132.マスターズ・オブ・ホラー 『ヘッケルの死霊』
ジョージ・A・ロメロ製作、ジョン・マクノートン監督作品。
後から知ったのですが、ジョージ・A・ロメロが元々監督していて、降板となったとの事でした。・・・
とある森の中の小屋に、一人の男が訪ねてくる。自分の愛する妻を生き返らせて欲しいと。だが、そう尋ねられた老婆は、「では、自分の話を聞いてなお。まだ気が変わらないのであれば、望み通りに生き返らせてあげよう」、と言う。
かくして、老婆が語り出した内容は、・・・
『フランケンシュタイン』のような1シーンにワクワク。
時代ものの衣装に身を包み、蘇生技術を可能と信じて科学の名の下に目指す若者と、その教授との問答、そして皆の前での実験!
こうした古典的なホラーのテイストって、すごく好き。英語も、時たま中世英語なんか使っちゃって、とっても風情がある重厚さを感じてしまいました。
原作は、クライブ・バーカーの短編、“Haeckel’s Tale”。クライブ・バーカーと言えば、ホラー作家として有名ですが、映画では『ヘルレイザー』を1作目、『トーチャード・ソウルズ』を自ら映像化する、など多彩の人。
←この本は、『血の本』というクライブ・バーカーのホラー短編集ですが、この表紙のアートワークなんかも自分で書いているという。
私は、『ヘルレイザー』は、1作目は大好きだったりします。
この作品では、老婆の語る“アーネスト・ヘッケルという人の辿った一生の話”というのが、この話の核になってくる。
で、黄泉返りが・・・ということになるのだけれど、この作品では、黄泉返りというより、その映像がショッキングでなかなか笑ってしまうエロさがあって面白かった。
ネクロフィリア的ニンフォマニア★なインモラルぶり。
そういった具合の不道徳3連発って感じです。それとそれをそんな風に掛けるのね、と思ったり。しかも、このエリーズ役のリーラ・サヴァスタが、とてもエロくてザワザワします・・・w
その他のマスターズ・オブ・ホラー作品
・『インプリント ぼっけえ、きょうてえ(トークショーつき)』
・『愛しのジェニファー』
・『世界の終わり』
・『ゾンビの帰郷』
・『ダンス・オブ・ザ・デッド』
・『チョコレート』
・『ディア・ウーマン』
・『閉ざされた場所』
・『ハンティング』
・『魔女の棲む館』
・『虫おんな』
・『ムーンフェイス』
2006/12/01 | 映画, :ホラー・スプラッタ
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コメント(23件)
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『マスターズ・オブ・ホラー』ヘッケルの死霊
TVシリーズ「マスターズ・オブ・ホラー」5つ目に見たエピソードは、ジョン・マクノートン監督の「ヘッケルの死霊」。
ところで、「ジョン・マクノートン監督って、誰??」
『ヘンリー』(86年)の監督さんでした。実録モノが苦手な@KOBAはチェックもれでした…
こんばんは!
いつもありがとうございます。
クラシックなゴシック系ホラーなのかな??と思わせといて、マカロニチックなイタリアンなテイストになっていくのでビックリ!(もちろん、良い意味です)すごく楽しめました。
ヘッケルの死霊 06年223本目
ヘッケルの死霊 Haeckel’s Tale
2005年 ジョン・マクノートン 監督デレク・セシル 、リーラ・サヴァスタ 、トム・マクベス 、ジョン・ポリトー
マスターズ・オブ・ホラー 恐-1グランプリインプリント 世界の終り 魔女の棲む館 愛しのジェニファー 虫おんな….
こんばんは!
またまたlivedoor、調子悪いのよねぇ、、このコメとTBも、入るかな??
ここだけの話、ホントは、体験してみたいです、、、
ぎゃはは!!
こんばんは!
またまたlivedoor、調子悪いですよねぇ、、、
このコメとTBも、入るかな??
ここだけの話、ホントは、体験してみたい、、、
ぎゃはは!!
ヘッケルの死霊 06年223本目
ヘッケルの死霊 Haeckel’s Tale
2005年 ジョン・マクノートン 監督デレク・セシル 、リーラ・サヴァスタ 、トム・マクベス 、ジョン・ポリトー
マスターズ・オブ・ホラー 恐-1グランプリインプリント 世界の終り 魔女の棲む館 愛しのジェニファー 虫おんな….
この、テーブルの上で人(人形?ミイラ?)らしきものが燃えている写真、インパクトありますね。
だいぶ慣れましたけど、前は、人に火が付いている映像や写真が苦手でした。前は、焼死と餓死だけは絶対イヤだと思っていました。
「マスターズ・オブ・ホラー」を観たぞ!その1
8月末にレンタル開始された「マスターズ・オブ・ホラー」シリーズ。(関連記事はこち
こんにちわっ。
TB&コメントありがとうございました。
うわぉ!インモラルでしたねーん。
13作品の中では、この作品が最もタブーな世界だと感じたとなひょうです。
嫌い・気に入らなかったという事ではなくて。どう言葉にして良いのやら。
クライブ・バーカーの『ヘルレイザー』は、私も1作目が一番好きかなぁ。ぞわぞわしました。
@KOBAさんへソコ行くの??」っていう驚きが、確かにありましたよね。
またまたコメントありがとうございます!
そうですね、「ソコから、エ
この展開に結構笑ってしまいました。
猫姫少佐現品限りさんへ
こんばんは★
エエ?やってみたいですか
腐乱した肉骨片が、こすれるたんびにだんだん骨が見えていくんですよ・・・自分の神聖な・・・ムグムグっっ
ううーん、怪しすぎる世界!
とみさんへ
こんばんはアゲイン!
そうですね、焼死だけは本当に私も嫌です・・・
でね、とみさん、いいところに来てくれた!
これ、スッゴイ変態ものなんですよ(笑)
ウッヘッヘッヘ〜
とみさんにネタバレしたいな〜。あ〜したいしたい!
とみさんもビックリの変態ものなんだけどな〜
隣の評論家さんへ
こんばんは♪
そうですね!確かに、アヤシイ世界でしたね(笑)
でも、これをどうして良いのやら・・・。
私は、このクラシックなテイストが結構好きだったです♪
蘇生はあんまり生かされてはいなかったですが、あのインパクトは強烈で、これはこれでアイディア勝負な感じでしょうかね・・・?
『ヘルレイザー』は当時結構好きでした!
トビー・フーパーVS ジョン・マクノートン /マスターズ・オブ・ホラー
皆さま、ホラーはお嫌いですか??
ホラーの面白さってそのドキドキ&ワクワク感!{/face_en/}{/heart/}
わたしは有名どころは殆ど制覇(洋画)していて、たまに観ないと禁断症状でてくるほどホラー中毒 {/face_hohoemi/}{/hikari_blue/}
Blogを始めてから、皆のコメン…
【MOH】ヘッケルの死霊(ジョン・マクノートン)
【マスターズ・オブ・ホラー@ホラーTV】
医学生ヘッケルは、父親が重い病に冒されていることを知り、故郷へ向った。途中、死者を生き返らせるという死霊魔術師のモンテスキーと出会った。彼はヘッケルの目の前で死んだ犬を蘇らせた。だがヘッケルはそれを認めず、インチ…
マスターズ・オブ・ホラー/ヘッケルの死霊
(原題:HAECKEL’S TALE
こんばんは、とらねこさま♪
原作は「血の本」の中の短編だったんですね。
この本は昔読もうとして、何だか馴染めなくて途中で放り出してしまった過去があります。
今だったらちゃんと読み通せるかな?
いやぁ、かなり好きです、コレ。
ともやさんへ
こんばんは〜★
オッ、この作品、UPされたのですね♪
そうですよね、なかなかに変態チックな作品でしたけど、結構面白く観れました。
『血の本』、私もシリーズ通して読みたいなあ、と思います。
ヘッケルの死霊
マスターズ・オブ・ホラー
恐-1グランプリ
2005年:アメリカ
原作:クライヴ・バーカー
監督:ジョン・マクノートン
出演:デレク・セシル、ジェラルド・プランケット、ジョン・ポリトー、トム・マクビース、スティーヴ・ベーシック、ミッキー・マウンセル、リーラ・….
映画「マスターズ・オブ・ホラー/ヘッケルの死霊」
「ヘンリー」のジョン・マクノートン監督作品。アメリカのTV局“SHOWTIME”が企画したホラー・プロジェクト<マスター・オブ・ホラー>。トビー・フーパー、ダリオ・アルジェント、ジョン・カーペンターはじめホラー界を代表する巨匠監督13人がホラー作品を競作したアンソ…
ヘッケルの死霊
あらすじ:死霊魔術師のカーネイションのもとに、ある男がやってきて、亡くなった妻を生き返らせて欲しいと懇願してきた。カーネイションは、アーンスト・ヘンケルの話を最後まで聞き、それでも、まだ妻を生き返らせたいのなら、望みをかなえてあげようと……。
こんばんは。コメントできたみたいでよかったです。お手数おかけしました。
これからも「お友達」でよろしくお願いします。
すけきよさんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
おー、“お友達”と言ってくださいますか、どうもありがとうございます!
これからも、どうぞよろしくお願いします!