#18.うつせみ
観念だけの存在になってみたいと思ったことがある。
実体は痛みを伴い、肉体にはばまれ、“肉体”という牢獄に住む我々には、それだけで純粋になれない気がして。
キム・ギドクは自分にとって、これが二作目に当たるのだけれど、理屈ではない何かで、頭ではないどこかで、自分に訴えかけてくるものがあるような気がして、・・・。
ストーリー・・・
テソク(ジェヒ)は、空き巣ではないのだが、錠前破りを得意とし、日々転々と、留守宅を借り家に忍び込む生活を送っている。
ある日、留守と見て、ソナ(イ・スンヨン)の、とても大きないかにも金持ちの家に侵入する。いないと思ったのだが、それは、DVを行う嫉妬深い亭主、ミンギュ(クォン・ヒョゴ)から隠れるために、その家の女主人であるソナ・・・元は、モデル?である彼女が、いない振りをしていたのだった。
空き巣、テソクの行動をヒッソリと観察するソナ。だが、テソクは、彼女の悲惨で孤独な生活を知ってしまう。ガランとした大きな立派な家に、不似合いな、大きな痣を作った、惨めな表情のソナ。・・・
キム・ギドク監督、脚本、編集、製作を手がけた’04年作品。
不思議な魅力を持つ、風変わりなラブ・ストーリー。
見たことのないような映像が、サラリと映し出されるのに驚きを禁じえない。
なぜだろう、とか、何を表しているのだろう、という、理屈ではなくて、全く別のところから、なぜだか心に心地よい手触りで、その風が差し込んでくるかのよう。
孤独なソナと、精神だけの存在になろうとする男は、言葉を必要とせず、ただ淡々と一緒に居る。
音楽も、テソクのかける一曲、これ以外は、ほとんど音のない世界に住む二人だ。
主人公の心に流れる音楽というものがこの“静謐”さなのかな、などと考えたりもして、自然と寄り添うこの二人の関係が、なんだか羨ましく感じてくる。
言葉をコミュニケーションの第一のものとして、使用する我々は、なんだかがちゃがちゃとせわしない。
本当に大切なものを見失うこともある、そして、その割に価値のないものを大事なもののように感じてしまったりする私たちには、言葉というものはその重み自らが、その価値を十分に持ち得ているかと考えてしまう。
動物みたいに、植物みたいに、誰かと共存出来れば、心からの幸せが得られるかなあ。・・・
絶望のうちにいたソナに、どんな言葉が必要だっただろう。どんな言葉をかけられたら、元気になれただろう。
少なくても、本当に辛いときに、「頑張って」という言葉は、聞かされて嬉しいものではなかっただろうと。・・・
背中越しのキスは、どんなラブシーンより、美しく感じるものだった。
体重計に乗る二人の映像。
もはや物理学の法則を無視した、この画に驚く。
観念だけの存在。肉体という悪魔に捉われない存在というファンタジー。
それは愛という幻想にとても良く似合うものだった。
2007/02/01 | 映画, :とらねこ’s favorite, :ラブストーリー
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コメント(43件)
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うつせみ@恵比寿ガーデンシネマ
若い男・テソクは空き巣に入り、留守の間だけそこで暮らしていた。そこで壊れたものを修理して、そこにあった洗濯されてないものを手洗いし、そこの人であろう写真をバックに自らを撮る。豪邸に忍び込んだ彼はいつもの所業を行なうが、その家の夫人・ソナがそこにいた。離れ…
価値観が合致して二人は幸福を手に入れたんですかね。
いいなぁ幸せ。
共存関係を築きたいという願望がありますが、
おそらく僕は言葉のコミュニケーションを第一として貫くと思います。
ところでギドクはどんどんファンタジーへ傾倒していく印象があります。
どこに向かってるんだろ。
うつせみ
【映画的カリスマ指数】★★★★☆
現実と幻想の狭間にいざなう・・・
幸福な食卓ではコメント有難うございました笑)
こちらもコメント返しをと思い、
飛んで来たら、「うつせみ」の記事が
この映画、主演二人に台詞が無いのに、
どんどん引き込まれてしまいますよね。
キドク監督には毎度毎度、その後の二人は?
と言う疑問を抱かされております。
実は私事ですが、この映画の主演のジェヒ君の
応援サイトなぞやっておりまして^^;
ご本人にも数回お会いしております^^;
日本じゃまだまだマイナー俳優さんなので、
割と親近感ですが、普段の彼とスクリーンの中の
彼が、
全く合致しないくらい演技力も素晴らしいです。
(普段は普通の男の子
またお邪魔します!今後共ヨロシクお願い致しますー
「うつせみ」:三田五丁目バス停付近の会話
{/kaeru_en4/}立派な森だな。
{/hiyo_en2/}三井倶楽部の森よ。
{/kaeru_en4/}夏にはさぞ、せみの声もにぎやかだったんだろうな。
{/hiyo_en2/}いまはもう九月だからね。
{/kaeru_en4/}せみも消えて、「うつせみ」だけが残るか・・・。
{/hiyo_en2/}って、まさかキム・ギドク…
現象さんへ
こんばんは★
価値観の合致、自然な形で描かれていて、とても良かったように思いますよね。
幸せいいですね( ̄ー ̄)
ギドクのファンタジー・・・
酷く辛い現実があって、そこからスライドしてファンタジー方面に向かうといった印象でしょうか。
cremamaさんへ
こんばんは★初めまして。
コメントありがとうございました!
そうですか、cremamaさんは、ジェヒくんの応援サイトをやっていらっしゃるほどファンだったのですね!
この映画でも、とっても良かったですよね。
途中、牢屋し入ってからのテソクの表情は、髪が短くなって、とても精悍な顔つきになっていてすごかったですね。
体も結構、鍛えているのでしょうか。なかなか筋肉質な上半身でした★
この映画、ほとんどセリフがないのに、全く飽きることなく、見入ってしまいました。
イ・スンヨンの目の演技も良かったです。綺麗な女優さんでしたね。
こちらこそ、これからもどうぞよろしくお願いします〜♪
『うつせみ』
よく新聞受けにピザのチラシなどの広告が突っ込まれている事があります。僕はほとんど毎日家に帰ってくるのでその都度処分すれば良いのですが、チョットした旅行へと出かけてしまうと新聞受けからはみ出した広告で溢れかえることってありますよね?
でもあれって危険な….
『うつせみ』
私たちは永遠に、よりそう。
■監督・脚本 キム・ギドク■キャスト イ・スンヨン、ジェヒ、クォン・ヒョゴ、チュ・ジンモ□オフィシャルサイト 『うつせみ』 この世は夢か現か、幻か……。 ひとは誰しも孤独を抱え、ぽっかりした虚空を埋める誰かを待ち…
うつせみ
背後霊じゃないよ。
ギドクワールドにはまりそう?
とらねこさんならはまるだろうなぁ〜
『春夏秋冬、そして春』が一番好き♪
kossyさんへ
こんばんは★コメント&TBありがとうございます〜。
はい。ギドク、ハマりそうです。
見破っていただいて嬉しいでっす
kossyさんのオススメは『春夏秋冬、そして春』ですか。見てみようと思います!
でもその前に、日本未公開作品があるので、特集でそっちを先に見ようかな〜と思ったりしてます。
うーむ。そういう映画だったんですか。観ておけば良かった。韓国映画は、恋愛モノが多いし、べたべたなものだという先入観が禍しました。機会があれば、レンタルしてみますね。「イルマーレ」(韓国版)もなかなかよかったし、ノワール系のものは、観るんですけどねぇ。俳優さんのお名前も、監督さんのお名前も覚えられない…ということもあるかしら。(大汗)
あかん隊さんへ
こんばんは〜★コメント、ありがとうございます♪
あかん隊さんも、よろしかったらこの作品、ご覧になってくださいまし♪
『イルマーレ』面白かったですか!実は、私の友達も、大好きなんですよ!
あの俳優さんにも友達は会った事あるって言ってました。
私も、韓国の方の名前、お恥ずかしながら覚えられないんですが・・・
パク・チャヌクと、キム・ギドクと、チェ・ミンシクと、チャン・ドンゴンしか覚えてないです、今のトコ
うつせみ/イ・スンヨン、ジェヒ、クォン・ヒョゴ
私の敬愛するキム・ギドク監督作品です。2004年2月「サマリア」でベルリン国際映画祭・最優秀監督賞を受賞したキム・ギドク監督は同年9月に本作品でヴェネチア国際映画祭・最優秀監督賞を受賞するという快挙を成し遂げてます。キム・ギドク監督の独創的な世界観、創造性は留….
NO.174「うつせみ」(韓国・日本/キム・ギドク監督)
もしかしたら日本でギドク監督は、
映画を撮ることになるかもしれない。
相変わらず、キム・ギドクのことを考えている。
引退発言の真意もそうなのだが、「ギドク監督の仕事の拠点が、日本にあった場合は、どうなんだろう」というようなことを。
たとえば、今年の3月30日、…
コメ&TBありがとう。
おっしゃるとおりだと思いますよ。
ギドクは、さらりと、観客を自分の設定空間に導くのがうまいですね。映画を見ながら、いろんなことを考えて、不可思議な世界に一緒に入り込んでいくような。才能ですね。
kimion2000さんへ
こんにちは!コメントありがとうございます★
>ギドクは、さらりと、観客を自分の設定空間に導くのがうまい
うむうむmm。“自分の設定空間”まさにそうですね!
不可思議なギドクワールドを創り出す創造主ですね!
kimionさんが好まれるのも納得の才能です。
こんばんわ。
また何かいじくりました(笑)?
なんかミサイル飛ばすときの『ロックオン』みたい
なものがカーソルについてまわるので驚きました。
言葉のない世界。
これは『魚と寝る女』にもみられる描写です。
『弓』もでしたよね?たしか。
≫動物みたいに、植物みたいに、誰かと共存出来れ
ば、心からの幸せが得られるかなあ。
究極の形でしょうか?
私は、存在だけで十分に満たされるという愛を
まだ知りません・・・。
睦月さんへ
こんばんは★コメントありがとうございます!
うん、そうなんです、イジクリました。
すげえ?すげえ?
言葉があまり描かれないことが多いのかもしれませんね。
でも、この二人は、本当に言葉が少なかったですよね。
『魚と寝る女』『弓』、まだ見てないのです。
>究極の形でしょうか?
なんか、すごく羨ましかったですよね・・・。
うつせみ??沈黙が語る愛とは?
人との関係は、言葉を通してコミュニケーション
していると思いますが、その言葉が無い
状態でも人はきちんとコミュニケーション
出来るのでしょうか?
以心伝心の言葉通り、愛も伝わるのか?
韓国の奇才、鬼才?の異名を持つ、
キム・ギドク監督の映画「うつせみ」
…
『うつせみ』
静かで美しい不思議な世界に引き込まれる。
キム・ギドクの織りなす物語の独創性はやっぱりおもしろい。
青年テソクと忍び込んだ家で出逢った人妻ソナの物語黒のTシャツに黒のベストを着た主人公のテソクは鋭い眼を光らせるだけで黙々と行動を続ける。ビラ配りのアルバイ…
とらねこさんが、「何か」を付けたと記事で読んでいたのですが、私が何かしたら、「発射!」みたいなカーソルになっていました。
ぶっ放してみると、怪物がいなくなり、代わりに血が・・・。
おまけに、怖い怪物の拡大画面が・・・。
この「うつせみ」、昨年の、私にとっての№1作品だと思っています。
初めて観たギドク作品でしたが、とりこになりました。
2月24日〜3月16日までの、ユーロスペースでの「スーパーギドクマンダラ」で、未見の、「ワイルドアニマル」と 『リアル・フィクション』、とても観たいです。でも、泣きたくなるような日程なので、果たして観に行けるかどうか・・・。
映画「うつせみ」を観て
いい。
とみさんへ
こんばんは☆コメントありがとうございます!
ひゃひゃひゃ、そうなんですよ。変テコな「何か」を貼っつけてみました^^
いかがでしたでしょうか(笑)
みんな、ビックリしたかなぁ〜
そうですか、ギドク作品をいろいろとご覧になったとみさんから見て、この作品が一番良かったのですね。
とみさんは行かないんですか?ギドクマンダラ。
日本未公開の作品から行こうかな、と私思ってるんですが。
とみさんも是非この機会にいかがでしょう。
うつせみ2回目:ふたりの皆既日食
★監督:キム・ギドク(2004年 韓国・日本作品) 梅田ガーデンシネマにて。 今回は2度目の『うつせ…
こんばんは、コメント・TBありがとうございました。
とらねこさんのレビューを読んで、また『うつせみ』が見たくなってきました。
(見たら、また泣いてしまいそうですけれど・・・)
ここ最近、韓国映画全般にあまり興味が湧かなくなっていますが、キム・ギドク作品だけは別格、これからもずっと追いかけていきたいです。
ギドクマンダラですか・・・素晴らしい上映企画ですね。
私も未公開作には興味があるので、関西でもぜひ同様の企画をやってほしいところです。
邪推ですが、とらねこさんはキム・ギドクよりもパク・チャヌクの描く猟奇的な情念世界のほうがお好きなのでは、と思ったりします(笑)。
うつせみ
「うつせみ」 2006年 韓
★★★★
主人公テソク(ジェヒ)は、全くしゃべらない。聾唖者ではないようだが。
驚く程台詞がないのに何故か意味がわかる、不思議な作品です。
テソクは、家の玄関のドアに散らしを配っておいてそのままになっている
家を狙い…
>観念だけの存在。肉体という悪魔に捉われない存在というファンタジー。
それは愛という幻想にとても良く似合うものだった。
素敵な文章です!ウットリ♪・:*:・ ( ̄* )
不思議な映画でしたね。観る目のない私はてっきりこの主人公♂は死んじゃって、幽霊なのかと全くロマンの欠片もない事を考えました(恥^^)
こんばんは☆コメントありがとうございます!
椀さまもこの作品、だいぶお好きでいらっしゃるのですね!
>見たら、また泣いてしまいそうですけれど・・・
おおっ!椀さまってば、かわいいセリフ・・・
エヘ、ギドクマンダラ、素敵な企画でしょう。
もしよろしければ、この機会に東京にいらっしゃいませんか?
ついでにオフ会も出来るし☆栗さまと現象さんを呼びますよ。
実はそんな話が・・・
>ギドクよりパク・チャヌク
ドキ!椀さまってば、私のこときっとアホだと思ってるんですね・・・
とんちゃんさんへ
こんばんは!コメント&TB,ありがとうございました☆
お褒めいただきありがとうございますー。
アハハ・・・死んじゃって幽霊になっちゃったと思ったんですね、とんちゃんてばワハハ・・
ん、でも、ご飯食べてたから、死んではいないんじゃ、ないでしょうか〜
うつせみ
うつせみ’04:韓国
◆監督・脚本:キム・ギドク「サマリア」「春夏秋冬そして春」◆出演:イ・スンヨン(イ・スヨン) 、ジェヒ
◆STORY◆留守宅に侵入しては、家人が帰るまでの間、その家に寝泊りするという怪しげな生活を送っていた青年テソク。あるとき、豪奢な屋敷に忍…
>ドキ!椀さまってば・・・
誤解を与えてしまったようでごめんなさい!
いや別に、ギドクのほうが高尚で、チャヌクが低俗だとか、そういう思いは全く持っておりませんので、ご了承のほどを。
一昨年に見た「復讐三部作」の中では、特に『復讐者に憐れみを』でしたたかショックを受けました。あの張りつめたテンションを最初から最後まで醸し出せるのは並大抵の力量ではないです。
両監督の目指す方向性は全然違うと思うんですよ。どちらが良い悪いではなく・・・。
こんばんは☆戻ってきてくださり、ありがとうございます。
あ、大丈夫ですヨ!
そうですね、両者の違いは、方向性。
でも、私実は、結構、“文芸派”テイストな映画、昔からよく観てるんですよ。
どちらかと言えば、三池とか、パク・チャヌクなんかは、最近になってから見始めたものだったりします。
どっちもイケるタイプなんですよ
『復讐者に憐れみを』も良かったですよね。
空き家
邦題:うつせみ キム・ギドクの映画はいつもリアリティー&ファンタジー その中でもこの『空き家』はかなりファンタジー度が高めです。 後半だけがファンタジー テソクという人物は、自分を救い出して欲しいと願っていたソナが作り出したファンタジー ソナは…
『うつせみ』を観て
2004年。原題は『空き家』、英題は『3??iron』。ヴェネチア国際映画祭銀獅
狗山さんの慌てぶりに100点★
会ってみたいなぁ〜すげぇイイ人そう。
それにしても胸がキュンキュンする映画でしたネ。
この人の映画はおおむねそうですけど、
セリフに頼らないところがいいと思います。
映画でしかできないことをやっているという、
その主張も明確で至極わかりやすく・・・。
ギドクの特集は混むんでしょうな。
ユーロは座席の前後の間隔が狭いから、
満席だとチョット辛いなぁ・・・。
でも、『うつせみ』 を恵比寿で観た時は、
初日なのにガラッガラでした。
人気あるのかないのかよくわかんない人です♪
ファンタジーは歪んだ現実の合わせ鏡… 『うつせみ』
あれほど烈火の如く盛り上がった“韓流”ブームの渦中においても、
その流れにただの少しも呑み込まれなかったのがキム・ギドクの映画である。
静謐なまでに凶暴、グロテスクなまでに純粋。
映画の傷口から怒り、哀しみの感情がドロドロと膿み出てくるような濃厚なギド…
栗さまコメントありがとうございます!
オハヨウゴザイマス
そうなんです。椀さまいい人そうですよね^^
実直、という言葉が似合う方ですよね。
>胸がキュンキュンする映画・・・
素敵な言い方ですね
本当、切ないんだけど、だんだん幸福感が増すようでした!
ギドク特集、やっぱ混みますよね?ん〜、入れなかったりするとショックです・・
『うつせみ』ガラガラだったんですか。『サマリア』はどうだったのでしょ。
『絶対の愛』は面白そうですね♪
映画『うつせみ』
原題:空き家/3-Iron
「うつせみの、命を惜しみ、波に濡れ、伊良虞の島の、玉藻刈り食む」・・絶望の淵にある深い孤独と心の絆、純愛と呼ぶには余りに空虚で哀しみが溢れてる・・
テソク(ジェヒ)はバイクでなにやら戸別訪問してドアに貼紙してまわってる。と思…
「うつせみ」
テソク(ジェヒ)は留守宅に侵入し、住人が戻るまでの間そこで暮らすという奇妙な犯罪の常習犯。ある日いつものように豪邸に忍び込んだが、その一部始終をその家の主婦ソナ(イ・スンヨン)が物陰から見つめていて……。 (シネマトゥデイ)
製作・・・・・2004年 韓国
脚…
うつせみ
{amazon}
キム・ギドク監督作品「うつせみ」見ず知らずの人の留守宅に
毎日のように侵入し、料理をしたり、洗濯したり、壊れている時計が
あれば修理するし、壊れている体重計があれば修理する青年がいる。
彼は物を盗むという訳ではなく、淡々と留守宅
『うつせみ』’04・韓・日
あらすじテソク(ジェヒ)は留守宅に侵入し、住人が戻るまでの間そこで暮らすとい奇妙な犯罪の常習犯。ある日いつものように豪邸に忍び込んだが、その一部始終をその家の主婦ソナ(イ・スンヨン)が物陰から見つめていて・・・。感想ヴェネチア映画祭銀獅子(監督)賞受賞邦…