#30.カンバセーションズ
“デュアル・フレーム”なんていう、二つの映像が同時に映し出される・・・こうした仕掛けが全編通じて見られる、なんていうのは、初めてだった気がするんだけど。
これは成功しているのかなあ?どうなんだろう。・・・
結婚式の行われるバンケット・ルームで、会話を何気なく交わす、二人の男女。
だが、会話が続くに従って、だんだん二人の過去、というものが明らかになってくる。・・・
まず、このデュアル・フレーム。
男女二人の目線から見た映像であることもあれば、過去の二人の物語が同時に進行して見せたり。
かと思えば、本来は行われていない行動、どちらかの幻想である時もある。
何かと面白い役割をしているのだけれど、私としては、出来れば、全ての情報を画像から読み取りたいタイプ。
使われる小道具一つにしろ、または“その目線”である、ということを本来は映し出すはずのカメラ・・・このカメラには、意図してこの角度なのだ、というものがそこにあるに違いない、と考えるから。
そういうことを考えながら観たいので、二つの映像の同時進行は、正直、あまりの情報量の多さに、少し疲れを催した。「ああ、もう、考えることが多すぎる。」と、始まって5分くらいは、特に疲れてしまって、どうしようかと思ってしまいましたよ。
でも、だんだんにこの映像に慣れてくると、だんだん好きだな、と思い始めてくる。二人の目線が、考えの違いが、ここに現れてもいるのかなあ、なんて考え始めて・・・。
それに、私達は、現実の中で、普通にありのままの物事を捉えるのではなくて、目に見える物事の中に、本来そこに表れてはいない、過去への思いとか、あるいは幻想とか、そうした物事が、頭の中を去来して、そしてそれら全ての色々な思いが交錯して、思考が形成されている、なんて言えるんじゃないか、と思うんですよね・・・。
例えば、好きな音楽を聴きながら、同時にただ聞いているのではなくて、何か別の思いが急に蘇ってみたり、脳はそこから連想してさらにまた別の物事へと飛んでいったり、人間心理を考えれば考えるほど、“そこに映し出される現実”だけに人は思いを馳せるわけではない、なんて考えてもみたり。・・・
なので、この試みがそれなりに面白くなってくるのは、俄然、二人の過去、というものが明らかになってからだったりもする。
この物語は、ネタバレなしで進むのが少々難しいので、以下、ネタバレ気味の感想になります。鑑賞予定の方は、気をつけてくださいな。
二人の過去というものが分かり始めてくると、そこに、同時に二人の恋愛観や、価値観の違いをも、見出すことが出来る。
男の方は、この映画の謳い文句にもある通り、“ズルいロマンチスト”、女は“罪なリアリスト”。
別れたにもかかわらず、その女の幻影を追い続ける男は、現在のこの女性をそのままの姿で見ているのかどうなのか、そこが疑問でもあるんだけど・・・
だからこそ、ロマンチストであり続けることが出来るのかなあ、と思ったり。
女の方は、10年前に男と結婚していた当時とは違って、その年となった今では、あくまでも現実的であって、この男の良さも、あるいは悪いところも、きっと、同程度に理解していたように思う。
そのくせ、明日にはきっと後悔する、と思いつつも、ひとときの火遊びを楽しんでみたりもして。だけど、男と違って、随分とこの女性の方が、上手に見えてしまう。年も上かのように見えてしまったり。
それは、男が膝まずいて、女に抱き合うシーンに、象徴されていたかのよう。
見ている私としては、大人になりきれていないこのアーロン・エッカート演じる男が、とても魅力的に思えた。どうして、この人を選ばなかったのだろう、なんて思う。私だったら、『ロミオとジュリエット』を引き合いに出されて、「一緒に逃げよう」なんて言われたら、ツボなんだけどな。あのシーンでは、引き裂かれそうに辛くなってしまった。なんでこの女は、そんなに現実的になれるのだろう、なんて。
それから、やはり、10年前の若かった映像の二人、出会いのシーンとか、仲良く暮らしているシーンなんかは、胸がいっぱいになって、とっても辛くなってしまった。この、若い頃の女性役を演じた、ノラ・ザヘットナーが、とてもかわいいんだ。
違う魅力的な女優が使われていることで、またまた、“失った過去”というべきものが、一段と輝いて見えたりもして。・・・
まあ、そんな訳で、私には結構、面白かったです。
でも、正直、恋愛経験の浅い、若い人なんかには、あまりオススメできないかな。こう言ったら失礼ではあるのだけれど、私の友達は、私より年上なんだけど、かなりの映画ファンではあるのに、恋愛経験というものがあまりなくて、正直、この映画は全く思い入れを持って観ることが出来なかった、なんて言っていた。
出来れば、若い頃、とても好きだったけど、事情があって別れてしまった、そんな男女でないと、この気持ちは分からないのかも・・・
なんて思いました。
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コメント(50件)
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とらねこさん、こんばんは☆
あたしも先日観てきました。
ほろ苦いようなざらざらした懐かしさを感じました。
駆け引きを楽しんでいるような、それでいて真剣なアーロンが愛しくなりました。
あたしも絶対アーロンを取ります!
胸毛我慢します(笑)
私たちにハッピー・エンドはない
30「カンバセーションズ」(アメリカ)
マンハッタンのクラシックなホテル。ウェディング・パーティの行われているバンケット・ルームの片隅で煙草を喫おうとしている彼女。その彼女にシャンパン・グラスを差し出す彼。二人はぎこちなく会話を始める。彼女は花嫁の付添…
とらねこさん。こんばんは。
私はどうもデュアル・フレームはダメでしたね。何となくわかり辛かったし、見逃しそうだったし。
でも、この会話中心のストーリーというか内容はなかなか面白かったです。
小洒落ていたし。
男と女って出会うタイミングも大事なんですねぇ。
とちょっと思った私です。
カンバセーションズ
デュアルフレームムーピーという二つの視点を同時に見せる手法は斬新だけど、字幕を読みながらだと辛いところがあるかも知れない。それにしてもヘレナは凄く素敵。さすが女優だなぁ〜。
素敵なロマンスではなく、かなりリアルな恋愛映画です。
ヨゥ。さんへ
おはようございます〜♪コメントありがとうございました!
ヨゥ。さんも観ましたか^^私、ヨゥ。さんならこなんとなく、分かってくれると思ってました!
ヨゥ。さんもアーロン取りますか!あなたも、ロマンチストですね(笑)♪
胸毛は今までいませんか(笑)←そんなことゆーな(爆)
CINECHANさんへ
こんにちは〜♪コメント、TBありがとうございます!
そうですね、デュアル・フレーム、見逃しそうで怖いんですが、でも、そこまで難しいことはしていなかったので、大丈夫かな、と思うんですが、
なんかガチャガチャ忙しい気持ちにはなるかな、って思いました。
そうですね!出会うタイミングって、本当に大事ですよね。
若い頃に出会ってうまくいかなかった恋愛、って、誰しも経験すると思うのですが、そうした甘酸っぱさをうまく描けていたかなって思います。
カンバセーションズ(アメリカ)
このポスター! 大人の香りがするなぁ??。
「カンバセーションズ」の試写会に行ってきました!
( → 公式HP
)
出演:ヘレナ・ボナム=カーター 、アーロン・エッカート 、ノラ・ザヘットナー 、エリック・アイデム?
上映時間:84分
ウェディン…
カンバセーションズ/ヘレナ・ボナム=カーター、アーロン・エッカート
劇場予告編を観たときに、アレ?って思いました。「デュアル・フレーム」って言うんでしたっけ?2画面で二人の視点で同時進行で描いていく作品らしい。ストーリーは見当つかないけど、なんとも小洒落たこの演出が気に入ってしまい観ようと決めていたのでした。
出演はそ….
カンバセーションズ/ヘレナ・ボナム=カーター、アーロン・エッカート
劇場予告編を観たときに、アレ?って思いました。「デュアル・フレーム」って言うんでしたっけ?2画面で二人の視点で同時進行で描いていく作品らしい。ストーリーは見当つかないけど、なんとも小洒落たこの演出が気に入ってしまい観ようと決めていたのでした。
出演はそ….
カンバセーションズ
満 足 度:★★★★★★★
(★×10=満点)
監 督:ハンス・カノーザ
キャスト:ヘレナ・ボナム=カーター
アーロン・エッカート
ノラ・ザヘットナー
エリック・アイデム 、他
■ストーリー…
『カンバセーションズ』を観たよ。
シェアブログminiに投稿
※↑は〔ブログルポ〕へ投稿するために必要な表記です。
ひと目惚れだったんだけどなぁ。
『カンバセーションズ』
原題:”CONVERSATIONS WITH OTHER WOMEN”
2005年・アメリカ&イギリむQ
とらねこさん、こんにちは♪ TBありがとうございました^^
実験的なのにスタイリッシュさやリアリティを失っていない(どころか増幅する)作品だったように思いました。デュアル・フレームで展開されると知らないで観に行かれた人は、最初びっくりなさっただろうなぁ(^^;)
こんばんは
会話,演出,音楽,どれをとっても小洒落た作品でしたね♪
とらねこさまはアーロン魅力的でしたか
『サンキュー〜』の印象が強過ぎていんちき臭い男にしか見えなかったですわ…(笑)
>ズルいロマンチスト、罪なリアリスト
これまた小洒落た良い惹句なんですが、ツレからはピースの欠けた人間よばわりされるズルいリアリストのわたくしとしては「そーかなぁ?」と…(笑)
>デュアルフレーム
これアリだったらマイク・フィッギス監督の『タイムコード』『HOTEL』あたりにもチャレンジしてみませんか?
特に『タイム〜』は4分割画面で別々の話が同時進行、ノーカットで役者はアドリブ芝居という気が狂ってるとしか思えない珍品です(笑)
でも字幕も吹替もやりようがないと思うので輸入盤DVDしかないんじゃないかな…
とらねこさまは英語ご堪能なようですので話のネタにぜひ!
香ん乃さんへ
香ん乃さん、ゆうべはコメントを書いたのに、コメントが反映されていませんでした。すみませんでした!!
私は、この方法は、途中で慣れてしまったので、大丈夫でしたが、やはり、疲れてしまうのは否めないかな、とは思います。
ただこれって、このやり方でないと、本当に普通の、割と退屈な作品だったかな?なんて思ってしまったりもして・・☆
みさまみさまが、恋愛話をしてくれた(←違うかナ?)監視カメラみたい
こんにちは〜♪コメントありがとうございます!
おわwアーロン・エッカート、『サンキュー〜』でのイメージでインチキ臭く思えてしまいましたか!
私も、そう思うかな、と最初思ったのですが、一分間に喋る台詞の量とスピードが違うので、あまり頭の回転の速い男の役ではなかったので、安心して“ちょっと抜けたロマンチスト”に見えましたヨ♪
で、みさまは“ズルいリアリスト”でしたか^^
わーい
私も彼女の話、とっても聞きたいでーっす♪
で、マイク・フィッギス監督『タイムコード』とやら、デュアル・フレームならぬ、クアトロ・フレームですか!なんか、ピザみたいですね
そんなにいろんな人の話を一辺に聞けないッスよ〜(爆)しかもアドリブ!うひゃぁ・・
『HOTEL』はすぐ見れそうなんで、せめてこちらだけでも・・・。
あ、マルコビッチに、ルーシー・リューも出てるんだ!しかも、リス・エヴァンスまで♪
リスはポイント高いですね〜☆☆早速予約しましたよw
カンバセーションズ
妹の結婚式に出席している男。その妹からゲストとして招待された女。ウエディング・パーティで偶然再会した、かつて愛し合っていた二人。独身を貫いている男と新しい家庭を築いている女。二人の間に再び芽生えた感情は愛か、それとも・・・・
アーロン・エッカート、ヘレナ….
こんばんは!
僕はどうも苦手でしたね。デュアル・フレームも画期的でしたがちょっと疲れてしまいましたし。
娯楽重視の見方をする僕としては、主役の二人が変にリアルだったのが気になりましたね。もっと極端な性格にしても良かったと思います。
えめきんさんへ
こんばんは〜♪コメント&TB、ありがとうございました!
えめきんさんがこれ見るとは!
そうですね、デュアル・フレーム、妙に疲れてしまいますね☆
リアルでしたね〜確かに。あんまり夢はありませんでした・・・がっくし(笑)
彼女の視線と彼の視線(^_-)-☆“カンバセーションズ”
Conversation(S)すべての“想い”を映し出すデュアル・フレーム・ムービー
撮影は二台のカメラで・・・・。同時に二人を映し出して、そして二人の感情の動きをより効果的に、観客に伝えるためにこの手法を採り入れたそうです。それがデュアル・フレーム・ムービー彼女の視…
カンバセーションズ
マンハッタンのホテルのバンケット・ルームで開かれている結婚式。花嫁の介添人として参加した女(ヘレナ・ボナム=カーター)と花嫁の兄(アーロン・エッカート)。ふたりはぎこちない会話を交わし始める・・・・
デュアル・フレームっていうんですか、画面が真っ…
18th東京国際映画祭 「女たちとの会話/カンヴァーセーションズ」
「Conversations with Other Women」2005 USA/UK
2005東京国際映画祭審査員特別大賞(ハンス・カノーサ)/主演女優賞(ヘレナ・ボナム・カーター)受賞!
監督はハンス・カノーサ。この映画は彼のデビュー作とのことである。
主演はヘレナ・ボナム・カーター「眺め…
『カンバセーションズ』
分割画面も効果的に響く、男と女のラブゲーム?
マンハッタンのクラシックなホテル。ウエディング・パーティの行われているバンケット・ルームで会話をする男と女。スクリーンが縦に二分割され、左右それぞれのフレームに異なるカットが映し出される。左に男、右に女。同…
こんにちは。
シネスイッチの2作でいうと、とらねこさんはこちらより、モーツァルトとクジラの方がお好みでした?
私は断然、こっちがツボでしたー。
>私の友達は、私より年上なんだけど、かなりの映画ファンではあるのに、恋愛経験というものがあまりなくて、
そのお友達の方はこちらのブログを読まれることはないのかな?
#こんな言われ方をしたら、私ならショックですわ。(笑
フィギスの『HOTEL』、大大好きでっす。
私も今週は、ギドク・マンダります♪
かえるさんへ
こんばんは★コメントありがとうございました。
シネスイッチの2作ですか。ん〜
この二つはまた違ったタイプの映画なので、比べるのがちと大変ですね。
でもま、『モーツァルト〜』の方は、“生きるのが本当に下手”としか言えない、不器用な二人でしたので、哀しみや愛着をより強く感じてしまいました。
>そのお友達の方はこちらのブログを読まれることはないのかな
あ、その心配はご無用です〜
まあ、恋愛経験がどうと、そう言ってしまうのも確かにアレなのですが、この作品って、男女の情愛の機微、心の襞ヒダの動きがスパイスとなって効いてる作品でしたよね。
必ずしも経験の多さということでなく、ただ一人とでもいいのですが、深く愛し合ったことのある経験が、理解力に繋がるのでは、と思ったりしまして。
この友達には、「全然面白くない」と一刀両断されてしまいましたよ。・・
TBとコメント、ありがとうございます!
彼女の若い頃の女優さん、ほんとに可愛らしい。彼の若い頃の男優さんも、ピュアな感じでよかったと思います。「ずっと好きだった。今でも好きだ。だから、旦那と別れてボクと行こう」てなこと言われて、「!」となって、一緒になってしまうと、結局若い頃のような別れが来る…。それが見えてしまうんですよね。女性の方には…。たぶん。
カンバセーションズ Converdation(s)
男はズルいロマンチスト、女は罪なリアリスト とある。 まさに、その対比を分割した
あかん隊さんへ
こんばんは☆コメントありがとうございます。
そうですね、年を経た女性は、より現実的だったりするんですよね。
あの、屋上のシーンからいきなり現実に戻るシーンは、凄かったですね、あっと言う間の変わり身の早さ(笑)
屋上→タクシーという“物理的高さ”というものも、何か心理面を表現するのに使われることってよくありますね。
カンバセーションズ
これぞまさに真のオトナの恋愛映画! ほとんどが主人公たち二人の会話だけで進行していく作品です。 ストーリーも平坦ですし、とりたてて大き
カンバーセーションズ
Conversations with Other Women
場所:マンハッタンのホテル、時間:夜から夜明け。10年ぶりに再会した元夫婦のカンバーセーション(会話)で綴るリアルタイム・ストーリー。
何気ない会話なのに引き込まれてしまう不思議。全編、スクリーンが二分割された実験的手…
真・映画日記『カンバセーションズ』
3月16日(金)
この日、会社の同僚Hさんが転職のため退社。
Hさんはボクより一回りくらい年上だが、
会社ではボクの方が2年先輩。
そのため、いろいろあれこれHさんに教えるので、
ボクは彼から「博士」と呼ばれていた。
ギャグのツボがあったこともあり、仲が良か…
「カンバセーションズ」 素直になれない大人の会話
男はロマンチスト、女はリアリストというのはよく言われる話ですが、この映画を観ても
カンバセーションズ
カンバセーションズ CONVERSATIONS WITH OTHER WOMEN
2005 米 監督:ハンス・カノーザ
アーロン・エクハート ヘレナ・ボナム・カーター
NYのホテルのバンケットルーム。妹の結婚式の
カンバセーションズ
「カンバセーションズ」 2007年 米/英
★★★★
プラトニックな若い男女の出会いと別れ、再会を描いた「ビフォア・サンライズ」
&「ビフォア・サンセット」の大人バージョンのようで(大人なので勿論セックス付
きなのですが、笑)
こういうお話に弱い私…
カンバセーションズ
「カンバセーションズ」を観た。
マンハッタンのホテルでのウエディング・パーティで再会した昔の彼。すべてが想い出になったと思っていたのに、止まっていた時計の針が動き出す。始めは互いにクールな態度でぎこち????
こんばんは〜。
あんまり思い出したくないビミョ〜な余韻を感じさせてくれる映画でしたね(笑)。
後悔するってわかってるのに燃え上がる、無理ってわかってるのにヨリ戻したくなる、非現実的な夜が明けて朝が来ると超現実的な気分、みたいな(爆)
でもこの映画の登場人物くらいの年齢になってもこういうことってあるのかな?なんて。いくつになっても理性は感情に負けるのでしょうか?私はまだお子ちゃまなのでわかりません
baohさんへ
こんばんは★コメントありがとうございます。
現実にいると、非現実を夢見るのでしょうね。
後悔するのと平凡すぎる現実を量りにかけたら、多少苦くても平凡で冒険心のない大人よりは、マシかもしれません。
>でもこの映画の登場人物くらいの年齢になってもこういうことってあるのかな
あーなるほど。それはあんまり考えなかった・・。
でもいくつになってもバカなんじゃないですか、意外と大人って。
少なくても、冒険する心がある方が私は人生楽しいと思うな〜。
男の未練たらしい部分と女の現実的な考え方は
右脳と左脳のよう・・
だからデュアル・フレームで左右に分けたとか???
まーー、今思いついただけなんですけど。
「カンバセーションズ」
「幸せのレシピ」のアーロン・エッカート繋がりの1本。
共演は、ヘレナ・ボナム=カーター。
ひらりんさんへ
こんばんは〜♪コメントTBありがとうございました!
>男と女は右脳と左脳、まるでデュアル・フレームのよう
おおーーっ。。。。ウマいこと、言いますね!
なかなかカッコいいじゃないですかあぁぁぁ。
本当にそうでしたね。
ちょうど同時期に、違うことを考えているの。
カンバセーションズ
『男はズルいロマンチスト、女は罪なリアリスト』
コチラの「カンバセーションズ」は、2/3公開になった元夫婦の10年ぶりの再会を全編に渡ってスクリーンを左右に分割したデュアル・フレームを採用したちょっとユニークな映画なのですが、観て来ちゃいましたぁ〜♪
…
『カンバセーションズ』
こちらもDVDで鑑賞。「以前夫婦だった男女。男の妹の結婚式で10年ぶりに再会する。久しぶりに会話を楽しんだ2人は・・・」という話。
デュアル・フレームということで、画面は常に2分割されていて、男側と女側を同時に映す。時には回想シーンと現在を同時に映したり、彼ら…
映画『カンバセーションズ』
原題:Conversations with Other Women
もうひとつ大人の恋特集、ウェディング・パーティに集まった花嫁の、兄と7番目の付添人、実はこの2人は元妻に元夫、そんな2人が繰り広げる会話劇+α・・
ここはNYマンハッタン、ロンドンからやってきた彼女(ヘレナ・…
<カンバセーションズ>
2005年 アメリカ・イギリス 84分
原題 Conversations with Other Women
監督 ハンス・カノーザ
脚本 ガブリエル・ゼヴィン
撮影 スティーヴ・イェドリン
音楽 スター・パロディ ジェフ・エデン・フェア
出演 ヘレナ・ボナム=カーター アーロン・エッカ…
デュアル・フレームって確かに見ていて忙しかったですが、適当にBGMだと思って見てしまったので、私としては結構楽しめました。
こんなことも、あと10年経って思い出話が出来るといいですね。
みのりさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
そうですね、意味がなさそうに思える時なんかもありましたしね。
同じ風景でも微妙にカメラの角度が違っていて、男女の視線の違いを表している時なんかは、すごく興味深かったです♪
「カンバセーションズ」
全編デュアルフレーム(ひとつの画面が2つに分かれていて、別々のものを映す)で作られているのは斬新。
最初は、見るのに、めんどくさいな…
デュアルフレームは面白かったですね。そうそう、たとえばヒトの思考回路を表現するのに、うまくやれば、いいかもしれませんね。見るのに疲れますけど。
実験的作品ともいえそうです。
ボーさんへ★
おはようございます〜♪コメントありがとうございます!
うん★そうなんですよね。
男女の脳に違いがあり、そして脳は右脳と左脳でも違った捉え方をしているっていう。
まるで二元論でした。
『カンバセーションズ』
ヘレナ・ボナム=カーター、アーロン・エッカート共演による大人向けのラブ・ストーリーだという作品紹介を見て、気になっていた作品をDVDでやっと観ました。
画面を左右で2分割して表示するデュアル・フレームって手法を用いられた作品ってことで多少話題にもなっていまし…
Conversations with Other Women (2005)/カンバセーションズ
【邦題】カンバセーションズ
【あらすじ】ウェディングパーティに花嫁の付添人として参加した女(ヘレナ・ボナム=カーター)と、花嫁の兄??.