#162.アフター・ウェディング
心に沁みる物語だ。人が生きる上で、一番向き合わなければいけないことを、静かに、だが確実に、どっしりと響くように描いている。
ストーリー・・・
インドで孤児たちの援助に日々奔走するヤコブ(マッツ・ミケルセン)は、母国デンマークの実業家ヨルゲン(ロルフ・ラッセゴード)から多額の寄付金を申し受けるために渋々数年ぶりの帰国を果たす。すぐにでもインドに戻りたいところを、ヨルゲンから娘の結婚式に出席してほしいと強く誘われ断りきれない。その結婚式でかつての恋人ヘレネ(シセ・バベット・クヌッセン)と再会し動揺するヤコブ。彼女はヨルゲンの妻になっていた。さらに、主役の花嫁アナ(スティーネ・フィーンシャー・クリステンセン)はヨルゲンの実の娘ではないという。・・・
’07年のアカデミー外国語賞ノミネートの作品。
このスザンネ・ビア監督の前作、『ある愛の光景』という’04年の作品もまた、同時期、今秋公開となっている。
そして、この前作の『ある愛の光景』と、前々作の『しあわせな孤独』(’02年)は、ともに、すでにハリウッドにてリメイクが決定しているとのこと。
こ、これは一体どうしたことなんだろう・・・。
リメイク大好きハリウッド、さすがにネタ切れだけあって、こうした素晴らしい才能は、全世界から次々に発掘していこう、と意欲満々なわけね。
そして、『しあわせな孤独』(’02年)でのマッツ・ミケルセンが、この作品(’06年)にても登場。
乾いていながらも、飄々とした、どこか孤独の影を感じさせる男を、好演しています。
一方は、孤独と信じて生きて来た、生涯理想を追いかけ続けてきた独身男性、ヤコブ。
もう一方は、家族に囲まれ、経済的にも大成を成した、大企業の社長である、ロルフ。
一見正反対の二人の男が描かれている。
そして、その二人の男と運命的に関わりあってきた一人の女、ヘレネ。
みな思い思いに、それぞれが着実に生きて来た人生の中で、突然交差した、一つの線。
このぶつかり合いが何を生むのか、全く見極めるのが難しく、
次にどう展開するのか、皆目検討がつかぬままに展開する。
はかりしれない破壊力を持ったストーリーテラーだ。そしてこれが女性監督なのね。・・・おそるべし、デンマーク。
物語の冒頭は、理想主義の男、金に決して欲目がなく、世界の貧困のために、ボランティア活動を続ける、ヤコブ。
初め、こちらのヤコブに目線を置き、物語りが語られている時には、まさか思いもしない、金満家のロルフの姿。
結婚式の後で、図られたと感じ、この男の人生は、一転する。
それまで一点も疑わなかった人生の計画が、思いもつかないことになるのだが、生きていく上で、一番重要なものとは何か?
人生における価値観をもう一度、観客は自分自身に尋ねることになる。
それから、これから自分の人生がスタートする、娘のアナの人生も、交差する線となって、かれら三者の人生に、絡んでくる。
アナの人生は、どう過ごせば幸せになれるのだろう。
実際に活動をしないけれども、お金をあげるという行動だけはたっぷりする慈善家と、
行動を実際にボランティア活動をするものの、経済支援を得るために行うべき様々な物事を、計画的にかつ最大限の効力を上げることが出来ていなかった慈善活動家。
理想主義の持たざる男と、実際主義の金満家。
独身主義の孤独な男と、家庭を大事にする男。
一概にはこれが正しい、とは決して誰も言い切れないような、二つの相反する生き方が描かれ、ドラマチックに交差する話だ。どちらがより正しいとも言い切れない。
そして、答えもない。
理想主義の孤独な男が、その半生を十分に生きた後に、
家庭なるものの温かさ、人と人のふれあい、そうした自分の今まで知らなかった世界に、急に放り込まれたら、どんな気持ちがするだろう?
また、大いに持てる男が、自分の一番大事なものを残して去らなければいけないとして、
持てるもの(=金)だけは冥土に持ち込むことが出来ないときに、どういう判断をするだろう?
人にとって一番大事なもの、それは何か?
その人の価値観をまっすぐにこちらに向かって訊いてくるかのようだ。
素晴らしい物語だ。
この物語は、通過するべき一つの点ではない。自分の中で受け止め、そしてもう一度、自分に尋ねてみるべき、重いテーマなのだ。
ロルフは、死の前に、おそらく自分に尋ねただろう。何が一番大切なのかを。
彼が泣き崩れる姿は衝撃だ。
だが、それで正しいのだ。
人間はいつだって、死の前には無力だ。
だからこそ、選択すべき出来事を、間違いがないように生きるだけだ。・・・
そしてもちろん、まだ残りの生があるヤコブも。
一人ひとりそれぞれが。
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コメント(33件)
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アフター・ウェディング
10ヶ月ぐらい前に、既にDVDを見て感想を書いているので、今回は字幕版を見て改めて感じた部分だけ・・・
>選択すべき出来事を、間違いがないように生きるだけだ。
>三者の人生に、絡んでくる
「しあわせな孤独」や(監督や脚本は違いますが)「死ぬまでにしたい10のこと」等が、どうしても馴染めなかった哀生龍は、やはりこの作品でも馴染めない部分が・・・
選択時の基準や行動の基盤となっている考え方が哀生龍とは違う、と言うのが理由なので、作品自体は良い作品だと思っています。
でも、難しいですよね。 その人にとって最良の決断が他の人にとっても最良とは限らないのが、この世の常ですから。
何だかんだ言いつつ、大きなスクリーンで見直してよかったと思いました。
“やはり映画は、それに見合ったサイズで見なくては”と改めて当たり前の事を感じた哀生龍です。
アフター・ウェディング
『愛は、死なない。 命の終わる日を知った時、 大切な人に残したいものがある。』
コチラの「アフター・ウェディング」は、”デンマークが生んだ恐るべき才能”スザンネ・ビア監督が”日常に潜む運命に絡めとられていく男と女の究極の愛のカタチ”を描いた10/27公開とな…
哀生龍さんへ
こんばんは〜♪コメントTBありがとうございました!
マッツ・ミケルセン、と思ったら、さすが哀生龍さんは公開前にとっくにご覧になってたのですね!さすがですね。
『死ぬまでにしたい10のこと』が受け入れられない気持ちは分かります。
> その人にとって最良の決断が他の人にとっても最良とは限らないのが、この世の常ですから。
そうですね、でも、この作品は、相反する価値観のぶつかり合いというものが、世界に混在する様々な価値観の相克を思わせ、自分にはすごく大きなものを内包しているように思ったのです。
>“やはり映画は、それに見合ったサイズで見なくては”と改めて当たり前の事を感じた哀生龍です。
哀生龍さんのように、まだ公開する前から情報を仕入れ、DVDを早ご覧になる人に向かって、
「やはり映画館は映画でこそ見ないと」
なんて言う人は、いないと思いますw
感想/アフター・ウェディング(試写)
ついにキタ、オトンの愛! 『アフター・ウェディング』10月27日公開。インドで孤児院をひらくヤコブは、巨額の寄付金の話が舞い込み祖国デンマークへ。謎の寄付主に招かれた結婚式、花嫁の母親はかつて交わりを持った女性であり、花嫁の父親は自分であることが知らされる。…
EFTER BRYLLUPPET
製作年:2005年
製作国:デンマーク UK
監督:スザンネ・ビエール(しあわせな孤独)
出演:マッツ・ミケルセン SIDSE BABETT KNUDSEN ROLF LASSFGARD
海外DVD ★-
オフィシャルサイト
Storyインドで孤児達の生活を改善する為に活動するヤコブは、資金援助を受….
とらねこさんこんにちは。TBありがとうございました。
私は海外版DVDでしかこの作品をまだ観ていないので、細かい部分まで語る資格はないと思うのですが、ヨルゲンがもしビンボー人だったとしたら、妻と娘のためにどんな選択ができたのだろうかと思ったりしてます。
お金が絡まなかったら、彼の思いは果たしてヤコブに伝わったのだろうかとか。
これって、意地悪な観方だなぁと思いつつ、哀生龍さんと同じく、どうもスザンネ・ビア監督の考え方とは相容れないものがあるようで。
もう1回観る時にはまっさらな心でスクリーンに向かいたいとおもいます。
アフター・ウェディング
オフィシャルサイト
2006 デンマーク
監督:スサンネ・ビア
出演:マッツ・ミケルセン/ ロルフ・ラッセゴード/シセ・バベット・クヌッセン/スティーネ・フィッシャー・クリステンセン
ストーリー:インドで孤児の援助活動に従事するデンマーク人ヤコブは、あるデンマ…
さちさんへ
こんばんは★コメントありがとうございます。
>私は海外版DVDでしかこの作品をまだ観ていないので、
さすが哀生龍さんのお友達だなあ、と思って、参考に読みに伺わせていただきました。
>細かい部分まで語る資格はないと思うのですが
そんな、とんでもない!素晴らしい情報力と映画愛だなあ、と尊敬してしまいます。
>ヨルゲンがもしビンボー人だったとしたら、妻と娘のためにどんな選択ができたのだろうかと思ったりしてます。
そうですね、ヨルゲンはお金持ちで、成功者でありましたが、家族をちゃんと愛した人でしたね。妻と娘にお金を残すことができなくても、彼の愛は通じていたように私には思いました。
>お金が絡まなかったら、彼の思いは果たしてヤコブに伝わったのだろうかとか。
ヤコブに伝わったかどうか・・・それは疑問ですね。ヤコブとして見れば、お金のことがあったからこそ来たのですし、それを受け継ぐということにもならなかったわけですからね。
アフターウエディング
「アフターウエディング」の試写会に行って来ました。
デンマーク映画を観るのは、初めてです。
こんにちは。
ご無沙汰をしてしまった;お元気でしたか?
なんの前知識もなく見に行ったので、随分と見ごたえがある作品で嬉しかったのでした。
ミケルセンの寡黙さがあってもずっしりとした存在感はよかったなあ。あんなに大きい娘がいる設定なんてアリなの?って思ったら、いてもおかしくない歳なんですね;
子供に向う優しさある表情に和みました。
監督の次回作も期待できそうですね〜。
アフター・ウエディング
家族とは・・・
シャーロットさんへ
こんばんは☆コメントありがとうございました!
ハイ、元気です☆ありがとうございます!
そうですね!私も実はこの監督作は、初めてだったのですが、とても深く考えさせられました。
マッツ・ミケルセン、おっしゃる通り、もしかして若いかな、と思わせる風貌だったように思います。
理想主義のきらいがあるため、どこか青年の面影も残るような感じだったのでしょうか。
孤独さと、ひたむきさを感じさせてくれましたね。
役柄に表情がとても合っていたように思います。
監督の次回作、必ず見ます。
『アフター・ウェディング』 Efter Bryllupet
ドラマティックな展開、人間の複雑な感情、繊細な表現力と深遠なるテーマに、に圧倒。
インドで孤児たちの援助活動に従事するヤコブは、寄付金を申し出た実業家ヨルゲンに会うため久しぶりに故郷デンマークへ赴く。『しあわせな孤独』のスサンネ・ビア監督の作品がアカデ…
とらねこさん、こにちは。
最近、とらねこさんのレヴュー記事のあがるペース、早くないですか?
って、自分が旅行に行って、遅れをとったからそう思うだけかしら・・・?
さて、本作。
試写会でたまたま観た人などの感想は、共感できないみたいなのがいくつか目につき、パンズとは一転、あんまり高評価しているブロガーさんの記事を見かけなかったんだけど、とらねこさんはしっかと味わったようで嬉しいです♪
感銘ポイントは大体同じかと思われますー。
そう、ヤコブとヨルゲンの人間性や生き方、価値観の
対比、やがて2人の思いや利害、愛情が交錯し、揺さぶられていく様がすばらしかった。
トリアーは患っているらしいので、女性監督に期待のデンマーク映画です。
かえるさんへ
こんばんは〜♪コメントTBありがとうございました!
>最近、とらねこさんのレヴュー記事のあがるペース、早くないですか?
おおーっ、さすがかえるさん!相変わらず鋭いですな
そうなんです!実は、たくさん見た映画が溜まっちゃうのは辛いので、しばらくは早めのUPを試みることにしたんです。
ディテイルを忘れてから書くのって大変で・・・。
感銘ポイントが一緒だったと聞いて、とっても嬉しいです。
この作品は、確かに一見すると、あまり人々にとって、すんなりと受け入れられるような、好ましい物語展開ではないかもしれません。
なんというんでしょうね、・・・ギドク作品とかもそうなんですが、人があえて嫌がるところに、実はその人の心理に何か引っかかりがある、そういう表現方法の一つのような気もする私です。
トリアー病気なんですか!知らなかったです。彼の作品、見たいですね。
真・映画日記『アフター・ウェディング』
JUGEMテーマ:映画
11月12日(月)◆622日目◆
終業後、有楽町駅前に新しく出来た「シネカノン有楽町2丁目」へ。
ここは2つスクリーンがあり、この日は小さい方に。
5、60人しか入れないスペースでまさしくミニシアターである。
午後7時くらいからデンマーク映…
映画『アフター・ウェディング』を観て
83.アフター・ウェディング■原題:EfterBrylluppet(AfterTheWedding)■製作年・国:2006年、デンマーク■上映時間:124分■日本語字幕:渡辺芳子■鑑賞日:11月02日、立川シネシティ(立川)■公式HP:ここをクリックしてください□監督・原案:スサンネ・ビ…
アフター・ウェディング
2008年1本目はミニシアターでの鑑賞になりました。昨年からずっと観たかった作品ですが『ある愛の風景』と共にモーニング上映になっていたので両作品見たかったのですがこちらをチョイスしました。
インドで孤児たちの援助に日々奔走するヤコブは、母国デンマーク…
愛と死〜『アフター・ウェディング』
EFTER BRYLLUPPET
インドでストリート・チルドレンの救援活動に携わるヤコブ(マッツ・ミケルセン)の
元に、故郷デンマークの富豪ヨル??.
とらねこさま、こんにちは。
対照的な二人の男の運命が絡み合う様が巧く描かれていましたね。
狐の死体とか大鹿の剥製とかのアップも印象的でした。
人物も毛穴が見えるほどクローズアップされていて、本質に迫ろうっていう監督の演出意図なのかな、と思ったり・・・。
どんなしあわせな人にも死は訪れる、っていうのが、人生最大の矛盾かもしれませんね。
監督の新作も楽しみです。ではでは!
真紅さんへ
おはようございます〜♪コメントありがとうございます!
そうですね!あの鹿の剥製を出した瞬間というのは、計算を感じましたよね。やはり、真紅さんもそうでしたか。こういう話が出来る人っていいですね
おっしゃる通り、狐の死体もですし。
>どんなしあわせな人にも死は訪れる、っていうのが、人生最大の矛盾かもしれませんね
そうですよね!
そしてそうなった時に、何が一番大切なものか、人は気づく・・。人生の本質に迫って描く、この重厚なテイストがたまりませんね!
本当、毛穴まで捉えるかのようなアップで、少々圧迫感すら感じる時もありました。これがまた、狙ってやってるんですよね。
うーん、素晴らしい作品でした!この監督の、成熟を感じます。
「アフター・ウエディング」
監督:スザンネ・ビア
出演:マッツ・ミケルセン、ロフル・ラッセゴード、シセ・バベット・クヌッセン
「インドで孤児院を経営するヤコブはデンマークの実業家から寄付の話を持ちかけられデンマークに面接に行く。会長のヨルゲンに現状のアピールをするが、どうも関心の
真・映画日記『アフター・ウェディング』
JUGEMテーマ:映画
11月12日(月)◆622日目◆
終業後、有楽町駅前に新しく出来た「シネカノン有楽町2丁目」へ。
ここは2つスクリーンがあり、この日は小さい方に。
5、60人しか入れないスペースでまさしくミニシアターである。
午後7時くらいからデンマーク映…
とらねこさん,絶賛ですね!
私もでーす!
3作目に鑑賞したビア監督の作品ですが
これが一番好きです!
>この物語は、通過するべき一つの点ではない。自分の中で受け止め、そしてもう一度、自分に尋ねてみるべき、重いテーマなのだ。
そう,まさに。
親子の絆とか,死の前になすべきこととか
いろいろ考えさせられますよね,自分の立場や価値観と照らし合わせながら。
人間の本質,特に他者との繋がりについて
こんなにも深く問題を投げかけてくる監督はいませんよね。
重いテーマを描きながらも,後味がとても優しいのも特徴ですね。
ななさんへ★
おはようございます〜♪コメントありがとうございました!
ななさんもこの作品が一番お好きでしたか、私もなんです。
本来、人間て、その生の後半を過ぎた辺りで、もう一度自分とその生き方を見直すように思います。
自分の成したこと、まだ成し得ていないこと、成し得ることが出来そうにないこと‥
こうした総合的な見方を様々な角度から見直すことが出来て初めて、
もう一度深い洞察を得ることが出来るように思います。
こういうことを映画の中だけで察知するには難しいことだと思うのですが、
そういう難しさを良く表現していたと思います。
私はこの作品を高く評価します。
「アフター・ウェディング」
やはりこの監督さんの作品には余韻が残ります・・
アフター・ウェディング
2006 デンマーク 洋画 ドラマ ラブロマンス
作品のイメージ:切ない、カッコいい
出演:マッツ・ミケルセン、ロルフ・ラッセゴード、シセ・バベット・クヌッセン、スティーネ・フィッシャー・クリステンセン
マッツ・ミケルセンの魅力満載のスサンネ・ビア監督作品。イ…
ヨルゲンとヤコブが対照的であればあるほど、この映画に深みを感じましたよ。
でもヨルゲンの選択。賛否両論あるみたいですけど、もし自分が同じ状況に置かれたらと考えると、どう判断するべきか悩みますよね。
アフター・ウェディング
誰が一番辛い思いをしたのだろうか?死期を目の前にヤコブに家族を託すと決めたヨルゲンか、ヨルゲンの命を掛けた頼みによりインドに帰れなくなったヤコブか、2人の父親を目の前にした新婦のアナか、それとも不意に家族を混乱させてしまう結果に至ったヘレネか。
誰を中心….
にゃむばななさんへ
おはようございます〜♪コメントありがとうございました。
この作品、ご覧になったのですね。にゃむばななさんが普段好まれるタイプの映画と違うのでは?なんて思うのですが、いかがでしたでしょう。
全く異なる二人の人間の、これまで歩んで来た生き方。これらを総括するような対比なのですよね。
『アフター・ウェディング』 2006年・デンマーク/スウェーデン
『アフター・ウェディング』を観ましたデンマークの女性監督、スサンネ・ビア監督が、家族の大切さをリアリティあふれるタッチで描いて2007年のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたラブストーリーです>>『アフター・ウェディング』関連原題:EFTERBRYLLUPPET …
アフター・ウェディング
2007年12月18日(火) 21:05?? シネカノン有楽町2丁目 料金:1300円(会員料金) パンフ:700円 『アフター・ウェディング』公式サイト アカデミー外国語映画賞ノミネート。 デンマーク映画。デンマークというとラース・フォン・トリアー。あんな変な奴の作品とは…