#144.トランシルヴァニア
ちょっと早いけど、私の今年のナンバー1映画、出たって感じ。間違いなく、これでキマリ。
ちなみにナンバー2ももう出たのですが、それはまた次の機会に・・・。
ストーリー・・・
姿を消した恋人ミラン(マルコ・カストルディ)を捜し、トランシルヴァニアを訪れたジンガリナ(アーシア・アルジェント)。しかし、再会したミランはもう彼女を愛していなかった。妊娠中の身で荒野をさまようジンガリナは、1人の男、チャンガロ(ビロル・ユーネル)と出会う。・・・
こんな物語が見たかった!
号泣、涙が止まらなかった。・・・思いだすだけで、胸がいっぱいになる。
生きるということは旅と同じだ。
荒れ狂う魂、ぶつかり合う男と女。
彷徨い歩く私たち。
自らがロマの血を引くトニー・ガトリフは、生きることを旅になぞらえる。
文明に汚された、人間の矮小さを一切感じないその表現は、見事すぎる。
これだ、これこそ人生だ。
ここにある生きることの原点、それ以外に、私たちが見たい物語なんて、他にあるだろうか?
以下、yahoo!アメリカのレビューを引用してしまうが、「ジンガリナはジプシーではない。反抗児なのだ。」と言っているけれど、まさにその通りだと思う。
トランシルヴァニアに来たのは、恋人を探して(「愛を探しに来たのよ」←この一言、シビレた!)であって、もともとジプシーではなかった。だが、ジプシーの衣服を身にまとうと、まるでジプシーであるかのように見え始めてくる。
現代の我々は文明にまみれ、純粋なものや美しいもの、人生の意義が見えなくなっている、その様を描き出しているかのようだ。
私たちは、誰もが旅人なのだ。愛を探している。
苦しくなって、胸がいっぱいになってしまった。目のタトゥーを手に彫っているジンガリナは、「お守りだ」という。実は私のしている左腕のタトゥーはまさにそれと同じで、これは「ウジャト」というものに当たるの。
ジンガリナのしているのは、もっと目そのもので、私のウジャトはエジプトの象形文字に似せたものだけれど、ウジャトには、目そのものの形態のものもあるの。
それを見た瞬間から、ジンガリナの姿が、自分に重なって見えてしまって。
失くした愛を探して彷徨う彼女の姿は、まるで私そのもののようで。
そんな彼女の姿が痛くて痛くて、胸に刺さってしまった。
激情を表現する、アーシア・アルジェントが、本当に素晴らしい!
妙な魅力があって、立っているだけで様になる人だ。
目の下のくまも、哀しみを背負って流れゆく女、そうした姿のようで、彼女の表情は本当に驚きの連続だ。
アーシア・アルジェント抜きには、この素晴らしい物語も、ありえなかっただろうと思う。
チャンガロ(ビロル・ユーネル)が、流れの商人なのだけれど、一体どういったことにお金をかけ、逆にかけないか、そして何を買うか、そうしたことを見ているのも面白かった。
宗教には詐欺同然のやり口で逃げてしまうのに、急にシャンデリアを買って、木にぶら下げたり、
熊の置物を突然買って彼女を思い出したり、ぶっきらぼうなこの男なりの、下手すぎる愛情のかけ方を見ていて、なんだか微笑ましい。
男の中には、上手に愛情を示せず、訳分からないものをくれる人もいるけど、チャンガロみたいな、こんな感じなんだろうか?
妊娠を表現するのに、何も台詞で示さず、おなかのタトゥーのガブリエルに、子供を上から書くところなんて、見事に冴えている1シーン。
天使の左目に、赤ん坊の左目を重ね合わせるように描く。左目は、ウジャトなのだ。手のタトゥーも、左目だ。(私のタトゥーも、もちろん左目だ。)
占い師は、嘘を言ってはなかった。過去の彼女の恋愛を言っていたわけではなく、未来の彼女の話をしていただけ。
この映画はまるで、チャンガロの作る、「男の料理」みたい。
チャンガロは、そこにあるものを、荒れたその手で、ぶっきらぼうにブツ切りにしたり、鍋の中に放り込んだり、グチャ、ベチャ、ガシャガシャ〜っ、料理を作る。(でも、味は良いらしい)
そんな風に作られたのが、まるでこの映画みたいなんよ。
本当に大事なものだけ、グワシャッと混ぜて作られた、手がこんでいて、技巧を凝らしたものとは全く違うテイストの、だが無性に美味しい料理。そんな感じ。
最後、まるで彼女がマリア様のように見えてしまう、一瞬が本当にステキ。
旅の終わりだ。
彼が探し続けた大事なものがある場所は何だったのか、
探し当ててようやく辿り着いた場所。
まさに、感嘆すべき映画だった。
・トランシルヴァニア@映画生活「トランシルヴァニア」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
2007/10/07 | 映画, :崇拝映画, :青春・ロードムービー
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コメント(38件)
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「さぁ、行こうか!」っと気合入れたら、先週で終わってた…涙
『トランシルヴァニア』 Transylvania
自らのルーツであるロマとジプシー・ミュージックを追い続けるトニー・ガトリフ!
ブログのドメインに”Latcho Drom”を拝借している私が心待ちにしていた作品!
いなくなった恋人ミランを探しに、ジンガリナは友人のマリーと共に彼の故郷トランシルヴァニアへやって来た。…
『トランシルヴァニア』
@渋谷シアター・イメージフォーラム、トニー・ガトリフ監督。
情熱的なジプシーの血を引く女ジンガリナ(アーシア・アルジェント)は、突然に姿を消した恋人を見つけるために、親友マリー(アミラ・カサール)とともに彼の故郷トランシルヴァニアへと旅立つ。
異教の祭礼で…
とらねこさん、こんばんはっ
大絶讃、ちょー嬉しいです。
そうなの、そうなの。人生は旅。
とらねこさんのタトゥーはジンガリナのと同じだったのね。
かっこいー。ウジャトー。
ジンガリナの行動・行為って、全てが本能的な感じで、妙でも何でも、惹かれ魅せられてしまうのでした。
八ちゃんさんへ
こんばんは〜☆コメントありがとうございました。
あーん、ごめんなさい・・。そうなんです、なかなか書けなくて。たくさん記事が溜まっていて、UPがどうにもこうにも遅くなってしまってます。
今度は、もう少し早く書くように気をつけますね。すみません
かえるさんへ
こんばんは〜☆コメントありがとうございました。
そうなんです、ジンガリナのタトゥーも、ウジャトなんですよ。右目が「ラーの目」で、左目が「ウジャト」なんです。本能を司るんですよ。
ジンガリナの行動は、情動的でもありましたが、誰でもそうなのに、それが粗々しく表れるかどうか、なんですよね。
どうして若い頃って、苦悩する自分の姿を、周りにぶつけずには生きられないんでしょう。本当に私も迷惑ヤロウでしたし、周りの友達も・・迷惑ヤロウが大勢居たなあって思いますw
とらねこさん〜こんにちは!
うわ〜〜っ!くしくも同じタトゥーをしていたと?!それは運命を感じちゃいますよね♪
あの目玉のイラストというか、私も好きですよ!
ちょっと種類は違うかと思うんですが、家にも魔よけの意味のある目のオブジェをイスラム圏に行った際お土産に買ってきて置いてあります。
全然これまた違うんですが、いつかネパールの目玉寺院にも行ってみたいと憧れています。
そうか〜、ジンガリーナに、とらねこさん自身がリンクしちゃう感じがあったのですね。
たま〜に、そういう映画に出会えると、思い切り自分の映画だー!って気になったりして、そういう映画って、自分の中で満点だわーって思いますよね☆
「トランシルヴァニア」感想
トランシルヴァニアといえば、昔旅行のパンフレットで、ドラキュラ伯爵の地を訪ねる旅と紹介されていて、写真とかを見たら、うわ〜っ!!ソソられる!って思って、以後、行ってみたいなぁ〜と思っていた場所。時間が止ま????@
トニー・ガトリフ監督の「トランシルヴァニア」を観た!
渋谷駅より徒歩8分。宮益坂上がり先、右手入る。イメージフォーラムの道案内です。映画の新聞広告を見ても上映しているのは、「幸せのレシピ」とか「厨房で逢いましょう」とか、「ミス・ポター」とか、予告編で観たもので、わざわざ映画館に足を運んで観たいとは思わない
こんばんは。
ぉ、アーシアの新作ですね!実は気になってました。アーシア主演というだけで(笑)
内容も良かったんですね。今年のNO1候補ですか〜。あらすじだけ見てみると、その痛々しさがアーシアにぴったりなイメージです。こういう役、似合うんですよね(笑)それにして下腹部の天使タトゥーを役柄にまで応用してるとはすごい。お尻の天使の翼タトゥーの出番はありませんでしたか?(笑)
ちなみに私は同じアーシア主演でも全く正反対のB級映画観て喜んでました・・・
こんばんは☆
おお、NO.1!でたー。
でもでも、とらねこさんがこんなに熱く語るのもわかる気がします。
私も結構ビリビリしびれましたですよ。
おお、あのタトゥーは同じ意味を持つ物だったのね。すごい、まさに主人公はとらねこさんだーww
音楽もダンスも物語りも演技も皆サイコーでした。
もう一回くらい見に行けばよかったかななんて思ってたのに。もう終ってましたか…。
トランシルヴァニア
なんてエネルギッシュで破滅的。
…音楽はいつもそこにある。
latifaさんへ
こんばんは★コメントありがとうございました!
すっかり入り込んで見てしまった映画でしたよ。
でも、普通に映画としての完成度も、すごく良かったように思います。
ギドクの『魚と寝る女』と並ぶ傑作だなあ、なんて思ってしまいました。・・
ネパールには、目玉寺院なんていうのがあるんですね〜。どんなところなんでしょうね?
興味を掻き立てられますね。
latifaさんは、いろいろとご存知ですね〜。しかも、いろんなところにお詳しいですよね。
baohさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございます!
baohタンは、そんなにアーシア・アルジェントがお好きだったんですね!
私、「あ、ちょうど似た時期に、アーシア映画を挙げてるなあ」なんて思ってました
気が合いますね♪
baohタンの求めるアーシア像とは、この作品はB級ではないので、ちょと違うんでしょうか・・・
奈良に来たら、是非とも足を運んで欲しい作品です★
私はすっごく良かったんですが、あまり人にはススメられないかな・・でも、baohタンはきっと観てくれますよね?
おなかの天使が自前って、ご存知だったんですね。
私はHPで知りました。お尻の天使の羽も、出てきましたよ。これもやっぱ、自前なんですね。
アーシアの作品、片っ端から観たくなりました。
シャーロットさんへ
シャーロットさぁぁん!!!この映画、最高でしたよね??
うーん、こんなにアツイ映画は、ちょっとありませんよね!?
本当、シビれました・・。クソ、カッケー!!!
ロードムービーって、やっぱ一口には語れないものがあるんですね。こんなに新鮮に感じさせるなんて、ガトリフって本当に凄いです。
私のタトゥーは、シャーロットさんにも見せたことがありますよね〜♪
そうなんです、普通の目がいやで、エジプト風にアレンジを私はしたのでした。
「自分のことのように思った」っていうのは、すごく自嘲気味なんです。だって、すごく辛いことばっかり思い出すんですもの・・「カッコいい」なんて憧れはないんです。痛いんですよー。
とらねこさん、こんばんは☆
大絶賛ですね!こちらでも今月上映されるので是非観たいです☆
手持ちのフライヤーを探してみたら……。
うん!あたしも好きそうな雰囲気です。楽しみ☆
あ、今晩あたりバトンをUPしますので、よろしくお願いします☆
ヨゥ。さんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました!
おおっ!ヨゥ。さんも、この映画好きそうですか♪
嬉しいなあ、これ私は本当に大好きです!
アツイ女なんですよ、アーシア・アルジェントが・・・。
このアーシア・アルジェントは、たぶん、彼女の女優人生でも、一度か二度かぐらいの、すごい輝きをしてますよ・・
なんて、ガラかめ入った台詞が出てくる、とらねこなのでした♪
バトンは、オッケー!もらいに行きますです★
真・映画日記『トランシルヴァニア』
9月9日(日)◆558日目◆
台風の時の疲れか、
午後に差し掛かるまで大爆睡。
ホントは朝からいろいろと映画を見ようとしたが。
まあ、仕方がない。
とりあえず渋谷「イメージ・フォーラム」で公開している『トランシルヴァニア』を見ることに。
恋人を追ってフラン…
*トランシルヴァニア*
{{{ ***STORY*** 2006年 フランス
姿を消したロマの恋人ミランを探しに、ジンガリナは友人のマリーとミランの故郷、ルーマニアのトランシルヴァニアへやってくる。言葉も通じない地で、ジンガリナはようやくミランを探し出す…
こちらの記事こそ素敵です。
同感!私たちって情報にまみれていて、”純粋なものや美しいもの、人生の意義が見えなくなっている”まったくそうですね。
そうそう。チャンガロのぶっきらぼうな愛情表現も叉良かったです。
TBさせてくださいね。
cartoucheさんへ
こんにちは☆コメントありがとうございました!
この映画は、すごくすごく心に残る、素敵な映画でした・・
私、大好きなんです。
なので、この映画の素敵な記事を読むと、すごくその人が好きになってしまいます。えへ・・・♪
トランシルヴァニア*トニー・ガトリフ監督のルーツ
10月5日、京都みなみ会館にて鑑賞。初めて観たトニー・ガトリフ監督作品。ロマ民族(ジプシー)を永遠のテーマとして作品を撮り続けているそうだ。まったく予備知識もなく、「トランシルヴァニア」という地名のタイトルに惹かれたのと主演のアーシア…
トランシルヴァニア
トランシルヴァニアというとドラキュラを思い起こす人がいるかもしれないが、そのトランシルヴァニア地方(ルーマニアにある)が舞台でここは込み入った多くの民族が居住する地域。
監督のトニー・ガトリフはロマ(ジプシー)の血が流れていて、民族と文化(特に音楽)にこ…
トランシルヴァニア
なかなかに情熱的な激しい作品でした。
姿を消した恋人、ミランを捜す旅に出たジンガリナは、友人のマリーとミランの故郷であるルーマニアのトランシルヴァニアを訪れます。ジンガリナは、ミランを見つけ出しますが、ミランは、にべもなく彼女をはねつけます。ミランとの…
映画[ トランシルヴァニア ]真実の愛を求めて、旅立った女の物語
映画[ トランシルヴァニア ]をイメージフォーラムで鑑賞
愛するほどに傷ついて、傷つくほどに愛を求める――
ジプシーのたくましさに、虚弱体質な僕は脱帽です。
去年、本作監督トニー・ガドリフが手掛けた[ 愛より強い旅 ]を観たが、
そういやあの作品も主人は…
『トランシルヴァニア』 ??ヨーロッパ的放浪感??
2006年/フランス/102分 監督・脚本:トニー・ガトリフ 撮影:セリーヌ・ボゾン 音楽:トニー・ガトリフ,デルフィー
愛を探して〜『トランシルヴァニア』
TRANSYLVANIA
「どうして心が惹かれるの?」
フランスから強制送還された恋人のミラン(マルコ・カストルディ)を探しに、ジン
ガリナ(アーシア・アルジェント)は彼の故…
とらねこさま、こんにちは。
オススメいただいたのに劇場に行けなかったので、早速DVDで鑑賞しました。
うんうん、すごく伝わってきますよ、とらねこさまの思いが。。(涙)
登場人物に自分を重ねてしまい、思い入れが強く深くなるのってとってもわかります。
(私も『エターナル・サンシャイン』がそうでした)
アーシアとビロルがとってもよかったですね。ああ〜、劇場で観たかった(泣)。
ではでは、また来ますね〜。
真紅さんへ
こんばんは〜♪コメントTBありがとうございました!
そして、私のオススメを観ていただきありがとうございます〜!
これ、ミニシアター系でも、大阪でも小さいところでやっていたのでしょうか?
東京でもかなり小さいところでやっていたのです。
私はもう彼女の痛みがビシビシ伝わってしまって・・・。
『エターナル・サンシャイン』も私は好きです。
その当時はあまり意識しないで観たのですが、今観たらやっぱり苦しくなるほど共感してしまうかもしれないなあ・・・。なんて思います。
トランシルヴァニア
「トランシルヴァニア」を観た。
姿を消したロマの恋人ミランを探しに、ジンガリナは友人のマリーとミランの故郷、ルーマニアのトランシルヴァニアへやってくる。言葉も通じない地で、ジンガリナはようやくミランを探
観ました!
確かにアーシア映画でした(笑)彼女がこれ以上ないくらいハマってましたね〜。お腹のタトゥーを小道具のように使うところなんて、彼女の為に書いた脚本かと(笑)
そしてそして、内容は残念ながら・・・ビミョーでした!すいません(笑)あんまり人にはすすめられない、って上の方のコメントで言ってた意味がわかりました。この手の映画だったのですね。
この映画が気に入ったのなら、アーシアの監督作品はとらねこさんきっと気に入ると思います。「スカーレット・ディーヴァ」「サラ、いつわりの祈り」の2本はとらねこさんのツボにはまるんじゃないかなぁ、と。
baohさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
そうですね、アーシア、ハマっていましたね。
おなかのタトゥーの使い方も、すごくカッコ良かったです。
で、映画自体はイマイチでしたか。
確かにこの映画は、意味が分からない、サッパリ????と言う人もいるかなあとは思います。とほほ
>「スカーレット・ディーヴァ」「サラ、いつわりの祈り」
これって、アーシア自身が監督していたのですね。
私は、タイトルをなんとなく知っていた程度だったのですが、今度見ようかな、と思います。
トランシルヴァニア
2006年 フランス 2007年8月公開 評価:★★★★☆ 監督・脚本・音楽:ト
とらねこさん、こんばんは〜★
400文字を越えてしまい、コメントに失敗しました(笑)
占い師の未来予測の件・・なるほどと思いました!
凄い。痺れるレビューです。
タトゥーも入れてらっしゃるんですね。羨ましい。私はアートメーキングで薄くアイラインを入れてる
んだけど、痛くて途中でやめた口です^^
土・日はLivedoorにTBが入らず後日改めてこようと
していました。先に入れてくださって有難うございます。超、素敵な作品でしたね!ロマのルーツなどを知っていればもっともっと感動できたのに、残念ですが1つお勉強になりました (⌒-⌒)ニコニコ…
とんちゃんさんへ
こんばんは〜☆コメントありがとうございます。
とんちゃんさん、この映画の記事、一生懸命書いてくれて、本当にありがとう。
すごく嬉しかったです
お褒めの言葉もありがとうございます。
とんちゃんさん、アートメイクでアイラインを!
へえー、やっぱ、アイラインは痛いですか?
目のキワですもんね。
でも、アイライン入れていると、化粧が落ちてもカワイイですよね♪私もやってみたいです。
まず、眉毛をやってみたいですね。
体は、結構痛いですよ〜。
TB失敗してたんですね☆
お手数をおかけしてすみません。
実この映画のおかげで、自分の中でロマの印象というのが、すごく新鮮なものになったんですよ。
ようやく見ました。
この映画、男と女の人で意見(見方)が分かれるんじゃないでしょうか?
ボクは正直、ジンガリナに感情移入できなかったです。男女の感性の違い?かなぁ
最愛の人に最低の言葉をかけられ、再生するには荒療治(結果としてチャンガロとの同行)が必要ということでしょうか。
ラスト、子供嫌いなチャンガロが今の自分にとってかけがえのないモノ(愛)ということでジンガリナの元に戻り、そんな彼を見る彼女の穏やかな表情が占い師の言葉にリンクしていくのですね。
P.S.寝違えたところが痛くて寝付けないです・・・うぅぅ
サイさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
うーんそうですね、この映画・・・なんというか、パッションというべき熱い血潮の煮えたぎる人には、痛さが共感できる作品なんじゃないかと思うんですよ。
>再生するには荒療治(結果としてチャンガロとの同行)が必要
結果として・・という観点に立つのは、もしかするとこの映画には似つかわしくないかもしれません。
流れるようなロマの生き方は、むしろ結果を振り返らないところから生まれる哲学なのかも、なんて。
「原因と結果」のように、因果関係で結ぶことなく、こうなってこうなった、という物ごとの流れをそのまま受け入れる姿がロマ的というか。
そうなんですよ、占い師が話していたのは、彼女のミュージシャンの恋人ではなくて、未来の彼女の男について語っていたんですよね。
チャンガロにとって、ジンガリナがまるでマリア様みたいに映るあのラストのシーンは圧巻でした。
トランシルヴァニア
『愛を求めて、何処までいく─地の果てまで。』
コチラの「トランシルヴァニア」は、ドラキュラ公爵で有名なトランシルヴァニア地方を舞台にした、と言ってもドラキュラ映画ではなく、愛する男を探すためにこの地へとやって来た女性を描いたロード・ムービーです。ちな….