76.異常性愛記録ハレンチ <ニュープリント>
いきなりこんな画像をUPするのに、もちろん、乙女の恥じらい
だって、ちゃんと、ありますよ私。
だけどさ、こんな画像しか見つからなくて。
だってこの映画、こんなんの連続だったんだもん・・・
ストーリー・・・
京都は木屋町のバー「ノン」のママである典子は、異常な性癖を持つ染物会社社長、深畑との肉体関係を断ち切れずにいた。
やがて典子は妊娠し、中絶に苦悩するが、深畑は典子をよそに芸者やゲイボーイとの異常な性交渉を続ける・・・
’68年の上映以来、キワモノの最たるものとしてのレッテルを貼られ続け、再映もビデオ化も(もちろんDVD化も)されず、今に至った、まさに“幻の傑作”。
去年、’05年の8月12日にお亡くなりになった、石井輝夫監督の作品、ということで、この作品がついにお目見えなのですね。
そして、石井輝夫監督の他の作品も『徳川女系図』を初めとして、『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』など、オールナイト上映がされる、テアトル新宿や、その他石井輝夫が続々とラインナップの渋谷UPLINK X。
まさに、カルト映画。
このタイトルからしても、あまりに扇情的、あまりに、あまりに・・・・・と、言う訳で、思わず観ずにはいられませんでした、ワタクシ(爆)
これが’68年の作品だなんて、本当に、アタマおかしいとしか思えません。
時代に先じ過ぎていたのですねー・・・。
大胆なカメラの使い方、最初の1シーンから、もうカルトまっしぐら。
こんなに鼻毛のアップを何度も大映しにした、映画は初めてかも。
目もぎょろぎょろ・・・
見終って、ぐったり疲れましたー・・・。
やられた。
脳内手術を受けたかと思った。くらくらしました。
主演の若杉英二も、全くの妥協ナシの自分の捨てぶりにも、喝采を送りたい。
それから、いきなりシャワーシーンから始まる主演女優の橘ますみ。
とても綺麗な人で、もう私、「ファンになっちゃった」と言っても過言ではない。
調べてみたところ、’90年代のAV女優にも同姓同名がいて・・・、おそらく、こっちのオリジナルの彼女にちなんでつけられたと思われます。
でもオリジナルの方の橘ますみは、ほとんどこれ一作しか、主演はないみたい。
うーん、残念。
あと、出演者に、“東京ゲイボーイ”ってのが出てきて、それも気になって、調べたのですが、ウィキペディアにも載ってないし、“東京”と“ゲイボーイ”で、嫌というほど検索結果が出てきました・・・予想通り。
なので、よく分からなかったのですが・・・
思うところ、これって、たぶん本物の、東京のゲイボーイ達を、使ったってことじゃー、ありませんかねぇ?(笑)・・・たぶん、そうだよね。
舞台は京都であるものの。
感想ですが・・・、私には、このオヤジのギラギラぶりが、ちょっと羨ましくもなってみたり(爆)
「自分は、淡水魚なんじゃないか」なんて考えるおヒトが、多くいられると思われ。
「疲れたかい?ちょっと、イジメすぎちゃったかな」、って・・・
「アンタの方こそ、疲れないんかー」
・・・と、思わずにはいられない。すごい。すごすぎる。
昼夜見境ナシなんて。
’60年代後半の衣装もファッションも楽し。
この化粧は早速真似しよ。
2006/08/18 | 映画, :カルト・アバンギャルド
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ジュンさんへありがとう!
TB&コメントありがとうございます・・・。
あのぅ。ジュンさん、私、もちろん記事と関係なくたって、ちっとも気にはしませんが。
でもさ、ここ、変態の聖地だよ???
こんなとこに、さっくりTB&コメントしちゃって、大丈夫?
常に大人気ブログのジュンさんなのに(滝汗)
変態の仲間だと思われちゃうよ?知〜らないっと
あ、バトンはもちろん了解です
TBどうもです。
同姓同名のAV女優は知りませんが,本作のますみタンは石井映画の常連ですー。
まぁ主演といえるのはこれだけだったかもしれないですけども,インパクトのある可憐な役が多いです。
>>これが’68年の作品だなんて、本当に、アタマおかしいとしか思えません。
いや,この時代だからこそできた作品でしょう。
東映エログロ路線/プログラムピクチャーって今じゃちょっとお目にかかれない底知れぬパワーがほとばしる怪作・迷作が多いですよー。
こんにちは。とらねこさん♪
いや〜映画って色んなところで色んな物を
上映しているものなのですね(笑)
睦月さんのブログを拝読して来ました!
とらねこさん、睦月さんを見かけてたんですね〜♪
ビックリ〜!!
ところでとらねこさん、「ゲド戦記」観ました??
私、観ようと思っていたんですけど
あまり評判がよくないようなので迷っています。
こんにちは。とらねこさん♪
いや〜映画って色んなところで色んな物を
上映しているものなのですね(笑)
睦月さんのブログを拝読して来ました!
とらねこさん、睦月さんを見かけてたんですね〜♪
ビックリ〜!!
ところでとらねこさん、「ゲド戦記」観ました??
私、観ようと思っていたんですけど
あまり評判がよくないようなので迷っています。
bambiさんへ
コメントありがとうございます。
そうですか、橘ますみは石井映画常連なんですね。
じゃあ、ますますもっと石井映画を見ないといけませんね。
>アタマおかしい
えと、本気で言ってるわけでなく、私なりの褒め言葉だったりします。本気でそう思ってそう言ってるわけではありませんよ(汗)
確かにこの手法は、すごく時代を先じていましたね。
今見ると、違和感なく楽しめるのに、しかしこの監督なりのテイストが効いていて、面白かったです。
最後の、ガツーンと雷が落ちて終わるのには、力技で笑いました。。。
黒コゲになった若杉英二の特殊メイクなんかも凝っていて、そういう美術とかもコダワって作っているんですね。
けど、この作品をネタバレなしで語るには、中途半端にならざるを得ませんでした(汗)
この作品は、自分で体験して欲しいですネ!!!
Pamyさんへ
こんにちは!コメントありがとうございます・・・
っていうか・・・Pamyさんも、こんなところに来てしまって。。。あははは・・
いや、睦月さんは、もしやそうかな?と思っただけなの。違うかもしれなくて。メガネが黒ブチで、顔が良く分からなかったので、声かけるのをためらってしまいました。
Pamyさん、ゲド戦記迷ってるんですか。ちなみに、私は、原作と比べてあれこれ言ってしまいそうで、怖くて見れません
ちょっと前まで、迷ってたので、一応、睦月さんのしか読んでませんが・・・今は、もう見なくていいかなー、なんて思ってるんですよね。
アニメだったら、『時をかける少女』の方が面白そうです。とか言いつつ、ついつい洋画を先行してしまう私です
また来ちゃった。とらねこさん♪
っていうか、前のコメント2回も投稿しちゃってゴメンなさい〜。
そっか〜。
私も、ゲド戦記はもう観なくていいかな。
映画館で観てがっかりしたくないっていうか…。
映画なので色々あって当たり前だとは思うのだけど
劇場でがっかりしたくないなあと思っちゃうんです(^^;)
Pamyさんへ良いの?ホントに?
ぷぷっ、Pamyさん、また来てくれてありがとうございます(笑)
ここのコメント欄がPamyさんだらけよ
あ、でも、二重投稿は、こちらこそすみません。
なんかおとといくらいまで、コメント欄があんまし調子良くなかったみたいなんですよ。でも大分良くはなったみたい。
うん、『ゲド戦記』・・・たぶん、みんなが期待が大きい分だけ、失望も多いというか。
親の七光りで強烈に注目される分だけ、比べられていろいろ言われもして・・・有名な親を持つと苦労することもあり、得をすることもあり。大変だなー、と思いますよね。
こんばんわ!TB&コメントありがとうございます!
コメント欄はPamyさんだらけかもしれないけれど、ずいぶん睦月の名前も出てきているじゃないの・・(笑)
『ゲド戦記』は参考までに観ておくのはいいけれど、楽しむために観にいくのはやめた方がいいです。
さて。
たぶん・・残念ながらとらねこさんが見たのは別人だったろうと・・(泣)たしかに同じ劇場にいたんですけれどね。なんかいろんな人とニアミスしまくりな睦月です・・・(泣)
異常性愛記録 ハレンチ
【映画的カリスマ指数】★★★☆☆
はれんちっ!!ハレンチッ!!破廉恥っ!!
睦月さんへ
コメントありがとうございます!
睦月さんのいないところでいろいろとエロエロと(あ、この表現、久々使ったー★)睦月さんの話をPamyさんとしていたかもです。
そっか・・・私の見たのは睦月さんじゃなかったか。でも、いらしたことはいらしたんですね。あんまり女の人は見ませんでしたよね。なので、もしや・・・?と思ったんですが、そうか・・。ニアミスでしたね。
ところでこの作品。そうですね、すごくこのオヤジが気持ち悪かった。「あいしてるよ〜ん」「幸せ?」とか、そう言うのが癖になる人って確かにいますよね。
異常性愛記録 ハレンチ(1969/日本/石井輝男)
【テアトル新宿】
京都木屋町のバーのママ・典子(橘ますみ)は会社社長・深畑(若杉英二)との肉体関係を断てずに、ずるずると続けていた。異常性癖者の深畑は常軌を逸した行動で典子を苦しめる。やがて、典子は妊娠したが、深畑は典子の苦悩をよそに芸者やゲイボーイと…
『異常性愛記録ハレンチ』
@テアトル新宿、石井輝男監督(1968年)。
京都木屋町のバー「ノン」のママ・典子(橘ますみ)は、異常な性癖を持つ染物会社社長・深畑(若杉英二)との肉体関係を断てずにいた。
やがて典子は妊娠し中絶に苦悩するが、深畑は典子の苦悩をよそに芸者やゲイボーイとの旺盛な…