57.サイレントヒル
日本のゲーム原案の、ホラー映画。
理屈はナシです・・・
「だーるまさんが、こ〜ろんだ」
その間を歩いてみよう
初登場全米No.1だそうだ。初登場だろうが、所詮全米No.1には変わりなし、つまり・・・全然、当てにならないということ(爆)
困った・・・これをどう、言っていいのやら。
なんかまたしょ〜もない映画を見てしまったなぁ・・・とほほ。
実は今日は、「ローズ・イン・タイドランド」を見に行ったのですが、立ち見で、仕方なく別の映画に。
「ど〜しても、ジョデル・フェルランドが見た〜い!!」と思ったわけではなく、偶然にも、どっちもこの子の映画。
しかし、やはり、ホラーは映画で見るものかも。DVDで見ると、くだらなさが倍増して感じられるのですが(笑)、映画で見ると、世界観に入れていいです。
とは言え、変なタイミングで笑う私は、一緒に行く人に、しょうっちゅうドン引きされます。「13ゴースト」なんかは、私の、ひゃあひゃあ笑う声が、やけに響いていたし(と、言ってたらまた見たくなっちゃった)、ハリウッド版リングなんかは、なんか睨まれた。
「こっくりさん」、あれも楽しかったな〜。こういう作品は、きっと家で見ても、くだらないだけでしょうね。私は、この日、「こっくりさん」と「ロード〜王の帰還」を2本立てしましたが、ロードの感動が吹き飛ぶくらい、ひゃ〜ひゃ〜笑ってましたね。
・・・なんて言ったら、ロードのファンに怒られそう(汗)
いやいや、指輪物語は、原作全部読んだ、かなりのファンではあるんですよ。内容分かってたから、逆に緊張が緩んで見ていただけですよ、本当に。
で、この作品。ストーリーは・・・
ローズ(ラダ・ミッチェル)の娘、シャロン(ジョデル・フェルランド)は、大きくなるにつれ、夢遊病がひどくなり、夜中歩き回ったり、知らぬ間に絵を描いたり・・・
その中に、何度か出てくる「サイレントヒル」と言う言葉が。
ネットで調べてみると、それは、ウェスト・ヴァージニアにある、実在の場所、サイレントヒル。ローズは意を決して、夫(ショーン・ビーン)の反対をよそに、娘をそこに連れて行くことにした。
だが、サイレントヒルへ行く道は封鎖されていた。無理やり突破してハンドルを切りそこね、衝突事故に・・・。
気づくとそこは、廃墟の町。人の見当たらない、灰の降る町だった・・・。
廃墟のようにオンボロで、人のいない映像。不気味で静寂をたたえる霧など・・・スティーブン・キングの小説の中に迷い込んだようで、それだけでかなり、ワクワク度は高いのだが
いざ、話が展開してくると、悲しいかな、理論もへったくれもなく、かなりのヘンテコ・ストーリー・・・。公開直後で、話題にもなってはいるようだし、ネタバレなしで語ろうと思うので、あまり多くは言いません・・・
でも、子供のゾンビは、「みゃあ、みゃあ・・・」と変な声を出しながら、ノソ〜リ、ノソ〜リ、近づいてくる。かなり不気味で、ワクワクする。
あの辺りは、バイオハザードのようだったし、変な刀頭の男は、一体なんだったのかは知らないけど(最後までよく分からなかった)、映像的に面白かった。
楽しいのは、「だるまさんが転んだ」状態の間をスリ抜けるところ。
あれは、顔のない女の群れが、かなり変な動きをして、群舞のように、アンチシンメトリーの動きをする。皆一様に、それぞれちぐはぐにカクカク動くのが、見ていてなかなか素晴らしかった。その間を抜けていく、というのは、新しかったように思う。
でも、最後・・・
あれ??となります(笑)あえて、言いませんが・・・
とりあえず、ショーン・ビーンは、いいとこなしです、今回・・・。
2006/07/13 | 映画, :ホラー・スプラッタ
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コメント(58件)
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映画「SILENTHILL」 〜死ぬまで抜け出せない、心の闇の世界〜
主人公ローズ(ラダ・ミッチェル)は、情緒不安定な9歳の娘シャロンが口走る「サイレントヒル」という地名が気になっていた。調べたところ、30年前の火災の影響で、今ではゴーストタウンと化した実在の町とわかる。彼女はそこに娘を連れていけば、何かがわかると思い、早速出…
映画館でホラー映画を観て、周囲に聞こえる声で笑うなんて…相当なマナー違反です
映画館にこないでくださいね
サイレントヒルって怖いの?
ホラー映画洋画
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あらすじ:愛娘・シャロンが悪夢にうなされて叫ぶ、”サイレントヒル”という奇妙な言葉。シャロンの母親・ローズは、その謎を解くため、シャロン…
サイレントヒル
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サイレントヒル
サイレントヒル
監督:クリストフ・ガンズ
出演:ラダ・ミッチェル、ショーン・ビーン、ローリー・ホールデン、デボラ・カーラ・アンガー、??.
とらねこさん、お帰りなさい。
この映画ですが、私は結構面白かったです。
もう1回観たいなぁ〜なんて思っているし(汗)
結局どういう世界だったのか疑問でしたが、出てくる化け物にヒーヒー言いながら見入りました。
ホラーは苦手だったはずなのですが・・・どんどん大丈夫になっているみたい♪
由香さんへ
こんばんは〜♪コメントありがとうございます。
由香さんは、ホラーは嫌いだったのに、この作品は平気だったんですね〜。
だんだんうまく耐性が出来ているんでしょうか?
そうそう、映画を好きになると、ホラーが嫌いだった人も、だんだんホラー好きになるんじゃないか、って最近思います!
「サイレントヒル」
幻想的で美しく哀愁をさそうホラー・ムービー「サイレントヒル」(2006年、米日加仏、クリストフ・ガンズ監督)。廃墟と化した不気味な街、サイレントヒルに足を踏み入れた母娘を想像を絶する恐怖が襲う。「バイオハザード」の制作者らが大ヒットゲームを映画化。幾分か…