147.オーロラ
とにかく予告を見てワクワクしていました。音楽も印象的だったし、映像も一枚一枚の絵を見ているようでウットリ。
実際のバレリーナをキャストしただけあって、手を伸ばすのも脚を伸ばすのも、全然素人と動きが違う!
私なぞは、ベッドであんな風に脚を伸ばしてみようとすると、ふくらはぎ裏のハムストリングスが、痛いの何の・・・あんなに華麗に、脚を伸ばしてみたい。
ストーリー・・・
踊りを禁じられた王国に生まれた、王女オーロラ(マルゴ・シャトリエ)は、傾国を救うため異国の王子との“舞踏会”と称したお見合いをさせられる。
美しいオーロラに求婚するため、自国の舞踏団を率いてやって来る隣国の王子たち。
しかし、彼女は愛したのは、見合いのための肖像画を描いた、地位も名誉もない、その絵描き(ニコラ・ル・リッシュ)。だが一方で、富を横領している悪代官の企みは進行し、その手を人のいい王妃(キャロル・ブーケ)にまで伸ばそうとしていた。・・・
:::::以下、ネタバレ気味で進みます::::::
何度も流れる、あのバイオリンの低音しびれるテーマ曲も、見て一週間ほど経った今でもまだ歌えるくらいで、(えっ、聞きたい?鼻歌ですけど)本当に印象的!
ストーリーだけ見れば、童話テイストで、幼稚にも感じられるかもしれないけれども、
ファンタジーや童話は、物語のエッセンスを抽出したものとして考えている私には、それでも十分楽しめるものだった。
特にそれが、一枚一枚を見れば絵画の作品のように、観ているだけでとても癒されるようなものであるのだから、話がいかに変テコリンでも、ツッコミを入れるべきポイントが多々ありでも、しかるべき愛らしい作品のように感じざるを得ない。
一番の見所は、王女が画家の前で踊るつま先立ちの踊り(“ポワント”というのかな?)とにかく、脚の指第一関節ではなく、本当に一番大変な伸び上がった状態で、つま先だけで踊るやつ。
あれが何分も続くので、見てた私は、美しさに息を呑むと同時に、足の裏が吊りそうな気がした。大変そう〜。バレリーナって凄いですね。
ただ、文句がどうしても出てしまうとすれば、あの『フォーガットン』的ラストで、それがあるだけで、申し訳ないのだけれども、悪夢のような終わり方に感じてしまった。
思わず笑いそうになってしまったのは、私だけではないようで、それまで感動したり、気持ちが鼓舞されたり、楽しい2時間を過ごしていたのに、これがあるために(文字通り)“トンデ”モ映画というような印象で終わってしまうのは、もったいなく、何というラストなのだろうかと、頭を抱えこみたくなる気がした。
でも、そう言えるのは、他のシーンがとっても素晴らしくて、理屈抜きに素晴らしいと思えるからで、いくら誰がケナそうとも、この映画は決して嫌いにはなれない私です。
ダンスシーンは、もしかすると、ダンスを本格的に楽しみに見に来た人には、あまり堪能できるところが多くはなかったかもしれないけれども、
ダンスらしくある、“それらしいセット”で、大仰なダンスが繰り広げられるよりも、日常生活そのもののような呼吸の中で、さりげなくダンスが見れるシーンというもの方が、その対比により、とても際立って私には見えた。
お風呂に入りながら脚を伸ばしてみたり、朝起きて何気なしにふと踊り出すのが、とっても好き。
隣国の王子たちの舞踏団のシーンは、どれも面白くて、とても楽しく見てしまった。映画にダンスが入ると、もう無条件で堪能してしまう。
“ジパンゴ”王国の踊りだけは、モダンで、アート的で、表現力がズバ抜けて面白かったのだが、その表現されていることは、中央にいる女性の、がんじがらめにされ、個性をなくした“不自由”とその叫びで、そんなものを見せられて、これから嫁ぐ花嫁が、いい気がするわけが無い・・・。
“黄金の国ジパング“と言われていたその時代に、女性を一個の人間として扱わないのは、封建時代から連綿と続く日本の特徴であるのかもしれないのだけれども、王女よ、そんな国にだけは嫁に行かないで欲しい!と観客である私は思ってしまった。
しかし、この話は実は、日本の民話“かぐや姫”にこそ、一番良く似たストーリーだったりもする。
3組の富豪とのお見合い、最後月の世界に帰ってゆくかぐや姫。
この童話のようなファンタジー世界は、頭で理解する話では決してなくて、現実感がなくて浮遊感の漂う、ちょっとタガのハズれ気味なテイスト。
私はもう意味なく好きです。誰が何と言おうと(笑)
2006/12/26 | 映画, :音楽・ミュージカル・ダンス
関連記事
-
-
『沈黙』 日本人の沼的心性とは相容れないロジカルさ
結論から言うと、あまりのめり込める作品ではなかった。 『沈黙』をアメリ...
記事を読む
-
-
『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』 アメリカ亜流派のレイドバック主義
80年代の映画を見るなら、私は断然アメリカ映画派だ。 日本の80年代の...
記事を読む
-
-
『湯を沸かすほどの熱い愛』 生の精算と最後に残るもの
一言で言えば、宮沢りえの存在感があってこそ成立する作品かもしれない。こ...
記事を読む
-
-
『ジャクソン・ハイツ』 ワイズマン流“街と人”社会学研究
去年の東京国際映画祭でも評判の高かった、フレデリック・ワイズマンの3時...
記事を読む
-
-
『レッドタートル ある島の物語』 戻ってこないリアリティライン
心の繊細な部分にそっと触れるような、みずみずしさ。 この作品について語...
記事を読む
こんばんは。これ、観たい。フィギュアスケートなどもうっとり眺めてしまう自分です。ダンスといっても、やっぱり体育が基本かな、と。苦手な自分は、ひたすら羨望。このところ、とらねこさんの予想は的中!>ものすごく忙しいです。多分、お正月も休みなし。映画、観たい…(さめざめと泣く)。
あかん隊さんへ
こんばんは☆
あかん隊さん、お忙しい中、コメントありがとうございます!
なんちゅーか、変テコリンな映画なんですが、その変テコリンぶりが楽しいんですよw
ああ、変なもの見たなあって^^ww
下手にB級映画であることを大前提にした、トルネードフィルムも真っ青の変テコぶりです(笑)
一流の変テコと言いますか、こういうのってなかなか味わえないものでした。
あかん隊さんは、体育が基本ですか(笑)あかん隊さんも、結構私好みの変テコ発言が素敵です(笑)
お休みなしなんですか・・・それは、残念ですね。
どんなお仕事なのか分からないのですが、お正月も休みなんて・・・大変そう。
せめて、睡眠時間はきちんと取ってくださいましね★
とらねこさんなら、きっとレスつけてくださると思ってました。(^^;) 体育が苦手なんですよぉ。泳げないし>水が怖い。温泉はおんせん(?)<寒
仕事は、Web制作、DTP(知ってます?)。DTPでは、印刷されるもの(本やポスター、チラシなど)をデザイン、データを作ります。最近は、単行本のカバーデザインが多いです。本1冊丸ごと作ることもあります。ここ数日、数千ページの作業で徹夜続きだす。(; ;)
あかん隊さんへもちろん、とても嬉しいですし、ありがたいです★
web制作!そうだったんですか★
もしかして、出版関係かな、と思いました>以前の何かのコメントで。
でも、羨ましいです。憧れますよ。
でも、デザインやデータ作りなんて、PCが得意なんですね!私には無理そうだなあ
でも、徹夜続きと聞くと、「ますます、こんなところにコメントしていないで、お願いですから、寝て下さい」と言いたくなります
待たせてしまったなんて、申し訳ありませんでしたー・・・
夜食を食べていました(笑)
でも、単行本のカバーデザインなんて、なんだかいいですね〜♪やりがいがありそうですね。
正月ナシなんて伺うと、恐ろしいですが・・・
体育は苦手だったんですか(笑)水が怖い?
プールは確かに、耳に水が入るのは、そんなに好きじゃないかなって感じです。
よく親に、「溺れてるみたいに泳ぐ」って言われてました。本人、必死だったのに。
オーロラ
Aurore 公開中なので、控えめに♪ 踊る事が禁じられた国の16歳の王女オーロラ(マルゴ・シャトリエ)は、何よりも踊る事が好きだった。 そして、弟の王子ソラル(アントニー・ムノ)は、そんな姉が踊る姿を見るのが好きだった。 王妃(キャロル・ブーケ)は「時が流れた….
>3組の富豪とのお見合い、最後月の世界に帰ってゆくかぐや姫
本当ですね!
全く気付きませんでした。
>そんなものを見せられて、これから嫁ぐ花嫁が、いい気がするわけが無い・・・
王子たちが率いてきた3組の舞踏の差別化を図ったのだとは思いますが、本当に“求婚のための舞踏”としては不適切だったような(苦笑)
舞踏としては興味深いものでしたが・・・
こんにちは!
「かぐや姫」と重ねてみるところはなるほどと思いました。封建的な感じ…確かにそうです。
ちょっとシチュエーション的にはイマイチ掴みどころがわからなかったのですが、バレエには目が吸い寄せられました。
ゴメンナサイ!トラバ間違えて「硫黄島」送りましたのでお手数掛けますが削除願います。
オーロラ/マルゴ・シャトリエ、 ニコラ・ル・リッシュ
ワタシ的には作品選定に比較的信頼がおいているBunkamuraル・シネマとシャンテ・シネの両方で上映されてる作品だったので、ちょっと期待しちゃう作品でした。劇場予告編でも中世風な舞台でバレエと音楽とラブストーリーという雰囲気に惹かれたんですけど、終盤の予想外の展開…
こんにちは!実は私もかぐや姫を連想しました。
どちらかというと、台詞のあるバレエ作品って感じで、ちっとも映画らしくないところが多くの人に受け入れてもらえるかどうか…??って感じではないでしょうか。
バレエ作品としてならあのラストというのもとってもありえるし。ただ、ワイヤーで吊って飛んでいくーとかはしないと思われますがね。笑
私も誰がなんと言おうと好きですが、映画なら映画っぽくして欲しかったなあというところです。
ジパンゴの踊り・・・中央の女性の表情の変化、見ましたか?石膏がボロボロ落ちた後の嬉しそうな顔ー。実は精神は解放されてるのに、オーロラは気が付かないーーやっぱり16歳ってお嫁に行くのは早すぎるんじゃ…なーんて思ったワン
オーロラ
クラシックバレエの世界最高峰パリ・オペラ座全面協力、「エトワール」の・ダヴェルニエ監督がトップダンサーと創り上げたファンタジー。
最近バレエもちょこっとかじってる私。昨年パリ・オペ来日「白鳥の湖」はマリ=アニエス・ジロを見たくて行ったのに、怪我で途中降板…
哀生龍さんへ
こんばんは★
本当に、差別化を図るためのダンスだったと思いますよねー。
特に、最後の王子はニコラ・ル・リッシュの二役ですよね、とても優しかったし、この人であれば結婚しても幸せになれるんじゃ・・・という人のように思えたのですが、もう王女の心の中には画家がいたので、誰であってももう無理だったのですよね、きっと。・・・
でも、ダンスとしては、ジパンゴの踊りは芸術的で力強くて面白いものに思えました。
全く求婚には適してませんでしたね(笑)
yanksさんへ
初めまして!コメントありがとうございます★
あ、本当ですね、『硫黄島〜』読みたい気持ちもありますが(笑)、わざわざお断りいただいて、ありがとうございました★
>イマイチ掴みどころが分からない
なんか、プッツンなお話でしたもんねー^^;
出てすぐにロビーで、「全く分からない話だったー」と、会話している人達を何人か見かけました(笑)
でも、バレエ部分が素敵なんですけどね♪
charlotteさんへ
こんばんは☆
バレエを見に来た方としては、この映画の作り方は満足なのでしょうが、映画らしい作りの作品ではなかったのでしょうねー。
でもバレエ部分で十分私は楽しめてしまいました。
“バレエ作品”としての映画だったら、もっとバレエ部分があっても良かったのでしょうけど。
>真ん中の女性の最後の歓喜の表情
言いたいことも言えない環境で、石膏の中で塗りこめられた女性が最後、それを打ち破るかのように爆発する・・・ーー!
“石膏”が剥がれて本来のこの女性の“個”としての叫びが、何より内面から破ってゆく姿、これをよく表していた小作品のようでしたね。
真・映画日記『オーロラ』
12月20日(水)
仕事は比較的にライト。
午後6時前に終業。
さあ、映画館だ!
神谷町から日比谷線で日比谷に。
日比谷駅A5の出口からシャンテシネへ。
シャンテシネは水曜がレディースデーのため、
劇場入口は長蛇の列。
この列を見て別の映画にしようと思ったが…
『オーロラ』
おとぎ世界とバレエはステキ。物語はノーテンキな方が好き。
踊る才能に恵まれながら、踊ることを禁じられた国の王女であったオーロラ姫。ドキュメンタリーの『エトワール』ではオペラ座のダンサー達のバレエへのまっすぐな情熱に大きな感銘を受けたけれど、ほとんどイン…
オーロラ
踊る、ただ一度の恋のため。それは、踊りを禁じられた国の王女の切なくも美しい恋の物
オーロラ(フランス)
劇場予告を観てゼッタイに観よう! と決めていた「オーロラ」
やっと観ました。
( → 公式HP
)
出演:マルゴ・シャトリエ 、ニコラ・ル・リッシュ 、キャロル・ブーケ 、フランソワ・ベルレアン
上映時間:96分
王女オーロラ姫(マルゴ・…
こんばんは♪
さっき書き込みしたんですけど、エラーだったので再度コメントさせていただきます。
もし重複してたらこちらを削除してくださいね。
私もこの映画みてきました〜♪
私のブログ内でこちらのブログを紹介させていただきました。勝手にごめんなさい。
とらねこさんのブログを読ませていただいたのが良かったです。心の準備ができていたので楽しめました!
絵描き、もっとかっこいい人にしてもらいたかったな。
AnneMarieさんへ
こんばんは★
なんだかlivedoorの調子がよくなかったのですね。すみませんでした
>心の準備
確かに、この作品、心の準備なしに挑んでしまうと、なんだかとんでもない作品でした(爆)
この作品、「2006年のトンデモ大賞」とかにしようかな、と思ったのですが、なんだか可哀想な気がしてしまって、それも出来ませんでした。
不思議な変テコ作品でした♪
オーロラ
踊る、ただ一度の恋のため。それは、踊りを禁じられた国の王女の切なくも美しい恋の物語。
踊ることを禁じられた王国に生まれながら、オーロラ姫は何よりも踊ることが大好き。父である王に咎められても、弟のソラル王子を唯一の観客に宮殿の庭や森で優雅に美しく踊り続け…
TBありがとう。
世界にはすべてオーロラがかかっている、という感じのファンタジーでありました(笑)
それでいいと思いますね。
日常の中のふと踊りだす姫は、とっても可愛いですね。でも、現実の世界で、嫁さんに、踊りだされたら、これは悪夢ですね。だから、天上で、踊っていただくのが平和でいいです(笑)
kimion2000さんへ
こんばんは☆コメントありがとうございました。
嫁さんに踊り出されたら最悪ですか
私は、ダンスが好きだったりするので、家でも踊ってしまうのですよ
と言っても私の場合は、クラシックではないんですけどネ。
いやはや、男女問わず、心にロマン、体にダンスですよ
映画「オーロラ」観て来ました。
今日、試写会に行って来ました。映画の名は「オーロラ??Aurore??」。フランス映画です。そして、パリ・オペラ座全面協力の、バレエ映画なんです。
<STORY> 踊ることを禁じられた国に生まれた、 類稀な踊りの才能を持つオーロラ姫は、 …
オーロラ♪踊る、ただ一度の恋のため(ToT)/~~~
オーロラ姫と言えば、昔ディズニーのアニメにオーロラ姫が登場する映画「眠れる森の美女」を観た記憶があります。この“オーロラ”はそれとはまったく違うお話です。何とパリ、オペラ座のバレエ学校に通う少女が主人公オーロラを演じ、相手役にはスターダンサーが登場という…
オーロラ
ジパンゴ王国の踊りは・・・
〜♪『オーロラ』♪〜 ※ネタバレ有
2006年:フランス映画、『エトワール』のニルス・ダヴェルニエ監督作、DVDで観ました。
とらねこさん、こんばんは☆
トラックバックありがとうです。(*^-^*
>特にそれが、一枚一枚を見れば絵画の作品のように、観ているだけでとても癒されるようなものであるのだから、話がいかに変テコリンでも、ツッコミを入れるべきポイントが多々ありでも、しかるべき愛らしい作品のように感じざるを得ない。
一長一短ある微妙な作品と言うか、
完璧な作りではないのが、この作品の特色なのかもしれませんね。。。
私感ですが、この作品を絵画に例えるならば・・・
ほとんどの場面は淡いタッチの水彩画ぽい?けど、
あの前衛的なダンスだけは濃ゆい油絵?のように感じちゃいました。。。
BCさんへ
おはようございます☆コメントありがとうございます。
うーん、こうして引用していただきますと、ど〜も私の文て、回りくどい言い方してますね〜
そうですね、確かに微妙なラインなんですよね。
でも、私の隣のオバサンは、涙を流していました^^;
私はといいますと、すっかりあの飛んでくシーンで、ブハっwと笑いそうになってしまっていた、その横で・・・
本当に人それぞれですね。
終わった後、トイレで、「飛んでくなんて、目が点よ〜」とOLさんが話していて、さらに爆笑しそうになって、楽しい気分で家に帰りました♪
あの前衛ダンスは、確かに油絵っぽいですね、色的にも。
BCさんの表現、ぴったりです!
3月に観た映画
映画レビューをずっとためていたら(書こうと思ってはいたんだけど)
もう半年も過ぎていたんですね・・・{/kaeru_shock2/}
もうDVDも出てるんじゃないかってくらいですけど・・・
DVDを借りるときの参考になら・・・なりますかね{/face_ase2/}
今日からちょっとずつupしていき…
オーロラ
オーロラ HP制作 フランス 2006年出演 マルゴ・シャトリエ ニコラ・ル・リッシュ キャロン・ブーケ フランソワ・ベルレアン カデル・ベラルビ マリ・アニエス・ジロ ヤン・ブリダール 竹井豊監督 ニルス・タヴェルニエ時間 126分story踊りを禁じられ…
映画『オーロラ』
原題:Aurore
とても切なく悲しい物語、けれども、夢と希望と温かみのある幻想世界・・パリ・オペラ座バレエ学校の現役生徒を、監督が一目惚れして主役に抜擢したという・・
踊ることを禁じられた王国のお姫様の物語、"眠れる森の美女"を思わせるいかに…