンピオン・タンクと対戦するが、経験した事のないビッグ…
童貞ペンギンって・・・そんな映画があったんですか。ネタかと思ったよぉ。
それにしても今年はいっぱい映画を観てますね〜
こんにちは。TB&コメントありがとうございました。
僕は吹き替え版で観賞しましたが、こっちも声優陣が見事で面白かったですね。
ドキュメンタリータッチのサメラワーク(というか疑似ドキュメンタリー)も斬新でしたが、そこに驕らず、他の部分もしっかり作りこんでいたのが良かったですね。特にキャラクターの魅力は『ハッピー・フィート』より断然良かったです。
「サーフズ・アップ」観てきました♪
☆「サーフズ・アップ」
監督:アッシュ・ブラノン/クリス・バック
声の出演:シャイア・ラブーフ、ジェフ・ブリッジス、ジェームズ・ウッズ、ズーイー・デシャネル、ジョン・ヘダー
南極に住むイワトビペンギンのコディは、子供の頃に見た今は亡き伝説のサーファー、“…
波乗りコディ〜『サーフズ・アップ』
SURF’S UP
南極育ちのペンギン・コディが、サーフィン・ワールドカップに出場するため故郷
を離れ、ペングー・アイランドへやってくる。森で隠遁生活を送る伝説のサーファー…
とらねこさま、こんにちは。コメント&TBをありがとうございました。
字幕版でご覧になったのですね、貴重〜。
私は小栗くんの声が聴きたかったので・・。でも他のキャストの方々も、とっても合っていましたよ。
『ハッピーフィート』は残念ながら観逃したのですが、ペンギン映画が確かに多かったですね。
今年はあと『ルイスと未来泥棒』も観ると思います♪
ではでは、またです〜。
映画「サーフズ・アップ 日本語吹き替え版」を試写会にて鑑賞。
28日、神保町の一ツ橋ホールにて「サーフズ・アップ 日本語吹き替え版」を鑑賞した。 客入りは6〜7割くらいでかなり寂しい状況、客層はCGアニメと言う事で、小さな子供から制服姿の女子高生、年配の方まで様々な客層だ。 映画の話 新人サーファーのコディは“…
こんにちは、TBさせて頂きました。
私は日本語吹き替え版を見ましたが小栗旬の若者言葉が炸裂で、個人的には違和感を感じました。
それとは対照的にビッグZ役のマイク真木さんの吹き替えが非常に良く、とぼけた味わいでプロの声優かと思うくらいでした。
kossyさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
童貞ペンギン、レイトでやってて、迷ったけど時間がなくスルーしてしまいました。
でもDVDになったら見たくて、ずっと探してるんですよぉー。まだならないんです☆
えめきんさんへ
こんばんは☆コメントありがとうございました。
そうですね!見ていて素直に面白い作品でした。
波のシーンも面白かったし、何度も巻き戻してみたり、後ろから映したり、ドキュメンタリータッチで遊べるところは、CGアニメとしてはたくさんあるんですよね☆
真紅さんへ
こんばんは☆コメントありがとうございます。
そうですね、小栗君のファンになったので、これも見るって真紅さんがおっしゃってたのをボンヤリと思い出しましたw
『ルイス〜』の方もご覧になるのですね。
私も、これは見るつもりです。
こちらこそ、その時にまたよろしくお願いします〜。
masalaさんへ
こんばんは〜♪コメントTBありがとうございました!
そうだったんですか、小栗くんの吹替えも、若者言葉が炸裂だったんですね。そのあたりは一応、意識して日本語訳にしたんでしょうね☆
自分は、シャイア・ラブーフの声もイントネーションも、すごく爽やかで好きでした^^
マイク真木は、とあるドラマを思い出してしまう役柄で、いかにもピッタリだな〜♪と思ったのですが、やっぱり上手だったのですね!
サーフズ・アップ(アメリカ)
自分でやったことはないけれど、サーフィンの映画って大好き。
「サーフズ・アップ」を観たよ。
( → 公式サイト
)
出演:小栗旬、マイク真木、山田優、清水ミチコ
上映時間:85分
コディ(シャイア・ラブーフ・小栗旬)は幼いころに見た伝説のビッグ…
私も観ました〜♪
とらねこさんは、字幕版だったんですねー。
近くでは吹き替え版しか上映してなくて…。でもけっこーおしゃべりだったんで私には吹き替え版の方がよかったかも。
コディは小生意気でした。小栗旬くんがそれらしく声を担当してましたー。
感心したのはマイク真木さんです。上手だったー。
主人公だけじゃなく回りのキャラもよかったよね。
突然で申しわけありません。現在2007年の映画ベストテンを選ぶ企画「日本インターネット映画大賞」を開催中です。投票にご参加いただくようよろしくお願いいたします。なお、日本インターネット映画大賞のURLはhttp://www.movieawards.jp/です。
こんばんわ☆
コメントありがとうございました(^-^)
僕も字幕版&映画館で観て正解でした♪
サーフィンシーン迫力ありましたね。
チキン・ジョー&3匹の子ペンギンが可愛くて好きでした(^-^)
AnneMarieさんへ
こんばんは〜♪コメントTBありがとうございました!
そうですね、結構セリフの多い映画でしたよね。
コディ、小生意気でしたかw
小栗くんが小生意気って結構カワイイかも(笑)
チキン・ジョーが私のお気に入りでした。
ノンビリ屋さんのイイ奴を、友達に欲しいな。
こちらにも♪
グリーン・デイのWelcome to Paradise!
嬉しくなっちゃう気持ちわかりますー。
シャイア・ラブーフ、私は名前しか
知らなかったんですけど、先日某映画雑誌を
立ち読みしてたら「今年活躍した人」みたいな
記事で結構大きく載っていました。
『トランスフォーマー』『ボビー』『ディスタービア』
と3作も公開されてたんですねー。
どれも観ていない自分が如何に時代の波に
のれていないかを悟りました(笑)
映画自体は話は普通でしたけどだからこそ
爽やかで意外に楽しめました♪
日本インターネット映画大賞さんへ
今年も行われるのですね。記事書けたら、TBさせていただきます。
りんたろうさんへ
こんばんは☆こちらこそ、TB,コメントありがとうございました!
字幕版は英語の身振り手振りに合ってたんですよね。
なんて、でもきっと小栗君人気だし、字幕版を見る人は珍しいですよね。きっと・・
そうそう、子ペンギンたちが本当、キュートでした☆
このアニメ、正月休みに見に行こうかなぁ〜って思ってます。
そうそう、「ハッピーフィート」が公開されて、
「童貞ペンギン」が公開された今年、
シアターNでは、「皇帝ペンギン」と「童貞ペンギン」を
同時期上映してたんですよね(爆)やるなぁ。
「ハッピーフィート」も明らかに、「皇帝ペンギン」の映画
ありきで作られてる部分多かったし、どこかの名画座で
“ペンギン祭り”オールナイトやってくれないかしらん?
と、当時、妄想してたりしたのでした(笑)
「サーフズ・アップ」は、「ハッピーフィート」よりも、
キャラデザインもだいぶデフォルメ効かせているし、
あらすじ見ても、更にアニメチックな楽しさを優先させて
いそうですね。(サーフボードとか小道具使えたりね)
sallyさんへ
こちらにもありがとうございます☆
グリーン・デイ大好きだったんですよ、自分w
『バスケット・ケース』は、携帯出始めで着メロの出回っていない頃に、自分で曲を作ったりしてましたw(いますよね、そーいう奴☆)
シャイア・ラブーフ、まだまだ知名度は低いと思いますw今後結構売れそうな感じはあるな〜なんて思ってたんですが、すでに今年活躍の人という認識だったんですね〜。へええw
『トランスフォーマー』は見てないですが、見るの面倒だなあ・・自分、今日まで彼が主演だったなんて知りませんでした!w
DVDでようやく見ようかなあという気になりました。
sallyさんは、時代の波に乗り遅れてなんかいませんよ〜。なんたって、小栗くんの8年前からのファンなんですからw今年の顔じゃないですか〜!
ochiaiさんへ
おはようございます〜♪コメントありがとうございます!
そうそう!『皇帝ペンギン』と『童貞ペンギン』の同時上映(笑)
さすがのシアターN的企画でした!ochiaiさんよく覚えてますね☆
そうですね!『ハッピーフィート』って「リアルで気持ち悪い」って意見をすごく耳にしましたw
こっちの方がよりデフォルメ的・普通のCGアニメ的かなあって思います(笑)
ユルキャラペンギン好きとしては、この作品はなかなかCGの完成度も高かったしよかったと思うんですが、
『ルイスと未来泥棒』を見てしまって。
どっちの方が良くできているかと聞かれたら、ストーリー的にはルイスの方を推してしまう私がいます!w
『サーフズ・アップ』はオチが「そこへ終着するかあ」という程度のユルい脚本になっていると言えますので(笑)
こんばんは
自分はいつもCGアニメを見るときは吹き替え版と決め手るんですが、たまには両方見て比較してみるのも面白いかもね
>この映画、音楽の選曲がすっごくいいの!
あ〜 その辺は全然注目してなかった(笑)。辛うじて印象に残ってるのはギークの「おいらのウクレレ〜」という歌だったりして
>チキン・ジョー
ついつい『カーズ』のポンコツが重なってしまったけど、いいヤツでしたね。チキン(臆病者)どころかとっても勇敢だった。というか、たんに動じないタイプなのか
ほかにペンギンの出てくる作品では『ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!』が好きです。でもこれに登場するペンギン、とっても憎たらしいんだわ(笑)
波乗りコディー アッシュ・ブラノン&クリス・バック 『サーフズ・アップ!』
みなさんはサーフィンはお好きですか? こう見えてもわたし、昔は「伊豆の青きウェイ
SGA屋伍一さんへ
おはようございます〜☆コメントTBありがとうございます。
私は、ほとんど字幕で見るようにしてます。基本は出来るだけ原語で見たいというか。二回目だったら吹替えでもいいんですけど。
この映画の音楽は、とっても自分好みだったりします。ロック系の音楽でも一番聞き心地のいい、サーフ系ミクスチャーっていうか。
チキン・ジョー、確かに臆病ではなかったですね!単にホントに鳥なだけで(笑)
『ウォレスとグルミット』もペンギンが出てくるのがあるんですね。
見事なワイプアウト
327「サーフズ・アップ(字幕版)」(アメリカ)
南極シバレルタウンに住むイワトビペンギンのコディは子供の頃に出会った伝説のサーファー??ビッグZ??に憧れて、氷のサーフィンボードでサーフィンに熱中していた。
ある日プロモーターの目にとまり、新人サーファ…
とらねこさん、こんにちは〜
TB、コメントありがとう。
今年終盤はライブドアとの相性が悪くなって、
訪問も減ってましたが、何とか今は回復したみたい。
来年もバシバシ、やり取りしましょう。
本作は、まあこんなもんかなという感じで、
楽しい作品ではありました。
確かにピクサーの完成度を追求されるのは酷かもしれませんね。
でもこの作品も海や波の映像は素晴らしかったです。
では、良いお年を!
サーフズ・アップ
サーフィンは楽しむスポーツだ!
CINECHANさんへ
こんばんは☆コメントありがとうございました!
そうですか、復活しましたか。良かった良かったw
今年もどうぞよろしくお願いします!
そうなんですよね、ピクサーほどにはさすがに無理なんじゃないか、なんて思う自分が居たりします。
それなりに楽しいと、自分は及第点を挙げてしまいたくなるのですが、
原因にはペンギンがかわいかったから、というのもあるかもです〜♪ルンw