95.ファイナル・デッドコースター
ファイナル・デスティネーションシリーズ3作目・・・に当たる、乗り物恐怖モノ・スプラッター!
「残酷、グロい映像がありますので、心臓の弱い方はご注意下さい」との前書きがしてありました。・・・
このシリーズ、ちゃんと言えば、1作目が『ファイナル・デスティネーション』、2作目が『デッドコースター』、そして今作品、3作目が『ファイナル・デッドコースター』。なんだか頭がこんがらがってきそう。・・・
それでもって、スプラッターなので、いかにして死の恐怖を味わうか!という映画なわけで、『スクリーム』とかのシリーズものが好きな人には、やっぱり気になるというシロモノ。
他の作品を見ていないので、比べることができなくて残念ではありますが、逆に言えばこの作品、こうしていつの間にかシリーズものになってようやく、注目され始める、といったたぐいのものかもしれない、なんて私は考えたりします。
こういったホラーやスプラッターなんかは、どうやってもなかなかチープで、何かと似通っていたりせざるを得ないので、ヒットしたらそのシリーズ続きモノ、の方が逆に“ブランド”として安心して観れたりするのです、ネっ。
『スクリーム』や『ラストサマー』、『最終絶叫計画』なんかは、観てる人多いでしょ?
この作品、“死の運命”!プラス、乗り物シリーズ!!
は、今回、何かというと、ジェットコースター!!!
このアイディア、なかなかだと思いません?
自分は、ジェッドコースター大好き人間なので喜び勇んで、出かけて行った・・・。
しかしw・・ 何故ゆえ、銀座でこういった作品がやるのか・・・と思ったら、そう言えば『チャイルドプレイ3 チャッキーの花嫁』も、ここでしか(銀座シネパトス)やらなかったっけ。(自分、ここでバイトの面接して、受かったことがあります。・・・と、いう話は置いといて。)
ストーリー・・・
ハイスクール全体で行った(“社会科見学”みたいな感じ?)遊園地で、ウェンディ(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)は突如として妙な既視感に襲われる。
“High Dive”が“High Die(高い所での死)に見えて来たり、遊園地にある色々なオブジェが急に心底恐ろしいものに見えてくる。(この辺りワクワクもので楽しい♪)
そして、ジェットコースターに乗るその時になって、映像のようにジェットコースターが落ちる、という白日夢を予知してしまうウェンディ。
ウェンディの言った事を信用するにしろしないにしろ、彼女を含む10人は乗らずに命拾いするが、彼女のボーイフレンド、ジェイと親友キャリーを含むそれ以外の人びとはこのジェッドコースター事故で死亡。
だが、呪いはそれだけでは終わらなかった!!・・・
いかにもポップコーン・ムービーというか、チープでベタなストーリー展開ではあるけれども、見所としては、人が色々な死に方をするところがポイントかな。
人の死ぬ順番というのも決まっているのであーる
そして、人の死に方に、デジカメで撮影した写真、これがヒントになっているところが恐ろしい!?
頭を使わず、何も考えずに、楽しむタイプのスプラッタ。
だけど、やっぱり、悪趣味この上ナシです。
だって、人が死ぬところが「おー、こんな死に方をした〜!」と、喜ぶワケだから。・・・
自分は、正直、昔からスプラッタが得意じゃなかったんですね。
ホラーは好きなんだけど・・・って、この違い、分かってもらえるかなぁ?(私が言っても説得力はないかもしれんが・・・)
それを、思い出してしまった。私の隣に座ったOLさんは笑ってたけど、私は人の死ぬシーンで笑えないなぁ。
ま、・・・こういったジャンルは、時々見たくなってしまうので、人のことを偉そうに言えないんだけど。
あと、クスっと笑える音楽選曲として、日サロで死ぬ前にアメリカ版コギャルが聞いているのが、Ohio playersの“Rollercoaster”。ローラーコースター
フンフンフン〜
という曲。たまにソウル系のクラブとかでかかるかな。
自分としては、レッチリカバーの“Rollercoaster”で彼らを知って、逆のぼった。
英語でジェットコースターって、ローラーコースターって言うんだよネ。
Earth,Wind and Fireと同時代だけど、現在はすっかりEarthの陰に隠れてしまって、一部の人しか知らないOhio、の隠れた名曲だったりします。
2006/09/26 | 映画, :ホラー・スプラッタ
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