8★ヒミズ
’11年、日本
監督: 園子温
脚本: 園子温
原作: 古谷実
製作: 依田巽
エグゼクティブプロデューサー: 小竹里美
プロデューサー: 梅川治男、山崎雅史
撮影: 谷川創平
音楽: 原田智英
キャスト: 染谷将太、二階堂ふみ、渡辺哲、吹越満、神楽坂恵、光石研、渡辺真起子、黒沢あすか、でんでん、村上淳、窪塚洋介、吉高由里子、西島隆弘、鈴木杏
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コメント欄一新しました。過去のコメントが弱冠おかしくなってますが、気にしない事にしました。ごめんなさい。直らない
’11年、日本
監督: 園子温
脚本: 園子温
原作: 古谷実
製作: 依田巽
エグゼクティブプロデューサー: 小竹里美
プロデューサー: 梅川治男、山崎雅史
撮影: 谷川創平
音楽: 原田智英
キャスト: 染谷将太、二階堂ふみ、渡辺哲、吹越満、神楽坂恵、光石研、渡辺真起子、黒沢あすか、でんでん、村上淳、窪塚洋介、吉高由里子、西島隆弘、鈴木杏
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’10年アメリカ
原題:Restless
監督: ガス・ヴァン・サント
製作: ブライアン・グレイザー、ロン・ハワード、ブライス・ダラス・ハワード、ガス・ヴァン・サント
製作総指揮: エリック・ブラック、デビッド・アレン・クレス、フランク・マンクーソ・Jr.
脚本: ジェイソン・リュウ
撮影: ハリス・サビデス
音楽: ダニー・エルフマン
キャスト: ヘンリー・ホッパー、ミア・ワシコウスカ、加瀬亮、シュイラー・フィスク、ジェーン・アダムス、ルシア・ストラス、チン・ハン
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’05年、香港
原題:AV
監督:パン・ホーチョン
脚本:パン・ホーチョン、ヴェンダース・リー(ツン・チェン・リー)、ヒロシ
キャスト:ウォン・ユーナン、ローレンス・チョウ、デレク・ツァン、天宮まなみ
『ドリーム・ホーム』で初めて見た、パン・ホーチョン監督。特集がシアターNにて行われていた。その名も「パン・ホーチョン、お前は誰だ」特集。『ドリーム・ホーム』が面白かったから他の作品も見てみたくなったのだけれど、すっかり魅せられてしまった!これまたイキのいい香港の監督が現れたものだなあ。ハマりました。もっと早く特集に行けば良かった!
この作品、タイトルの思い切ったシンプルさに笑ってしまった人は、是非ともチェックですよ。AVって何だろう?って観に行ってみたら、笑える青春映画なんだもの。なんだか得した気分になれる。パン・ホーチョン、どんどん好きになりそうでっす!
映画の中で映画を作る映画。これって結構楽しいんですよね、映画好きにとって。『虹の女神』も好きだったし、最近だけでもいくつかあって、『リトル・ランボーズ』、『SUPER8 スーパーエイト』、『見えないほどの遠くの空を』もそう、そしてこの作品も。この中で一番勢いがあって、ボンクラ全開の楽しい作品はどれ?と聞かれたら、この『AV』と答えますヨ。
ただヤリたいだけの若者たちが、映画と称して本番アリのAVを作ってしまおう!なんて言うんですね。でも本番アリなんてそんなのは香港の女の子は無理だから、日本からAV女優を呼ぼう、っていう。「清純派でエロい」を理由に、天宮まなみ、という実在するAV女優(芸名も同じ)を呼ぶ。お金がないから、学生を応援する起業家奨学金に応募して、なんとか騙くらかし、奨学金を得てさあ撮影だ!・・というストーリー。
全体的に、あちこちで楽しそうな笑い声が起こってましたね。なんだか好意的な笑い声というか、馬鹿にした風でもない、本当に喜んで受け入れられている、って感じの温かい笑い。シネマヴェーラでよくあるような「通はこういう時笑うんだよね」って笑いでもなければ、黒沢清の映画で、可笑しなタイミングで笑うような、ああいう響きのものではない「笑い」。とにかく雰囲気がいいんですよ。今後も人気が出るだろうな、って実感した。
起業奨学金をもらうために、一人ひとりがこれから起業する事に関する自分のビジョンを言うシーンがあるんですよ。皆それぞれに口から出任せを言う。もちろんここは笑いのシーン。でもこの世界的不景気の中で起業をしよう、という気持ちになれる若者って、そうは居ないんじゃないか、とも思ったりする訳で。一人ひとりの馬鹿馬鹿しい思いつきは本当に可笑しい。でも笑いながら、ふとこんなことを考えてしまったのです。たとえば、彼らはただヤリたいだけなのだから、AV映画を作らなくったって、風俗に行けば手っ取り早いわけじゃないですか?誰かのシステムに乗っかってやるのではなくて、少なくても自分たちで作ろう、っていう勢いがある。もしかすると、自分の人生を楽しいものに変えていく人と、そうでない人との違いはこれだけかなあ、という気がし始めた。起業する人とそうでない人との違い、それって案外ほんの少しの差かもしれない、なんてね。パン・ホーチョンもそんな気持ちなのかもしれない。「俺ら、好きなことやってるだけなんだよ」、って。「楽しみながらやりたいことやってるんだよ、だから、怖がらずにみんな、好きなことやればいいんだよ!」意外と、これが本当に言いたいことだったりするんじゃないかなあ。馬鹿映画、エロ映画、青春映画の中に、ふとそんなメッセージがあるんじゃないかなってね。カッコつけないからカッコイイ、ドキッとしちゃいましたよね。
・AV@ぴあ映画生活
’09年、ブルガリア
原題:Eastern Plays
監督・脚本:カメン・カレフ
製作:カメン・カレフ、ステファン・ピリョフ、フレデリク・ザンダー
撮影:ユリアン・アタナソフ
音楽:ジャン=ポール・ウォール
編集:カメン・カレフ、ステ
ファン・ピリョフ、ヨハネス・ピンター
フリスト・フリストフ
イツォ
サーデッド・ウシュル・アクソイ
ウシュル
オバネス・ドゥロシャン
ゲオルギ
ニコリナ・ヤンチェヴァ
ニキ
ハティジェ・アスラン
ウシュルの母
年間に約7本しか映画が制作されないというブルガリアから、すごい映画が届いた。去年のTIFFでサクラグランプリを取った作品だ。当時のタイトルは『イースタン・プレイ』。
監督は新人で、主演は友人のフリスト・フリストフ。この主演の彼の実人生を元に作られた物語だという。なのに、フリスト・フリストフはこの映画の完成間際に急逝した。
この”基本情報”を聞くだけで、とてつもない奇跡が起こったってことが分かる。遠く日本に住む私たちでも。
私は当時、残念ながらTIFFで見逃してしまったため、今年の公開がもっとも楽しみだった作品の一つだ。(随分前に公開が決まっていたから)。
開けてみれば、何ともホロ苦い青春の物語。だけど、忘れられない一つになった。
こうして馬鹿の一つ覚えみたいに映画を見てはいるけれど、
年に必ず「映画好きをやっていて良かった」と思える作品がある。
真実から目をそらさない作品のうち、見てすぐはその苦さが故に、あまり好きでない気がしてしまうものもある。でも、後から後から取り憑かれたかのように思い出すことも。
エンタメ映画しか好きでない人には絶対に勧められないし、合う人・合わない人もいそうだ。時々大切な友人にだけ、そっと教えたくなる、そんなパーソナルな映画の類(たぐい)だった。
主人公の持っていた怒りややるせなさは、自分の持っている感情に瓜二つのように感じる。
ただの劣情から付き合った恋人に対する投げやりな態度。人生に対する暗い情念や鬱屈したやりきれない気持ち。そうでありたい理想の自分から程遠い自己への嫌悪感・・・。
忘れられないシーンがいくつもある。線路を真横から捉えた夜明けのシーンとか、久しぶりに会った弟のゲオルギと事故の後で会って話すシーンとか。
二人の目線は初め、それそれが全く違う方向を見ている。兄が生まれ育った都市がいかに変わってしまったかを切り出すと、二人の目線が同じ方角を見る。
間違った道を歩んだ弟に対して、一言二言発する言葉で、二人がどれだけ深い結び付きや信頼感を、子供の頃から互いに持ち得ていたのかが分かる。兄が不在のうちに変わってしまった弟に対して、苦言めいた言い方を何一つすることなく、ソッと肩を一押しする。言葉にしない多くの部分は隠されたまま。だが、弟にとって正しく道を示すべき模範が、しばらくの間周りにいなかったこと、おそらく弟は道を修正するであろうことを、漠然と感じ取る美しいシーンだ。涙が止まらなくなる。
冒頭でぶつかり合った人間同士の争い事が、兄弟の再会へと繋がる。その偶然を通して触れ合う出会いもあり、変わっていく人間がいる。見えない糸で絡み合っていく物語だが、そこに偶然と必然を感じさせる。
カメラワークに詩情って宿るんだね。
紛れもなく今年見た映画の中で、最高の作品の一つ。
ストーリー・・・
’06年、日本
監督:熊澤尚人
製作:岩井俊二、橋田寿宏
音楽:山下宏明
市原隼人
岸田智也
上野樹里
佐藤あおい
蒼井優
佐藤かな
酒井若菜
麻倉今日子
佐々木蔵之介
樋口慎祐
相田翔子
森川千鶴
小日向文世
佐藤安二郎
鈴木亜美
久保サユミ
とっても好きな邦画の一つになったよ。
’06年の映画だけれど、当時に見なかったことを後悔。
まさか、こんなに気に入るとは思わなかったものだから。
主軸のストーリーラインは、よくある青春映画、といったテイスト。
友達で仲良くしている男を好きになり、そいつがとんでもなく鈍感な男で、恋愛にはとうとう至らず、仲の良い、ただの友人関係で終わってしまった、青春の苦い思い出・・・になるはずだった物語。
お互い不器用すぎて、「こうすればいいのに」というところで、スムーズには決していかず、スレ違ってしまう。
見ていてこちらの方が痛い思いをしたり、胸が疼くようなもどかしい思いをしたり。
光の加減がおかしかったり、映像的に技巧を凝らして、わざわざ変な撮り方をしているのが初めは気になったけれど、
私の友人は、これを、“思い出”をクローズアップするための不完全な撮り方だ、という。
私は、ラストのあおいの撮る自主制作映画に向けた何かと似たものを感じた。
ただ単に、綺麗に撮れた映画が、私たちは見たいんじゃない。
不完全でも、逆にその不完全さをこそ愛しいものとして描くような、そんなものがここに表われていたように私には思えた。
このいびつな映し方は、逆に彼らの不器用さの表れであるかのように、次第に心を打つようにすら思えてきたのだ。
インディペンデント的な勢いだとか、愛らしさ、その純粋な思い、というものを、
単に物語だけでなく、こうして映像にこそ、映し撮ってみせたのだ、と。
そこにこそ、彼らの未熟なきらめきが隠れているような気がした。
主軸のストーリー以外のところでは、みずみずしいギャグセンスがあれこれと散りばめられていて、爆笑必須。
酒井若菜の秋田弁は、『池袋ウェストゲートパーク』を思い出して、一言しゃべるたんびに可笑しくって仕方が無いし、
悲しい出来事の後の相田翔子の出番は、ありえないほどにコントとして大成功している。気づけばこのおかげで、一気にラストまで退屈を感じることなく走り抜けていくのだ。
人によっては、ここはビックリしてしまうほどのトリッキーさを見せているが故に、この部分はチョット要らない、なんて思ってしまうかもしれない。
しかし、「年上女の、年のサバよみ」という名のコントで、こんなに面白い話は普通ちょっとないよね。しかも、まさかこんな切ない青春映画にスッポリはまっているなんて、他に類を見ませんよ。
こういう役を、素にしか見えない顔でコナす相田翔子、マジですごいな。
だからこそ、蒼井優の悲しさがまた、ひときわ際立って、グッと来てしまう。
彼女が出るシーンは、どれもこれも最高に良くて、しかも上手すぎる。
ラストのシーンですら、そこにリアリティを与えるのは、彼女の演技いかんだった(「お姉ちゃんも、岸田さんも馬鹿だなあ」)。
私は思わず、ラストで「締まった!」と叫んでしまいましたよ。
以降、ネタバレですが
以
降
、
ネ
タ
バ
レ
↓
それにしても、モノレールの駅(あれば東京ビッグサイトとかその辺かな?)で、「付き合おう」という話を繰り出した時の、心の痛みといったら!
あおいが可哀想すぎて、思わずこの主人公に対して、本気で憎しみが沸いてきたよ・・・。
私だったら、この人を好きになったことすら、本気で後悔しかねないほど、煮えくり返ってしまいましたトサ。(主人公と同化しすぎなんだけど)
いやはや、「不器用な恋愛映画」という括り、もしくは「痛い青春映画」邦画部門の中でも、自分的になかなかのお気に入り作品になりました。
ストーリー・・・
’08年、台湾
原題:九降風
監督・脚本:トム・リン
プロデューサー:エリック・ツァン、イェ・ルーフェン
脚本:ヘンリー・ツァイ、トム・リン
撮影:フィッシャー・ユイ
音楽:ブレア・コー
美術:リー・ティエンチュエ
編集:チェン・シャオトン
リディアン・ボーン
イェン
チャン・チエ
タン
ワン・ポーチエ
ヤオシン
ジェニファー・チウ
ユン
チー・ペイホイ
ペイシン
シェン・ウェイニエン
ポーチュー
チウ・イーチェン
チーション
リー・ユエチャン
チョンハン
リー・チータイ
チンチャオ
エリック・ツァン
この作品のプロデューサー、イェンの父役
リャオ・シンシュン
本人
台湾から、爽やかな風が届いた。
どこにでも居そうな高校生の青春群像。見ていてとても清々しい気持ちになる。
多少ヤンチャで、学校の先生を手こずらせたりするけれど、よくあるタイプの男の子たち。男同士でツルんでふざけている姿が、なんだか羨ましくなってしまう。
男の子の方が余計、共感できるタイプの映画なのかな。
クラスの男子が、集団でツルんでいたりすると、なんとなく女子からは、遠目に眺めるような気持ちになる。この映画でも、初めはそんな印象だった。
初めは集団で「一つの個性」のように思えるけれど、物語が進み、グループに亀裂が入り始める頃には、次第にそれぞれのキャラクターの個性が見えるようになっていた。
まるで、4月にはそれほど思い入れがなかった、自分のクラスの男子が、
二学期の半ばごろには、いつしか、それぞれの個性が把握できるようになっているかのように。
ちなみに私の場合は、中学三年の時、5人の男の子のグループと、親友と私とで、放課後に一緒に勉強をしたり、遊んだり、当時の両思い(ww)だった男の子と、自転車で一緒に二人乗りして帰ったりしていた。
私がグループ交際のように、大したことは何も出来ないで、一緒に帰るだけで心臓が飛び出そうな思いをして居たのと対照的に、私の親友の方は、隣のクラスに彼氏が居て、休日に一緒に勉強したり、もっと仲が進んだりしていていた。おかげで私には、「部屋で一緒に勉強する」シーンは、私は余計な想像を膨らましてしまう。
ちなみに、この映画でペイシン役(ユンの友達の女の子)のチー・ペイホイ、台湾の黒木メイサみたいにカワイイ。目が綺麗。すごく印象深い子だなあ、と思っていたら、なんと、この映画の出演後、この映画の小説を書き、それが絶賛されたらしい。元はアイドル的存在で、文化学科でロシア語を学んでいる子とのこと。
他、イェン役のリディアン・ボーンといい、タン役のチャン・チエといい、役柄にピッタリなイメージの若手俳優を起用している。今後、この監督トム・リンの名前と共に、覚えておきたい俳優さんがいっぱいで、なかなかに堪能できる作品でした。
ストーリー・・・
’09年、日本
監督:小沼雄一
原作:小谷野敦
脚本:前田司郎、石垣直哉
脚色:前田司郎
エグゼクティブプロデューサー:清宮武雄
プロデューサー:石垣直哉、徳永裕明
撮影:小松原茂
音楽:micromicrophone
山本浩司
金井淳
神楽坂恵
北島萌
堀部圭亮
山口
古館寛治
黒瀬
内田慈
朝原
松井周
本村
“草食系男子”、“婚活”などという言葉が増えてきた折も折、童貞映画の決定版フィルムの誕生だ!こりゃ、売れそうな予感がするゾ、と。
東大出・東大の大学院も卒業、立派にエリートコースを進み、勉強ばかりして日々を過ごすも、気づけば齢(よわい)30にして未だ童貞。んー、いかにも居そうなんです、こーゆーヒト。初めて就いた職場では、そのKYさと常識知らずによって、ちょっとヤな性格の先輩に呑みの席で絡まれてしまう。その童貞君が初めて恋し、頭を使ってではなく、体でぶつかっていく初恋。
その地元チックなストリッパー小屋も、ファッションヘルスにおける個室での経験も、すごいリアリティがあって非常に面白い!彼の気恥ずかしさに肉薄するようで、見ているこちらも身悶えせんばかり。程良いユーモアセンスと、肌一枚を隔てたカメラの映し方に、思わずグッと拳を握り締めての鑑賞。なかなかの童貞擬似体験でありました。
お相手の女子は実は、行動派の肉食系。彼女との距離感やズレを、そこはかとなく感じるこの感覚の齟齬は、大胆で嘘のない等身大の性行為の描写と相まって、観客である私たちが、最後まで食い入るように見入ることを可能にしてくれた。神楽坂恵のIカップの両の乳房に、右に、左にとむしゃぶりつく山本浩司の画。ピンク映画ではなく、文芸派映画でここまでやる、うん、これは狙ってやっているのだ。下半身こそ映さないけれど、匂い立つようなリアリティを感じることが出来た。
ワタシにとっては、当然女の方の気持ちがよく分かってしまう。「本当はしたいだけなの?」
頭とカラダのバランスが上手く取れない童貞君と分かっていても、草食系アプローチとその望みにも関わらず、思うようにいかない勃起じゃ、物足りないんですよー。
でも、彼の胸の痛みは嫌が応にも伝わってきた。心地よい果てが与えられず、ままならない焦りと膨張するアタマの中、そして失恋の疼き。痛い。なんだか胸の奥がズキズキする。これはもしや勃起不全の感情に似ているの?
’05年、日本
監督:大谷健太郎
脚本:大谷健太郎、浅野妙子
原作:矢沢あい
撮影:鈴木一博
音楽:上田禎
宮崎あおい
ハチ
中島美嘉
ナナ(ブラストVo.)
松田龍平
レン(トラネスG.)
成宮寛貴
ノブ(ブラストG.)
松山ケンイチ
シン(ブラストB.)
丸山智巳
ヤス(ブラストDrs.)
玉山鉄二
タクミ(トラネスB.)
伊藤由奈
レイラ(トラネスVo.)
平岡祐太
ショージ
サエコ
サチコ
私は原作そのままに、上手く映画になってて、思ったより出来がいい、なんて思ってしまったけれど。
原作は何せ、長い時間軸、かなりの泥沼恋愛模様。巻が進めば進むほど、面倒くさくなってしまうんだけれど。これらを上手く青春物語に纏め上げているな、といった印象だ。同じ名を持つ小松奈々と大崎ナナの出会いのところから、原作まんまに丁寧に再現している。
どの人もこの人もみんなかなりの美形、少女マンガの男子女子ですからね。違和感があるとすれば、これを現実にしてしまうというそのものらしい。どうやら原作ファンが見てガッカリするのは、その辺りみたいだ。
私は、この漫画実は、前の職場で休憩時間に読んだのだけれど、職場の同僚から、「映画、レンが松田龍平なんですよー。最悪ですよ!!!
」と思いっきり言われてしまった。私は、思わず空気の読めない発言で、「私、松田龍平好きですけど。」と言ってしまった。私に言わせれば、松山ケンイチのシンの方がよっぽどイメージと違いますよ〜!だって、シンちゃんは、ハーフで金髪で、帰国子女!何人もの女のヒモがいたりする、いかにも愛くるしい少年、じゃなかったっけ?・・・ww
いや、でも確かに、レンは存在感のあるすごい美形というイメージかも・・・、でもタクミだってさー・・・ってな具合に、原作を読んでしまうとついつい文句をつけたくなってしまうのは、その見た目。
主人公のナナとハチ、中島美嘉と宮崎あおいは確かにピッタリかも。
中島美嘉は台詞が棒読みだったけど、それを置いておいても、歌のシーンやナナのコスプレぶりはバッチリ。
とは言え、漫画の実写化ということで、またそれを見る観客達も、見た目で騙されてしまう年頃なのか・・・それぞれのキャラクターの見た目のイメージが合うか、合わないか、それだけで物語の出来不出来を判断しているのではないか、と思ってしまった。
これだけ上手に漫画を実写化していれば、それほど文句は出ないんじゃないか、と私は思ったのだけれど、どうやら違うらしい。
とは言っても、漫画をそのままトレースしているところが、文句がないわけではない。ハチが過去を振り返る形で、原作では宮崎あおいがナレーションをしているのだけれど、この映画では、その未来の時間軸は出てこないでエンディングを迎える。
それならそのナレーション、全く必要ないよね・・・。この漫画で、ナレーションで当時を振り返る形式というのは、ひたすら繰り返されている手法。それがこの漫画の印、と言ってもいいぐらい。だけど、きちんと繋げないと、所詮漫画の映画化なんだな、ということで見た人に馬鹿にされてしまうんじゃないか、と思ってしまった。
さらに言うなら、トラネスはこの映画では、POPな商業的なメジャーバンドで、今売れているけれど、一方、ブラストは、まだインディーズで、パンクっぽいサウンド。そのうちに新人だったブラストの音楽が、どんどん急上昇していく・・・というストーリーだったはず。
でもこの映画だと、ブラストの歌う音楽も、トラネスの歌う音楽も、どっちも同じような売れ線のポップミュージック。その辺、少しガッカリした。
二者の音楽に違いがあった方が、総合的に、よりインパクトがあったように思ってしまった。
ストーリー・・・
おお、何ともクールな出だし。
こ、これは、前作『クローズ ZERO』の続きから始まってるじゃないですか!まるで、『007/慰めの報酬』のように。
リンダマーン!
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マドンナには、完全に彼女なりのビジョンというものがあったのだろう。
よくよく考えれば、前夫が二人とも、映画監督として素晴らしく独特なテイストを持つ二人なんだなあ。