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89.黒蜥蜴(’68年)

丸山 黒蜥蜴永遠不朽の名作!★★★★★★★★


本当に美しい、三輪さん(当時は丸山明弘)の若い頃・・・もうウットリしました
なんて、なんて素敵な作品!!


江戸川乱歩原作、
三島由紀夫戯作、
深作欣二監督、
そして、・・・丸山明弘主演・・・


これは・・・これは・・・“4位一体”の、完璧な作品でした


私ってば、今まで生きて来て、これを知らずに過ごしていたなんて、なんて勿体無いことをしていたんでしょう。・・・


ストーリー・・・
宝石商の富豪、岩瀬宅に、娘・早苗(松岡きっこ)の誘拐予告文が届く。
この調査に乗り出す、探偵明智小五郎(木村功)。
予告された夜中の12時に合わせて、ホテルの部屋の早苗の寝室の隣にて、明智自ら見張りをしていると、そこへ、異様なまでに妖しげで煌びやかな、絶世の美貌を誇る、“緑川婦人”(丸山明弘)と名乗る女が現れた。


犯罪予告までもうすぐという時間に、揃ってスタイリッシュな会話を繰り広げる二人。おそらく犯人と思われる緑川婦人に向かって、犯罪の美学について語る明智。
斬るか、斬られるかというような緊張感の中で、明智という男の、単に見かけとは違った、想像したよりずっと深い洞察力に、動揺を隠せない緑川婦人だった。


白黒宣材刻々と時間は過ぎたが、予定の時刻になっても娘早苗の誘拐は行われず、ベッドを調べてみると、そこはもぬけの空・・・
どうやら嘘の犯罪予告にいっぱい食わされたか、と分かったその時に、明智の部下より電話が入り、早苗奪回の知らせが。


明智は、緑川婦人の正体、大泥棒の“黒蜥蜴(とかげ)”であることを、見破っていたのであった。


だが、もう少しで取り押さえ、というその時になって、辛くも逃げられてしまう。
明智と黒蜥蜴の二人のこの勝負は、ドローの、次回持ち越しとなったのだった。


そして、これはほんの冒頭。
富豪の娘早苗の、顔と体を気に入った黒蜥蜴(緑川婦人)は、彼女のコレクションである、死体で作った人体人形に、彼女を加えんと、改めて次の犯罪を画策し始めた。・・・


全編を通して、セリフの一つ一つのきらめき、三輪さん(丸山明弘)の表情の美しさ、本当に美しくて、溜め息が漏れんばかり。・・・
洒落た台詞で人生感を語るにも、美の絶頂期にあった三輪さんの、画面に一瞬流れる流し目の一つ一つ、もう・・・本当に、完璧としか言いようのないこの作品。


明智&緑川黒蜥蜴は、溢れんばかりの叡智と美貌を持っていても、心や美に対して、更には人間や恋に対して、どこか絶望感を抱いている。

そんな彼女にとって明智は、彼女を見透かし、興が乗れて会話を交わすことのできる、唯一の男であるように感じ、運命の出会いであるかのような予感がする訳である。
逃走する際に、男装して(とは言え三輪さんは本当は男なんだけど・・・それすら感じさせない男装の麗人ブリが、も〜素敵)、鏡に向かって自問する。
「明智をどう思った?・・・答えないのね。明日の自分に聞いてみましょうww」


薔薇明智は明智で、薔薇についた毛虫に反応する3つのタイプの女性を喩えに挙げて、犯罪を犯す女性のタイプ論を述べる。
「ここに薔薇があり、その美しさの影に毛虫がいるとする。・・・1つめは、薔薇についた毛虫にアッと驚き声を上げて、薔薇ごと暖炉の火の中に放り込む。こんなタイプは犯罪は犯しません。」
「2つめは、注意深く毛虫だけを取り除く・・・冷徹な判断力を持っている女性。」
「だが3つめは、薔薇も毛虫も暖炉の火に放りこむことが出来ずに、困った挙句、薔薇を自分に持ってきた男、その人を火に突き飛ばす!
純粋な心を持っているが故に薔薇も毛虫も殺すことは出来ず、社会の秩序もルールもひっくり返してしまうのです。
だが一番綺麗な心を持つのはこの最後の女性だ・・・自分が心惹かれるのは、そんな純粋で美しい心を持つ犯罪者だけです・・・」と、確か大体こんな感じのセリフ。


こういった具合に、セリフの応酬がとっても冴えていて、ロマンチックなのです。
こんな風に詩的な言葉とか、素敵な科白をツブヤかれてみたいなぁ・・・
(アホです)


オードリー・ビアズリー黒蜥蜴の少しズレて世間離れした美への憧れは、彼女の家の壁全体に、オードリー・ビアズレーの“サロメ”が描かれていることにも表れている。
この映画の冒頭でも出てくる、このビアズレーのサロメ。死体の人形にキスをする黒蜥蜴、緑川婦人は、死体となったヨハネの首にキスをするサロメそのままである。(“サロメ”については別の時に書きましたので、よろしければコチラをご参照あれ。)


時々ハシャぐ黒蜥蜴も、とっても可愛くて好きw
部屋にいる全員に手を挙げさせて逃走しようとする時に、「はいっ、皆さん手を挙げて・・・ラジオ体操のように元気良く。」って言うのはちょっとお笑い入ってるのかと思ってしまいましたけど。


江戸川乱歩 黒蜥蜴そして、←こちらは江戸川乱歩の『黒蜥蜴』。
江戸川乱歩文庫シリーズは、少し他より値は張りますが、こんな風にとっても美しい表紙が素敵なのです

でも、この作品に関して言えば、映画の方がずっとイイ♪
・・・ビックリしました。小説はずっと以前に読んでいた私ですが、犯罪の手口が稚拙なのと、明智が恋に落ちるところがなんとなく嫌で・・・正直、この作品の評価は自分には低かった。


乱歩の作品は他のものの方がずっと好きだ、と思っていたのです。
なので、最初に書いたように、三島戯作と、深作監督と、そして三輪さん、この4位一体が本当に素晴らしい永遠の輝きを持つ作品に仕立て上げたのだ、と思います。


「乱歩作品は、原作に忠実に仕立てあげずとも、悪く言えばもっと解体してしまっても、それを許す懐の深さがあるのではないか」、と、とある方に以前言われたことがあります。
私もそれを聞いて、ふむふむなるほど、なんて頷いていたのですが、この作品に関して言えば、乱歩作品の美味な一部分を、とても上手に引き出し、“腕に自信アリ”の素晴らしい技術を持つ料理人たちが、こぞって自分のベストを尽くした作品。そんな風に思います。


例えば、最初の登場の、裸にボディペインティングをし、踊りまくる奇妙な闇倶楽部。明智登場のここの部分、実は内容にあまり関係はないのですが、そんなものがいきなり冒頭に登場してくるところで、この作品の持つ雰囲気の中に、観る者をいきなり連れてゆくのです。
妖しいライトの下に、極彩色が散りばめられ、色彩的な効果がバッチリでもある。最初から、唸りました。“黒蜥蜴”緑川婦人の住む独特な妖しい世界に、誘い込む手口は見事、と言えます。
そして、全編を通して、この最初の色彩の艶やかさが見る者の心の中にずっと残る。


それから、ビアズリーのサロメ。この作品が隠喩として、多くのことを象徴しているのは、先ほども述べた通りです。
美しく、どこか心を置いてけぼりにしている婦人・黒蜥蜴が、人間らしい“恋”という1感情の形態に、抵抗しつつもそれに魅入られてゆく。

「時代にそぐわぬ、犯罪の美的センスとすら言えるもの、それらを喪裾のように引きずった婦人は、まるで蜥蜴の尾のように無駄なものをその身にまとっている。」
こんな風に表現されたら、本来犯罪者である泥棒の婦人なのに、なんだかとっても憎めないような、それどころか愛すべき存在に思えて仕方がありませんでした。


ちなみに、三島由紀夫、途中に出てくる死体の人形役で、出演しています。
めちゃめちゃ鍛えた筋肉を披露。死体の役なのに、・・・少し震えています(笑)その姿がなんだか愛らしいです♪
私は、「あ”・・・(アレか?)」なんて声上げそうになってしまった。

 

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コメント(23件)

  1. 深作・三輪版「黒蜥蜴」の印象ですが、やはり三輪さんのキャラの勝利と云う気がします。深作監督は意外と「蒲田行進曲」や「バトルロワイヤル」を見るように絵空事かよ的な映画をそつなくまとめるのがうまいなーという感じです。三島由紀夫の微妙な動きは笑えます。監督は後から?それを見てどう思ったのでしょうか?

  2. 飾釦さんへ
    こんばんは!コメントありがとうございました。
    そうですね、三輪さんの美しさが素晴らしい作品でしたね
    深作監督は、晩年までそのチャレンジ精神の手を休めることなく、果敢に問題作とされる映画を作った、“ギラギラした根っからの映画人”と言う感じで、私は好きだったりします♪
    飾釦さんはあまりお好みではないのかしら?
    本当、三島由紀夫のあの動きは、反則でしたねぇ(笑)
    監督はどう思ったんでしょうね?(笑)

  3. うおおーっ!ホホホっ!
    綺麗なモノにデカダン酔いしれたいぜ!っつー時に必ず観るヘヴィロテ映画です!
    白髭は高校生という多感な時期にコレをみてガビーンっ!となってしまい、
    妖艶の基準がこの三輪明弘という刷り込みを受けました。
    だってー本気で綺麗なんだもん・・・マジむしゃぶりつきたくなる程の美女!
    何かあの黒蜥蜴蝋人形にキスvシーンは、最初なかったのに
    三島がゴネてゴネておねだりして叶ったシーンらしいっすよ!

  4. 白髭さんへ
    コムバワ〜★
    おーっ!!白髭さんもコレ好きだなんて、アナタも通だね!!!(爆)イヤ、さすが。
    高校生の多感な時期に・・・うはw
    本当、これは衝撃でしたヨ!!いやはや、この名作を知ってるなんて、やっぱ白髭さんはスゲー★
    三輪さんて、私変な人としか思ってなかったんよ(+_+)困ったばかちんですわww
    昨日までのわ・た・し!
    あの三島にキスシーン・・そうですか、さすが深作監督っ!あの妙〜な重厚性!空気がやけに重た〜くなりましたよネっ★素晴らすぃぃー
    ちょっと三島も、キスの時、嫌がってなかった?
    動いたっつーか(笑)

  5. こんばんは。
    こちらにもお邪魔します。
    この作品、観ていませんが、いやー、生きてるうちに観なきゃなーって思いました(すみません、切迫感がなくて)。
    三島作品は、本は好きなんですが、戯曲を実際に舞台や映画で観たことないんですよね。
    人気のある作品なので、また機会があるでしょう。そのときはぜひ観たいと思います(^^)
    これからもよろしくお願いします。

  6. いやいやっ!そうじゃなくて!
    三島がね!三輪にゾッコン☆で是非!この際!間隙を縫って!調子に乗って!
    キスシーンをギンミーって感じだったんだYO!
    だからビクんっ!(爆)ってなったんだYO!
    ホントにねぇ、あの三輪さんが和服のデブと絡みだした時は
    どーしたもんかと、ベックラこきましたよ。
    天草四郎の生まれ変わりとか言ってるまではご愛嬌vだったんだけどなー。
    月日とは怖いもんだ。

  7. わかばさんへ
    こんばんは!コメントありがとうございます!
    わかばさんも、まだご覧になってないですか?
    良かったら是非ご覧くださいな★
    本当、面白いですよ!!
    この時代の犯罪って、なんだかいいんですよー♪
    人質が生きてるかどうか確かめるのに、わざわざ川岸でボートに乗せて、「お父様〜!」
    もう1周して、またもや「お父様〜!」
    なんて、笑いますヨ!
    犯罪にも、粋があるんですうふw
    わかばさん、こちらこそよろしくお願いします♪

  8. 白髭さんへ
    そっかー★三島って、ソッチ系のケがあるらしいですもんね。あの頃の三輪さんの美しさを考えたらむしろギンミームチュ〜☆な訳ですね!ほうほう!
    なんか、『夜想』っていう雑誌の最新号が、三島のそういうトランスジェンダーな面の複雑性について取り上げているらしく(私も最近知ったのだけどネ)、読んでみたいなー、なんてちょうど思っていたところ☆なんです。
    げはげはwww和服のデブ!!!!
    イヤー、今の三輪さんは確かに美しくはないかもしれないけど・・・、でも、やっぱり心にロマンが生きているんだナ
    なんて思うと、オイラ見方が違ってきちゃったYO!

  9. こんばんわ。始めまして
    円山町通いされてるようで羨ましいです〜
    自分が行けないかわりにとらねこさまのレヴューで楽しませて頂いてます
    映画は語り尽くされてるようですのでさておき(笑)
    オーブリー・ビアズリーと春陽堂の乱歩文庫の画像にゃ反応しましたよ、わたくし
    画集と文庫フルセットで持ってますからね〜
    バカスメルスキーだけでないスノッブな雰囲気を本棚に漂わせたくて…でも隣に「アチャヤーガム」とか「リサーチ」とかの困った雑誌が並んでるので病んでる感がいや増し…(爆)
    ま、業に逝っては業に従えってことで
    閑話休題、とらねこさまは「TAPE」はご覧になられました?リンクレーター好きで密室劇好きならもしやと思っってんですけどね…

  10. みさんへ
    みさん、こんばんは!はじめまして、コメントありがとうございます!
    いっつも睦月さんのところで、とても濃いコメントを残すみさんでいらっしゃいますね!!
    私なんて全くみさんのコアな趣味に太刀打ち出来そうにないんですが・・・でも、お越しいただき、とっても嬉しいですー!
    ビアズリーの画集も、乱歩文庫もフルセットでお持ちなんて素敵★
    私もビアズリーの画集欲しいです!!
    春陽堂乱歩文庫もいいんですが、創元推理文庫の乱歩シリーズは、竹中英太郎の当時の挿絵もあって、とっても見ごたえがあるんですよー。
    で、『アチャヤーガム』と『リサーチ』は存知上げずすみませんです・・・。出直させていただき、調べておきます(笑)
    『テープ』これも私の大好きな作品ですよ!!
    リンクレイターで一番先に知ったのは実はこれで、その後『ウェイキングライフ』を見て一番のお気に入りになってしまいました!
    で、前から聞いてみたかったんですが、みさんのHNの由来はやっぱり?ウロボロスで?

  11. とらねこちゃん、こんにちは〜
    黒蜥蜴…確かTVで見たような…私テレビっ子だったから。
    天知茂さんとか三輪さんもスッゴク印象に残っているんですけど。
    独特の世界だったね。(←あっ同意を求めてもとらねこちゃんは分かんないか…年代が違うね)
    私、推理モノ、探偵モノ大〜好きで、江戸川乱歩(子供向け)は中学の時に読んでました。
    大人向けは結構おどろおどろしてるよね〜。私はあまり好きくないカナ。

  12. 子猫さんへ
    子猫さん、こんばんは〜♪
    お久しぶりです!お元気でしたか?
    いやいや、子猫さんも知ってらっしゃったんですね、この作品。
    スゴイ!通ですねー、皆さん。やっぱり、この作品て、永遠不朽ですよねー
    ビックリしました。
    いや、本当、独特の世界だと思いますよ!
    いや、大人向けの乱歩作品は、確かに一風変わった世界観ですけど、文が読ませるんですよ。
    うまい文て、読んでるだけで味があるというか。
    少しエロいところが好きで〜(笑)
    子猫さんは、エロい世界観はだめですかー

  13. ウロボロス!!そう、わたくし結構からだ柔らかくて特技がひとりフェ○なところから…ってコラ!(笑)
    「真の名前」が”み”から始まるんでって安直なHNですよ
    『アチャヤーガム』微笑みの国タイのクライムペーパー。グロ死体写真満載…良い子にはお勧めしません(笑)
    『リサーチ』シスコのアングラカルチャーマガジン。こちらはとらねこさま好みかも…ですのでアド貼っときますね(http://www.researchpubs.com/books/storepage.php)
    やぱし『テープ』はご鑑賞済みでしたか…したり
    恵比寿GPシネマでは客入りガラガラでもやたらとリンクレーター作品かけてた時期があって、きっとリンキチがいて「世界中から厳選された作品じゃなくて俺様の好きな作品を!」と漢気を発揮してるのかと邪推してたんですけどね〜『スクールオブロック』と『がんばれベアーズ<ニューシーズン>』はかからないという…(笑)

  14. みさま
    こんばんは!
    ひゃはひゃはー★
    みさまったら、ウロボロスを一人フェ○なんて・・・素敵すぎる一人ノリツッコミ!!!!
    私、みさまに夢中になってしまいそう
    私実は去年、卒業研究(と、いっても通信制の大学ですが)さんざん、世界の蛇の象徴について、調べましたよ。
    蛇の出てくる話をもーそれは片っぱしから。
    その中でも特にウロボロスが気に入って、あと『道成寺縁起』も好きですね。
    メアドにウロボロスとつけてる・・・なんて、こんなところで言うこっちゃないんですが。
    『リサーチ』じっくり見ていましたよ、先ほどまで。すっごい濃そうな雑誌ですね。創立にギンズバーグがちょっと関連してくるんですね、通りすがりかもしれませんが。
    恵比寿では、本当、『テープ』がずっとガラスケースに、自慢げに飾られていますよね。あれ、ファンにはたまらないです。あそこの映画館は良く行きます♪

  15. とらちゃん、オッハヨウ (^O^)/
    そうなんだ…。とらちゃん文学でエロい世界とかOKなんだ。私はちょっと…。
    でも、高校の時は松本清張とか結構読んでたよ〜。
    読み終わった後何ともいえないかったるさと言うかなんちゅうか(←ふる〜い)これが大人の(裏)世界だ〜!っていうものをまざまざと見せつけられたような。結構好きだったけど…。あの頃は純粋でした〜!

  16. 子猫さんへ
    こんばんは、子猫さん♪
    お返事遅くなり、大変すみませんでした。
    昨日映画を見に行ったんですが、とある仲良しのブロガーさんにバッタリ遭遇してしまいまして、朝まで歌舞伎町で飲んだくれてました。。。あははw
    どうですね、昔読んだ時と、今と、また感性に違いがあったりしますよね。
    あと、その時の自分の気持ちの持ちようによっても、捉え方って、少し影響を受けたりしますよね。
    「あの頃は純粋だった」って。子猫さん!!(笑)
    今は、違うんですか?(笑)
    ある程度の純粋さを、自分なりに保てたらイイなー、と思いますよネ♪

  17. 黒蜥蜴(1968/日本/深作欣二)

    【妄執、異形の人々@シネマヴェーラ渋谷】
    世界的宝石商の岩瀬は、娘・早苗(松岡きっこ)の誘拐と、時価一億円のダイヤ「エジプトの星」の強奪を予告する女賊黒蜥蜴(丸山明宏)におびえ、探偵明智小五郎(木村功)に警護を依頼。しかし、岩瀬の店の顧客緑川夫人こそが…

  18. 「黒蜥蜴」

    完全なるミーハー根性で見に行きました。
    そういう人が多かったのか(?)ミニシアターは立ち見まで出る盛況ぶり。
    丸山(美輪)明宏ベースに+三島由紀夫と、+田村正和という選択肢
    があったのですが、あなたならどちらを選びます?
    こちらは+三島コースです。
    ベルギーはア…

  19. はじめまして。TBありがとうございます。
    丸山さん、ほんとに奇麗でしたね。
    この映画を見てすぐ原作の方も読んでみようと
    図書館に文庫を予約しました。
    紹介されている美しい装丁のだといいな。

  20. cloud9さんへ
    こんばんは!ご丁寧に、コメントありがとうございます!
    三輪さんの若い頃には、本当〜〜に、ウットリさせられました
    原作を予約されましたか!おお、偉いですね!
    乱歩文庫は、わりと近年のものなので、図書館にはないかもしれませんが・・・
    乱歩世界を堪能してくださいましっ

  21. 映画「黒蜥蜴」

    映画館にて「黒蜥蜴」
    江戸川乱歩の原作を三島由紀夫が戯曲化。深作欣二監督、美輪明宏主演で1968年に映画化された。地元では“金沢コミュニティ映画祭”が開かれており、今年のテーマは“怪奇と幻想の世界” 本作はその上映作品の中の一本。
    江戸川乱歩の怪奇の世界と、…

  22. こんばんは♪
    壁画のサロメがとーっても効いていましたよね。
    美輪明宏の存在があってこそこの黒蜥蜴は原作以上の輝きを持ったように思います。
    トリックなどは今から考えると滑稽なほど稚拙なのですが、当時はどうだったのでしょうか。
    美しい者を剥製にして残しておくという考え方はエロスの極致ですわよね〜。
    剥製の方々がプルプル震えていたのもご愛嬌。

  23. ミチさんへ
    ミチさん、こんばんは〜♪
    そうなんですよね、トリックがあまりにも稚拙なんです。
    なので原作は私はあまり楽しめなかったんですが、この映画を見たら、トリックがどうこういう映画じゃないのだ、と分かって、嬉しかったです
    剥製にしちゃうのってエロスでいいですよね!
    ところで、いつもミチさんのコメントって素敵なんですね!




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