#69.鰐 〜ワニ〜
キム・ギドク長編第一作目の本作。
チョ・ジェヒョンが主人公を演じるということで、とっても楽しみにしていました!このチラシの画の美しいこと!
この水の中でたゆたう部屋のような映像。
儚げな青と、差し込む光・・・
ここがどこで使われるのか楽しみで楽しみで、仕方がなかったんだ。
ストーリー・・・
漢江の橋の下に住みついたホームレスのヨンベ・通称:鰐(チョ・ジェヒョン)は、自殺者の死体を引き揚げて金を稼いでいた。ある日、彼は人生に絶望して身投げしたヒョンジョン(ウ・ユンギョン)という女性を救い、自分の欲望を満たそうとする・・・。
漢江の怪物と言えばグエムル、去年『グエムル〜』を思い出すのだけれど、こちらのギドク作品は1996年なので、それよりちょうど10年前なのよね。
そして、不思議なことにギドクが論争を起こし、引退宣言を引き起こすきっかけとなった作品と言えばこの『グエムル〜』なわけで。
何とも奇妙な縁なんでしょう。
そしてこの作品が去年、東京公開される予定だったのが、フィルムの関係で順延となり、公開が危ぶまれたのがその同じ去年の出来事だった訳で。
因縁じみているようにも感じたりするのだった。
こうして一番最初のギドクLat.No.1作品を見ると、ここにあるのは、荒々しい魂、迷走して奇行を続ける一人の男の姿、
そしてなんだかぶっきらぼうに物語を語るギドク自身の姿を思い浮かべる。
漢江のほとりで、自殺者の身柄を拾って盗みを働くというこの男、通称・ワニは、芥川龍之介の『羅生門』を思い出さずにはいられない。
ある日拾ってきた女性、自殺するつもりで入水したヒョンジョンを、乗り気なく助け、そして「自分が拾ってきたから」と言わんばかりに彼女を犯す。
そればかりでなく、次から次へと悪い行いばかりを繰り返すワニだ。
人間としてというより、まるで動物のように生きるワニは、人としてというより、動物のように、“ただ生を授かったから”生きているに過ぎないような奴だったりして、
それはまるでもう一人の“漢江の怪物”・・・(なんて言うと大ゲサなんですが。)
だけど、このワニが、ヒョンジョンに、思いがけない態度を示されると、表情が変わって、思わずドキっとするような目をする。
このさりげない演技は、さすがのチョ・ジェヒョンだ・・・!
この時から、彼の生き方は、劇的にとは言わないけれど、少し変化を見せる。
この変化は、急激なものでは決してないのだけれど、この辺りから、私たち観客は、チョ・ジェヒョンに魅入られてしまう。
あ〜もう、本当にチョ・ジェヒョンは、心を捉える俳優さんだ。
『悪い男』でもチョ・ジェヒョンの演技に、特に目の演技に、心を奪われてしまうのだけれど、本当に彼が演じると、彼以外が演じることを絶対考えられなくなってしまう、そんな、愛しい俳優さんなんだぁ・・・!
どうしようもない男だろうが、底辺で暮らしていようが、「男は所詮、みんなこんなもんだ。」なんて思ったりして、・・・そんなこと言ったら怒られるかな・・・?
ギドクの描く男は、特に初期は、そうした攻撃性が表立って現れている、激しいタイプの人が多くて、
女は女で、心の傷を深く負っていたり、死をどこかで感じさせる、影があって、
死の向こうでどこか飄々とした地平線を見つめていたりする、そんな人が多いようだ。
何も考えずにいられる人は幸せだな、と思う。
だけど、そうした死と生のはざまで、痛々しい傷を負って、それから自分がどう生きるか、そんなことを考える。すると、そこからその人の本当の生が始まるような気がするんだ。
ここから先は少々ネタバレですが::::::::::::
ラストに描かれた手錠は、『ワイルド・アニマル』でも使われていた男同士を繋ぐ手錠、『魚と寝る女』で使われた、男を引き寄せるための釣り針、『弓』で少女をたぐり寄せた船の錨、そうしたものと呼応している。
人と人の絆、必然性と運命性を同時に感じさせる不思議な縁、そうしたものを人生で見つけることが出来れば、それは痛みをもってしても、幸せなことだ。
関連記事
-
-
『沈黙』 日本人の沼的心性とは相容れないロジカルさ
結論から言うと、あまりのめり込める作品ではなかった。 『沈黙』をアメリ...
記事を読む
-
-
『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』 アメリカ亜流派のレイドバック主義
80年代の映画を見るなら、私は断然アメリカ映画派だ。 日本の80年代の...
記事を読む
-
-
『湯を沸かすほどの熱い愛』 生の精算と最後に残るもの
一言で言えば、宮沢りえの存在感があってこそ成立する作品かもしれない。こ...
記事を読む
-
-
『ジャクソン・ハイツ』 ワイズマン流“街と人”社会学研究
去年の東京国際映画祭でも評判の高かった、フレデリック・ワイズマンの3時...
記事を読む
-
-
『レッドタートル ある島の物語』 戻ってこないリアリティライン
心の繊細な部分にそっと触れるような、みずみずしさ。 この作品について語...
記事を読む
コメント(38件)
前の記事: #68.ブラッド・ダイヤモンド
次の記事: プリズン・ブレイク vol.1(第1話)
真・映画日記(3)『鰐(ワニ)』
(2から)
『フランドル』は「ユーロスペース2」での上映で、
同じフロアに「ユーロスペース1」があり、
そこでキム・ギドクのデビュー作『鰐(ワニ)』を見る。
粗削りだが、
ストーリー展開、キャラ作りなど随所で
ギドクらしさを感じさせる。
漢江の河川敷を舞…
「鰐」キム・ギドク感想と、ラストのシナリオ部分
キム・ギドク監督の初作品「鰐」(Crocodile 악어)1996を見ました。いつものように、韓国版と韓国版のシナリオを見ながらでした。今まで色々後の作品を見た後、やっと今日になって第一作「鰐」を見たので??
鰐 -ワニ-/チョ・ジェヒョン
キム・ギドク監督の記念すべきデビュー作。韓国では1996年に公開され散々な興行成績に終わり酷評されたそうですが3年後に公開された「魚と寝る女」で国際的な評価を受け脚光を浴び始めます。日本では2006年に公開予定になってたんですが、いつの間にかお流れになってたらしい…
とらねこさん、こんにちは!
今朝何度もトライしたのだけれど、エラーでコメント送れなかったんです。
ライブドアーの調整かなにかに入ってたのかな。
今は大丈夫になったかな・・・。
グエムルと確かに偶然の繋がり??がある映画ですね^^
私もチョ・ジェヒョン氏は結構好きなんです☆
彼の主演してる「千年鶴」って映画が、今一番見たいんです♪
latifaさんへすみません・・・
こんばんは☆コメント、そんなに不具合の中、書いていただき、本当にご不便をおかけさせてしまったようで・・・
ごめんなさい!
でも、そうしたことをきちんと丁寧に行ってくださり、本当にありがとうございます!
いい人だなあ・・・(泣)
そうなんですよね、グエムルをついつい思い出してしまいました。
漢江の汚い水を見ていると、グエムルが出てきそうな気がしてならなかったです。
チョ・ジェヒョンの作品、私もギドクでなくても見たくなって来ました。
『千年鶴』ですか。教えてくださり、ありがとうございます〜☆
自殺者から金品をくすね、女性には暴行しちゃうという冒頭からそんな発想を見せつけようとするギドクの発想はスゴイですよね。そんなイメージどこから沸いてくるんでしょうか。嫌悪感を抱かせるほどの邪悪なものを描いていきながら、最後にあんなピュアなファンタジーで昇華させる、しびれちゃいました。
かのんさんへ
こんばんは☆コメントありがとうございます!
本当ですね!おっしゃる通り、冒頭のこの男の行動が、最後のあのシーンになっちゃうなんて、
恐れ入ってしまいますよね。
やっぱり、最初の作品から、ギドクらしさが垣間見れるこの作品でした。
暴力的なのに、それが許せてしまうんですよね。
『鰐 ワニ』
本日(渋谷で)3本目の映画「鰐」。この映画がキム・ギドク監督1996年の初作品。どんなモノか期待して、ユーロスペースへ。 監督・脚本:キム・ギドク 出演:チョ・ジェヒョン、ウ・ユンギョン、チョン・ムソン、アン・ジェフン 上映時間:102分-Story-漢江の橋の…
TBとコメントありがとうございました^^
私は個人的に韓国映画界から引退とあるので
日本や海外で活躍してほしいと思ってます。
この映画荒々しくもギドクらしさが出てますね!
ただ見慣れていればいいけど一般の人が初めて観るにはきついかなぁと感じます。
チョ・ジェヒョン=ギドク作品と言ってもいいくらい多く出演していますね。
人のいやらしさと攻撃性からその中にも微かな希望もあり
汚さと美しさもある作品に仕上げて後の作品にも影響しそうな部分もありましたね。
鰐:最低な男にも五分の魂 ユーロスペース
とうとう見ちゃいました。この映画はDVDも出てないんですよね。 タイトル:鰐 監督・脚本:キム・ギドク 出演:チョ・ジェヒョン/ウ・ユンギョン/チョン・ムソン/アン・ジェフン 製作:1996年韓国 漢江の橋の下に住む浮浪者ヨンペ(チョ・ジェヒョン)。彼は粗暴な性格….
たーくんさんへ
こんにちは☆コメントありがとうございました。
そうですね、まだ次回作がどうやらあるらしいので(『BREATH』)、引退というのは違ったのでしょうか。
私も、ヨーロッパで、あるいは日本で活躍して欲しいと思います。
ヨーロッパの方がいいカナ・・なんて正直思ったりしますが。
そうですね、この作品に限らず、ギドクは、人にオススメはなかなか難しいですし、ギドク初見には一体どれがいいのか、よく分からないですよねw
チョ・ジェヒョンはおっしゃる通り、初期のギドク作品の顔ですよね♪
おっしゃる通り、汚さと美しさ、これが対比で描かれているのって、ギドクテイストならではですよね♪
1/2
こんばんは。
チョ・ジェヒョンは本当にいい役者ですね。
昔の日本映画にはよくいた顔です(?)。
個人的にはギドクは韓国だからこその監督だと思います。
できればずっと韓国で撮ってほしいかな・・・。
次回作を楽しみに待ちましょう。
栗本東樹さんへ
こんばんは☆コメントありがとうございます!
チョ・ジェヒョンは良かったですよね☆
一番古いこの作品でも、チョ・ジェヒョンの魅力は満載なんですね〜♪
すごく味のある俳優さんですよね。
そうですか、韓国だからこそのキム・ギドクですか。
「彼自身がやりづらいなら、ヨーロッパに行った方が」、と思ったんですが、確かに、韓国の俳優さんを起用しなかったら、イメージがまるで違ってしまうかも。
ども♪
ギドクは初手からギドクでしたね(笑)
画面暗ッ!とか
む〜、劇伴微妙〜とか
ホモボコボコエピソードいらなくね?とか
荒削りというか雑というか、な所も散見されるのですが…
監督名もタイトルも伏せて何の情報もないままだったとしても、鑑賞後に「なんかギドクっぽくね?」って言ってる気しません?(笑)
後年の作品つか寓話のエッセンスが既に見てとれる感じで
でも、このオチだとあの子は寓話に昇華されないままリアルに取り残されちゃうんじゃないかと
爺をアレしちゃった罪悪感に苛まれながら…(苦)
ところで、卑劣なレイプシーンなんですけどね、不覚にも爆笑してしまいましたわ
だってヨンペったら「俺の名前を言ってみろ!」て
ニセ北斗神拳伝承者ジャギ様の有名過ぎる名セリフはくんだもん(笑)
『鰐 ??ワニ??』
粗削りなデビュー作だけど、キム・ギドクの水使いはやっぱりお見事。
漢江に架かる橋の下に住む浮浪者の青年ヨンペの物語。字幕に「ワニ兄」と出てましたが、これはどう読むの?
ワニニイ? 語呂わるー
ワニアニでも語呂わるいけど。いっそのことワニキでも・・・
…
みさま
こんばんは〜☆コメントありがとうございます。
ハハハ♪確かに、最初からギドクらしい寓話のエッセンス(この言い方、いいですね☆)の原石が、あちこちに見られるんですよね。
話的には、本当に「ちょっとちょっと・・・タンマ!タンマ!」って感じはありました。だけど、ギドクは誰にも止められなかったのですね。
本当、ホモボコボコエピソードはいらなかったですよね・・ぷっ。それにお爺ちゃんは、あわわ・・・って感じだったのでした。
(なんだか、もっすご、抽象的な会話を繰り広げてますが☆)
>ニセ北斗神拳伝承者ジャギ様の有名過ぎる名セリフはくんだもん(笑)
ぐわっgw みさまったら、また面白コメント炸裂・・これ、そのまま本文でご紹介したいぐらいな感じ〜( ̄◇ ̄;)あべし!
『鰐〜ワニ〜』
韓国の異才キム・ギドク監督の第1作。 東京・渋谷のユーロスペースにて開催された「スーパー・ギドク・マンダラアンコール」にて鑑賞。 『鰐〜ワニ〜』 評価:☆☆☆ 途中で製作会社が三度も変わり、公開劇場が無くて監督自ら頭を下げて回ってようやく1館だけで上…
『鰐 ワニ』(’96 韓国)〔by 『絶対の愛』公開記念 スーパー・ギドク・ワールド〕
3本目は今回3本上映されるキム・ギドク未公開作品の1作目。 監督・脚本:キム・ギドク 出演:チョ・ジェヒョン ウ・ユンギョン チョン・ムソン アン・ジェフン 川辺に住む浮浪者“ワニ”ことヨンペ(チョ・ジェヒョン)は、川に投身自殺した人間から金品な
鰐:焦燥、憤り、厭世観
★監督:キム・ギドク(1996年 韓国作品) 第七藝術劇場にて。 ★あらすじ(映画のチラシより引用、…
こんばんは
チョ・ジェヒョン、確かに目の表情が良かったですね。
>死の向こうでどこか飄々とした地平線を見つめていたりする
そうですね。激していようと、穏やかであろうと、生きること自体に頓着していないというか、ほとんどこの世に期待していない人物のように感じました。
手錠でつながれるラストシーンは、色々なイメージを感じさせます。男は女を束縛しようとしているが、実際には自分自身が束縛されているような、そんな印象も受けました。あの結末は、幸せのようで不幸のような・・・よくわかりません。
それと、あのぉ、『ワイルド・アニマル』の記事が消えていますけれど(涙)。
こんばんは〜☆コメントTBありがとうございました!
ギドクの描く女性像、私好きなんですよ。
性を描きつつも、どこか聖女な雰囲気があるんですよね。
手錠に関しては、私はすこしだけ違う意見を持っていたりします。
彼らは、生きているときに、愛し合ったわけじゃないんですよね。共に生きることすらしてないというか。
それなのに、一緒に死ぬ、ということ、
手錠でまるで、逃れられない運命か何かのように繋がる、というのが、
何か、一人で生まれ、一人で死ぬべき、“人間の死”という概念から、孤独から、逸脱するファンタジーのように思えてしまったり。
・・・美しい、と思いました。
人は一人で生きるのがツライんですよね。
でも、死ぬ時に、間違いなく一人になる。だから逆に、こうした物語がファンタジーのように思えてしまう私です。
PS.『ワイルド・アニマル』は、どうやら、URLの貼り付けミスだったみたいでした。
気づいてくださり、ありがとうございます☆
早速、直しました。
こんばんわ☆とらねこさん。
大変ご無沙汰してしまいごめんなさい。
コメント&TB頂きありがとうございました!
繋がりに固執しているようにも見えますね。ラストシーンがここで来るとは思いもよらずでした。
チョ・ジェヒョンの表情は良いですよね。『ワイルド・アニマル』でも飄々とした雰囲気を出していましたが、『悪い男』といいこの作品といい危なっかしい道を歩みながらも、何とも人間臭い一面を醸しだす演技を魅せ付けるゆえにこれからも魅了され続けそうです。
ロケーションも抜群ですが、漢江の中ってこんなに綺麗なのかな・・・と思わぬ疑りを感じてしまいました。でも幻想的な水中のシーンは素晴らしかったです♪
鰐 〜ワニ〜
幻想的な冒頭から奏でられるキム・ギドク第一回監督作品。日本でもやっと公開という事でユーロスペースの空間で堪能してきた。
漢江は昨年ポン・ジュノ監督の『グエムル 漢江の怪物』で一躍スポットともなった場所。
そんな漢江の橋の下に住むワニ…
orangeさんへ
こんばんは☆コメントありがとうございました。
orangeさん、最近はお忙しいのでしょうか。
お時間のない中、いらしていただき、ありがとうございました。
チョ・ジェヒョンの人間性の描き方が、ギドク自身の自己否定に思えてしまった作品でした。
最低男なのに、決して憎めないところが、なんだかいいんですよ。
カッコ良さとか、あえて描かないところが好きです。
おっしゃる通り、このワニという主人公は、チョ・ジェヒョンの魅力に負うところが大きかったですよね。
アハ♪漢江は、外見では汚い川でしたが、中は綺麗に撮れてて疑いますね♪
あれはプールでの撮影にちげえねえ
はじめまして ジェヒョンシの大ファンです。宜しくね。演技力は抜群に上手です。韓半島ロマンスは素晴らしい映画に仕上がっいるので視聴して感激しています。ジェヒョンシに心奪われました。韓国俳優の宝ですね。
ゆりさま
こんにちは〜♪初めまして☆
コメントありがとうございます!とっても嬉しいです!
チョ・ジェヒョン氏が大好きな方でいらっしゃるのですね!
その気持ち、すごく分かります。だってこんなに魅力ある俳優さんなんですものね!
この作品でも、ジェヒョン氏は最高に良かった。
最後の長い、漢江の水中でのシークエンスなんて、よほどな俳優でないと、出来ませんよ。
あんな苦しい状況でジェヒョン氏が素晴らしい演技を見せたこの作品が、今まで日本で見れなかったなんて!本当に見れて良かったですよね。
お邪魔させてね 私とジェヒョンシの出逢いはハッピートゥギャザーのDVD視聴してピアノ雪だるさの演技の差に惚れ込んでハマってしまう悪い男に廃人になった、ロマンスで辛さと優しさの演技力最高の俳優に逢えて感謝しています。私介護をしているので犯罪を犯しそうになった、救ってくださいましたジェヒョンシの演技力は心にあかりを灯して頂きました。ジェヒョンの演技力は命を救ったのです。命の恩人
ゆりさんへ
おはようございます☆
また戻って来てくれてありがとうございます。
『ハッピートゥギャザー』見てないんですが、この作品もなんだかすごく面白そうですね?
辛さと優しさ・・ゆりさんの心の支えになったんですね。
何か自分の人生にリンクする形で、そのドラマがきっと心に刻み込まれてしまったのでしょうか。
>命の恩人
そこまで人に影響を与えるなんてすごい俳優さんですね。
>心に灯りを点していただきました
この表現とってもいいですね。彼のおかげで元気がなくなったゆりさんが少しづつ元気になっていったのでしょうね?
シネカノン有楽町に千年鶴を観て来ました。ジェヒョンシの目力に流石主役の演技力に感動しました。重い内容で涙がこみ上げた。悪い男の役の演技の差が演じられるのは、ジェヒョンシの才能です。俳優の鏡です。
ゆりさんへ
こんばんは〜♪また戻って来てくださり、ありがとうございます。
旅行中で留守にしておりました。コメントのお返しが遅くなって、すみませんでした☆
『千年鶴』、ご覧になられたのですね!
そんなに良い作品だったのですね!
私も是非、見たくなりました。
この作品、2007年韓国映画祭ショーケースにてやっていたものだったのですね。
これは、一般ロードショーはまだ先になるのでしょうか。
うーん、早く見たいです!早く公開されませんかね・・。
公開されたら、必ず見に行こうと思っています!
鰐
キム・ギドク監督。。。
はじめて観ましたが
ウォン・カーウァイ
みたときのような(?)
感覚というか匂いがありました( ̄□ ̄;)!!
わかるような、わからないような
わかりたくないような。。。
人間の野生臭と
幻想的なシーンと
ちょっと癖になりそうなオス…
伝説のはじまり〜『鰐〜ワニ〜』
CROCODILE
漢江の橋の下に住むホームレスのヨンペ(チョ・ジェヒョン)は、川に身投げした
遺体から財布を抜き取ったり、同じくホーヮ..
とらねこさま、こんにちは。
この映画やっと観ました〜。デビュー作からギドクテイスト満載でしたね。
『グエムル』を観て、なんか言わずにはいられなかったギドクの気持ちがわかるような・・・。
ギドクの作品は全てDVDで観られるようになったので、『ブレス』までにコンプリートしたいです。
ところで↑『千年鶴』という映画、私も観たいな〜。
どんな映画なんでしょうね? ワクワクです。
ではでは、また来ます〜。
真紅さんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました!
これ、いつの間にかDVDになったのですね☆
真紅さまはDVDを探すのが早いですね!
グエムルを見て一言言いたくなったギドクの気持ち、これを見ると本当によく分かりますよね!
『ブレス』は劇場で鑑賞予定ですか??
それを聞いて嬉しいです。
ギドクは正直、映画館でないと、真価が伝わらないかもしれない、なんて思うので♪
『千年鶴』見てみたいですよね!私も、韓国映画祭でやってるのを知っていたら、絶対行ったのに・・・。
映画館でやらないかなあ、と待っているんですが・・。
鰐
韓国 1996年
チェ・ジェヒョン、ウ・ユンギョン、チェン・ムソン、アン・ジェホン
監督:キム・ギドク 『悪い男』、『サマリア』、『弓』
【ストーリー】
ソウルの漢江の側で浮浪者生活しているヨンペ(チョ・ジェヒョン)。彼は「鰐」と呼ばれ、自殺した人の
鰐 (ワニ)
名古屋シネマテークでのキム・ギドク特集上映にて
いよいよデビュー作観ました。なんて「汚い」立ち上がり。最初からインモラル的な描写満載だったんですね。そしてこれでもかと。
もうこのデビュー作の段階で、ギドクは描きたい世界がほとんど完成されてるんだ。だから…
鰐 (ワニ)
名古屋シネマテークでのキム・ギドク特集上映にて
いよいよデビュー作観ました。なんて「汚い」立ち上がり。最初からインモラル的な描写満載だったんですね。そしてこれでもかと。
もうこのデビュー作の段階で、ギドクは描きたい世界がほとんど完成されてるんだ。だから…
鰐
コチラの「鰐」は、韓国の鬼才キム・ギドク監督の幻のデビュー作です。ガス・ヴァン・サント監督の「マラノーチェ」同様、製作からだいぶ経ってやっと日本で公開されたと言ういきさつがあります。多作なギドク監督ですから、なかなかコンプリートするのが大変ですが、着々…