#178.コフィー
きゃ〜、素敵
これぞ、ブラックスプロイテーション・ムービー!
パム・グリアがダイナマイトバディーを炸裂しまくり。
アフロまんせ〜!
シド・ヘイグ出演作品。
予告通り、見て来ました、シネマヴェーラ渋谷にて、「GRINDHOUSE A GOGO! 〜タラちゃんと愉快な仲間たち」。第一日目の作品がこれでした。
黒人映画、ブラックスプロイテーション・ムービーと言うとよく挙げ連ねられるこの作品。『コフィー』ですよ。
’73年。監督・脚本、ジャック・ヒル。
ヘロイン中毒で廃人となった妹の仇討ちを誓う女コフィー(パム・グリア)。
これですよ、これですよ!この、大胆不敵な物語の展開。
たった一人で世界を敵に回し、復讐を遂げる物語・・・タランティーノの『ジャッキー・ブラウン』はやっぱこの辺りに愛情を注いでた作品だったんだなあ〜と改めて思ふ。
パム・グリアのこの美しさ!
パイナップル大のダイナマイトな胸をボヨヨ〜ンと出しまくるんだけど、エロさより愛らしさを感じる。
なんだろう、この愛は?正しきおっぱい愛?
『ゴースト・オブ・マーズ』でのジョン・カーペンター作品で、あっという間に殺されてた、コワモテのパム・グリアではなくってよ。
喋り方にも何となく甘ったるさと、セクシー・キューティなかわゆさの残る、美しき絶頂のパム・グリア。
嗚呼、コフィーは肌の色ブラック・ビューティー。
キング・ジョージの登場は、キング・ジョージの曲(「キング・ジョージ♪キング・ジョージ♪」)をかけながらで笑う。
派手派手しい黄色のツナギに、トンデもないサングラス。キル・ビルでついついマネっ子したくなっちゃうのも分かる〜。かっちょ良すぎ〜、キング・ジョージ
しかし、この時代。本気でブラックの人達が、黒人解放運動をやっていた最中なのだから、実はきちんと大きな社会問題を含んでいるのだ。
基本は、エンターテイメントな楽しさでも、最後の誰かの長い演説で、突如として大きな問題を孕んでくる。この辺りのバランス感覚はなかなか素敵だ。
楽しさと硬派さを、うまいことブレンドする技なのだなと、うなずくことしきり。
(『パルプ・フィクション』のサミュエルの演説をちょっと思い出した。)
シド・ヘイグの登場も、こないだの『超立体映画 ゾンビ3D』を思い出すと余計に楽しい♪
カルト、B級映画かもしれないけれど、この手のB級映画の中でも、珠玉のキラメキを感じさせる、良作。
私はかなり好きですね。ヒロイン、パム・グリアも、果てしなくかわいくて、エロい。
タランティーノが、彼女をミューズにしちゃうのもすっごくよく分かった。
2007/11/29 | 映画, :カルト・アバンギャルド
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タフでセクシー。しかもあのキャンディヴォイス。たまりません。
やっぱりコフィはカッコイイ。スクリーンで鑑賞できて大感激です。
そっか。わたしは‘グレープフルーツ大’なんてメモしてたけど、あれはパイナップルクラスでしたね。
ソフトがなさそうな『フォクシーブラウン』も観たいです。何年か前に特別上映してた時に行っておけばよかったです。
ふぇあるーざさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございます!
ふぇあるーざさんは、この作品、前からお好きでしたか☆素晴らしい〜!
本当、コフィーは魅力的な女性でしたよね!
アクションはちょっと鈍い感じでしたけど、セクシー度は凄かった!
ラス・メイヤーのヒロイン以上にエロエロだと思いました。
巨乳は、“グレープフルーツ大”の方が、なんとなくしっくりくるかもしれません?(笑)
で、『フォクシー・ブラウン』はソフトがないんですか?それはすごい!
次回あったら、是非とも見たいです。これも、名前だけの知識で、何度か雑誌などで見たことある程度なんですよ〜。
コフィー“Coffy”
コフィー かなりのB級映画。 いやC級といったほうがいいかもしれない。 限りなくポルノに近い低予算ムービー。 エロ描写は、おっぱいが何かとポロリする程度なので、ソフト。 パム・グリアの映画をなんか見ようと思って手に取ったんだけど、 これが、 予想以上…
コフィー:映画
今回紹介するのは、70年代ブラック・ムービーの代表作でパム・グリアー主演の「コフィー」です。
コフィーのストーリーヘロイン中毒に冒された妹を看取る看護婦のコフィーは麻薬組織への復讐を誓い、行動を開始する。彼女はまず地元のドラッグ・ディーラーを銃殺し、友人…