18.コーヒー&シガレッツ
チェス柄(→日本で言えば市松模様・笑)のテーブルクロスに、陶器の白、とコーヒーの茶色。
モノクロ映像で映した上からのショットが楽しい、オムニバス作品。
「ブルー・イン・ザ・フェイス」も「スモーク」も見てない、非喫煙者の友達が、映画館で見よう、と誘ってくれた時、私はまだガンガンの喫煙者で。
「映画館で見る」ことは、タバコを我慢しながら、見なきゃいけない、って事を私には意味する。この映画を見ながら、タバコを吸えない状況は、無理、と判断、お断り申し上げた(-_-#)
ところが、現在の私は、禁煙中(約3ケ月)の身でして。
それも、イギー・ポップか、トム・ウェイツ並の、禁煙者(笑)・・・つまり、「もらいタバコのみOK」という、中途ハンパ・ウンパルンパな(←意味なし)ルールを持つ、禁煙者。
・・・な、私なので。
「タバコを止めたからこそ、吸える贅沢感」
そして、ぷはぁ〜〜っ、と、満足げに吐き出される煙。
これには、大爆笑してしまった!!
そんな、タバコにまつわる、色んな人のコメントが楽しいのは、「スモーク」の方が上だけどさ(あ〜、また見たくなった☆)。
思わず、見てる途中でストップ、ルールを曲げてタバコを買いに走りましたとさ(-_-#)
アルコール、カフェイン、ニコチン・・・。
これらに関する外国の、特にアメリカ人の考え方ってさ、日本とちょっと文化の違いを感じるんだよね。
これらを止められない人は、もう「ルーザー扱い」。
コーンウェルなんか読んでると、本当居心地悪い時が多々あるよ。
そういった文化を踏まえた上での、ジャームッシュのアンチヘルシー・テイストは、もう、私には最高ですわ〜(笑)
ニュージーランド人の友達が、日本に住み始めた頃、日本の「居酒屋」を経験して以来、酒もタバコもやる様になった、って言ってたっけ。
「接待文化」はともかく、「居酒屋」はいいよね、なんて言われた。
「HUBみたいなアイリッシュ・バーじゃなく、フツーの“居酒屋”に行きたい」、なんて言われたもの(笑)HUBは、「白人が多過ぎる」なんて言うんだよ(爆)
思いっきり話が反れましたが。
個人的には、やっぱブシェーミ最高!!でした。
ケイト・ブランシェットは、一番好きな女優なので、出てるだけで嬉しかった。
あ〜〜、そんなん言いながら、タバコが止まらない。
明日からまた禁煙すればいっか☆☆ ・・・なんて、イギー・ポップな私でした(^^;
関連記事
-
-
『沈黙』 日本人の沼的心性とは相容れないロジカルさ
結論から言うと、あまりのめり込める作品ではなかった。 『沈黙』をアメリ...
記事を読む
-
-
『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』 アメリカ亜流派のレイドバック主義
80年代の映画を見るなら、私は断然アメリカ映画派だ。 日本の80年代の...
記事を読む
-
-
『湯を沸かすほどの熱い愛』 生の精算と最後に残るもの
一言で言えば、宮沢りえの存在感があってこそ成立する作品かもしれない。こ...
記事を読む
-
-
『ジャクソン・ハイツ』 ワイズマン流“街と人”社会学研究
去年の東京国際映画祭でも評判の高かった、フレデリック・ワイズマンの3時...
記事を読む
-
-
『レッドタートル ある島の物語』 戻ってこないリアリティライン
心の繊細な部分にそっと触れるような、みずみずしさ。 この作品について語...
記事を読む
コメント(21件)
前の記事: 17.私の頭の中の消しゴム
次の記事: 19.ネバーランド
イギー・ポップとトム・ウェイツの気持ちが手にとるようにわかりますよね。
3ヵ月禁煙できたんだから、いつだって止められる。
ちょっとくらい吸ってもね・・・^0^
いやしかし、記録を伸ばすってことが途切れてしまいますがな。
コーヒー&シガレッツ
アルフレッド・モリナ・・・ますます好きになってしまった。
コーヒー&シガレッツ
自分は凄く気に入ったんだけど誰におすすめしたらいいんだろう?
コーヒー&シガレッツ(Coffee and Cigarettes)
http://coffee-c.com/
困った… 凄く困った。
自分にはこの映画の凄いところは「全然面白くないのに凄く楽しい」としか言いようがない。
なんというか… …
kossyさんへ
そうなんですよ、私の禁煙記録は、3ヶ月のまま止まっているんです
思えば、正月に香港行ったのがいけませんでした
新年の誓いだったのに、「タバコ税を今まで払い続け、せっかく税金なしのタバコが空港で買えるのに、買わずに日本に入るなど出来ない」などとのたまい、カートンで買ってしまいました。
思えばそれがいけませんでした。
新年の誓いは、その日に破られました
『コーヒー&シガレッツ』を観たよ。
「可笑しい」と、漢字で表記したくなる。なんとなく。
『コーヒー&シガレッツ』
原題:”COFFEE AND CIGARETTES”
参考:コーヒー&シガレッツ コーヒー&シガレッツ-FLiXムービーサイト
2003年・アメリカ・97分
監督・??
とらねこさん、こんにちは♪ TBありがとうございましたm(_ _)m
お洒落に退廃的な映画でしたよね〜。ケイト・ブランシェットも粋な出演の仕方で、その上、2役で観ている側にも美味しくて★
あ〜、また煙草吸いたくなっちゃいました(^^;)
香ん乃さんへ
ケイト・ブランシェットの黒髪も良かったですね。
一人二役ですが、「こういう人居そう」とどちらにも思ってしまいました。
それほどいい映画、というわけでもないんですが、煙草吸いには、ピンポイントでツボってしまう映画でした。
はい、またTBダメでした。
TB→コメント返しがライブドアブロガーへの規定路線になりつつあります。
ぐむー。
ブシェミはいいですよね。
「ファーゴ」「バートン・フィンク」そして「レザボアドッグス」。
ん?そういえばブログタイトルが全角になりました?
前はカタカナが半角だったような。
ゲンショウさんへ
はい、TBお手数をおかけして申し訳ないです。
ブシェーミいいですよね。
『ゴーストワールド』『コン・エアー』『ハードロック・ハイジャック』。
この辺りのブシェーミが自分は好きですねー♪
>そういえばブログタイトルが全角になりました?
携帯で投稿すると、カタカナが全て半角になってしまうのがライブドア・クオリティーなんです。
でも、PCにしてから、すぐ気づいて変えましたが、それは大体7月頃の話ですよ( ̄◇ ̄;)
ぐむー返し★
コメントありがとうございました。
お返事遅くなってすみません。
ジャームッシュは、好きな監督5人の中の一人。
無条件で好きな監督さんです。
この人は何てことのない日常の一コマを、
ユーモアとシャレ感たっぷりに映し出してしまう
ところがとても好き。
これぞジャームッシュテイストって感じがします。
『ストレンジャー・ザン・パラダイス』って
観ました?とても素敵な空気感とシャレ感が最高!
とらねこさんなら、もちろん観てるだろうけど・・
コーヒー&シガレッツ
【映画的カリスマ指数】★★★★☆
小粋なリラックスムービー
睦月さんへ盲人役のベアトリス・ダルなんか最高だったなあ〜。
こんばんは〜♪
私も、『ストレンジャー・ザン・パラダイス』は昔に見て、すごくいいなあ、と思ってましたし、大好きな監督でしたよ。
ただ、今はそんなに昔ほどの鋭さは感じないかなー。
だけど、この作品の、なんだかのほほんとした感じは伝わってきましたし、決して悪くはないですよね。
双子の回なんかも面白かったし。
大好きな、ケイト・ブランシェットが出てくるのも驚きでした♪
自分は、ジャームッシュのオムニバスでいうと、『ナイト・オン・ザ・プラネット』が好きですね
コーヒー&シガレッツ
コーヒー&シガレッツ
監督:ジム・ジャームッシュ
出演:ロベルト・ベニーニ、スティーヴン・ライト、ジョイ・リー、サンキ・リー、スティーヴ・ブシェミ、イギー・ポップ、ケイト・ブランシェット、ビル・マーレイ…
こんばんは。
タバコもコーヒーも嗜まないのでそういう共感がなかったんですけど、かみ合わなさとタバコを止めたからこそ、吸える贅沢感みたいな矛盾してるおもしろさはたっぷり味わえました。
ニヤニヤしながら見てしまいました。
ケイト・ブランシェットの一人二役も上手くて
「一人二役ってわかってるのに別人に見える!」
と感心しました。
ひめさんへ
こんばんは〜♪ひめさんは、タバコは吸わないんですね。
ちょうどいいところに来てくださった!
実は、今日からまた、禁煙しようと思ってたんです
そうそう、そういうタバコのあれこれが、楽しい一作でした♪
ケイト・ブランシェットが出てるとは全く知らずに見たので、すごくビックリしましたね。
コーヒー&シガレッツ
何だかちょっと体が優れない今日この頃、如何お過ごし?ミル姉さんよ理である。
これは大変宜しくないので、映画を見た。『コーヒー&シガレッツ』実に健康に悪そうな作品が気にしない。
それはだれかとたずねたら
好きな映画監督は誰か?と聞かれたら…
ジム・ジャームッシュ監督がニューヨーク大学時代、『理由なき反抗』ニコラス・レイ監督に、
「映画を作りたいなら、そのことを人に話すな。ただ作ればいいんだ」
と言われ、本格的に映画制作を志す。
映画学科修士過程…
コーヒー&シガレッツ
煙草がやめられない やめない
すべての答えがあると思い観たのですが。。。
そうでもなかったです(笑) ( ´ー`)y-~~
角川エンタテインメント
コーヒー & シガレッツ (初回限定生産スペシャル・パッケージ版)
でも、このゆる??い雰囲気好…
コーヒー&シガレッツ
{amazon}
ジム・ジャームッシュ監督『コーヒー&シガレッツ』過去にも
同様の映画があったらしいが、最新作の映画を観た。
内容は題名の通り、喫茶店で、コーヒーと煙草とともに
様々なシーンで有名俳優達が語り合うシーンが描かれる。
あまり海外俳
コーヒー&シガレッツ
『コーヒーを一杯 タバコを一服 会話を楽しむ 人生を楽しむ』
コチラの「コーヒー&シガレッツ」は、「ブロークン・フラワーズ」のジム・ジャームッシュ監督が10年以上にわたって抽出したドリップ短編集です。
全部で11編のエピソードからなるのですが、いずれ….
「コーヒー&シガレッツ」 無駄な時間、その快楽
僕はタバコは吸わないけれど、コーヒーは飲む。 それもかなり多く。 一日に5〜6杯