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2009年02月05日

妻二人 ▲19

妻二人'67年、増村保造監督
原作: パトリック・クエンティン
出演: 若尾文子、岡田茉莉子、高橋幸治


夢を追っている頃の自分がかつて愛した女は、自由気ままに生き、だがいつも体当たりで不器用な順子(岡田茉莉子)。自分と別れた後、どうしようもなく男運の悪い女・・・。見返りを求めず、貧乏もものともしないが、常に愛に飢えている。

健三(高橋幸治)は夢を諦め、大きな雑誌社の社長令嬢である、道子(若尾文子)と結婚する。彼女は非の打ち所のない女で、常に清く正しく生きようとする。だが正直堅苦しく、自分には少し荷が重いような感じだ。

ある時、殺人事件が起こってしまう。それは本来正当防衛であったが、これが明るみに出ると、彼の生活の全て・・・妻道子と、雑誌社の商売全てを失うことになる。
道子の父親である社長、永井昇平(三島雅夫)の命令により、偽のアリバイを立てるが、これによって、自分がかつて愛した女、順子のアリバイがなくなり、彼女が警察に連行されてしまったのだった・・・。

なかなか面白く見れるミステリーだった。
一見幸せで完全無欠に思えた生活が、ある事件を追及していくに従って、それまで見えては来なかった、真実の裏側が見て取れることになる。

完璧な女性に見えた妻、道子がなんと頼りなく思えることだろう。
何も持っていない順子は、男運が悪く、どうしようもない男に自分を捧げ、いつもしくじってばかりいる。
だが、逆境にあって、なんと堂々として見えることだろう。

女二人は、正反対であるものの、その実、二人ともただ、愛されることを望んでいた。
これが分かるラスト間際では、何となくジーンと胸に来る。

主人公である健三(高橋幸治)より、見所となるのはこの二人の女性の方だ。
こちらが要、と言わんばかりに男の存在感がまるっきり薄っぺらい。演技も下手だ。だが、増村のことだもの、きっとこれは演出に違いない。

おかげで、二人の女性が生き生きと、際立って美しく見えた。
そのため、見事な構図が見て取れるのだった。



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この記事へのコメント

1. Posted by タカコフスキー   2009年02月09日 23:17
こんばんは〜!アンバーです。

行った店2軒とも気軽な値段なのに美味しくて、貧乏なわたしは覚えておこうと思いました♪

完璧な妻はやっぱ堅苦しいんですね。血が繋がった家族までそう思ってるんですものね。
乗り換えて成功したから恩は感じてたようだけど、なんか責任・義務みたいで哀しい夫婦だなぁ、なんて。

TB失敗したかもです。。
2. Posted by とらねこ@管理人   2009年02月10日 08:28
アンバーさん★

おはようございます☆コメントありがとうございました。

お付き合い下さりありがとうございました★
今回は私のお気に入りのカジュアルで美味しい店にお連れしてみました♪
でも本当はアンバーさんを連れて行きたいのは、「さぼうる」みたいに昭和初期のイメージの残る、日本の情緒あるお店が良いのですけど。また何か考えておきますね♪

そうそう映画の話ですが、男にとっては悩める問題ですよね。
若く成功していなかった貧乏な時代を支えてくれた昔の女を見捨てるのも、男らしくはないし。かと言って今の自分を愛し、何の落ち度もない理想の妻を裏切るにも忍びない‥
3. Posted by アリバイ会社   2010年03月06日 01:13
初めまして!
アリバイ会社をやっているものです。

面白そうな作品ですね!!!
見てみたいと想います!!!

不景気ですが、お互い頑張りましょう!!
また遊びに来ます☆
4. Posted by とらねこ@管理人   2010年03月10日 11:33
アリバイ会社さんへ

コメントありがとうございました。
申し訳ないのですが、URLを消去させていただきました。
これ、面白いですよ!
若尾文子が好きなら、必見です。

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