151.隠された記憶
とても不思議なテイストのストーリー。ヒタヒタと迫り来るような恐怖感が描かれていて、どうなるのだろう、とずっと緊張感を持たせた、その作りはとてもいい。
ストーリー・・・
差出人不明の子供のいたずら書きや、家族の回りの風景などを映した映像が届き、夫婦は不審に思い、だんだんと気味が悪くなってくる。一体誰が、何のためにこんな事を?・・・
最初の1シーン一つとってみても、「これは全く感触の違う映画だな」なんて思わせるところから、おもむろに始まる。
そのザラついた感触をずっと保ち続ける、冷やりとするようなザラつき感。
とても不思議なテイストの物語だ。
ヒタヒタと迫り来るような恐怖感が描かれていて、これはどういうことなのだろう、この先どうなるのだろう、とずっと緊張感を持たせた、その作りがとても秀逸だ。
普通の家族の風景が、疑いという染みがポツっと出来て、それが段々拡がり、避けようがなくなってゆき、不穏な色を次第次第に重ねてゆく。その有様を描く手腕がとても丁寧で、余念がない。
何気ない友達との会合の場面でも、交わされる会話やそこにある空気というものが、なんとなく濁っている感触。
そして出てくるのが、忘れていたかつての罪悪感だ。
この先ネタバレ:::::::::::::::
だけど、最後まで犯人が良く分からないまま、観るものに解釈を委ねる、というのは、あまり“ミステリ”とか、“サスペンス”というようなジャンルの類のものでは全くなくて、
そういったものに期待して最後まで見るのだが、犯人が誰か、スッキリとした回答が全く出ないまま、呆然としたまま終わってしまって、ちょいとビックリしてしまう。
それは、ミステリの概念からは全く掛け離れていて、“ミステリー”というより
“ミステラレー=見捨てられー”という、新しいジャンルの確立かと思ってしまった。置いてきぼりを食らった観客の方が多いんじゃないかな、と思う。
この投げっぷりはそれはまあ見事なもんで、オープニングと同様の終わり方をしている。
左横の方に現れる、背の高いデニムを着たマジッドの子供と、くるくるヘアーのアンとジョルジュの子供が手を繋いでいるので、あれ?もしかして?と、これぞDVDの特権、映画と違って巻き戻してみることが出来るので、映画で見なくて良かったかな(本音)。
この二人の子供が、親同士の葛藤をそのまま受け継ぐと考えればそれは恐ろしい結末を暗示しているかのようであるし、
あるいは、マジッドの子供はもしや犯人?臭い感じがしなくもないけど、でも見た目ではとても大人しそうで素直そうではあるし、この二人の子供たちはもしかしたらうまく仲良くなるのかもしれない、それは分からない(犯人がハッキリした解答がないのと同様に)。
そこら辺が全部投げられての映画ではあるのだけれど、あえて言うなら、この映画のテーマは、忘れていた子供の頃のたわいのない悪意が、心の底から浮かび上がってくる恐怖とか、
罪とその贖罪、それに面と向かい合う行為、それに付随して産まれる感情。
あるいは、何気ない日常に底を流れる恐怖そのもの。かもしれない、なんて思ったりしました。
しかし今になって私が思うに、この映画の面白かった点は、私はこの『隠された記憶』は、オチの衝撃度や、犯人は誰か、といったことではなく、それは横において、このもう一つ別のビジョン設定、というものが面白い存在だった。
映画のカメラが映し出す被写体、本来一方向であるものの先に、カメラというものが別に存在する。
そのファインダーの向こうには何かが存在するわけだが、それを映し出さないことによって、何か不気味な存在のみを感じるわけだ。
さらに、もう一つ別のカメラからの映像では、こちら側からの映像と同じ被写体がそこに映ることもあり、その際には、そのカメラとこちらの見ているビジョンは同じ、ということになる。
一方で観客の見ているビジョンであるのだが、何か別の存在が見ているのもこの同じビジョンなのだ。
にもかかわらず、その“もう一つのファインダー”の向こう側が映されない、というのは興味深く、そこが恐怖を煽るのだ。
何かの存在が確かにある。だが、そのファインダーの向こうにいる何がいるのかが描かれていない、というのは、なかなかに興味深い。
本来、映画のカメラの被写体の先に、もう一つ別のカメラが存在し、それがために一方向ではなくなるのだ。そのビジョンがクロスすることもある。
それが、オチの衝撃や犯人は誰か、といったことより、この点が新しい作品だった。
2006/12/30 | 映画, :サスペンス・ミステリ
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コメント(36件)
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やましさの産む感情 「隠された記憶」
評価:75点{/fuki_suki/}
隠された記憶
ヤバイ、衝撃のラストカットの意味がわからなかった。
そんなに衝撃を受けなかったので、見逃したっぽい。
ウォーリーを探せのごとく色んなところを観てたからいけなかったのか、
それとも集中力を欠いていたのか、
あとで、情…
隠された記憶@ユーロスペース
映像が始まったと思ったらそれはビデオテープだった。夫のジョルジュ、妻のアン、一人息子のピエロからなる家庭に、子供が書いたような無邪気で残酷な絵を添えて、そのテープが頻繁に送られる。ストーカー的な内容に一家の不安は増殖の一途をたどった。
彼らの職業と暮ら…
おおっ、うまいですねぇ。
最初僕んとこのコメントで「ミステラレー」を見た時は何にかかっているか分からなかったんですがw
ハネケの映画は基本的に丸投げスタンスなのではないでしょうか。
ドSの僕とは水と油のような気がしてなりません。
下衆の勘ぐりですが、絶対アイツ性格悪いですよ。
「隠された記憶」なんてこった!
ストーリー: テレビ番組の人気キャスター、ジョルジュ(ダニエル・オートゥイユ)と出版社に勤める妻アン(ジュリエット・ビノシュ)の元に、送り主不明のビデオテープが不気味な絵とともに送られてくる。しかも、ビデオテープに映っているのは、ジョルジュたちの家と彼ら….
『隠された記憶』
「お・お・お・おお〜っ」
—-ちょ、ちょっと。そんな興奮したら恥ずかしくニャい?
「でも、これスッスゴすぎる。
『ラストカットに全世界が震撼』なんて書かれていると、
そんな大げさなと思っても少しは気になるじゃない。
でも、これは本当に嘘いつわりなし。
『ホテル…
隠された記憶/CACHE /HIDDEN
えっ、そうきたか〜〜、、、。
予備知識なく観ることをお勧めしたい作品だけど、
あえて先に言いたいのは
ラストシーンはしっかり見て!ということ。
また、ラストで深読みしすぎると逆にかえって気が付きにくい場合も、、、。
エンドロールが意外なところで流れてきて、
衝…
『隠された記憶』
極上の心理スリラー。ハネケはすごい。
だけど、整理はできない。
人気キャスターのジョルジュの元に送り主不明のビデオテープが届く。頑なに予告は見ないようにしていた。でも、「衝撃のラストカット その真実の瞬間を見逃してはいけない」という宣伝コピーは目に入っ…
本格“ミステラレー”でしたねっ
しかし、その緊迫感の持続はお見事でした。
私はこれよりも特集上映で観た『ベニーズ・ビデオ』と『カフカの「城」』がより面白かったんです。
なんだかんだいっても、『ピアニスト』以来ハネケにははまっておりまする。
性格の悪さがさいこー
現象さんへ
こんばんは〜★
>ミステラレー
そうなんですよ、現象さんのコメント欄に書いたのと同じこと書いてあるように見えますが、現象さんのとこに書いて、
「を、こりゃいいこと思いついた」と、
後からちょこっと記事に書き足しちゃったんですね。
なので、手抜きしてる訳でも、愛がない訳でもありませんから〜!(なんだそれ)
>丸投げスタンス
ミステリじゃなければ、本来私は全然アリだと思うのですが、ことミステリに関して言えば、犯人投げちゃうのはちょっと・・・それはジャンルぶっ壊してるなと、思うわけです★
隠された記憶
「隠された記憶」CACHE / HIDDEN / 製作:2005年、フランス=オ
本音は余り好きではないんですか(笑)?
私、これ2回観に行きました。2回観たら理解が深まると思ってたんだけど、逆だった(苦笑)。DVD購入したんですが、余裕かまして未見ですだ。
ハネケ監督いわく「犯人が誰なのかは重要ではない」だそうで。寧ろ、とらねこさんが書かれているような事を描いたのでしょうね、きっと。
わかりにくい作品でしたが、見事にハマッたので『私的アカデミー』で賞を設けました。お暇があったら遊びにきてください。
かえるさんへ
こんばんは★
そうですか、かえるさんは、ミヒャエル・ハネケが、だいぶお好きだったのですね!
『カフカの「城」』と聞くと、それはそれは気になってしまいます!
カフカをどう描くんだろう♪この監督さんだったら、興味深く描いてくれそうですね!教えていただき、ありがとうございます!
私は『ピアニスト』でちょっとビックリしてしまいました。でも、『ピアニスト』は私好きでした!この作品は正直あまり、でしたが、他の作品も見てみたいです。
隣の評論家さんへ
こんばんは〜★
なかなか見てすぐ感想を書けない私なのですが、今年のシメで、休み中ということもあって、頑張ってラスト追い上げてみました(笑)
この記事はみんなすごく気合が入っていますよね。
話題沸騰だったのだな、ということが伺い知れます。
おお、2回劇場で見て、DVDも購入されたのですかー!それはまた随分と、ハマったようですね!
他にも、何度か足を運んだ方もいるんでしょうか・・・すごく人気だったのですね★
こんばんわ。
ハネケワールドは大好きなのですが、
この放り投げっぷりは見事というしかありません。
彼のほかの作品も全部こんな感じです。
ビックリします。
この作品についてハネケ監督自身が、
「これをみて答えを見つけようなんてそうは
いかない。そもそも答えがあるかどうかも疑問。
あったとしても絶対に分かられないように作った」
なんて言ってるくらいですから、あっぱれですね。
睦月さんへ
おはようございます〜♪
そうですね、私的には、“ミステリで犯人ぶん投げる”っていうのが、どうも・・・ぶつぶつ
>そもそも答えがあるかどうかも疑問。あったとしても絶対に分かられないように作った
本当にアッパレですねー
でも、テイストは決して嫌いなものではなかったです。
これ見終わった後、『サマリア』を続けて見て、その後ぶっ通しで『リトル・ミス・サンシャイン』の感想を書き、その後すぐにこれに取りかかりました。
言い訳してますが・・・もう、これ以上考えられなかったです私
『隠された記憶』
上映開始前に劇場ロビーに置いているキネ旬に何気なく目を通していたのですが、そこに映画検定の問題と解答が掲載されてました。「そういえば受験料払い込むのをスッカリ忘れていたなぁ〜」なんて思い出しつつ4級の問題を試しに解き始めたのですが・・・あれ、結構難しい?…
こんばんは!
この映画、本音を言うと僕もあまり好きじゃありませんよ(笑)。ブン投げジャーマン映画はあまり好きではないので・・・ってことでこの映画についてではなく年末の挨拶をここに(笑)
今年も一年間色々とお世話になりました。
僕は基本的に自分の観た映画しかレビューは読んでいませんが、色々な考え方が有るものだなととらねこさんのレビューを読むたびに感心してしまいます。僕みたいに映画から話を徐々に逸らしていこうとせず、真摯に向き合っている感じが素晴らしいと思います。
毎年ベスト10はあまり被らないかもしれませんが(笑)、来年も楽しみにしていますのでよろしくお願いします。良いお年を!
隠された記憶
テレビの人気コメテーター・ジョルジュの元に届けられた1本のビデオテープ。そこにはジョルジュの家の玄関を盗撮した映像が延々と録画されていた。最初は悪戯と思っていたジョルジュだが、その後も送られ続けるビデオテープと、送付されている血を吐く少年の絵に、不安は…
こんばんは。
僕も途中までは「これは『セブン』に匹敵する傑作なのでは?」(僕のサイコサスペンスの基準はセブンです)と思ったんですが、自殺のシーンのインパクトと嫌悪感が強すぎてすべてがぶっ飛んでしまいました。
ただ、この映画は本気で恐いと思います。ホラー映画なんて目じゃないです。
隠された記憶
【映画的カリスマ指数】★★★★☆
密かな心の闇、やがてリアルな悲劇の闇となる
蔵六さんへ
あけましておめでとうございます☆
この作品は、映画ブロガーの評判が良くて、一般にはあまり評判の良くない典型の映画っていう気がしました。
途中まではすごく好きだったんですが、私はラストで意気消沈してしまいました。
そうですね、色々な方の記事を読むと、色々な感想があるな、って思いますよね。そこが面白くてやめられませんね。
特に、仲良くさせていただいてる方が、どんな見方をしたかな?っていうのが一番楽しみだったりします。
こちらこそ、今年もよろしくお願いします
えめきんさんへ
あけましておめでとうございます!
そうですか、えめきんさんのサイコサスペンスの基準は『セブン』ですか。
私も、『セブン』は大好きです♪でも、これが“基準”となると、なかなかその基準には達さないものばかりになるなあ〜。
私にとっては、なかなか超えられないサイコサスペンスとして忘れられない作品だったりします。
そうですか、そんなにあのシーン、強烈でしたか。
確かにビックリしましたね。
私は、ニワトリの首チョンパも、怖かったです。
衝撃のラストカット?
128「隠された記憶」(フランス・オーストリア・ドイツ・イタリア)
「衝撃のラストカット その真実の瞬間を見逃してはいけない」
この謳い文句のみで観にいったようなもの。ストーリーなどは全くわからなかったが、その衝撃のラストカットを観ようと思い、観るこ…
とらねこさん、こんにちは。
う〜〜ん〜〜
この作品よくわかりませんでした!
大体公開時のキャッチが「衝撃のラストカット!」ってなっていたので、かなり期待してしまったんですが・・・大体ラストシーンは結構カメラ回して終わっていくというものだったから、危うく二人を見逃すところでしたよ。
あとで睦月さんに、カットはマジッドの行動にかけている、と言われて、なるほどと納得したところもありますが・・・
冒頭からの雰囲気はミステリアスだったんですけどね。
CINECHANさんへ
こんにちは〜♪
>この作品よくわかりませんでした!
そんな風に言えるCINECHANさん。とっても潔いと思います!
ラストカットは、目を凝らして見てしまいますが、アレレ?と思ってるけど、遠目だから、確信が持てないんですよね。
私も、この作品映画館で見てたら、きっと不穏な気持ちのまんまだったと思います。
睦月さんが、「カットはマジッドの行動にかけている」と言ってたんですね。
なんだかよく分かりません。“カット”と言う言葉がポイントということなのでしょうかね?
でも、手を繋いでいたことの意味は何だろう、と考えましたね。そこら辺から、いろいろみなさん想像されたのでしょうが。
考えればハマるストーリーなのでしょうね。
隠された記憶・・・・・評価額1650円
映画は本来映像と音で表現される物だから、文章でその作品を説明するのは難しい物だが、これはその中でも極めつけだろう。
ミヒャエル・ハネケ監督の「隠された記憶」は、文章どころか目に見える映像と音すら直接作品の本質む’gс
隠された記憶(フランス・オーストリア・ドイツ・イタリア)
「隠された記憶」 ( → オフィシャルサイト
)の試写会に行ってきました。
子守唄に聴こえるフランス語の映画です。。。
出演:ダニエル・オートゥイユ ジュリエット・ビノシュ
上映時間:1時間59分
人気キャスターのジョルジュと妻アンは、息子のピ…
おはようございます♪
私も「ミステラレー」でした
観る前にいただいた資料には、「ラストカットに全世界が震撼」ってあったんで、ドキドキしてたんですが、あれれれ?なガックリで終了。
ちょっといや〜な気分になっちゃったなぁ。
AnneMarieさんへ
こんばんは!TBありがとうございました!
そうですね、「ラストカットに全世界が震撼!」なんて言ったら、誰でも期待してしまいますよねー。
なかなか期待させちゃって
私も、この一言がなかったら、ラストに注目しなかったと思いますもん(泣)
「隠された記憶」
隠された記憶
「隠された記憶」 ★★★★
CACHE、HIDDEN (2005年フランス/オーストリア/ドイツ/イタリア)
監督:ミヒャエル・ハネケ
脚本:ミヒャエル・ハネケ
キャスト:ダニエル・オートゥイユ、ジュリエ」
ō????
mini review 07050「隠された記憶」★★★★★★☆☆☆☆
カテゴリ
: スリラー/サスペンス
製作年
: 2005年
製作国
: イタリア オーストリア ドイツ フランス
時間
: 116分
公開日
: 2006-04-29〜
監督
: ミヒャエル・ハネケ
出演
: ダニエル・オートゥイユ ジュリエット・ビノシュ アニー・ジラルド …
TBありがとう。
僕も、感心したのは、カメラワークと編集ですね。とっても重層的で、計算されつくしているなあ、と。
kimion2000さんへ
こんばんは☆こちらこそ、コメントTB,ありがとうございました!
とても計算された緊張感が良かったです。
目に見えない向こう側に設置されたカメラ、というのは、実は死点でしたよね。
観客から見えないところにその目線があるのが、とても新鮮でした。
隠された記憶
『送られてきた1本のビデオテープ それは記憶の底に隠された無邪気な悪意』
コチラの「隠された記憶」は、公開時に”衝撃のラストカット その真実の瞬間を見逃してはいけない”と煽られた「ピアニスト」のミヒャエル・ハネケ監督のセンセーショナルなPG-12指定のサ….
『隠された記憶』
劇場公開時に気にはなっていたものの見逃してた作品をやっとのことで鑑賞。
ジュリエット・ビノシュとダニエル・オートゥイユっていう渋い共演もさることながら、話のあらすじを見てるだけで興味津々な作品だったので、楽しみにして観てみました。
心理サスペンス的な要素…
隠された記憶
CACHE/ HIDDEN
2005年:フランス・オーストリア・ドイツ・イタリア
監督:ミヒャエル・ハネケ
出演:ダニエル・オートゥイユ、ジュリエット・ビノシュ、モーリス・ベニシュー、アニー・ジラルド、ベルナール・ル・コク
テレビ局の人気キャスター、ジョルジュは美しい…