42.ダンス・レボリューション
『スリーピング・ディクショナリー』『ファンタスティック・フォー』『シン・シティ』の、ジェシカ・アルバ主演による、ダンス青春映画。
アメリカの独身男性による、「お嫁さんにしたいセレブNo.1な、ジェシカ・アルバ。
“奔放な女性ぶり”のコメントをするんだよね、彼女・・・意外に。せっかく可愛らしい見た目なのに、アンジーみたいなカッコイイ系を狙っているのかな。そりゃまあ、運動神経がいいのは、ドラマ『ダーク・エンジェル』で分かってるけど・・・
『ダーク・エンジェル』の時のジェシカ・アルバ、アクションもこなすのに、スタイルも良くて・・・あの頃はすごく、細い印象があったけど、この作品では、筋肉が結構ついてたよ。おなかも出しまくっているんだけど、正直、前の方が細かったような。
前は壊れそうな細い腰だったのに、今は結構、筋肉質って感じ。私としては、今の方がカッコイイと思う・・・なんか、余計な事ばっかり、言ってますね。すいませんm(_’_)m
ストーリーは・・・ハニー(ジェシカ・アルバ)はダンサーを目指すが芽はなかなか出ない。ダンススタジオでのインストラクターを務めるかたわら、バーテンのバイトなどに追われる毎日。
ある日、クラブに行き、踊っていると、そこで、音楽ビデオのプロデューサーに、声をかけられる。彼の声がけにより、ミュージシャンのプロモーション・ビデオの振付の仕事を得るようになり、少しづつ、成功へとステップを踏み始めるが・・・ と言うように、よくある、青春物語。見所は、ジェシカのダンスシーン。
でも、プロっぽいダンスではなくて、クラブで踊って目立つような、ダンス。でもやっぱりセクシーには違いないし、ジェシカもかっこ良く見える、ちゃんと。
『YOU GOT SERVED』みたいな本物のダンスは出て来なくて、ジェシカに合わせた・・・まあ言って見ればアイドル映画?
HIP HOPは、音楽と同様、ダンスも、LAとNYで、スタイルが違う。流行りで言えば、断然今じゃLAの方が強い。この映画はNY流なんだけど、NYのダンスって、正直あんまり私は好きじゃない・・・。
途中、MISSY ELIOTTやTWISTAが出て来ます。ミッシーは、セリフも結構長かった!作るラップと同じような、弾丸・早口で、まくし上げてました。あんな早口で言われたら、相手の言う事、聞かざるをえないね(笑)「う、うん・・・」なんて。
特典映像では、ジェシカのダンスを振付した、本物の(←笑)振付師による、ダンスレッスンがあります(笑)「DVDの前のアナタも、やって見よ〜♪」・・・ふふふ、でもね、やり慣れてないと、右手右足・左手左足が逆で、やりづらい(笑)振り自体は、2エイトand4カウント、つまり、楽譜で言うと20小節あります。
そしてこの振り、実は、映画の中で、ジェシカのダンススタジオでのシーンと、同じ振り。簡単な振りでも、揃えて大人数でやると、結構カッコイイ画になるもんです。そんなに難しくないけど、初めてやると、超難しいと思うよ。手と足一緒に動かすの(笑)
それで、何故か・・・この振付師が踊った時より、ダンサーが踊った時の方がずっとカッコ良かった。やっぱりダンスで“見せる”のって、その人の持つパワーや、オーラ、顔の表情なんだよね。
そういう意味じゃ、アイドルっぽいダンスと言えど、見てカッコイイのは、周りのダンサーよりジェシカ。周りのダンサーは押さえ目に踊らないといけないんだろうけど、スクリーンでハマるジェシカ、やっぱりすごいと思う♪ 『シン・シティ』でのストリップ・ダンスなんかも、ほんとエロカッコ良かったし。まあ、この映画・・・つまらないですけど。
2006/06/12 | 映画, :青春・ロードムービー
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