rss twitter fb hatena gplus

*

139.スキャナー・ダークリー

スキャナー・ダークリー自分的には、待ちに待った、リチャード・リンクレイター監督の最新作でした!今回もやっぱり、人を選ぶ作品で、下手に人にオススメは出来ない世界観。
まさに、“イチゲンさん、お断り”の、手加減ナシの、リンクレイター・ワールド。下手に“キアヌ”と、“SF”だけで見てしまった人は、酷い目にあってしまいそう。・・・


とは言え、この映像は、やっぱり、圧倒的なものがあるなあ。『ウェイキング・ライフ』で初めて見せた、“ロトスコープ”という方法の、実写を撮影した後、アニメ化する処理を加えたもので、その技術は、現在ではデジタルで行われるとか。・・・

舞台は、近未来。原作では、“今から7年後の未来”とのこと。カリフォルニア州オレンジ郡(『オレンジ・カウンティ』なんていう映画もありましたよね。あれとは随分ノリが違いますけど)。
麻薬潜入捜査官のボブ・アークター(キアヌ・リーブス)は、“物質D”という世間にはびこっているドラッグの購買ルートを探るため、囮り捜査をする。共同生活者は、バリス(ロバート・ダウニーJr.)、ルックマン(ウッディ・ハレルソン)の二人。
他に、ときどき現れる仲間のようなフレック(ロリー・コクレイン)がいる。
そして、売人の女性、ドナ(ウィノナ・ライダー)を恋人にしていた。
だが、だんだん、麻薬のために、意識が異変を起こし始めていた。・・・


donna原作は、フィリップ・K・ディックで、『暗闇のスキャナー』というもの。
これまで、『ブレードランナー』、『マイノリティ・リポート』と、何年かに一度は、彼の作品が映画化されている、という、今だにSF界の偉大なる作家の一人だ。
(あ、私、『トータル・リコール』が大好きでしたよ!)
ディック自身、ドラッグ中毒だったらしく、ドラッグの力を借りてこんなに想像力の豊かな世界が描けるのかなぁ。・・・なんて、考えることのできる作品もたくさんあるのだけれど、なかには、その危険性を感じる、本当に読むとダウナーに入ってしまいそうな、ダークなものもあります。
で、この作品は、後者。・・・私は、これを見たあと、ウツっぽくなりそうな感じがあったかなぁ。
見終わってすぐドーン、というほどではないんだけど、じわじわ後からきて、電車の中で泣いてしまいました。・・・

ドラッグ常用者への警鐘。
きっと、こういった表現も、今の時代には大事なのかな。

downey Jr.とても気になるのが、この、少し時間の間隔をズラした、微妙なズレ感。
絵と、アテレコ、その動きに、微妙な間があるんですよね。
これがあるために、実写とも、アニメとも違う、独特なテイストを余計際立たせて感じられる。
あの揺れる髪がなんとも心地がいい。

以前の『ウェイキング・ライフ』の時では、“夢”の世界を表現していたので、夢の中での本人の意識レベルや、睡眠リズムに合わせて、そのロトスコープの解析度、というのが違っていて、面白く感じられたが。

この作品では、近未来SFの世界として、映像世界を独特なものとして感じさせるものだった。
『ウェイキング・ライフ』よりずっとクリアーになって、さらに俳優の顔の表情がそれと分かるように処理されていた。
この妙な映像そのものに、自分は入ってしまったので、それだけで随分と面白く感じられてしまったのだけれど。


アークターなんだか人の心の奥底へと入り込んでゆく世界観なのだけれど、妙にユーモアがあって。
ドープしてる仲間たちに対する愛なんかも、このオカシナ映像から、感じ取れるんですよね。
ロバート・ダウニーJr.のハイテンションで妄想的な発言。
ウッディ・ハレルソンの、変テコで憎めないキャラなんかも、ツボに入ると可笑しくって、途中、見ていて噴き出してしまった。この、男ばかりの共同生活に、次第に主人公がのめりこんでいく様なんかを、身近に感じられたり。


俳優のロトスコープ映像での演技はどうか、というのが、見た人は気になるところだと思う。
ロバート・ダウニーJr.は、自分がファン、というのもあるかと思うけど・・・。彼の演技は、あのトレースした画像でも、生き生きと感じられた。あの、印象的な瞳と、魅力タップリのセリフ回し!半分は映像を見ながら、半分は自分の想像、心の目で“見ている”という感じ。不思議な感覚に襲われる。

ウィノナ・ライダーは、あのいつもの、少し口を曲げながら、喋るあの感じ、それを思い出しながら見ていました。

ロリー・コクレインの、強迫神経症、「虫が自分に涌いているような幻覚」、これを表現するのに、あの絵は効果的で、とても面白く心に残った。
見ている方にも、それが本当なのか、幻覚なのか、分からない、という、冒頭。
ここで気づくのだが、妄想・幻覚と、現実が全て同じ、このアニメで表わされてしまうのだ、ということ。
そのため、観客は、覚悟がいる。集中して見ないと、幻覚と現実がごっちゃになってしまうのだ。
そう、主人公のように。


いや、はっきり言えば、全くこちらをケムに巻く表現とも言える。
幻想であるのか、現実であるのか、その区別が特に分かりやすくつくこともないままに、物語が進んでゆく。主人公がだんだんと失ってゆく現実感覚、これが見ている我々にも、一体どこからどこまでなのか・・・、いつの間にやら現実意識が乖離してゆくかのように感じるのだ。


自分は、ここにこそ、この表現が効果的に感じられる部分だ、と思う。
主人公と同様に、観客がそう感じられるところが、この映像マジックなのだ。
その現実感覚を失わせられるところが。
普通の映画と違って、(観ている我々が)シラフにもかかわらず、意識を一定に保つのが、とても大変だ。
先に述べた、アテレコと絵の微妙な間、これがまたその不快感、浮遊感に一役買っているのは言うまでもない。


そう考えると、自分は、大変満足だ。
前作『ウェイキング・ライフ』においてロトスコープ映像が表わした、現実感覚からの遊離と、夢そのもの(あの映画が表わしていたのはそれだけではないけれど)。
今作でロトスコープ映像が表現しようとしていたのは、現実と幻覚それを同時に描く技法だった、・・・それは普通の映像よりずっと効果がある。


全編が色調統制され、アート的な一枚一枚。見ていてこっちがドープってくる。夢に見そうだ。
終盤、ショッキングな事実が分かって、あの主人公の運命が分かると同時に、我々は一緒に“その訳分からなさ”からようやく解放されるのだ。
そしてその事実の残酷さを同時に味わうことになる。

ドープぶりも意識がカーブを描くかのように、ダウナーに入り込んでゆくのだけれど。
でも、あえて言うけど私は好きだなあ。なんだか少し引き裂かれそうな辛さは味わいましたけどね。


リンク先:『ラムの大通り』スキャナー・ダークリー

スキャナー・ダークリー@映画生活

 

関連記事

『沈黙』 日本人の沼的心性とは相容れないロジカルさ

結論から言うと、あまりのめり込める作品ではなかった。 『沈黙』をアメリ...
記事を読む

『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』 アメリカ亜流派のレイドバック主義

80年代の映画を見るなら、私は断然アメリカ映画派だ。 日本の80年代の...
記事を読む

『湯を沸かすほどの熱い愛』 生の精算と最後に残るもの

一言で言えば、宮沢りえの存在感があってこそ成立する作品かもしれない。こ...
記事を読む

『ジャクソン・ハイツ』 ワイズマン流“街と人”社会学研究

去年の東京国際映画祭でも評判の高かった、フレデリック・ワイズマンの3時...
記事を読む

『レッドタートル ある島の物語』 戻ってこないリアリティライン

心の繊細な部分にそっと触れるような、みずみずしさ。 この作品について語...
記事を読む

10,070

コメント(90件)

  1. リチャード・リンクレイター「スキャナー・ダークリー」(やっちまった)

    スキャナー・ダークリーオフィシャルサイト
    満を持して観た、P.K.ディック原作「スキャナー・ダークリー」
    入場整理番号も一桁台をゲットし、パンフを上映前に買って、しっかり席を確保。
    いよいよこのときがきた〜〜っ
    と意気込んだが、くっそぉ〜〜中盤から、す・睡…

  2. はじめまして。TBありがとうございました。
    こちらからもTBさせていただきました。
    なんとなく実写で観たい!と思ってしまいましたが、記事を拝見するうちに、ああ、あのロトスコープで正解だったのかなという気になってきました。
    私も寝てしまった口なので、DVDでたら再挑戦します。
    では失礼します。

  3. すみません^^;間違ってヴェンダースをTBしてしまいました。ごめんなさい。
    お手数ですが、削除のほどお願いいたしますm(__)m

  4. manimaniさんへ
    はじめまして。コメント&TB返しありがとうございました!
    manimaniさんのようにディック好きな方が、“ディック作品の映像化として納得のいく物!”とおっしゃっているのをみると、とっても嬉しくなってしまいました。
    ロトスコープの斬新なテイストは、少々古く感じさせざるを得ないテーマである“ドラッグの危険性”と、今だに古く感じさせない“現代管理社会”を表現するのに、とても優れていたように思いました。

  5. manimaniさんへ
    >すみません^^;間違ってヴェンダースをTBしてしまいました
    あ☆イエイエ。わざわざありがとうございます。
    削除しておきますー。

  6. 「スキャナー・ダークリー」

    フィリップ・K・ディック原作の「スキャナー・ダークリー」見て来ました。
    ディックは一番好きな作家。今までいくつかの原作が映画化されたけれど
    (「ブレードランナー」「トータル・リコール」「スクリーマーズ」「ク《??

  7. はじめまして。「此処ではない何処か」のmariと申します。トラバさせて頂きました。
    ディックファンで見に行ったんですが、やっと満足出来る映画を見る事が出来て、嬉しく思っています。リチャード・リンクレイター監督の映画は初めて見ましたが素晴らしい!他のディック原作の作品も映像化して欲しいくらいです。

  8. mariさんへ
    初めまして!コメントありがとうございます★
    おお〜♪mariさんは、ディックファンでいらっしゃるんですね!
    嬉しいです!いらっしゃいませ!
    感激です★私はこの監督が大好きで・・・
    リンクレイターは、ディックがだいぶ好きのようで、他の作品でも、ディックの世界観について語っていたりします。(前作『ウェイキング・ライフ』ですが)
    早速遊びに行かせてもらいますね。

  9. こんばんは。
    あけましておめでとうございます。
    帰省中で実家にパソコンがなかったモンですから、
    レスがかなり遅くなってしまいました。
    いつもながら本当にゴメンナサイ。
    呆れず今後も呼び鈴鳴らしにいらしてくださいネ。
    さてさて・・・、
    キアヌが着ていたなんとかスーツ、
    あれを表現するためにリンクレイターは、
    今回もロトスコープを採用したようですけど、
    それ以外にもいろんな効果がありましたよね。
    人物の思ったことが漫画みたいに、
    吹き出しでポワポワするとことか。
    そういう軽さがまた逆説的に、
    物語の悲劇性に利いていたんじゃないでしょうか。
    背景は全部実写にして、
    人物だけロトスコープでも面白いかな、と、
    たった今思いついたんですがそれはまぁいいです。
    それにしても、
    このキャスティングだけで観る価値アリですよ。
    いろんな意味でジャンキー大会(笑)。

  10. “自分”に打ち勝てなかった者たちへの鎮魂歌〈レクイエム〉― 『スキャナー・ダークリー』

    いまだにフィリップ・K・ディックは1冊も読んだことがなく、
    しかしこの作家の世界観はよほど映画作家たちの想像力を刺激するようで、
    言わずと知れた 『ブレードランナー』 や 『トータル・リコール』 はもとより、
    『スクリーマーズ』、『クローン』、『マイノリティ…

  11. スキャナー・ダークリー

    SFといえばこの人、フィリップ・K・ディックの「暗闇のスキャナー」という作品の映画化です。
    原作は未読ですが、ちょっと観たいと思っていた映画。
    ある方の書き込みで既に公開されていることを知り
    慌てて映画館に行きました。
    単館上映で整理番号を配っていることを…

  12. 栗本東樹さんへ
    お帰りなさい!
    呆れて・・・なんて事はないのですが、「早く帰って来ないかな〜♪」、と思っていました^^
    でもでも、ゆっくり出来たなら良かったです!
    >吹き出しでポワポワ
    ああ、そうでしたね、初めの方は特に、それがあってマンガちっくでした★
    >背景は全部実写で人物がロトスコープ
    アハハ、今思いついたんですね♪
    なんか、バスケプレイヤーとウサギが出てくるずーっと前の映画でそんなのがあったような・・・^^;
    でも、確かに背景はあまりロトスコープである意味はなかったかなぁ?と思いますよね。
    色の統制と、油絵タッチな感じがある、っていうとこでしょうか。
    本当、ジャンキーを勢ぞろいさせたかったのでしょうね。みんなそうだから(笑)

  13. スキャナー・ダークリー

    ★★★  ア二メと実写の合体というのか、実写のアニメ化と言うべきか、とにかくこのような映像は初体験である。種明かしは、実写映像へのデジタルペイントだという。それによって、リアルだがオドロオドロしい映像が合成出来たのだ。  舞台背景は近未来。新種のドラッグ『

  14. スキャナー・ダークリー

    お薦め度:.★★★☆.まあまあ…悪いところはないけれどよかったところも…といった印

  15. スキャナー・ダークリー

    満 足 度:★★★★★ 
          (★×10=満点) 
    監  督:リチャード・リンクレイター
    キャスト:キアヌ・リーヴス
          ロバート・ダウニー・Jr
          ウディ・ハレルソン
          ウィノナ・ライダー
          ロリー・コク…

  16. 映画「スキャナー・ダークリー」

    2007年5本目の劇場鑑賞です。スクール・オブ・ロック」「ビフォア・サンセット」のリチャード・リンクレイター監督作品。SF作家フィリップ・K・ディックの『暗闇のスキャナー』を、「ウェイキング・ライフ」で試みたデジタル・ペインティング手法を用いて映画化した近未来…

  17. スキャナー・ダークリー

    近未来のアメリカ。この時代には新型ドラッグ『物質D』が蔓延し、大きな社会現象となっていた。仲間にも素顔を明かせない覆面捜査官フレッドは、ボブという男が麻薬流通に関与してしているとの情報から彼の監視を開始するが、ボブこそがフレッドの正体だった。仲間も友達も….

  18. こんばんは!
    ロトスコープ初挑戦だった僕は、この摩訶不思議な映像に慣れるのに手一杯で本編まで気が回らなかったです(苦笑)。
    それでもフィリップ・K・ディック作品特有のダークで哲学的な雰囲気は十分に感じられる作品でした。

  19. えめきんさんへ
    こんばんは〜★
    えめきんさん、これ見てくださったんですね!
    結構、疲れちゃったかと思います〜
    お疲れ様です!ありがとうございました★
    そうですね、なかなかに不思議なこの作品。
    疲れてしまうんだけど、このドラッギーなテイストがツボにハマって、また見たくなってしまってます。

  20. フワフワのゆらゆら「スキャナー・ダークリー」

    「ウェイキング・ライフ」で使用されたロトスコープ(※)を更に深めて制作されたリチャード・リンクレイター監督の新作「スキャナー・ダークリー」(原作フィリップ・K・ディック)。ただ、DigitalCame

  21. スキャナー・ダークリー鑑賞

    果たしてディックは映画原作として優れているのか。
    彼の小説が映画になるたびにいつも思う事だ。
    話の改竄はあたりまえ、人物造形も似て非なる感じ。
    いったい関係者は原作のどこが気に入って映画にしているのかと疑問を抱く。
    ブレードランナーだって映画が面白かった…

  22. とらねこさん、はじめまして!
    こちらを読んで、自分の舌足らずな文章では書けなかったこの映画の魅力がよく現れているな〜と感動して、TBさせていただきました。
    ロトスコープにした意味がわからない、とおっしゃる方も、とらねこさんのテキストを読めば納得すると想います!
    「現実だけど現実じゃ無いどこか」が実写以上に表現できていました。
    リンクレーターの次回作も楽しみです。

  23. ちささんへ
    初めまして、こんばんは!
    コメント&TB,ありがとうございました☆
    この感想は、結構、大変ですよネ。
    私も、この感じ、分かってもらえないなじゃいだろうか〜、なんて、随分苦労しながら書きました(泣)
    きっと、嫌いな人は嫌いな映画だと思いますが・・・
    そうですね、次回作、楽しみですね!“FirstFood Nation”ていう作品で、また小規模な作品らしいです。
    リンクレイターは今のとこ、私の期待を裏切らない、大好きな才能なんです

  24. スキャナー・ダークリー

    ずっと見たかったですが、案の定地方上映されずでしたのでサンプルで見ました。「スキャナー・ダークリー」です。 覆面捜査官

  25. こんにちは。やっと観れたのでTB失礼します。
    映像に偏った作品かと思ってたので、本作何気に力作だったのには驚きました。

  26. もももさんへ
    こんばんは☆TBコメントありがとうございました。
    お、なかなか評価が高く、大変嬉しく思います!
    ありがとうございました☆
    私もこれは、大好きだったんですよ〜。
    そうですね。さすがはリンクレイターという作品でした。

  27. はいはいハマれなかった私が来ましたよ・・・ということでこんばんは(笑)
    しんどかったですね〜この作品。ジャンキー視点の幻覚地味た表現とか、まさにおっしゃるとおりの「不快感・浮遊感」っての、苦手だと再認識しました。
    そして私もたいがい雑食ですけど、とらねこさんも「好きな映画」見る限り結構雑食ですよね(笑)

  28. スキャナー・ダークリー

    「スキャナー・ダークリー」を観た。
    アメリカのカリフォルニア州オレンジ郡郊外、覆面麻薬捜査官のボブ・アークター(キアヌ・リーヴス)は、終わることのない不毛な麻薬戦争を繰り広げていた。自分もドラッグ中毒である???? Q

  29. baohさんへ
    こんばんは★コメントありがとうございました。
    ハハハwスミマセン。
    この不快感にヤラれてしまいましたか。
    いやあ、ドラッグ映画は、不快な気持ちになる方が正しいな〜なんつってワハハw
    そうですね。私も雑食です♪
    前衛的・難解・哲学・アート的なやつも、ホラーもスプラッタも暴力映画もアニメもオバカコメディも、同じように好きだったり。
    人が大っ嫌いなテイストの映画も割と好きだったりするんです。例えば、『ドッグヴィル』。

  30. 必見の映像美●スキャナー・ダークリー

    幻覚と現実の狭間で苦悩した、本人にしか感じられない苦悩を、
    疑似体験できる映像美。
    『A Scanner Darkly』
    『スキャナー・ダークリー』 ウィキペディア(Wikipedia)
    舞台は「今から7年後」の、「物質D」とよばれる

  31. 『スキャナー・ダークリー』・・・ ※ネタバレ含

    2006年:アメリカ映画、リチャード・リンクレーター監督、キアヌ・リーブス、ウィノナ・ライダー、ロバート・ダウニーJr、ウディ・ハレルソンetc個性派キャスト勢揃いのSF映画ですが・・・

  32. とらねこさん、こんばんは☆
    トラックバック&コメントありがとうございます。(*^-^*
    >なんだか人の心の奥底へと入り込んでゆく世界観なのだけれど、妙にユーモアがあって。
    映像効果は斬新だけど、登場人物達はまったりとした印象でしたね。
    ロバート・ダウニーJrは最近、数多くの映画に出演されていますね。
    『毛皮のエロス ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』も存在感がありました。(*^-^*

  33. BCさんへ
    こんにちは☆コメントありがとうございました。
    ドラッグ特有の妙なあの感じを表現していたかなって思うんですよ。
    あ、ダウニーJr.『毛皮のエロス』も出てたんですね。
    私もみたかったんですがこの作品、2ヶ月でDVDになる、と聞いて、見に行くのを断念してしまいました。DVDで必ず見たいと思います!

  34. 「スキャナー・ダークリー」★★★

    ’06年製作、原作フィリップ・K・ディック  主演キアヌ・リーブス、ウィノナ・ライダー、 ロバート・ダウニーJr 、ウディ・ハレルソン他によるサスペンス。 近未来のアメリカ。巷では、幻覚を伴う危険な新型麻薬”物質D”が流行っていた。覆面麻薬捜査官のボブ…

  35. とらねこさ〜ん、こんばんは!・・・今すごくビックリしました!いきなり「ジャンゴ!」という映像が(笑)面白い〜!ちなみにこの映画観ます!!
    ちょっぴりごぶさたしていましたが、実は、年中拝読しに伺ってるのです!「魔笛」でTBさせていただこうと思ったのですが、わたしだけハイテンションでコメント欄を乱しそうな予感で自粛しました(笑)
    とらねこさんは、やっぱり凄いです!わたし、この作品をぜんぜん理解していませんでした。表面しか見ていなかったのだと思い知らされました・・・たったひとつとらねこさんと一緒なのは、終了後落ち込んだことのみです!悲しい終わり方でしたね・・・
    その点「ジャンゴ」は終了後、笑えそうなので今から楽しみです!(←なぜか始まりと終わりが「ジャンゴ」話(笑))

  36. JOJOさんへ
    こんにちは★コメントありがとうございます。
    JOJOさ〜ん!(:_;)最近JOJOさんから音沙汰ないので、魔笛、私もコメントTBしに行こうとしたのですが、なんと絶賛なさっていて、すごすごと戻ってきてしまいました・・・。
    このリンクレイターは私の大好きな範疇なので、思うままに語っていますが、何しろ分かってくれる人が数少ないので、JOJOさんの方がマジョリティを獲得できるのは、間違いなしですね!(笑)
    まあ、マニアックな作品ではありました。
    そうそう、ジャンゴ!
    急にサブちゃんの歌が流れと、びっくりしちゃいますね。
    私も1ケ月以上前から前売券を買って楽しみにしています!

  37. スキャナー・ダークリー:映画

    今回紹介する映画は、「ロトスコープ」と呼ばれる手法で撮影されたアニメ『スキャナー・ダークリー』です。
    まずは映画のストーリーから・・・
    近未来のカリフォルニア州、覆面麻薬捜査官のボブ・アークターは、終わることのない麻薬戦争に立ち向かっていた。
    ある時…

  38. スキャナー・ダークリー DVD

    キアヌ・リーヴスやウィノナ・ライダーといった俳優に実際の演技をさせて撮影し、その表情・動作などをなるべく忠実に(効果部分はあるが)そのままソフトを使ってなぞらせてアニメ化した作品。
    俳優を目当てで観る作品でないでしょう(DVDにはメイキングや俳優のインタビ…

  39. >妄想・幻覚と、現実が全て同じ、このアニメで表わされてしまうのだ
    >普通の映画と違って、(観ている我々が)シラフにもかかわらず、意識を一定に保つのが、とても大変だ
    映画の中に入り込んで見ている自分と、高みから見下ろしてフムフムと偉そうにしている自分がいて、映画と同時に自分自身の事を楽しんでしまいました。
    “今から7年後の未来”と言う、中途半端な近未来の設定がまた、なんとも言えなかったです♪

  40. 哀生龍さんへ
    こんばんは!コメントありがとうございました。
    そうですね、見ている観客にも、まるでドープってる感覚を味わわせるかのようで、
    キライな人はダメだろうと思いました。
    哀生龍さんは、それを楽しめちゃいましたか★嬉しいですね。
    実は、この映像がまた見たくなっている自分が居ます。
    哀生龍さんは、そういえば、初めてのディックだtったんでしょうか?
    >7年後の未来
    そういえば、この中途半端さ、何か思惑があってのことだったのでしょうね。
    何故だったんでしょう・・ちょっと気になります。




管理人にのみ公開されます

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)


スパム対策をしています。コメント出来ない方は、こちらよりお知らせください。
Google
WWW を検索
このブログ内を検索
『沈黙』 日本人の沼的心性とは相容れないロジカルさ

結論から言うと、あまりのめり込める作品ではなかった。 『沈黙』をアメリ...

【シリーズ秘湯】乳頭温泉郷 鶴の湯温泉に泊まってきた【混浴】

数ある名湯の中でも、特別エロい名前の温泉と言えばこれでしょう。 乳頭温...

2016年12月の評価別INDEX

年始に久しぶりに実家に帰ったんですが、やはり自分の家族は気を使わなくて...

とらねこのオレアカデミー賞 2016

10執念…ならぬ10周年を迎えて、さすがに息切れしてきました。 まあ今...

2016年11月の評価別INDEX & 【石巻ラプラスレポート】

仕事が忙しくなったためもあり、ブログを書く気力が若干減ってきたせいもあ...

→もっと見る

【あ行】【か行】【さ行】【た行】 【な行】
【は行】【ま行】【や行】 【ら行】【わ行】
【英数字】


  • ピエル(P)・パオロ(P)・パゾリーニ(P)ってどんだけPやねん

PAGE TOP ↑