rss twitter fb hatena gplus

*

#116.魔笛

魔笛

 

だめだぁ〜、眠くなる〜〜〜〜・・・・・・

 

睡眠不足ではなかったはずなのに、眠気が、眠気が、襲ってくるぅぅぅぅぅ・・・。

私ね、実は魔笛のCD持ってたのね。随分前の話ですが、どこかで、
「モーツァルトの魔笛は、大傑作なので、一度は聞いた方がいい」
なんて言う言葉を読んだことがあって。
ま、実はそれよりもっと前に『フィガロの結婚』を借りたことがあって、挫折した経験があったのに、それを忘れて、その言葉を信じて買ってしまった。

・・・だけど、CDで聞いても、なんだか良さがあまり分からなかったのね〜。
だから、こういうのは、ちゃんとオペラの本物を見ないといけないんだ、そう思ってました。

今回、チラシを見た時はすごく嬉しくって、楽しみにしてたのね!
ところが、開けてみたら、あまり評判が良くないらしい、と聞いて、少し先延ばしにしてしまったけど。

そもそも、モーツァルトというと、『アマデウス』を高校生の時にビデオで見て以来、この映画は自分の中で、高校の間中、ずーっとマイベスト1の作品だったのね。“アマデウス症候群”と言う言葉を、どっかの漫画かなんかで読んで、興味を持って映画を見てみたのだけど、こうしたアート的な作品を見たのは初めてだった気がする。
それまでは、『スタンド・バイ・ミー』が何年も自分の中で、マイベスト1だったのだけれど。

そんな訳で、この『アマデウス』という映画は、自分にとっては、ちょっと特殊なぐらい、好きな映画だったな。
この映画がなかったら、『レクイエム』が聴いてみたい、なんて思わなかっただろうし。

あまり好きでなかったクラシックの良さを、理解したのもこの映画から。

劇作家のバーナード・ショーが、
「モーツァルトには、周りくどくない、シンプルで力強い言葉で語る、ということを教わった」
と言っていたけど、
『ジュピター』なんて聴いていると、そう言う気持ちも分かる気がする。

クラシックはよく分からないけど、音楽が神から降りてくる、というのは、こういうことなのかな、なんて、考えてしまう。

だって、α派を必ず人に呼び起こす音楽、なんて、神がかり的だな、と思うもの。

そんな訳で、クラシックなんて何も分からない私が、時々聞きたくなるクラシック、
そのモーツァルトの音楽を、映画と一緒に見られる機会だ!と喜び勇んで、見て来ましたが・・・

あうあうあう〜。
ダメだったぁ〜・・・。
次から次から襲ってくる眠気に勝つことが出来なかった〜・・・。

大体、以前、たった一度だけ行ったことのある、クラシックのコンサートも、
80分あるうち、70分は余裕で爆睡してたじゃないか〜、私・・・。

だけど、なんで、クラシックって、めったやたらと眠くなるんでしょうね?
あの気合の入れようは、なんだったの、私?って感じ・・・。

ストーリー・・・
戦地で毒ガスに襲われ、気絶したところを夜の女王に救われた兵士タミーノ。魔法の笛を授かり、暗黒卿ザラストロに監禁された女王の娘パミーナを助けるよう頼まれた彼は、もうひとりの兵士とともに神殿に潜入する

いやー、よく分からないし、すやすや寝てしまった割に、文句言うのも気が引けるのですが、忌憚なく言うと、
あんまり面白くないんじゃないか、これ?

物語としても、あまり惹きこまれないし・・・
確かに音楽はすっごく良かったんだけど・・・。

音楽もとても良くて、映像が同時にあって、こんなにつまらないなんて、
今まであんまり経験したことなかったかも
初めてよっ!

魔笛@映画生活

 

関連記事

『沈黙』 日本人の沼的心性とは相容れないロジカルさ

結論から言うと、あまりのめり込める作品ではなかった。 『沈黙』をアメリ...
記事を読む

『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』 アメリカ亜流派のレイドバック主義

80年代の映画を見るなら、私は断然アメリカ映画派だ。 日本の80年代の...
記事を読む

『湯を沸かすほどの熱い愛』 生の精算と最後に残るもの

一言で言えば、宮沢りえの存在感があってこそ成立する作品かもしれない。こ...
記事を読む

『ジャクソン・ハイツ』 ワイズマン流“街と人”社会学研究

去年の東京国際映画祭でも評判の高かった、フレデリック・ワイズマンの3時...
記事を読む

『レッドタートル ある島の物語』 戻ってこないリアリティライン

心の繊細な部分にそっと触れるような、みずみずしさ。 この作品について語...
記事を読む

6,761

コメント(56件)

  1. <魔笛> 

    2006年 イギリス・フランス 140分
    原題 The Magic Flute
    監督 ケネス・ブラナー
    脚本 ケネス・ブラナー  スティーヴン・フライ
    撮影 ロジャー・ランサー
    音楽 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
    音楽監督・指揮 ジェームズ・コンロン
    演奏 ヨ…

  2. >だめだぁ〜、眠くなる〜〜〜〜・・・

    >音楽もとても良くて、映像が同時にあって、こんなにつまらないなんて、今まであんまり経験したことなかったかも 初めてよっ
    という感想、とても楽しく拝見しました。
    このオペラって、ただでさえストーリーが変なのに、舞台を変えたのがつまらなくなった原因なのかな〜なんて思っています。 

  3. みのりさんへ★
    おはよーございます♪コメントありがとうございました!
    みのりさんのように、クラシックやオペラの良さをきちんと分かっている方が見れば、
    もう少し違う見方で、この作品を様々な観点から楽しむことが出来るのでしょうね♪
    みのりさんも、オリジナルのオペラそのままな方が良かったと思われます?
    そう、なんかやりすぎな気がしちゃいました。

  4. オペラとしての魔笛はとてもいいですよ♪
    私も、この映画はつまらなくて寝てしまいましたが(笑)
    あの映画版は完璧別モノでしたね。。。
    CDよりもDVDとかでオペラそのものを観た方がわかりやすいと思います。後半は???なところが多いですが、名曲ぞろいだと思います。

  5. 黒猫★さんへ^^
    はじめまして!コメントありがとうございました!
    黒猫★さんはおそらく、オリジナルのオペラの方がお気に入りなのですね。
    きっと、物語だけ見れば少々風変わりなファンタジーなのかもしれないけれど、
    楽曲があまりに素晴らしいので、場面場面をもっと楽しんで見るべき、
    そんなオペラなのかなあ、と思います。
    ケネス・ブラナー監督は、シェイクスピア劇をやらせれば、古典を再現することが出来るのに‥
    分かりました!いつか改めてDVDでオリジナルの『魔笛』に再挑戦します!

  6. 『魔笛』を観たぞ〜!

    『魔笛』を観ましたモーツァルトの傑作オペラを、シェークスピア役者として知られるイギリスの演技派俳優ケネス・ブラナーが映画化したオペラ劇です>>『魔笛』関連原題: THEMAGICFLUTEジャンル: 音楽/ファンタジー/コメディ製作年・製作国: 2006年・イギリス上映…




管理人にのみ公開されます

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)


スパム対策をしています。コメント出来ない方は、こちらよりお知らせください。

前の記事:

次の記事:

Google
WWW を検索
このブログ内を検索
『沈黙』 日本人の沼的心性とは相容れないロジカルさ

結論から言うと、あまりのめり込める作品ではなかった。 『沈黙』をアメリ...

【シリーズ秘湯】乳頭温泉郷 鶴の湯温泉に泊まってきた【混浴】

数ある名湯の中でも、特別エロい名前の温泉と言えばこれでしょう。 乳頭温...

2016年12月の評価別INDEX

年始に久しぶりに実家に帰ったんですが、やはり自分の家族は気を使わなくて...

とらねこのオレアカデミー賞 2016

10執念…ならぬ10周年を迎えて、さすがに息切れしてきました。 まあ今...

2016年11月の評価別INDEX & 【石巻ラプラスレポート】

仕事が忙しくなったためもあり、ブログを書く気力が若干減ってきたせいもあ...

→もっと見る

【あ行】【か行】【さ行】【た行】 【な行】
【は行】【ま行】【や行】 【ら行】【わ行】
【英数字】


  • ピエル(P)・パオロ(P)・パゾリーニ(P)ってどんだけPやねん

PAGE TOP ↑